美しい地球環境を未来に!

最近の異常な気候はなんだか変だ!
地球温暖化のために「できる行動は?」役立つ情報を発信して行きたいと思っています。

あなたは生きているのか?生かされているのか?

2013-12-18 05:25:27 | Weblog
皆さんは自分は「生きている」と考えるのか
「生かされている」と考えるのか?
どちらですか?

わたしはサラリーマンをやめて、自分で事業を始めたとき、
会社という組織を離れて、何の支えもなくなったことで、
ある意味「自由」は得られましたが

生活を考えると自分が働かなければ収入は得られないので一生懸命に
働くことしか頭にありませんでした。

働いて生活の糧の収入を得ることが大きな目的になりました。
ですから、
独立してからは「一生懸命に生きる」という考えで生きていました。

しかし、1989年に独立してから10年目の1999年にインドネシアの
スマトラやカリマンタンの大きな山火事に出会って、
人は誰でも生かされているということに気づかされました。

1年余り続いた山火事が沈下した直後の現場に出会って、
身震いがするほどの惨憺たる状況に何とかしなければ
人類が大変なことになると感じました。

インドネシアの人たちに事の重大さを訴えて何とかしないの?
と声をかけ続けましたが答えは、異口同音に
「アパボレブアット」=どうしようもないよ、仕方ないよ、という
言葉でした。

被害を受けた現場は、インドネシアの国の土地ですが、失われた
広大な森林が抱えていたCO2は大気中に放出されてしまった。

ということは、
インドネシア1国の問題ではなく地球全体の問題だということだ
ということに気づかされました。

「お金もないし、方法も判らないからどうしようもない」では
済まされない事態なのに現場から行動を起こすことが
期待できそうにないことを感じました。

地球、人類規模の被害の現実を前に、日本に帰国後、
「自分にできることはなんだろう?」

と自問の日々を過ごしてたどり着いた結論は健康食品のアガリクス茸の
販売で皆様からいただいた資金の一部を植林のために寄付をすると
いうことでした。

日本人には古来からある木を伐ったら「植林」をする、
山が災害を受けたら植林をして再生させるという考えがあります。

しかし、
当時のインドネシアでは植林をするという発想はどこにもなかったのです。

伐採に携わっていた当時もインドネシア政府に植林基金を納入するという
制度はありましたが、その資金も本来目的の植林に使われることなく、
製紙工場や航空機産業の育成などに使われていました。

国がこんな状態ですから、
民間の事業者も個人も植林なんて利益を全く生まない
そんなことにお金をかけるなんて全く視野にない時代でした。

ですから、日本人が「植林の寄付」をしたということは、地元では
当の本人が戸惑うほどに大きなニュースとして驚きをもって
迎えられました。

考えてみれば、
特別な森林・熱帯雨林のあるインドネシアの人々にとって、
人間が「木を植える」なんてことは不必要だったのです。

自分たちの生活スタイルや生活のペースでは、
熱帯雨林が伐採されて森林が荒廃してしまうなんてことは
考えられなかったのです。

しかし、想定外の大きな山火事が発生して、
広大な面積の森林が失われて
はじめて、

自然の再生能力を超えて木材を利用すれば森林はなくなり
自然には再生しないことが分かったのです。

そして、繰り返された伐採により森林が貧相になり、
水分の保持ができにくくなり気候が変わってしまい、雨が少なくなり、
乾燥して山火事につながったこともわかり始めたのです。

そんな出来事を前にして、熱帯雨林の大切さを改めて思い知らされました。
この熱帯雨林は人間には再生不可能だということ悟らされました。

「文明の前に森があり、文明の後に砂漠がある」といわれますように
「森」は私たち人類の文明の中心です。

過去の文明はどれも「森」をなくして滅ぶ歴史を繰り返して来ました。
私たち人間が地球に生かし続けてもらうためには、「自然」が不可欠です。

きれいだと感じさせてくれる自然を構成する「空と海と大地」、大地の「森」は、
私たち人間だけでなく、地球上のさまざまな生命が生き続けるための「源」です。

とくに熱帯雨林は地球上の生物種の半分以上が生息していて、地球上の酸素の
半分も供給してくれている。

見ただけでもわかるほどに生命力旺盛な熱帯雨林は、到底人間には再生できない
ことを考えたとき、生かされている自分にかが付きました。

自然の生かされている自分を感じるとき自然に感謝の植林は、地球に生きる
人間なら、みんな取り組むべき行動だといえます。

あなたも、まず1本からみんなで植林に参加しませんか?
あなたも地球の一番大切な場所に木を植えませんか?
未来の森づくり

写真=1970年初めの天然の熱帯雨林です。