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植物によるがん治療のお手伝い 聡哲鍼灸院日記

植物で心身を癒す施術の日々。そこから感じたこと、学んだことなど。。。

食べる前に、手当する前に…

2011年02月12日 13時50分21秒 | 癌・病気の意味
機会があって3年前の日記を読んでいたのだけど、再掲したくなってアップしました。
以下、2008年3月の日記。
 最近はびわの葉温灸をする患者さんの割合が7割くらいになっている。

 この間、鋭敏な患者さんからいろんなことを学んだ。

「びわの葉はやはり新鮮なものが良い。葉の色が濃くて肉厚な葉っぱのほうがやはりたくさんエネルギーが出ている。薄い葉はあまりパワーがない」

「びわの葉温灸をしていると患部の痛みも和らげるけれども、全身の調子が良い」

「食べ物は大事。何を食べるかよりも食べ過ぎが最も身体に良くない」

「玄米菜食でなければいけない、ということはない。感謝もなく食べるのであればたとえそれが玄米であっても身体は変わっていかない」

「玄米を食べ続けると確かに血が綺麗になるようで体が軽い。だからガン患者には玄米がいいかもしれない。でもそこにはまず『ありがとう』の気持ちがあるほうがいい」

「体に感謝をすること。ガンがそれを教えてくれている。身体に感謝せずに手当てだけしても良くなっていかない気がする」
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『病むということ、生きるということ』

2010年08月16日 10時37分14秒 | 癌・病気の意味
治療院に通われている大学の先生がお書きになったエッセイを紹介します。

★病むということ、生きるということ★

 私は今、がんと共存していることを隠して生きるつもりはありません。このような考えに至ったのは、数年前に訪れた北海道浦河にある統合失調症などを抱える人たちが暮らす共同体「べてるの家」との出会いからです。

 「べてるの家」のケースワーカー向谷地生良さんは、「「弱さ」という情報は、公開されることによって、人をつなぎ、助け合いをその場にもたらす」と言います。世を挙げて個人情報保護の時代ですが、弱さをプライバシーとして隠すことによって、人はつながることを止め、孤立し、反面、生きづらさが増すとも言っています。私はこのような考え方に深く共感していたので、自分が死と隣り合わせの病気を発病したときに、迷わず自分も「べてる流」に生きてみようと腹を決めました。

 「べてるの法則」では、「弱さと弱さ」が集ると本当の「強さや優しさ」が生まれ、逆に「強さと強さ」の結合は最も脆い組み合わせとされています。私自身、患者という「弱者」になってみて、今までには実感し得なかったこの「弱さを絆」とした人間関係の豊かさを深く味わう毎日です。

 同時に今、私はがんをたたくのではなく共存しながら生を全うしたいと願っています。これは、異質な存在とどう向き合うべきか、つまり自分にとって厄介なもの、見たくないものを徹底的に排除するのか、それとも別の生き方をとるのか、という問いに対する私なりの答え、ハンセン病を学んで得たひとつの人生観です。その人生観・思想を、自らの身体においても生き抜いてみたいというのが、今の私の願いです。

 ハンセン病療養所多磨全生園で一番親しくしている「おかあさん」(私とは親子ほども年が離れている信仰の友)が、私の発病に続いて自身もがんになってしまい、退院してからしみじみ私に語ってくれました。「振り返ってみれば、あれもこれも偶然ではなく、みんな神様が備えてくださった最善だったね・・・」と。どんな状況にあっても、希望と課題に向かって努力することが人生の目的であって、がん治療それ自体が生きる目的ではないから、がんに支配されない生活を送りたいねと、互いに励ましあっています。

 ひと月前、彼女は電話の向こうでこんな詩も紹介してくれました。河野(こうの)進牧師の書いた短い詩です。タイトルは「呼吸」。

    呼吸
    天のお父さま
    どんな不幸を吸っても 吐く息は感謝でありますように
    すべては恵の呼吸ですから

 彼女と私は今、すべて神が備えてくださった最善の時を呼吸している、そのような実感を、病というお互いの「弱さ」ゆえに分かち合っています。

 神は困難の中にある人、周縁に置かれている人、弱くされた人、一人ひとりありのままの人間を愛してくださいます。理想的な人間ではなく、限界があり、病んでいる人間を、そのまま愛し、背負い、救い出してくださる(イザヤ書46章3~4節)。

