ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

雨に降られなかったは良? 那須茶臼岳ハイキング

2013年10月04日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2013年10月4日(金)


毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成25年度第21回(2013年第32回)、「那須茶臼岳」ハイキングに参加した。

貸切バスでの「那須茶臼岳ハイキング」ということで、第一集合場所は土浦地区三中地区公民館である。
5時48分、常南交通の貸切バスがやってきた。


突然携帯電話が鳴った。今日が当会の正式会員後初参加となるY子さんからだ。
『車のキーが見つからないのっ、行けないかもしれないっ』、『落ち着いて探してください』ここは待つしかない。
天川団地入口や土浦市民会館で待つ人への連絡に慌しく時が過ぎた。


6時10分過ぎ、再びY子さんから『キーが見つかった』と弾むような声。
6時25分、Y子さんが到着し、ようやく出発となった。
バスは天川団地入口・土浦市民会館と回り、この日の参加者20名全員が乗り込んだ。


朝からのハプニングにお腹が空いたのか、朝食が美味かった。


友部SAで最初の休憩。


常磐道、北関東道とバスは快適に走る。
最初の遅れは容易に取り戻した感じである。
7時15分、北関東道の壬生ハイウェイパークに到着。


いつもは昼食の弁当は常南交通に一任しているが、この日は真岡の駅弁「野立御膳」を特別に注文した。
「野立御膳」は、会員の評価も高いため、これからも何回かに一度は注文したいと思っている。


9時39分、那須RW山麓駅(標高1,390m)に到着。


この場所でこの視界、山頂は全く視界が効かないと容易に推測できる。


先着の一行が那須RW社による記念撮影が行われていた。
同社によれば、20名以上の団体には無料の記念撮影をするとのこと。
後でプリント1枚を貰えるそうだ。


山麓駅内で各自キップ(片道650円)を買い求めた。
記念撮影といきたかったが、9時45分、間もなく改札口が開く時刻、時間がない。
9時48分発に乗り遅れると、次は30分後の10時18分まで待たなければならない。


霧に覆われたRW山麓駅での記念撮影は止めにして、RWへ急いだ。
乗客は予想以上に多く、ゴンドラ内は満員である。


今年の8月始めに来たときの動画
この時は相当視界が悪いと思っていたが、今日よりまだガスってなかったのだ。


RWは数分で山頂駅(1,684m)に着いた。


山頂駅のベランダで先ずは軽~く準備体操をして・・・


10時9分、茶臼岳目指して出発!!
『雨が降っていないだけ良しとしなきゃしようがないねっ』
ここは自らを納得させるしかない。


最初は緩やかな上りの道が続く。
砂礫の道なので砂場を歩いているような感じである。


上り始めて5分、牛ヶ首分岐点に到着。


牛ヶ首分岐を過ぎると、上りが急になる。
次第に息遣いが荒くなってきた。


呼吸を整えるため、一休みだ。
『けっこうきついっ、息が上がるわねぇ』


さらに7分ほど上ると、大岩が見えて来た。
『ゆっくりで良いですよぉ』
先導役をお願いしたMさんは、昨年6月に「まゆみの会」でも歩いており、道は熟知している。
ペース配分に気を遣ってくれるのが嬉しい。


大岩の回りは石も大きい。岩のような石がごろごろしている。
登山道は一段と厳しくなってきた。


岩の間を縫うように進む。
石にベンキで色が付けられているのでそれを目印に登る。


10時47分、那須岳三角点に到着。
標識の後ろに見えている白い棒のようなものが三角点である。
山頂まで残りあと0.2Km、10分。もう少しで山頂だ。


山頂まで残りあと0.1Km辺りを通過。


那須岳神社の鳥居が見えてきた。


10時55分、那須岳神社に到着した。
山頂駅を出発して45分、ほぼ案内どおりである。


茶臼岳の山頂(1,915m)を示す道標の裏に水銀温度計が取り付けてあった。
左と右では表示の最高・最低温度が逆になっている。
どちらも14度を示していた。


那須岳神社をバックに記念撮影だ。


お鉢周りをして峰の茶屋跡(避難小屋)を目指すことにした。


かつての噴火口だが、ガスっててほとんど何も見えない。


黙々と進む。
お鉢の周りが少しだけでも見えればまた気分も違ったものになるだろうに・・・


お釜口
お鉢周りの起点となるポイントのようだが・・・。
しかし、この矢印を見ていると方角が分からなくなってしまう。
下の地図とは真逆の峰の茶屋跡方面から見た方角を示しているためだ。
ガスって周りが何も見えないので、方角が全く分からないのも理由の一つと思う。


