ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

東城寺から朝日峠展望公園ハイキング

2016年02月12日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2016年2月12日(金)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成27年度第29回(2016年第5回)、「東城寺から朝日峠展望公園」ハイキングに参加した。

この日の第一集合場所「ピアタウン」に集まったのは13名、車3台に乗り合わせて
第二集合場所の「小町の里」に到着してみると、既に大勢の人が集まっていた。


数えると、なんと19名もが小町の里に直行していたことに正直驚いた。
合計32名という今年最高の参加人数だ。
30名超えは、昨年の忘年会以来である。


駐車場で準備体操


この日は、会長が風邪気味で休みのため、号令は、Kさんにお願いした。


入念に身体をほぐして、


10時ちょうど、先ずは東城寺目指して出発!


先頭を務めるのは、今日も元気なOさんだ。


皆さんもOさんの後に続く。


小野小町の墓を過ぎ、出発して約10分、正面に日枝神社の杜が見えてきた。
時間に余裕があれば、立寄りたかったが、この日はあまり時間がない。


日枝神社前を通過して、東城寺へ向かう。


車もほとんど通らないのんびりとした田園風景の中、東城寺へ。


『今日は天気も良いし、本当に気持ちが良いよねっ』


道端に板碑などがほぼ昔の状態のまま置かれている。
周りの景色に溶け込んで、全く違和感を感じない。
この区域は、自然の風景を保護するために「水郷筑波国定公園特別地域」に指定されている。
刻まれている文字は風化して読めないが、せめて簡単な案内でもあればと思うのだが・・・


墓地には、新しい墓に混じって、昔の墓などを数多く見ることができる。
この集落の長い歴史が感じられる。


10時19分、東城寺仁王門に到着。


右側の阿仁王像
当然ながら左側には吽仁王像がある。(写真は省略)


仁王門を潜ると、最初は緩やかな上りの参道が続く。


次第に勾配がきつくなってきた。
『長いしけっこう急坂だよなぁ』


参道の先には急な石段が控えていた。
『久しぶりの石段だから脚にくるよねっ』


『以前来たことあるけどこんなに急な石段だったかなぁ?』
自分も5年前の2011年1月13日に「関東ふれあいの道」で、一度訪れているが、
その時の景色はすっかり忘れてしまっていた。
記憶が曖昧になってくる歳なのかと思う。


10時30分、東城寺に到着。
慈母観音像が迎えてくれる。


到着するや否や、ベンチに腰を下す女性たち。
『石段がきつくて疲れちゃった』
皆さん、かなり堪えたみたいだ。


先ずは境内入口に建てられてある、地蔵堂にお参り。


地蔵堂前に結界石がある。
案内板には、
結界石は一定の地域を区切る境界石である。


仏教で受戒や布薩等の儀式を行うために定めた大界・戒場・小界等の限られた地域を摂僧界というが、
東城寺の結界石は、これを示す標石に大界外相と彫ったものである、と紹介されている。
県指定文化財となっている。


境内には、鐘楼や、


薬師堂、祖師堂などが造立されている。


薬師堂横の石碑には、東城寺を讃える詩が刻まれていた。
関東平野の生門の 聖なる霧の湧くところ 石段三百六十五 遂に来ました東城寺(以下略)
『あの石段365段もあったんだぁ 疲れるわけだぁ』


東城寺本堂
真言宗系の単立寺院で、山号は朝望山。
延暦十五年(796)最仙の開山により創建された寺で、当初は常陸国における天台宗の拠点のひとつであった。
鎌倉時代初期小田氏の尊崇を受け真言宗に改められた。
江戸時代には江戸幕府から朱印状を与えられていた。


東城寺本堂にお参り。本尊は薬師如来
平成9年に焼失したが、平成16年に再建された。


本堂裏の洞窟には、焼け残った昔の書物が 大事に保管されている、そうだ。


東城寺を後にして上ってきた石段を下る。


『いやぁ 久しぶりの石段は疲れるねぇ』


『今日は これからが本番なんでしょっ?』
いったん小町の里に戻って、朝日峠展望台を目指すことにしているのだ。


仁王門を潜り、


ひと先ず小町の里へ。


前方のこんもりした森は日枝神社だ。


小町の里へ。


日枝神社前を通過。


まもなく小町の里だ。
『これで終らないんだよねっ?』


小町の里が見えて来た。


11時8分、小町の里に到着
『ここからスタートし直しなんだよなぁ』
そう、ここで終りという訳にはいかない、この日のメインは、朝日峠展望台なのである。
『行くっきゃないよなっ』


体調を整えて、11時16分、朝日峠展望台目指して、あらためて出発である。


麓の家々を眺めながら、


朝日峠展望台を目指す。


小野小町の腰掛石へ立寄ってみよう。


小野小町の腰掛石
この石は、平安時代の歌人として有名な小野小町が、北向観音に参詣のため、
山越えの途中休息したところと伝えられている。
小町はここで一息入れて近くの沢で喉を潤し(水飲み沢と呼ぶ)元気を取り戻して、
峠を目指し(小野超峠と名付く)無事に北向観音に詣でることができた。
しかし、帰路病を得て、小町の里でその生涯を終えたという。
この里に「小町の墓」がある。(案内板)