 その現実を、具体的に歴史の中に示してくださったのが、イエス・キリスト誕生の出来事です。今から2000年も前に、ユダヤのベツレヘムに、「強さ」の象徴を何一つ持たないイエスが生まれたということ、これは偶然ではなく、最善の、神から私たちへの贈り物です。

 イエスは、人を人として見ないような時代や社会に対する批判的精神を持ちつつ、つぶされるばかりの苦しみの中にある人々を背負い続けました。私たちが本当に解放されていくのは、強くなることにおいてではなく、支えあうことにおいてです。安心して「弱さ」を誇り、あのイエスの歩みにつながっていきたいと思います。

                      (K大学 教員 荒井英子)
 
 僕はこのエッセイを読んでいて目頭が熱くなりました。いろんなことをはたと気付かせて頂きました。

 弱くてもいいこと。逆に弱いことが人と人を結びつけあうという意味で大きな力があること…。前にべてるの家のことを聞いたことがありましたが、その時は僕の耳をすり抜けていってしまったようで肝腎なことを掴めていなかったようです。向谷地生良さんの言葉はすっと体に入ってきます。

 また、がんと闘わず、がんを敵視しないでくださいとはよく言われますが、荒井先生はご自分の人生観と重ねて、まさにそれを実践されている…その点にも感動しました。

 >どんな状況にあっても、希望と課題に向かって努力することが人生の目的であって、がん治療それ自体が生きる目的ではない

 噛みしめたい言葉でした。

>私たちが本当に解放されていくのは、強くなることにおいてではなく、支えあうことにおいてです

 これからの時代、日本だけでなく世界中の人々の行動指針にしたいのが「支えあうこと」でしょう。弱くていいから支えあうこと、病との接し方だけでなく、生き方までにもヒントを与えてださるエッセイだと思ったので紹介させていただきました。

 ネット上に実名で公開することを快諾してくださった荒井英子先生に改めて感謝申し上げます。

 


           
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心と病の関係

2010年06月30日 18時24分03秒 | 癌・病気の意味
病と心の関係について

超能力者からの助言

 この二週間で接した伊東充隆先生、ダライ・ラマ法王の言葉にあった「病を治すには心のゆとりが大事」ということを、別の方が上のように表現している。参考にお読みください。ちょっと長文です。
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ダライ・ラマ法王 法話メモ

2010年06月28日 13時24分21秒 | 癌・病気の意味
26日(土)は治療院を休んでダライ・ラマ法王の話を聞きに横浜パシフィコに行った。

Q.私たちはどのようにして因果の“因”を作っているのだろうか?
A.他人に嫌な思いをさせる、他人に害を与えることで。
 これと反対に、人を助ける、楽にする、幸せな気持ちにさせる。他者を助けたいという慈悲の心を高めていくと、それが菩提心となっていく。

心に平和があるとき、身体が健康になる。愛情、思いやりの心があると身体も健やかになる。

心の中で他の人を思いやることをすることは重要だ。愛と思いやりを持っていれば心は平和になり、正直になり、安定する。

神が存在するという宗教を信じている人、神は存在しないという宗教を信じている人(仏教徒など)、一切の宗教心を持たない人がいるが、信心や宗教心があろうとなかろうと、一人の人間として愛情や思いやりという心を高めていくことは重要だ。

常にゆったりとした気持ちで生きる。他の人に対して寛容である。利他の心で生きる。そうすると自分の身体の免疫機能を安定させる。

不安や落胆などの気持ちを取り除き、私たちの心を安定させることで身体の土台が安定する。

心を安定させることがすべての土台になる。

会場からの質問に答えて。
Q。私は愛情や思いやりが大事だと学んで、そのように自分の心を変えようとしてきましたが、今でも怒りの心が湧いてきてしまいます。どうしたらよいのでしょう?
A。貴女はそういわれるが15年前の貴女と今の貴女では違うでしょう?学ぶことで気付くことで、ほんの少しずつ(手をかざして親指と人差し指の間を2センチくらいあけて何かを摘むようなしぐさをしながら)でも貴女は成長されている。それでよろしい。
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見えないエネルギーの話

