ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

残雪行軍もまた良し 宝篋山ハイキング

2013年01月18日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2013年1月18日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第31回(2013年第2回)、「宝篋山ハイキング」に参加した。
当会で宝篋山に最期に登ったのは、2010年1月21日。3年振りということになる。

第一集合場所の乙戸沼公園に集まったのは9名。
先週29名集まった割にはちょっと少ない気がする。
この日の寒さのためか、4日前に降った雪を心配してのことなのだろうか。


車3台に分乗し、乙戸沼公園から約35分で宝篋山登山口の小田休憩所に到着。
直行した4名と併せ、この日の参加者は13名となった。


この日も前回と同じコース、上り極楽寺コース、下り小田城コースを歩くことにした。


早速会長の掛け声の下、準備体操だ。
『寒いけど、空は青いし気持ちが良いねぇ』


前方に宝篋山の電波塔がはっきりと見える。


9時53分、宝篋山目指して出発!


極楽寺コースの案内に従って進む。
左側の小田城コースを進むと、極楽寺コースに合流する。
駐車場が増設されている。最近登山者が増えているためだろう。


この日の先頭はこれまでに宝篋山には何度も上ったことがある会長が務める。


宝篋山
前方の宝篋山の麓にはかつて(中世の頃)極楽寺があったとされる場所であるが、今は何も残っていない。


三村山極楽寺五輪塔の案内が。
五輪塔に立寄って行くことにした。
まず五輪塔分岐で極楽寺コースからいったん五輪塔へ分岐する。


極楽寺コースを少し外れたところに石造の極楽寺五輪塔があった。
『なかなか立派な五輪塔だねぇ』
素人目にも、その立派さは分かる。


説明板には、
全体として均整のとれた力強い作品で、鎌倉時代後期の全国的にも珍しい本格的な五輪塔、と紹介されている。
また、鎌倉後期の五輪塔の中でも、奈良西大寺の叡尊五輪塔、鎌倉極楽寺と大和郡山の額安寺の忍性五輪塔
流れに属する作品、とのことである。
高さは2.76m。つくば市文化財に指定されている。


極楽寺五輪塔を後に、再び極楽寺コースへ向う。


本来の極楽寺コースに合流し、小さな沢を縫うように進む。


極楽寺コースへ戻った辺りからハイキングに相応しい上りの山道になった。


寒さは厳しいものの、30分も上り続けるとさすがに汗をかいてくる。
上着を1枚脱いで体温調節だ。


ついでに一休み。


一息入れて再び上り始める。


極楽寺コースは”滝”が多い。
先ずは「五条の滝
滝と言って良いのかは意見が分かれるところだが、
五段に分かれて流れ落ちているのを観ると、”五段の滝”と言った方が良いかもしれない。
見えているのは一番下の段の滝。


次に現れたのは「こころの滝
水量もまあまあで、高さもあり滝と言っても言い過ぎではない。


その次は「白滝
水量が寂しい。大雨が降った後には滝らしくなるのだろう。


スタートしてちょうど40分、白滝で一休みして行こう。
ちょうどうまい具合にベンチがあった。


女性陣は全く疲れていないようだ。


再び頂上を目指す。
ここで先頭が交代し、会長はしんがりを務める。
『マイペースで行くよ』


白滝を少し上ったところで沢に貯まったゴミを取り除いている人を見掛けた。
沢の流れをスムースにしているのだ。
『御苦労さまですっ』思わず声をかけた。
宝篋山は、多くのボランティアの人達に支えられている。
登山道の整備(道の拡張や雑草刈り)や道標の設置など、3年前に来た時よりも格段に登り易くなっていると感じた。


太郎こぶしを過ぎると、極楽寺コース最後の滝「葵の滝」が見えて来た。
水量も高さも巾もあり、これまで見てきた4つの滝の中で一番滝らしい滝だと思う。


突然視界が開けた。
視界の先に微かに富士山が見えるが、分かるだろうか?


