ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

振替輸送のハプニングも 高尾山ハイキング

2014年03月29日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」


2014年3月29日(土)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成25年度第40回(2014年第10回)、「高尾山」ハイキングに参加した。
25年度最後の例会である。

当初の予定では、高尾山ハイキングは1月中旬の例会に計画していたが、「冬の真最中に高尾山では何も見るべきものがない、
春になればスミレを見ることが出来るかもしれない」とのアドバイスがあり、この日予定していた江ノ島一周ウォーキングと
入れ替えた経緯がある。

この日のコースマップ
高尾山自然研究路6号路を上り、自然研究路1号路を下るというものである。
高尾山自然研究路コースマップを一部修正し、ほぼそのまま使わせてもらっている。


荒川沖駅


8時12分、東京駅1番ホームに着いたちょうどその時、
「新宿駅で人身事故が発生し、中央線は全面的に運転見合わせ中」の場内放送。
新宿駅で人身事故が発生したのは8時5分頃と言うから発生してまだ間がない。
中央線が運転再開するには優に50分はかかるだろう。
振替輸送する、ということだが、山手線では時間がかかり過ぎる。ここは丸ノ内線しかない。
ということで、急遽、丸ノ内線東京駅へ。


丸の内線東京駅で新宿行き電車を待っているところ。
この日の参加者は20名ちょうどである。


京王線を利用するべく改札口を通過しようとしたところ、京王線の車掌から
『休日お出かけパスや青春18キップは振替輸送の対象外です』と告げられて、びっくり。
わざわざ京王線のキップを買うなんて何のための振り替え輸送なんだろうと、納得いかない顔をしていると、
確認の電話をしていた車掌が、『申し訳ございません、振替輸送は利用可能です』と平謝り。
一同納得して、京王線のホームへ。


京王線車内
『一時はどうなるのかと思っちゃったわょ』
『でも乗れて良かったわよねぇ』


10時1分、京王高尾山口駅に到着。
当初の計画より約40分ほど遅れての到着である。
人身事故で振替輸送を利用した割には早く着いた、という感じである。
ここではJR高尾から京王高尾山口までの運賃120円は、しっかりと請求されたが、全員納得。


体調を整えて、10時15分、高尾山口駅を出発!


この日の先導役は、高尾山については知り尽くしているというK子さんにお願いした。
ここは、これまで200回近くも高尾山に通っているというK子さんをおいて他にない。


ケーブルカーには乗らず、清滝駅を通過。
駅前はガランとしていた。
現在、巻上機等更新工事で4月10日頃まで運休中だそうだ。


高尾山自然研究路6号路へ向かう。


6号路に入る少し手前に七福神全員が揃った像が並んでいた。
洗心地蔵尊や不動明王などと共に祀られている。


登山道上り口までの道はほぼ平坦である。
『山頂までこんな調子だったら良いのにねっ』


自然研究路6号路入口で、準備運動だ。


次々と登山者が前を通り過ぎて行く。


10時30分、K子さんを先頭に登山開始だ!


杉木立を進む。
なかなか良い景色である。ハイキングをしている気分になる。


オートバイが通過して行く。
山頂へ荷物を運んでいるのかと思ったら、自然道修復のための砂利を運んでいたことが後で分かった。


右手は小さな沢になっている。


弘法大師が雨宿りしたと言われる岩屋大師の洞窟と云われるそうだが、人工的な部分が垣間見える。
中には弘法大師や弁財天のような像が祀られているそうだ。


沢沿いの道はぬかるんでいた。
靴はたちまち泥だらけである。


6号路といったん分かれ、琵琶滝へ。


前方に琵琶滝が見えるが、この先へは行けない。
琵琶滝についての案内板によると、
むかし、偉いお坊さんが、高尾山を歩いていると、どこからか琵琶の音が聞こえてきました。
しかし、その琵琶の音がどの方角から聞こえて来るのか分からりません。
その時一頭の鹿が現れ、「どうぞこちらに・・・」と言うように先へ立って道案内をしました。
お坊さんが鹿の後に付いて行くと、白髪の老人が岩の上に座って琵琶を弾いていました。
とお願いしました。


すると老人の姿は大岩に吸い込まれるように消え、そこにはまるで白髪のような清らかな滝があらわれました。
その滝の音は、琵琶の調べのように美しく、お坊さんはこの滝を悟りを開くための修行の場としました。
これが、琵琶滝です、と紹介されている。


いったん先ほどの分岐点へ引き返して6号路を進む。


6号路は木の根っこが張り出して、下手をすると足を挫きかねない。


6号路は沢を跨ぐ小さな木の橋も設けられている。


ところどころにはまだ雪が残っていた。
『なかなか融けないものなのねぇ』


ニリンソウが咲いていた。


杉の大木を縫うように道が続いている。


11時13分、大山橋に到着。
高尾山頂まであと1.3Kmとある。


ここで一息入れることにした。
ここは軽いお茶タイム。


数分後、K子さんの号令で再び登山開始だ。
今度は沢を左手に見ながら進む。


次第に上りがきつくなってきた。


道は木の根や岩がごろごろして、歩き難い。


上半身裸の外人とすれ違ってびっくり。
この日は4月中旬並みに暖かい、とは言っても、上半身裸とは。
その後に続くもう一人は、何と裸足である。
この岩道を裸足で歩くとは、これには驚かされた。
『え~っ うっそ~っ 信じられない~っ』
しかしよく考えてみると、裸足の方が地面に馴染んで滑ったりしないかも。、