2010年06月12日 22時49分40秒 | 癌・病気の意味
今日の最後の患者さんは奥さんと息子さんと一緒にいらした。

胸水があるというので、びわの葉温灸に加えて、生姜湿布、里芋パスタをした。いろいろ手当の説明をしていて、生命エネルギーの話をしていると、奥さんと息子さんはそういうものを感じる体質だということを教えてくれた。

まず、家でご主人に生姜湿布とかしているとタオルから毒素のようなものが大気に発散されていくのが見えるとか。今日、治療院のベッドで仰向けに寝ているご主人の胸にぼくが生姜湿布をしていたら、寝ているご主人の足の裏からたくさん邪気のようなものが抜けていくのを感じる、とご主人の足元に手をかざして説明してくれた。

患者さん(ご主人)の話を聞いている時の僕は、横から見ていて透明だとか。ちゃんと肉体としては存在しているのに気配がないとか。これはいい意味で言っていますと補足説明してくれた。よかった、影が薄い、というのではないんだね(笑)。

ほかにもこの治療院の感じとかいろいろ興味深いことを話してくれた。

息子さんは自宅で里芋パスタをみぞおちに貼ったら、とてもそこが力強く感じられたとのこと。やはり悪いものを吸い出してエネルギーを補完しているという感じらしい。

どうやら生姜湿布、里芋パスタは、単なる解毒だけではなくて、目に見えない界でも肉体から低次のエネルギ-を追い出す働きをしているのかもしれない。そんなことに思いが馳せた時間で、とても楽しい時間だった。
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第六回 かぜさんの身体と心のお話会 ご案内

2010年01月13日 00時16分06秒 | 癌・病気の意味
 恒例のかぜさん(手嶋美枝子さん)による、身体と心の関係について学ぶお話会ご案内をいたします。今回も1日目と2日目の会場が異なりますのでご注意ください。

 私は、がん患者さんの治療を通して、病気の原因として心の面が重要だと気付きました。そしてそれは玄米菜食などの食事療法や、びわの葉温灸などのお手当よりも、優先したほうがいいものだと今では思っています。

 そしてこのことを患者さんの治療時にお話ししていたのですが、2009年春に、がん患者さんや先天性奇形の方をも言葉の力で実際に治している方を知ったのです。それがかぜさんでした。

 かぜさんは福岡市の洋服屋さんですが、来店された方の身体や心の痛みを同様に自分の身に感じたり、その場にいない話題にあがった人の病気や症状までも体感してしまう不思議な力をお持ちです。 そしてこれまでに、お話しすることで卵巣がん4期の人や子宮がん、先天性心臓奇形の人をも治してこられました。

 そしてご自身の経験から「未知の力との遭遇を以って、学ぶ事により、身体と心をより健康へと導く為に、何より大切な事は、心(意識)の成長だという事がはっきりと判ってきました」とホームページで書かれていらっしゃいます。

 風のつぶやき
 こころころころ風吹くままに

 病を通して心が育つことが大事なことだと思います。病から多くの気づき、学びを得ることが病の価値であるのでしょう。
 かぜさんにお会いになりお話を聞かれることで、皆様が何かに気付き、変わっていくきっかけになればと思い、このお話会を続けています。

 これまでお話会は自由が丘駅から徒歩8分くらいの古民家で主に行っていましたが、かぜさんから「体調の良くない人にとっては遠いので、少しでも駅から近くの集会室の方が楽でしょうから、そういう場所を探して欲しい」との依頼がありましたので、16日の分は駅から5分という会議室を探しました。

【1日目の日時】
  2010年1月16日(土)
       午後1時半~4時  お話会(A) 3000円  残り2名 
       午後4時~5時   個別相談
       午後6時~8時半 お話会(B) 3000円  20名定員 残り7名
       午後8時半~   個別相談 

【1日目の会場】急遽、会場が変更になりました。ご注意ください。

上目黒住区センター会議室 
       目黒区祐天寺二丁目6番6号
       最寄り駅 東急東横線 祐天寺駅から徒歩5分
       電話番号 03-3793-1101

       お話会A 第2会議室
       お話会B 第4会議室(和室)