東京スカイツリーはデジカメの望遠だが何とか写すことができた。
(三脚など持ち合わせていないため手振れは御容赦願いたい)


上るに従って4日前に降った雪がまだ残っている。
道は少しぬかるんできたが、落ち葉などの上を歩けば大して汚れることはない。


上るにつれて次第に雪の量が多くなってきた。
ぬかるみも完全に凍ってしまっている。
凍った雪は滑り易いので注意が必要だ。


雪の深さは20Cmほどはあるだろうか。
皆が踏みしめた跡を上る。


『たまには雪中行軍も良いもんだねっ』
余裕の会長である。


休憩場所が見当たらないため、コースの上で一息入れる。
『差し入れ、ご馳走さまっ』


『宝篋山でこんなに雪を味わえるとは思わなかったよ』
想像以上の雪に皆さん、興奮気味である。


宝篋峰城の空掘を過ぎて少し進むと、宝篋山の電波塔が見えてきた。


環境保護の観点からバイオトイレが設置されている。
登頂を前に体調を整えて・・・


山頂まで残り100m、あと一息だ。
手水舎(ちょうずや・てみずや:参拝者が身を浄めるために手水を使う施設)が転じて、
手水車⇒手洗車になったという説もある。


11時39分、宝篋山山頂(461m)に到着。
『うわぁ~、素晴らしい眺めだわぁ』 思わず歓声が上がる。
『あっちが日光連山かしら?』


山頂のシンボル宝篋印塔
宝篋印塔は、浄土真宗を除く各宗で建てられている仏塔で、経文を納め祈願の意味で建てられた塔のことである。
宝篋印塔が建てられていることから、宝篋山と呼ばれる。


雪で薄化粧した筑波山もなかなか素晴らしい。


『富士山が見える~っ』
『今日は最高の眺めじゃないっ?』


山頂の鳥居から観た景色。
鳥居の先に富士山が薄っすらと見える。
宝篋山は、国土交通省関東地方整備局が平成17年(2005)に選定した「関東の富士見百景」に選ばれている。


尖浅間山(とがりせんげんやま)方面


右手前方に霞ヶ浦もはっきりと見える。


そろそろお昼にしよう。
『今日来れなかった人、残念だったわねぇ』
『一緒に連れて来れば良かったねっ』


『この時期、頂上で弁当を広げることができるとはラッキーだねっ』
天気も良く、風も弱く、『最高だねっ!』


昼食が済んだらあとは下るだけ。
一段下までは危険性の少ない車道を歩く。


下りは小田城コースを下ることにする。


滑らないように細心の注意を払う。


小田城コースは坂が緩やかで、比較的歩き易い。


雪を踏みしめる時の「ググッ、ググッ」という音が心地良い。


下浅間?
『鳥居があるということは神社があったのかなぁ』


七曲付近を過ぎると・・・


すっかり雪は消えてしまった。
『もうちょっと雪を楽しみたかったんだけどなぁ』


杉林を抜けて、


軽く最後の休憩を摂り・・・


森林を抜け、小田城コースから分岐して中世城の道へ向かう。
中世城の道は、小田城コースの別ルートのひとつである。


左手に梢の隙間から宝篋山を見ながら森林を進むと、要害展望所に出た。


要害展望所からの眺望
『このコースは初めてだけど、なかなか素晴らしい眺めだねぇ』


『ここからの眺めも悪くないよ』


国道125号が見える。


断崖が目の前に迫る。


こちらは要害展望所の反対側から見た断崖だ。
要害展望所から崖沿いの登山道を少し下ったところからの眺望である。


大師堂への道端に石像が並んでいた。
首が無くなっている石像もある。


大師堂


大師堂の裏にはお地蔵様らしき石像が祀られた小さな祠がいくつも建てられていた。


石像も並んでいた。


13時50分、出発地の駐車場に到着。


『あそこのてっぺんに登って半時計回りでグルっと歩いてきたんだねぇ』


締めの整理体操をして・・・


『はいっ今日も大変お疲れ様でしたぁ』
約3年振りになる宝篋山ハイキングだったが、思わぬ量の残雪にびっくりするやら、感激するやら。
また、山頂で弁当を広げることができたことは、その直後に風が強くなったこともあり、
絶妙なタイミングであり、実に幸運であったと思う。とても満足した一日となった。
小田城コースのひとつである中世城の道も新たな発見であり、今後の企画に盛り込みたい、と思った。
ボランティアの方々のおかげで登山道も整備されているので、もう少し頻繁に登ることにしたいものだ。


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1 コメント

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バイオトイレ (あずま)
2013-01-19 21:19:56
はじめまして、バイオトイレ良いですね、ご紹介させてください。
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