美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

「エチゼンクラゲ活用したテスト植林」

2012-10-04 17:55:06 | Weblog


2007年よりインドネシア バリ州のバツゥール山の火山爆発により
被害を受けた森林の再生のために2007年より植林を行っております。

この地域は1930年を最後に火山爆発はありませんが、
82年たっても植生は回復せずに小さな雑草が映える程度までしか
回復していませんでした。

このためバリ島住民の生活用水を供給しているバツゥール湖の水位が
2mあまりも低下したために
州政府が水源涵養林の造成が必要と判断し、協力依頼がありました。

この地域は火山灰土で噴火した火山岩がゴツゴツと露出し、
標高700mあまりの高原で、極端に降雨の少ない乾燥地です。

植物の生育にとって大変に厳しいこの地域での植林の開始から
5年を経て、この場所の自然環境の厳しさを
改めて感じさせられております。

土壌の乾燥、有機物、栄養分の不良などに加えて、
地球規模の気象の変動の影響を受けて、
雨期の時期が大幅にずれてしまって、
植林後の活着に大きな影響がでて、たくさんの枯死被害を受けて
います。

このような状況を改善して、
植え付けた苗木の根付きを確実にするための対策として、

①今年度は、苗木を育てるときに、植林の時にポットを外さないで
 そのまま植えても土の中で自然に分解する
 「生分解性の不織布の鉢=biopot」を使用することにしました。

この鉢を活用することで植林するとき根っこの露出をさせないので、
苗木の痛みを防ぎ、乾燥予防にもなり、
活着率の改善につながると考えています。

②極度の乾燥と有機質不足の対策として、
 愛媛大学の江崎次夫先生が開発された
「エチゼンクラゲ類を活用した緑化資材」の使用テストを行うこと
 にしました。

 
 資金的な支援を社)国土緑化推進機構よりいただいて、
 バリ州バンリ県キンタマニー郡のバツゥール山山麓の未植林地で
 行います。

 現地では江崎次夫先生のご指導をいただき、
 地元の人たちや今年の植林祭に参加する若いグループリーダーの皆さん
、日本からの植林体験ツアー参加の皆さんと実施する予定です。

 クラゲの保水力で山林の荒地を緑化する「夢の肥料」開発をした
 愛媛大学の江崎次帯先生は
「未来を担って行く子供達に、緑の地球をしっかり残したい」
 という発想のもとにこの資材の研究に取り組まれてきました。

 体長が1mを超えるエチゼンクラゲ、漁業に大きな被害を与える
 元凶エチゼンクラゲを有効に活用して、
 荒廃した森を蘇らせたい。
 海をきれいにするには、山をきれいにしなければダメなんです。」

 先生の熱意がこの夢の肥料の開発つながりました。
 このことをTBSの「夢の扉」という番組で放映されていたのをみて、
 江崎先生のもとを訪れて今回の協力を快諾していただき、
 実現の運びとなりました。

http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber0/20120325.html• 2012年3月25日の放送内容|TBSテレビ:夢の扉+
2012年3月25日 - 2012年3月25日の放送内容。
TBSテレビ『夢の扉+(プラス)』公式サイト。

この取り組みで82年間の自然の復元力では回復できなかった
火山爆発の荒廃地に緑を回復することが出来ることを願っています。

現地のこの植林に協力をしていただける方を募集しています。

★植林体験ツアーとしてみんなで行く形のいずれか選択していただけます。
バリ植林祭体験エコツアー

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