(東急東横線 祐天寺駅から徒歩5分くらいです。駅改札を出て右の東口へ出る。駅前ロータリーを渡り、駅を背にして商店街を直進する。200mほど先で右にTUTAYA RECORD店を見て、左のとんかつ「さんき」手前の路地を左に入り、左すぐ)
【地図】上目黒住区センター
 


【2日目の日時】
       1月17日(日)
       午後1時~4時   お話会(C) 3000円  定員となりました
       午後4時~5時   個別相談
       午後5時~8時   お話会(D) 3000円  定員となりました
       午後8時~9時   個別相談

【場所】読書空間みかも
     東京都世田谷区奥沢2-33-2
     電話03-3718-2011
(自由が丘の駅から歩いて8分くらいです。 南口改札口を出て前の道を左にまっすぐ進み、東急ストアを左に見ながら突き当りまで歩きます。突き当たりのT字路を右に曲がり(この道を「自由通り」といいます)、坂を上がって行きますと信号があり、そこの左角が奥沢幼稚園・教会です。 奥沢幼稚園・教会の手前の道を左に入っていき、100mくらい先の突き当たりの古民家が読書空間みかもです)
【地図】読書空間みかも


【個別相談について】
・個別相談はかぜさんと1対1で話せる機会ではありますけれども、個室ではなく、またブースを仕切った空間でもなく、まわりに大勢の方がいらっしゃる場での相談となりますので、プライベートなことでほかの人には聞いてほしくない相談などはちょっと難しいかもしれません。予めご了承ください。
・お話会に参加せず、個別相談だけお受けになることはできませんので、あしからずご了承ください。
・個別相談はかぜさんの時間を独占されますので、お気持ちとしての謝礼をかぜさんにお渡しください。かぜさんの旅費の足しにさせて頂きます。
・お申し込みは、各回終了後にご希望者を募りますので、その際にお申し出ください。

【参加申し込み】下記コメント欄にお申し込みください。
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哀れみの目

2010年01月12日 14時50分15秒 | 癌・病気の意味
年末28日に新患さんとしていらしたNさん。外国人の旦那さんと二人で来院。胃がんで腹膜播種、腹水になって苦しいのでいらした。これまで4回も腹水を抜いて、28日にはホスピスに入院する予定だったのを断って急遽、うちにいらした。

生姜湿布、里芋パスタの手当をしながら、心の話をする。かぜさんのお話会の話もしたら、必ず行くとのこと。心を解放すること、思っていることを言葉にすることなどを話していくとどんどん泣かれる。

「この部屋に入って来た途端、なんだか分からないんだけど涙が出てしょうがない。悲しくて泣いてんではないのは自分でも分かります」と。
 だんなさんも溜め込むタイプのようで、彼に「泣いても大丈夫だよ。と語りかけると激しく嗚咽を始めた。「人前で泣いたのは初めてです」と彼も言う。

 2時間半経って、すべての手当が終わってNさんは来た時とまったく別人の顏で帰っていった。きのうも来院されたんだけど、旦那さんが言うには「僕の両親が僕の母国から見舞いに来ているんだけど、行く前は蒼白でよろよろしていて、これでは東洋医学の治療を受けにいくといっても、きっとひどい状態で帰ってくるだろうと思っていたらしいんですが、元気になって帰って来て両親がびっくりしていました」と流暢な日本語で教えてくれた。

 そして今日。
 元旦だけど治療院にいた。そして旦那さんから電話がかかって来た。「妻が里芋パスタをしても苦しくて・・・何とかする方法はないでしょうか?」と。

 あぁ、気持ちを軽くしてあげなければと思い、携帯を本人に替わってもらう。

「もしもし?苦しいのかな?」
「えぇ。」
「かぜさんが言っているんだけど怒ったり悲しんだりすると痛くなったりお腹が張ったりするんだけど、今日は感情的にそうならなかった?」
「いいえ、今日はそんなことはないです」
「息子さん、小さいよね。今日彼のことで怒ったりは?」
「今日は息子は主人が外で一日中見ていてくれて、私は家でゆっくり休めたんです」
「あぁ、そう・・・」
 