お釜口を過ぎると急坂の岩下りが続く。


ポツンと一本だけ赤く色づいた植物が生えていた。名前は分からないが、どうだんつつじだろうか?
岩の間から懸命に生えている姿は可愛らしい。


峰の茶屋跡避難小屋まで0.4Km付近。
大きな岩の下を通過。


少し平な場所に出た。


稜線から下の方を見ると、小さな灌木が赤や黄に色づいているのが見えた。
『秋を感じるねぇ』


尾根の硫黄鉱山跡にテーブルがいくつか並んでいた。
『この辺りで昼食をっ』の声もあったが・・・


『峰の茶屋まであと0.1Kmって書いてあるし、そこでお昼にしましょうよっ』
という声に押され、峰の茶屋跡へ向かった。
雨こそ降っていなかったが、稜線で風も受けるし、この日の昼食には相応しいとは言い難い場所ではある。
天気さえ良ければ最高の昼食ポイントになっただろう。


硫黄鉱山跡から3分で峰の茶屋跡に到着した。


時計はお昼前の11時54分、避難小屋の周辺は既に先客で占められていたが、
さらにその周りに適当な場所を見つけて弁当タイムだ。


真岡駅弁「野立御膳」
リュックの中で横向きになっていたため、ご飯が片寄っていた。
しかし、この日は10日ほど前からの風邪のため食欲は今一つ。1/3ほど残してしまった。
もっと体調の良い時に食べたかったなぁ。


避難小屋の中で食事をする人も。
避難小屋の中は意外と清潔感が感じられた。
今日は肌寒い外よりも小屋の中での弁当が、正解だったかも。


こちらは食後のデザートの最中だ。


今まで深い霧の中のような状態だったのが、急に雲がなくなった。
正面に剣ヶ峰(1,799m)が聳えていた。
しかし、剣ヶ峰の右後方の朝日岳(1,896m)は全く見ることができない。


みんなが並んで三斗小屋方面を観ている。


『真っ赤に紅葉しているよっ』
ほんの一瞬だったが、茶臼岳で紅葉を観ることができた。
『来て良かったわねぇ』 この一言に救われた気持ちになる。


ガスが一瞬途切れた時に見えた下山道。
なだらかな坂道が続いている。


12時26分、下山開始。
再びガスってきた。


周りは全く見えなくなった。
黙々と歩くしかない。


道は石がごろごろしている。


途中に鎖が張られた急斜面の個所もあるが、鎖に捕まって歩くほどではない。


峰の茶屋跡から15分ほど下ると、中の茶屋跡(1,610m)の碑が建てられていた。
峰の茶屋と峠の茶屋のほぼ中間点にあたり、かつてここに中の茶屋があったということだ。


中の茶屋跡を過ぎた辺りから岩だらけだった景色が一変、
紅葉したどうだんつつじなどが目を楽しませてくれるようになった。


しばらくは石畳などが続く。
『石が濡れてるから滑りそうっ』
石畳は有難いが、濡れて滑るので下りはかえって危険を感じる。


山之神の由来
現在の県営駐車場及びみはらし園地周辺は、明治四十五年~昭和二十三年まで那須硫黄鉱山として、硫黄の精錬所があり、
毎日噴火口へ硫黄の採掘に行く鉱夫の安全を守る為に当時の鉱山社長により建てられた。
その後鉱山が閉鎖され、草の中に埋まり、登山者の眼には留らず、平成二十一年九月、那須山岳救助隊員により
登山道の整備と共に修復、再建した。(那須山岳救助隊)


山之神を少し下ると狛犬があった。
赤い毛糸の頭巾が印象的である。


さらに下ると、鳥居があった。
これも那須山岳救助隊の尽力で建てたものなのだろう。
神社にはやはり、鳥居と狛犬と社が似合っている。
どれか一つでも欠けると神社とは云い難い、と思う。


13時5分、峠の茶屋を通過
店は閉まっていた。土日でなければ開けないのだろう。
この茶屋もいずれは峰の茶屋や中の茶屋同様に閉店してしまうことになるのだろうか?


