ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

桜が満開 鎌倉ハイキング(天園コース)

2013年03月30日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2013年3月30日(土)


毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第41回(2013年第12回)、「鎌倉天園コース」を歩くハイキングに参加した。

鎌倉にはいくつかハイキングコースがあり、ここ数年はコースを変えて実施している。
自分としては「天園コース」は初めてである。

この日の参加者は19名。
戸塚駅で横須賀線を待っているところ。
鎌倉方面には東京駅で直接横須賀線に乗り換える方法もあるが、先ず東海道線に乗り、
戸塚で横須賀線に乗り換えるのがホームが隣り合せているため、乗り換えが楽で非常に便利が良い、と思っている。


北鎌倉駅で下車
この日は土曜日ということもあって、観光客が多いが、シーズンともなれば、混雑はこんなものではない。
北鎌倉駅のホームが狭いのと、改札口が鎌倉寄りの一か所だけしかないのが気になる・・・


改札を出るまで5分以上かかることもあるが、この日は数分で出られてホッと一安心。


駅前は狭いため、準備運動はお預けし、とりあえず建長寺を目指す。


3月末という時期に桜が満開は、予想外だった。
桜の花は気持ちも明るくなって、楽しくなるから不思議だ。
少し得した気分。


県道21号線は歩道が狭いので、会長を先頭に一列縦隊で進む。


建長寺の外門が見えてきた。
建長寺は、臨済宗建長寺派の大本山であり、鎌倉五山の第一位に位する。


建長寺の外門を抜ける。


「天園ハイキングコース」は、建長寺を通り抜けなければならない。
総門(巨福山建長寺)の先で拝観料300円を払って中に入る。


建長寺の三門。
満開の桜とのコントラストが素晴らしい。


三門は空・無相・無作の三解脱門の略称。
一般には山門と書くそうだ。
堂々たる構えは、鎌倉五山の第一位と云われるだけのことはある。


通り抜けるだけではもったいない。
せっかくなので、ここで記念撮影しよう。
境内での三脚使用は原則禁止になっているので、交代でシャッターを押すことに。


体調を整えて、いざ出発!
先頭はこれまでにも何度も挑戦し、天園コースは知り尽くしている、というベテランの会長が務める。


右手に仏殿・法堂・唐門を見ながら、「半僧坊」を目指す。


建長寺の左手を進むと、車がやっと通れるほどに道が細くなる。
天園ハイキングコースの始まりだ。


半僧坊(はんそうぼう)の参道入口に半僧半俗姿の半僧坊大権現の銅像が建てられている。
明治中期の建長寺住職 霄貫道和尚は、ある夜お坊さんのような、また俗人とも見える白髪の老人と山中で出会い、
その翁が「私を関東のいずれか清浄な処に招いてくださるなら、その処いよいよ栄え、ありがたいことが絶える事がない」
と告げ、姿を消してしまったという霊夢を見た、とのこと。
この姿が半僧坊の眞姿で、建長寺の鎮守に相応しい、と自ら奥山の方廣寺(浜松市臨済宗方廣寺派大本山)に出向き、
ご分身を請願し、明治二十三年五月、建長寺で最も景色の勝れた勝上けんに安置し、直ちに堂宇を創建して
現在の鎌倉半僧坊本殿の礎を築いた、と伝えられている。(Web参照)


半僧坊大権現への参道


参道の片隅で、遅ればせながら、準備体操だ。


『桜がきれいで良かったねぇ』


10時24分、準備体操も終わり、いよいよハイキングの始まりである。


つづら折りの急な階段が続いている。


会長によると、天園コース一番の上りだそうだ。


『けっこうきついわねぇ』


半僧坊のお供とされる大勢の天狗達に迎えられ、最後の階段を上ると・・・


正面に半僧坊大権現の本堂があった。
この日の無事・安全をお祈りして、


一息入れよう。


「半僧坊」境内から建長寺全景が見降ろせる。
手前から方丈・大庫裡・法堂・仏殿・三門の屋根が。
左手に僧堂 右手には総門が見える。


一息ついたところで、さらに上へ進む。


先ほどの階段に劣らない上りが続くが、そう長くはない。


突然展望台が現れた。
勝上けん(しょうじょうけん)展望台だ。
『いやぁ鎌倉市街が一望できるよ』
『晴れてれば良かったのにねっ』


霞がかっていて水平線は見えないが、材木座海岸(相模湾)だろうか?


建長寺の屋根群が「半僧坊」以上によく見降ろせる。


勝上けん展望台を過ぎると、コースは小さな上りと、


小さな下りが続く。


上っては、下る。


時にはこんな階段状の場所もあって、退屈しない。
『気を付けて~っ』


コース分岐点にはしっかりとした道標があるので、迷うことはない。
今泉台住宅地・覚園寺分岐点


最後の上り?