ここで旦那さんの両親が来ていることを思いだした。ひょっとしてご両親の心配かな?と思い当たる。

「そういえば、だんなさんの両親が来ていたよね。いつから来ているんだっけ?」
「20日からですね」
「あぁ、じゃあお腹の張りは義理のご両親の心配が原因かもね。」

このへんで、彼女が楽になった感じがしたので、「今、もうお腹楽なんじゃない?」
「えぇ、そうですね。なんか声も前より出る感じです」
「じゃあきっとそうだよ、ご両親の心配が原因でしょう。家族の思いが身体に重いんだよ。そのお腹の張りは病気が悪くなったんじゃなくて、人の気の影響が原因だよ」
「えぇ。みんな私のことを哀れみの目で見るんですよね」
「あぁ、それじゃあきついよね。じゃあ、彼のご両親と旦那さんには『私は大丈夫だから、心配しないで。哀れみの目で見られるときつくなる』と言ってみたら?」
「そうですね。はい。どうもありがとうございました」

この間、5分。

かぜさんがいつも言われていること。できるかどうか分からないけれども、とにかく話を聞いて安心を差し上げてみたいので、やってみました。

かぜさん、ありがとう。言葉で身体が楽になってくれたようです。
経験できて嬉しい。彼女のお腹の張りの原因はもしかしたら違ったかもしれないけれども、お話をすることで少しでも身体が楽にできたことはこれからの自信になります。良かったです。
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第五回 かぜさんのお話会 記録1

2009年12月15日 00時05分49秒 | 癌・病気の意味
お話会A

お話会の最中に、かぜさんの携帯に電話が入った。そしてかぜさんはその電話に出る!ありえ~ん 

普通は、っちゅうか絶対、講演会の最中に、話している当の講師が自分の携帯電話に出て20分ほど話すことなどな~い

でもね、これも必要なことなんだと知っている参加者の方々もじっとそのかぜさんの会話を聞いている

携帯電話をかけて来たのはKさん。ご主人が病を持っている。彼女に向かって、痛みで床に寝そべってしまったかぜさんが仰向けの姿勢で携帯に向かって諄々と説いている。それを周りでみんなが聞いている。

「身体が痛い、彼の痛みの原因が分からないと自分のことばかりを考えている。

自分を可愛いと憶う心だけじゃなくて、本気で人のために何かしてあげようということを実行することなんだよ。

痛みが出て来たら、抗ってはいけない。

自分が正しいと思って人を攻撃している人は、自分で痛みを感じることでそれに気付かせられる場合がある。

人間は、普通に生きていて、「これは間違うとる!」って非難することをけっこうする。そういう人を非難する心は、それがエネルギーで人の身体を心を傷つける。苦しめる。そういうエネルギーになってしまう。

その反省が足りないんだ。もう少し反省してください。彼が弱っちい、とかもう少し頑張ってください、と彼を非難した心がいっぱいあるんだ。まずはそれをちゃんと反省しよう。その貴女の心のエネルギーで彼は動けなくなっているんだ。だからまずは反省してごらん?彼がある瞬間からするっと楽になるから。急いで反省すれば大丈夫だから。痛み止めを飲んだからといって、大丈夫だから。

この会に出られないことを気に病んでいるかもしれないけれども、こういう形でも人のお役に立っているんだよ、と諭されて電話は終わった。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
以下、お話の抜粋

「貴方を育てようとしたために彼女が病気になった。だから貴方の意識改革が行われたら、彼女は簡単に楽になる」

気のエネルギーの強い人がいる。そういう人が心に持つわずかな反発する心が、人を交通事故に遭わせてしまうようなことを起こす場合もあるんです。
そういう方には急いであなたの心、言葉遣いを変えてくださいね~という意味で、病気を頂くこともあります。これは愛情なんです。