石畳を下って行くと・・・


濃い霧の中にぼんやりと那須RW山麓駅が見えて来た。
(ぼんやりと見えるのは、霧のためなのか、手振れによるものなのかよく分からない)


13時17分、那須RW山麓駅に到着。
『いやぁお茶が美味しいねぇ』


整理体操をして、
『はいっ、皆さん今日は大変お疲れ様でしたぁ』


しかし、この日はこれで終わりではない。
この後、新・日本百名湯のひとつ、奥那須温泉郷「北温泉旅館」へ向かった。
北温泉旅館には、自身5年前に2度訪問したことがある。
13時49分、北温泉旅館の駐車場に到着。


『え~っここを下って行くのぉ』
急な坂道に皆びっくりと云った表情だ。


駐車場から急坂を300mほど下ると、正面に北温泉旅館が見えてきた。


右手に温泉プールがあり、お湯が注がれていた。
金曜日は掃除のためいったんお湯を抜き、入れ替えるのだそうだ。
お湯がいっぱいになるまで一日ほどかかるとのこと。


駐車場から約400m、約7分、北温泉旅館に到着。
『帰る時にまた汗をかきそうだなぁ』


玄関を入って直ぐ左に「足洗い場」があり、お湯が出ていた。
---湯前社に参る者は、この処にて革履を脱ぎ、足を洗い詣すべし---と書かれてあった。
最初はあまり気にも留めなかったが、後で調べたら革履とは革靴のことらしい。


旅館の帳場で入浴券(700円)を購入し、いざ浴室へ。


先ずは”天狗の湯”へ。
旅館の廊下は歴史を感じさせる。


まるで迷路のようだ。


天狗の湯”(男女混浴)
『ちょっと熱いんじゃないっ?』
何度か入ったり出たりしているうちに慣れてきたのか、それほど熱さは感じなくなった。


”天狗の湯”の外にいったん出て左へ進むと、”不動の湯”(打たせ湯)がある。
お湯が二条流れ落ちていた。


”不動の湯”の隣には小さな”ぬる湯”(家族風呂)があった。
二人で入るのにちょうどいい広さである。中から鍵を掛けれるようになっている。
名のとおりぬるめのお湯である。


”ぬる湯”の先にはお不動様が祀ってある。
”不動の湯”はこのお不動様から付けたものらしい。


いったん帳場へ戻り(もちろん服は着て)”河原の湯”(男性専用露天風呂)へ。
”河原の湯”からは正面に世笹川の清流を望むことが出来る。
”河原の湯”は男性専用だけではない、女性専用の”河原の湯”もある。


再び帳場へ戻り、北温泉に別れを告げた。
駐車場へ引き返す途中、左手に”相の湯”の小屋が見えた。
”相の湯”は男性・女性それぞれの内湯となっている。
”相の湯”の先に温泉プール”泳ぎ湯”が見える。


駐車場へ戻る途中の景色
那須町・白河市方面と思われる。


駐車場横に駒ヶ瀧駒止の瀧)の観瀑台があったので覗いてみた。
観瀑台は最近作られたようだ。
説明板によると、
此の所は元文年間(1740年代)「北湯道」と云い、大丸温泉から北温泉を経て湯本からの白河道につながる道路で、
ここを通る旅人は勿論、馬までもこの瀧の華麗さに遂遂足を止めて瀧を眺めたので「駒止めの瀧」とも云われる。
瀧の幅約3m、高さ約20m と案内されている。


バスに戻り、先ずは風呂上がりの一杯。
『かんぱ~いっ』
『みなさ~ん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


当会初めての那須茶臼岳ハイキングは、あいにくの曇り空で周りは何も見えず、ややがっかりといった気持ちではある。
2ヶ月ほど前に個人的に来たときにも雲にすっぽりと覆われて、RWに乗るのを止めた経緯がある。
また、Webでも雨の中の茶臼岳登山の記事がいくつか見られることから、この日は雨に降られなかっただけでも
良しとするべきなのかもしれない。
帰りのバスの中で、『次ぎは朝日岳を目指しますかっ』といった声も聞こえたことから、リベンジも兼ねて検討しようと思う。


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