2月10日東京芸術劇場シアターウエストにて、寺山修司作「宝島」をみた(演出:金守珍)。
寺山が子供向けミュージカルとして書いた作品を宇野亜喜良が大人のメルヘンとして大胆に構成して舞台化。
スティーブンソンの「宝島」を元にしつつ、寺山ワールドを展開。
ジム少年は子供の頃から海に憧れてきた。シルバー船長はオウムを肩に乗せ、松葉杖を持つ。棺桶丸という船の船長は、二人組の殺し屋
(「黒犬」と「二本指」)に殺される。彼のトランクには宝島の地図らしきものが入っていた…。
「あばずれ」役のサヘル・ローズが美しい。まさに眼福。
寺山修司の短歌がたくさん挿入される。
寺山修司役兼シルバー役の未唯mieが美しく、語りも歌もうまい。
観客も歌・手拍子・足踏みをさせられる。いつもならこういうのは苦手だが、ここの劇団だと全然嫌じゃないのは何故だろう。
音頭を取る佐藤梟さんが好きだからだろうか。
ビゼー「カルメン」の音楽の力を借りつつ、芝居はノリノリで進む。
寺山の紡ぎ出す言葉が喚起するイメージは鮮やかで、時折ハッとさせられる。
だが、いつもながら全体に笑いの要素はほとんどない。だから佐藤梟さんの役割が重要になる。
現代ではこうやって笑いの要素を付け足さないと寺山の芝居の上演は難しいのかも知れない。
寺山が子供向けミュージカルとして書いた作品を宇野亜喜良が大人のメルヘンとして大胆に構成して舞台化。
スティーブンソンの「宝島」を元にしつつ、寺山ワールドを展開。
ジム少年は子供の頃から海に憧れてきた。シルバー船長はオウムを肩に乗せ、松葉杖を持つ。棺桶丸という船の船長は、二人組の殺し屋
(「黒犬」と「二本指」)に殺される。彼のトランクには宝島の地図らしきものが入っていた…。
「あばずれ」役のサヘル・ローズが美しい。まさに眼福。
寺山修司の短歌がたくさん挿入される。
寺山修司役兼シルバー役の未唯mieが美しく、語りも歌もうまい。
観客も歌・手拍子・足踏みをさせられる。いつもならこういうのは苦手だが、ここの劇団だと全然嫌じゃないのは何故だろう。
音頭を取る佐藤梟さんが好きだからだろうか。
ビゼー「カルメン」の音楽の力を借りつつ、芝居はノリノリで進む。
寺山の紡ぎ出す言葉が喚起するイメージは鮮やかで、時折ハッとさせられる。
だが、いつもながら全体に笑いの要素はほとんどない。だから佐藤梟さんの役割が重要になる。
現代ではこうやって笑いの要素を付け足さないと寺山の芝居の上演は難しいのかも知れない。
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