「この中で自分は強い気のエネルギーを持っていると思っている方、手を挙げてみてください」とかぜさんが問う。

かぜさんと目が合う女性Aさん。笑う。彼女もだんなさんが病を持っている。

Aさん「聞いていて、あぁ、やっぱりなぁと思った」

かぜさん「で、どう思った?」

Aさん「悪いなぁ、と思った」

かぜさん「気付けて良かった、と思ったら?「悪いなぁ」と思うと、ほんとうに悪いエネルギーになるから」
かぜさん「私、こんな(痛みという形でエネルギーを教えてくれる)身体で本当に良かったと思う。なんでってこんなかけらのようなことも痛みで分かるから」
(かぜさん、その人に向かって)
「よかったぁ、このタイミングで分かって。私、あなたを殺さなくて済んだわって思った方がいいと思う。どうせだったらそう思った方がいいよ。そこで「あ~やっぱり自分が悪かったんだ~」と自分を苦しめたら、彼がもっと苦しくなるよ」

「男の人は(結婚して)この人と一緒になろうって思った時から、幸せにしようと思っているから、あなたの苦しみをちゃんと貰ってくれるのよ。そしたら貴女が無駄に苦しむと、彼が苦しむことになるから、無駄に(心配などして)苦しむことをやめましょう?」

「苦しんだり、悩んだりしなくていいです。そんなことをするくらいだったら、笑い飛ばせる方がいいです。」

「よかったぁ気付けて・・・私、今まで貴方が病気になったのは貴方が私の言うことを聞かないから、とか貴方だけ悪いと思っていたけど、私も悪かったんだぁ。ごっめ~ん」と笑い飛ばした方がいいです」
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お手当講習会

2009年11月29日 23時43分02秒 | 癌・病気の意味
 みかもで午前中はびわの葉温灸、午後は生姜湿布、里芋パスタ、生姜灸、びわの葉温灸の手当法の講習会を行った。

 びわの葉温灸の講習には二組のご夫婦と女性2名の計6名が参加されて、有意義な2時間半を過ごして頂けたと思う。お手伝いしてくださったステンさんが、「あの雰囲気がいいですよねぇ」と言っていたのは、皆で手当をしあう空間と時間のこと。

 そう、僕もそう思った。治療院では「私治療する人、あなた治療される人」って役割分担が明確なんだけど、講習会では交互にお手当をするからか、なんかいいんだよね。常設の空間ができたらいいかもしれない。

 
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11/8 お話会のキャンセル出ました。

2009年10月30日 15時55分44秒 | 癌・病気の意味
先にご案内している11月7日、8日のかぜさんのお話会ですが、8日(日)午後1時~3時の会(第3回)で3人キャンセルが出ました。

参加ご希望の方はどうぞお申し出ください。

なお現在、7日(土)午後5時~7時の第二回は4人、8日同時間の第四回は7人の空きがあります。奮ってご参加ください。
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魂と個性

2009年09月28日 21時13分20秒 | 癌・病気の意味
『バッチ博士の遺産』より

「私たちの魂と個性がうまく調和している限り、健康で楽しく、平穏で幸せに暮らすことができます。

私たちが世俗的な欲望に駆られたり、他人の影響を受けて、魂によってしかれた道からはずれた時に対立が起こります。

(中略)

魂と個性の間の不調和、そして、他人に対する残酷さや不正です。この二つのどちらもが、対立を招き、病気を引き起こします。私たちがどこで間違いを犯しているのかわかれば(これに気付かないことがしばしばですが)、また、この欠点を改めようと真摯に努力すれば、喜びと平和に満ちた生活が得られるばかりでなく、健康を得ることができます。」

→ここで言っている魂とはその人の本質、本当の性質、価値観といったところか。

 例えばお金稼ぐより自然の中で過ごす方が好き、という価値観を持っているとする。
 そういう魂を持つ人が、細かいことが得意なので親から税理士になったらどうか?と勧められて(他人の影響を受けて)、生業として大都会で税理士として暮らし続けている。

 そうすると、魂と、個性の間のギャップによって、肉体に不調和が起きる、ということだろう。

(決して税理士の方が病気になりやすいと言っているのではありません。税理士さんに含むところは何ら、ありませぬ~。例えです)


 またここで言っている「他人に対する残酷さや不正が、病気を引き起こす」というのは、他人も自分も同じ「全体としての一部」だから、他人を否定することが、自分を否定することにもなり、だから、自分に跳ね返るということなんだろうね。

 今日、往診した患者さんだったけど、医師に勧められた療法を守っていたのに突然、体調が悪化したので、その医師を恨んだ。そうしたら、とてもひどい状態になったとか。ひどい状態だった時、誰かを憎んでいませんでしたか?と聞いたら、「わっ、そういえばそうでした!T先生を恨んでいました。先生、なんで分かるんですか!」と言っていた。患者さんを通して教えて頂いた。