かと思ったら、まだ上りは続いている。


山中を走って駆け抜ける人をちらほら見受けた。
この「天園ハイキングコース」は「トレイルランニングコース」としても紹介されているそうだ。


11時18分、上り下りを繰り返していると、急に明るい場所に出た。


「鎌倉カントリークラブ」のクラブハウスが見える。


コース中最も標高が高いと云われる大平山(159m)だった。
少し下ったところに広場がある。


11時20分、半僧坊をしゅっぱつしてちょうど1時間になる。
会長によると、ここから先は適当な広場はないとのことなので、
『ここで、弁当にしようっ!』


『やっぱ、外で食べるおにぎりは美味いよねっ』


弁当も終わり、後は下るだけである。
「瑞泉寺」まで1.9Kmとの案内がある。


「鎌倉カントリークラブ」のコースを左手に見ながら、
『こんなところから打ち降ろすのは気持ちが良いだろうなぁ』


一軒目の茶店「天園峠の茶屋」を通過。
客はあまり入っていない様子だった。
『ここでも弁当食べれるんだろうなぁ』


少し先には、二件目の茶店「天園休憩所」の看板が。
一杯やって行きたくなるようなメニューが目を引く。
実際、木々の隙間からは、かなりの客がいっぱいやっている様子が垣間見えた。


茶店を過ぎた辺りからは下りが続く。
獅子舞への分岐付近。


下る途中、一か所だけ右手に視界が開けた。
山桜に彩られた「鎌倉アルプス」が目を楽しませてくれた。
春爛満と云った感じである。


下りの景色(その1)


下りの景色(その2)


突然、目の前に住宅街が広がった。
『え~っ、山の中だとばっかり思ってたら、こんな家の近くを歩いてたんだぁ』
少々拍子抜けした、といった感じは否めない。


気を取り直して住宅地の裏を通過。
少し進むと再び山中らしき道を「瑞泉寺」の案内に従って進む。


しばらく木々に囲まれた坂道を下ってゆくと・・・


「天園ハイキングコース」の登山口に出た。
ハイキングコースはここで終わりとなっている。


登山口を出て右手を見ると、「瑞泉寺」の料金所?が見えた。


しかし、右手には進まず進路を左に取り、「瑞泉寺」山門を通過。
「瑞泉寺」を訪れるのはまたの機会にしようということである。


静かな住宅地を進む。


『あらぁきれいな花だわねぇ』


なんて言ってるうちに、鎌倉宮への道を逸れてしまった。
車が通れそうにない小さな道を進んだため、鎌倉宮から少々離れてしまったようだ。
右手200mほど先に見える鳥居が鎌倉宮二の鳥居だが、そこまで戻ってまで参拝したい、と言う人は、残念ながら誰もいない。
やはり皆さん少しばかり、お疲れのようである。
鶴岡八幡宮へ向かうことにした。


鶴岡八幡宮への途中、荏柄天神社がある。
せっかくだから、お参りして行こう。
賛同者を募ると、やはりここでも賛同者は半数以下。
神社鳥居付近で待ってもらい、有志のみで本殿へ。


荏柄天神社にお参りを済ませる。
『天神様だから、孫の将来を祈るっきゃないねっ』


『見事な桃だねぇ』


鎌倉の細い路地には人力車が似合う。


源頼朝公の墓もパスする人が続出。
大した段数ではないが、階段を登るのは遠慮したい、のが理由らしい。
最後に鶴岡八幡宮の階段を上るために体力を温存しているのかも。
鶴岡八幡宮で合流することにして、希望者だけが源頼朝公の墓へ向かった。


参道入り口に源頼朝を祀った白旗神社がある。


鎌倉幕府の開祖である源頼朝公が眠ると伝えられる墓にしては、やや寂しい。


建久十年(1199)この世を 去った源頼朝は、大倉山の山裾に葬られ、法華堂と呼ばれる社が造られた。
法華堂は墓のすぐ右隣に位置するが、今は何も建っていない。


満開の桜のトンネルを鶴岡八幡宮へ向かう。


鶴岡八幡宮


舞殿(下拝殿とも呼ばれる)からは優雅な雅楽の音が聞えて来る。


結婚式の真っ最中だった。


大勢の観光客の目が舞殿に向けられていた。


何はともあれ今回のハイキングの安全・無事のお礼に本宮へお参りしていこう。
案の定、ここは全員がお参りを済ませたようだ。


本宮への階段
なかなか急な階段である。


本宮の門をくぐると・・・


なかなか前へ進めない。
まるで正月の参拝のような混み具合である。


何とかお参りも終わって一安心。


小町通り(その1)


小町通り(その2)


小町通り(その3)


小町通り(その4)


疲れた身体に「麦田もち」が美味しそうだったので、土産に買うことにした。
つぶ餡のよもぎ餅と餡の白餅がある。
1ケ157円で、何個でもOKなのが嬉しい。土産用の6個入りと、味見用1個を買った。
麦をこがした粉をまぶしたお餅で、香ばしくて美味しかった。


しかし、やっぱり鎌倉と言えば、「鳩サブレ」ではないだろうか。
孫達の土産に「鳩サブレ」も買って帰ることにした。


鎌倉駅には14時10分に到着。
駅前は大変な混雑なため、この日の整理運動は省略である。
『今日はお疲れ様でした~っ』

この日の「鎌倉天園コース」で平成24年度の全ての例会が終了した。
全44回のうち、雨で中止となったのは3回のみで、41回実施したことになる。
天候に恵まれたことに感謝しなければなるまい。

これで一休みしている暇はない。来週からは、25年度の例会が始まる。
また、これまで同様に、元気で歩きたいものだ。
後は天気に恵まれることを祈るばかりである。


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