美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

森を破壊で感染症蔓延の歴史

2009-09-02 17:58:13 | Weblog
9世紀にフランスのナント近郊の話では、キリスト教を普及
するために、樹木が切られたそうです。

ローマを中心にしたキリストの伝道のために、森のあった、
今のフランス、ドイツあたりに進出しました。

でも、そこには、オークの木や松の木等、樹木を信仰する人々、
伝道師から見れば異端児、異教徒がいたそうです。

この野蛮な人達を神の名のもとに改善しようとしました。

しかし、どんなに、キリスト教へ改宗させても、樹木や泉、川、湖、
動物など自然物に対する崇拝をなかなか止めさせることができ
無かったようです。

日本の自然崇拝、鎮守の森と同じように、生きるためには自然への
感謝、その化身である万物に神が宿り、豊作への願いの対象になっ
ていたようです。

その信仰を止めさせるために彼らが信仰する大木を切ったようです。

これは単に、1本の木が伐られると言うことだけではありません。

これまで、様々な経験から得た知識や価値観が消され、どんどん伐採
が進んで一気に森が無くなったようです。

ヨーロッパでは12世紀にはさらに大規模な森林破壊が始まりました。
( /NHKクローズアップ現代 97.12.4)

キリスト教の宣教師の教えは、森は人のためにあり、人の喜びのため
ならいくら伐採してもよいと布教したために

森はどんどん破壊されました。

興味深いのは、この時にペストが大流行しましたが、

その原因は森林伐採による生物の多様性の喪失に有ったようです。
 
森が切られてできた草原には、天敵の狼やイタチのいなくなり、
野ネズミが大繁殖しました。

草原に出かけた人間に野ネズミのノミがついて、ノミに刺されて
ペストに感染しました。

ペストは2-3日で熱が出てリンパ腺に膿がたまり、
ほとんどが死んでしまいました。

くしゃみが相手の口にはいると24時間以内に死んだそうです。

寒冷期の始まる14世紀に大流行して7300万人が死亡、
人口は1/3の5000万人に減ってしまったそうです。

恐ろしい歴史です。

この時期、日本の12世紀は森に赤ガシやシイが減って赤松などの木が
増えています。

日本では、森林伐採を禁止して森があってネズミを退治するキツネ
がいたから、日本でペストは流行しませんでした。

この時代のペストの感染拡大と今回の新型インフルエンザの拡大、

どちらも人間による自然の生態系の破壊と生物多様性の喪失が
大きく影響しています。

現在直面している地球温暖化による今日の生物種喪失は、
この時代と比べようも無いほど酷いものですから、

今後さまざまな感染症が
人類を襲うことは避けられない時代を迎えています。

1500年ヨーロッパに森林は激減しました。

わずか5~600年ほど前には、ほとんど裸山になったドイツも
その後の植林推進で今日の森を育ててきました。

人間には植林をする能力があります。

自然に感謝、地球に感謝の「心」さえあれば植林はできます。

今日の環境破壊の問題は、CO2による温暖化だけではありません。
地球の生態系全体の修復が必要なのです。

そのためには、植林を地球規模で推進して、

よりましな地球環境へ誘導することで、

人類への影響を軽減することも出来ると考えています。

植林に意義は、単にCO2吸収・軽減の効果だけではありません。

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