稲荷山コースへの分岐点を、直進して6号路を進む。


飛び石の岩の上を歩くのは、濡れていて滑り易いので危なっかしくて大変だ。
先ほどすれ違った外人が裸足で歩いていた理由が分かったような気がする。


『スミレが咲いてるよっ』


植物には疎い自分は、このスミレの正式な名は分からないが、小さくて可憐な花である。
高尾山周辺はスミレの宝庫で、20種以上あるとのこと。


丸太の階段を上る。


K子さんによると、この階段は10分ほど続くらしい。
次第に息が上がってきた。隊列が次第にバラけてきた。


『あ~っ やっと着いたようねっ』
入会以来毎回欠かさず参加しているS子さん、今回の参加で、今年度の皆勤賞確定である。
『おめでとうございますっ!』


山頂を目前にし、ひとまず休憩して、呼吸を整える。


再び高尾山山頂を目指す。
『頂上はもう直ぐだよねっ』


サンシュユ(山茱萸)の花が咲いていた。
葉がつく前に木一面に黄色の花をつけることから、「ハルコガネバナ」とも呼ばれる、そうだ。


山頂が見えてきた。
前方の崖の上に、人が並んで腰を降ろしているのが見える。


11時59分、山頂に到着。
6号路は上り1時間30分と言うから、ほぼ時間通りだ。


『うわぁ~っ 凄い人だわねぇ~』
ベンチは満席、腰を下ろせるような場所は人で埋め尽くされている、といった状態である。
これでは、揃って弁当は無理と言うもの。
めいめい適当な場所を見つけて弁当にしてもらい、13時目標に再び集まってもらうことにした。


下山する人から『富士山が見えた』と聞いていたので、展望所へ行くと、
うっすらと富士山が見えた。


上手い具合にちょうど先客がベンチを立ったので、そっくり譲ってもらって、弁当タイム。
『良かったねぇ、良い具合にベンチが空いて』


13時ちょうど、全員揃ったところで、下山開始。
案内役はもちろん、K子さんである。


基本的には1号路を下るとのことだが、薬王院までは富士道(ふじみち)を通るとのこと。


富士道という道があるのは初めて知った。
山頂の混雑からは考えられないほど、人影が少ない。
我々一行の他には数人が歩いているだけだった。
富士道は、一部の人にしか知られていないようだ。


スミレがあちこちに咲いていた。


富士道をて下って行くと・・・


高尾山大本坊(客殿)に出た。
初めて見る建物である。


大本坊を進むと仁王門前の階段に出た。
『あぁ 何か見覚えがある』
見覚えのある薬王院仁王門の石段の前に出て、初めて自分がどこにいるのかが分かった。


天狗の像


山門


山門には四天王像が配置されている。
これは北方を守る多聞天像
単神で祀られる場合、毘沙門天とも呼ばれ、七福神としても人気がある。


参道を進む。
杉の苗木を寄付した人の名前がずらりと並んでいた。
『高尾山の杉は、凄い数の人の寄付によるものなんだねぇ』


ごまだんご屋の前は大勢の客が並んでいた。
ごまだんごは人気があるようだ。


1号路の女坂を進む。


下りだけだと思ったら、少しだけ上りがあった。


林野庁殉職者慰霊碑前に出た。


13時34分、薬王院参道が始まると言われる浄心門を通過(境内側から浄心門を見たところ)
浄心門は、ここから薬王院の境内であり聖域であることをしめしている、そうだ。


高尾山の名物蛸杉を通過。


『土産物屋はどこも人がいっぱいだわねぇ』


見晴しは悪くはないが、遠くまではっきりとは見えない。


13時45分、山頂リフト駅に到着


山頂リフト駅を見下ろす場所で一休みして、


急坂の1号路を下る。


女性もついつい大股になる。
『勝手に足が延びちゃうのよねっ』


13時58分、金比羅神社に到着


『ここからの眺めもなかなか良いよねぇ』


金刀比羅台園地の標高は387mと表示されている。
東京タワーよりちょっとだけ高い。
あいにく都内や新宿方面は霞んで見えなかった。


ここからは直接JR高尾駅を目指すことになった。
高尾駅まで約2.3Kmと表示されている。
この道は案内役のK子さん以外はみんな初めてである。


やや急な道を下る。
滑り易いので、危険が伴う。


『足元に気を付けてっ』


坂道を下ること約20分、麓の家々が見えてきた。


『高尾山と甲州街道の分岐点に降りてきたんだぁ』


甲州街道(国道20号)をJR高尾駅を目指す。


中央線の陸橋が見えてきた。


中央線の線路沿いに歩く。
国道20号線よりも若干近道らしい。


もくれんの花が真に満開状態である。
『いやぁ これは見事だねぇ』


高尾山と甲州街道の分岐点から歩くこと15分、高尾駅に到着した。


高尾駅


快速電車を1本見送り、15時01分発の中央線特別快速でゆっくり座って帰ることにした。


『皆さん、今日は大変お疲れ様でしたぁ』
と、ここまでは良かったが・・・
次の西八王子駅で、隣の八王子駅の線路脇の民家で火災が発生したとのこと。
消火活動で線路内に消防士が入ったりしている状況のため、しばらく発車を見合わせるとのこと。
約30分後、ようやく電車が動きだして、帰路につくことができた。


久しぶりの高尾山で、自然研究路6号路や富士道など、初めてのコースだったが、
早春のハイキング気分を満喫した。
これも高尾山を知り尽くしていると言うK子さんの案内のおかげである。
少しでも運賃を安く、ということで、休日お出かけパスや青春28キップを使ったが、
週末の人の多さは半端じゃないことをあらためて知った次第である。

朝の新宿駅での人身事故で東京メトロ・京王線への振替え輸送を余儀なくされたり、
帰りの電車が火災で待たされたり、この日は中央線のトラブルに付き合わされた、
記憶に残る一日でもあった。


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