美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

身近になった気候変動

2012-07-17 09:07:31 | Weblog
日本では九州北部の豪雨の大きな被害がでていることを
ニュースで聞いて、災害を受け、生命や財産をなくされた
皆様に心から、お見舞いを申し上げます。

私は、九州で豪雨が続いていた今月の10日からインドネシア
に来ています。その後も豪雨が続いて大きな災害になっている
ことをこちらのニュースで知りました。

翌日、11日より東カリマンタン州のバリックパパン市に
来ています。

一般にはボルネオ島として知られていますが、北はマレーシア領
南半分はインドネシア領でカリマンタンと呼ばれています。

ボルネオ島のほとんどが豊かな熱帯雨林で覆われていましたが、
人間の侵入で今では、マレーシア、ブルネイとの国境地帯に

ある山岳地域=ハートオブボルネオと呼ばれる=だけが自然が
残されているだけになっています。

世界で一番貴重といわれるインドネシアの森林のなかでも
スマトラ島とともに大切なカリマンタンの森林が消えてしまって
います。

木材を切り払い、次の自然収奪は地下資源=石炭へと移行して、
います。
訪問するたびに開発が進行しているさまを見て危機感を感じて
いました。

地形を変えるほどの露天掘りの石炭開発は、必ず災害につながると
感じていましたが、今回、訪問先の東カリマンタンで災害が

発生したことを聞かされました。
石炭を掘った結果、大きな穴になり、そこに雨水が流れ込んで
湖のようになって、決壊して周りの集落に流れ込んで被害を
出したということです。

石炭を掘った後は、埋め戻して植林をすることが法的に義務付け
られていますが、多くのケースで植林は実行されていません。

経済優先の価値観では、収益を生まない植林は、後回しにされます。
その結果が、石炭開発で利益を得ていない人々が大きな被害を受ける
災害につながっています。

インドネシアの熱帯雨林が壊されて、自然の持つ水と大気の循環機能
が消失して、地球規模とくにアジア地区の異常気象を招いています。

この時期はもう乾期になっているはずのこの地域でも日々強い雨が
続いています。今朝のニュースでも対岸の島、セレベス島でも洪水
被害が出ているそうです。

このところの気象災害は、自然現象ですがその原因は私たち人間の
自然環境を壊す行動により引き起こされています。

原因は私たち人間活動にあり、その被害はすべての生き物に影響を
あたえ、多くの種を絶滅に導いています。

熱帯雨林の被害者の象徴である「オランウータン=森の人」の保護
活動に1996年以来取り組んできましたが、無力さを感じさせられて
います。

身近になってきた気象災害は私たち人類に大きな価値観の転換の
必要性を伝えています。

地球環境を壊す人間活動から、地球の自然環境を再生する人間活動に
大きくシフトすることを始めないと安全安心な未来は望めません。

人類みんなが、世代をつなげられない活動は無意味であることを
悟り、行動を変えることでしか明るい未来は創造できません。

その未来にあなたはいませんが、そこには子供たちがいますから、


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