小野小町の腰掛石を後にして、朝日峠展望台を目指す。


小野小町が越えたとされる小野越峠へ。


ハイキングコース入口を過ぎると、直ぐに山道が始まった。


『ストック持って来て良かったよっ』


落ちていた棒切れだそうだが役に立っているようだ。


つづら折りの山道が続く。


道端の石像にみかんが供えられていた。
お賽銭もある。


小野小町が喉を潤して、元気を取り戻したと云われる「水飲み沢」だ。
しかし今は、”この水は飲めません”と書かれている。


小野小町の時代と同じ水は流れていないのだろうか?
見た目はきれいで飲めそうな感じだが・・・


岩がごろごろした沢が現れた。


足場の悪い瓦礫の坂道を上る。
小野小町もこの道を歩いて峠を越えたのだ。


瓦礫の道を過ぎた所で休憩しよう。
時計は、11時38分を過ぎていた。


美味そうにお茶を飲むMさん。


『まだ大分あるのかしら?』
『もうそんなにきつくはないと思うけどね』の声も。
是非そう願いたい。


11時41分、朝日峠展望台目指して、再出発。


少し緩やかにはなってきたが、坂道は続く。


”展望台まで1,000m”地点を通過。
『あと1,000mだねっ』


残り1,000m地点から木製の階段になる。


階段を上り、


板張りの道を進む。
かなり傷んでいる。あと数年で朽ち果てる感じだ。


板張りの道を150mほど進むと、


舗装された道路に出た。


”もみじの森”の橋を渡り、


朝日峠展望台へ。


つづら折りの坂道を進む。


東屋があったが、ここは休憩せずに通過しよう。


東屋の先に鐘が。
『鐘を見るとつい撞きたくなるんだよなっ』


可愛らしい道祖神が置かれていた。
お賽銭の小銭も。


緩やかな山道が続く。


朝日展望公園を目指す。


これが最後と思しきつづら折りの山道を上ると


ウッドセンターの休憩所が見えた。
朝日峠展望台は近い。


再び舗装された道路に出た。


朝日峠展望台へ。


12時4分、朝日峠展望公園の芝生の広場に到着した。


最後の力を振り絞って展望台へ。


12時7分、展望台に到着。
『いやぁ ちょっと霞んでるけどなかなか良い眺めだねぇ』


目の前に霞ヶ浦に面した土浦市街地の景色が広がる。
写真では、ややぼんやりしているが、実際にはもう少しはっきり見える。


右を見ると宝篋山(461m)の電波塔が見える。


展望台の東屋で一息入れよう。


最後の芝生の勾配でかなりバテた様子。
『しばらくここを動きたくないわっ』
ごもっとも、お疲れさんです。


久しぶりに全員揃って記念撮影だ。


12時20分、お腹も空いてきたのでゆっくりもしていられない。ということで下山開始。
『朝日峠は初めて来たけど良かったぁ』


下山は途中まで別ルートだ。


皆さん足取りは軽い。


ウッドセンター脇を通り、


舗装道路を下る。


もみじの森の板張り道入口。
『ここを上って来たんだよねっ』


木製の道を通り、


階段を下り、


上ってきた山道を今度は下る。


慎重に瓦礫の道を下る。


『気を付けないと滑って危険だねぇ』


ウッドセンターから下ること約20分、


”小野越し峠ハイキングコース入口”に到達した。


後は小町の里を目指すだけである。


ゴールの小町の館が見えてきた。


12時57分、ゴールの小町の里に到着。
『皆さん、今日は大変お疲れさまでしたぁ』


この日は弁当なしのため、帰りにJA新治の「まほら庵」に立寄ることにした。


13時15分、「まほら庵」に到着。


既に13時を過ぎていたので、いつもの混雑は一段落していた。
名前を記入して並んで待つことなく着席できた。
好みの品を注文して待つことしばし。


注文したのは「海老天ざる蕎麦」(850円)だ。
珍しく、いつもは直ぐに品切れとなる「まいたけごはん」が付いていた。
『いただきま~すっ』


『ここの蕎麦はけっこう好きなんだよねっ』

『ごちそうさまでした~っ』

この日は、小町の里をスタートして、東城寺まで往復した後、あらためて朝日峠展望公園までを往復した。
東城寺まで往復して、小町の里に戻った時点で既に11時を大きく回っており、朝日峠展望公園は、
ちょっと無理かな? と心配されたが、何とか予定していたコースを無事踏破できてホットしている。

この日のコースとしては、やはり弁当持参にした方が良かったかもしれない。
お腹が空いた分だけ、「まほら庵」の蕎麦が美味しかったことを付記しておきたい。

この日の万歩計は、15,000歩を少し超えていた。

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