美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

自分だけ??

2013-07-23 16:20:25 | Weblog
貧困にあえぐ発展途上国の人たちは生命の危機を感じて、
子孫を残すためそして、
少しでも働き手がほしいからたくさん子供を産む。

人間に限らず全ての生命は、その形は違いますが、
危機を感じると花を咲かせて、実を付けたり、茸は胞子を
おとして次世代のいのちの継承を目指します。

開発途上国の人たちが、
アメリカ人や日本人並みの食生活や消費生活を望みますと
エネルギーはたちまち枯渇し、
地表の全部を耕作しても食料をまかなうことはできません。

貧困問題は自然資源の収奪とつながっています。
先進諸国を中心にした貨幣経済の仲間入りして、
物欲を満たすためには「お金」が必要です。

そのお金を得るために、彼らは天然資源を切り売りする方法
しかありません。
アマゾンで金を採取するケースを見てみますと日本で現在
1グラムあたり4500円の金【ちなみに10年前は1500円】を生産
するのに約3トンもの土砂が流されます。

さらに金の精錬に多量の水銀が流されて、
流域住民の健康被害を与えています。金1kgのために3000トンの
土砂が流されるのです。

この結果何十haもの熱帯雨林が破壊されているのです。
指輪10個で山一つが削られて、森が破壊されて、大規模な土砂災害
を引き起こし、多くの人命を奪っています。

さらに熱帯雨林が減少すればCO2の排出が進み、
吸収源も縮小してしまいます。

中国からのPM2.5の騒ぎがありましたが、ダイオキシンなどの
環境ホルモンと呼ばれる物質も水蒸気にのり国境を越えて影響を
与えます。

環境問題は、国境を越えた地球規模の課題になっています。
人が作った国境はあっても空にも海にも国境はありません。

かつて、アメリカ大陸に侵入した白人たちが、
原住民のインデイアンを武力で抑え込んで、居留区に閉じ込める
契約を結んだ時、
アメリカインデイアン最後の酋長(シアトル)の言葉はとても
印象的です。

「白い人が土地を割譲するように言ってきた、彼らはこの大地を
 この空をどのように分割しようというのだろう、
 私にはわからない」

自然は分割できるものではありません。
目の前に被害がなくても私たちの生活スタイルが遠い国の環境破壊
につながり、
ひいては今日のような地球温暖化と気候変動を招くことになって
いるのです。

そのような状況下で自分だけが省エネに取り組んでも
他の人達がエネルギーを浪費すればとか廃棄物ゼロの工場を作っても
他の会社が廃棄物を出し続ければという事を考え、

自分だけが植林に取り組んでもそんな努力を軽く上回る森林破壊が
横行している現実をみますと無力感に襲われ、
虚しさを感じる事はしばしばです。

そんなときに想い起す南米の民話があります。
ハチドリの一滴という民話です。ハチドリは体重が2~20gで
鳥類の中でも小さな鳥です。

ジャングルが大きな山火事になり森の生き物たちはわれ先にと
逃げてゆきました。そんな中で、一匹のハチドリだけは、
行ったり来たりして、小さなくちばしで水のしずくを一滴づつ
運んでは炎の中に落してゆきます。
他のカラダの大きな動物たちがそれを見て
「そんなことをして、いったい何になるんだ」
「焼け石に水だ」と言って笑います。
それに答えて「私にできることはこれだけです」

とハチドリは言ったそうです。

今を生きる私たち大人が手をこまねいていていると次世代さらに
次の世代により大きな付けを残すことになります。
今を生き、未来につなぐ生き方を!!
Wエコ植林にご参加を!!

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