アニマルライツセンターというNPOがあります。
昨年、代表の岡田さんに来て頂いて、「肉食と環境破壊」に
ついて講演をお願いしました。
大変、示唆に富んだ興味深いお話をいただきました。
その団体のHPに「肉食 環境と畜産」
www.nikusyoku.comというページが
あります。
そのなかの森林破壊という項目に以下の紹介があります。
「現在、世界の熱帯雨林は、一秒間にサッカーコート2コート分づつ消失し、
一日でニューヨークより多くの熱帯雨林が消失しています。
このような事実は現在の日本では多くの人が知っており、森林破壊を嘆く
人は多くなっています。
しかし、この森林破壊が木材資源を得るためと農業を行う(焼き畑農業など)
ためだけに起こっているわけではありません。
これは大きな誤解です。
森林を最も‘効率よく’破壊しているのは、畜産業です。
実際、過去40年間で、南米の熱帯雨林の40%(1750万ヘクタール)が輸出用
の牛肉を生産するために破壊された。
熱帯雨林の将来的に見た経済価値をそれぞれ対比すると、
現在のまま保護した場合:木材として伐採:家畜の放牧に使用した場合
=(約) 46:7:1 という比になります。
将来的に見て、現在のまま保護をすれば、持続的・永続的に利用されますので
、その経済価値は計り知れません。
目の前の利益のみを追求し、伐採して放牧に使えば、一時的利益は得られても
その後その場所は経済価値を生み出さない地域になってしまうのです。」
森林を保護することの大切さを理解しても見落としがちな大きな点は、
森林破壊をして、利益を得る人は誰もいないといううことです。
木材生産者や牧畜業者は一時的に利益を得ることはできますが、
その結果
失われた「自然環境の恵み」を再生するコストを支払うのは、
一般市民、地球市民です。
直接利益を得ていない一般市民が、「社会負担」という名の下
環境修復のためにコストを負担しなければならなくなるという
現代社会の歪に気がつくべきではないでしょうか?
今年は、植林を日常的に参加できる仕組みづくりと共に、
日常生活のなかでも森林破壊を防ぐために、
肉食をしない「ノーミートデー」も進めたいと願っています。
自分はもう肉食をできる限りやめて5年余りになりますが、
より多くの皆さんに参加して頂けるように「伝える」ことを進め
世界の森林破壊にブレーキをかけて、次世代に緑ゆたかに森を
残すことにもつなげたいと願っています。
今あなたが、肉食を少しづつ減らせば、次世代の緑の森が残り
ますが、行動しなければ、森の再生のための大きな負担が、
あなたやあなたの子孫にふりかかります。
ぜひ、新年を機会に肉食をしない日をきめて、世界に森林資源の
減少にブレーキをかけましょう!
このような生き方を地球に住む人々がみんなそうなれば、
未来は平和で幸せな世界になると思っています。
■人類だれでもできる究極の温暖化対策・世界平和は?
世界平和の森づくり
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