 だから、「病気を治すのに、自分の好きなことをしましょう」というのは、正確には「自分の魂の欲するように動きましょう」ということなのだろうね。
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お腹の張り

2009年08月09日 23時58分00秒 | 癌・病気の意味
患者さんを病院へ往診した帰り,池袋の駅でお腹が痛くなった。

これまでなら肉体的な原因を考えたけれども、そのとき、ふっとこれはどういう意味かな?と捉え直した。

すると、「あ~今日の患者さんは受け入れてくれてなかったから,緊張していたんだな・・・」と思った瞬間,張りが溶けた。

そしてその後,案の定,たくさんの放屁。緊張が緩んで,お腹が動き出して,大量の屁となった訳ですね。

かぜさんの教えを確認した瞬間でした
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映画「降りてゆく生き方」を観た

2009年07月12日 23時18分57秒 | 癌・病気の意味
 夜、調布市グリーンホールで映画「降りてゆく生き方」を観てきた。友人がパンフレットを送ってくれていた。

 出演:武田鉄矢、苅谷俊介、沢田雅美、石田えり、大谷允保、渡辺裕之、権藤栄作ほか

 映画のパンフレットから引用

「昇って行く時代から降りてゆく時代へと変化した今、私たちはこれまで切り捨てられてきた「弱いところ」「小さいところ」「遠いところ」にこそ、未来への希望があることを確信しました。」

武田鉄矢が映画のメイキング中で「昇って行く時には上しか見えていないけれども、降りて行く時に初めて周りの風景が見えてくるんですよね」と言っていた言葉が印象的だった。

 そうだねぇ、そうだね。
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交通事故の意味

2009年07月08日 21時00分24秒 | 癌・病気の意味
 今日の午前11時から予約の入っていた患者さんが、その時間になっても来院されない。しばらくすると電話が鳴って「家を出てしばらくのところで車がぶつかってしまった。なので今日の診療はキャンセルさせて下さい」とのこと。
 幸い怪我はないとのことなのでよかった。

 そして、今、かぜさんのホームページを見ていて次の言葉に目を留める。

「人生において体験する他人とのトラブル、交通事故、家族に起こるトラブル、病気等自分は悪くない、ではなく、その出来事に係わるという事そのものが、他への愛について 問われている、試練 と気付く必要があります」(『風のつぶやき』生きるってこと

 今日の患者さんの出遭った交通事故も、彼の他の人への愛について問われている試練なのだろう。次回お会いした時にはそんな話をしてみようと思う。彼が納得するしないは別として・・・


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シルバーバーチの霊訓 読書会をします

2009年07月06日 23時44分01秒 | 癌・病気の意味
自由が丘でシルバーバーチの読書会をしております。『シルバーバーチの霊訓』やスピリチュアリズムのことなど語りあいたい、聞いてみたい、というかたはどうぞ奮ってご参加ください。

【日時】2009年7月14日(火)18:00~20:00
   
【場所】読書空間みかも
    東京都世田谷区奥沢2ー33ー2
    TEL 03-3718ー2011
    (自由が丘の駅から歩いて8分くらいです。 南口改札口を出て前の道を左にまっすぐ進み、東急ストアを左に見ながら突き当りまで歩きます。突き当たりのT字路を右に曲がり(この道を「自由通り」といいます)、坂を上がって行きますと信号があり、そこの角が奥沢幼稚園・教会です。 奥沢幼稚園・教会の横の道を入っていくと突き当たりの古民家が読書空間みかもです)
  地図はこちらです→みかもの地図
【参加費】500円

【持参するもの】筆記用具
        シルバーバーチに関連する本 、できれば「霊訓1巻」
 *シルバーバーチ関連本は多岐にわたります。「これを皆で読みたい!」というお勧めの本があれば、どうぞご持参ください。

【定員】10名 くらい

【募集期限】定員になり次第、締め切らせて頂きます。

【参加希望の方】下記のコメント欄に参加希望の表明と、読みたい本の名前をお書きください。お願いいたします。
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