2014年5月30日(金)
毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第10回(2014年第20回)、「石岡舟塚山古墳周辺」ウォーキングに参加した。
この日のコース地図
石岡舟塚山古墳駐車場を出発し、先ず府中愛宕山古墳へ。
府中愛宕山古墳からいったん引き返し、あらためて舟塚山古墳に向かう。
舟塚山古墳から筑波山の眺望を楽しんだ後は、丘を下って恋瀬川を渡る。
車の通らない恋瀬川の堤防や蓮田・田んぼに囲まれた農道を進み、常磐線踏切を横断。
その後は一般道を通り、恋瀬川に架かる愛郷橋を渡って、高浜神社へ。
高浜神社で最後の休憩をとり、舟塚山古墳駐車場に戻る、という全長約8Kmのコースである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c4/479029ba38610df0092f2398b93d8328.jpg)
第一集合場所の土浦市民会館には、17名が集まった。
この日は、今月初めに梅雨入りが発表されて以来、初めて朝から青空が広がった。
ほぼ2週間ぶりの快晴である。ただ最高気温は29℃とのこと。
『お日様に当ると暑いゎよねっ』 皆さん、日陰で仲間の到着を待つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/4d/8ff921ae79b1bf050326fcdab2a39470.jpg)
舟塚山古墳駐車場
直行した5名と併せ、この日の参加者は22名となった。
早速、会長の掛け声で準備体操。
『思い切り身体を捩じってぇ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/be/b7f9be0b373217bc0a2ce2ee7197ff7e.jpg)
『青い空が眩しいわぁ』
『こんな青い空は久しぶりだねぇ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/42/d61c350d3ea6c3cd3d7726674864cd3e.jpg)
準備体操も終わり、9時48分、Oさんを先頭に出発!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/a4/08ed887cab210169124ff021c4697f59.jpg)
先ずは、府中愛宕山古墳を目指す。
府中愛宕山古墳は、県道118号を渡って舟塚山古墳の反対側にある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/0e/6d95e67eaca85ecdf2deb0bd2c899b5e.jpg)
県道118号からわずか50m程奥である。
『道路からこんなに近くに古墳があるんだぁ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/1d/911027d00ca85482ce20c4851c4556b8.jpg)
府中愛宕山古墳は、舟塚山古墳の北東約300mに位置する前方後円墳である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/1a/8e53fde995ffa28f06c23cac69d86c55.jpg)
後円部から前方部を見たところ。
霞ヶ浦に舟を乗り出す形をしているので、”出舟”と言われる。
この方角が霞ヶ浦となる。築造当初は霞ヶ浦がよく見えたことだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/63/c21eaccfa4bc03e9a02e17c298263376.jpg)
府中愛宕山古墳
全長96.6m、後円部径57m、後円部高8.5m、前方部幅57m、前方部高7.5mの規模が確認されているとのこと。
舟塚山古墳群の中でも規模が大きく、築造年代は六世紀初め頃とされる、そうだ。
『風が気持ち良いゎねぇ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c4/87ae73fc73f1b0e180e5ce1f34727d4a.jpg)
府中愛宕山古墳からの眺望
『昨日の雨で筑波山がきれいに見えるわねっ』
『いつも見てる筑波山とはちょっと違うけど、この形も良いねぇ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/34/3d4839a97faa0a8bc4677014ae86c7ca.jpg)
舟塚山古墳へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/2e/7bcd69d2a94603f97568bb485b117332.jpg)
駐車場まで戻り、あらためて舟塚山古墳へ向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b2/24db2772af17e230d525330dbd5fce84.jpg)
舟塚山古墳の麓の小さな鳥居をくぐり、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/28/ce36c165cb283892d24bb4412ce0af98.jpg)
神社にお参りを済ませて、墳丘へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/58/74aa95a932b49f86907586731aa55ff5.jpg)
舟塚山古墳の後円部から筑波山を望む。
昨日の雨で空気がきれいになっている分、その姿はくっきりと美しい。
『ここから見る筑波山は余計なものがないから良いねっ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/f0/d3a845e2d72eed807522878742028c3b.jpg)
舟塚山古墳動画
舟塚山古墳前方部へ
この古墳は、全長およそ186m、前方部幅100m、後円部径90m、前方部高10m、後円部高11mの規模を持ち、
東国第二位、県内で最大の規模を誇る、とのこと。
新治・行方・稲敷三郡を含めた地域の大豪族の墳墓とみられる、そうだ。
後方が霞ヶ浦になるため、府中愛宕山古墳の”出舟”に対し、”入舟”と呼ばれる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/f4/243b8818a6279389d6b60134aae484c2.jpg)
舟塚山古墳前方部で一息入れる。
熱中症の予防対策として、こまめに休憩を採ることにしよう。
舟塚山古墳は、仁徳天皇陵(大阪府)やウワナベ古墳(奈良県)などに共通する特徴を持っており、
五世紀後半の築造と推定されている、とのこと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/7a/6f30392bbf0c607bca6eb4781b7c5480.jpg)
舟塚山古墳前方部から後円部へ
『府中愛宕山古墳に比べるとかなり広いわねっ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/0c/52b64bd425078b9fb9af65c11f09e1db.jpg)
舟塚山古墳後円部を下る。
『天気も良くて本当に気持ちが良かったわぁ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/26/44/92ed5c07fd4cd36a80ce9ac958bf3b4c.jpg)
木陰の中を恋瀬川方面へ向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/5c/aab95b44d2b6939377d25554d35bca85.jpg)
恋瀬川方面へ向かう。
『林を抜けると暑いねぇ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/13/c8763c7372ac09886e1181d114270576.jpg)
日差しが強い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/56/1049d75e22831074286532032ecb6c43.jpg)
車が通らない田んぼの中を恋瀬川の堤防へ向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/74/749b56150bab611e36f3c4a22754b286.jpg)
この辺りの水田(全体の約1/3)は生産調整作物として、これまでの蕎麦に代えて家畜の飼料米を生産している、とのこと。
この生産調整米が鶏の餌となり、その鶏が「エサ米卵」を産卵すると言うのである。
家畜の飼料として米を生産しているとは知らなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/89/278ac6597d477bb555afedd03e03e485.jpg)
恋瀬川の平和橋を渡るため、堤防上を通って平和橋へ向かおうとしたが、草が背丈ほどに伸びていた。
多少不安はあったものの、距離はさほどないので、Oさんを先頭に数名が草むらの道に挑戦。
半数以上の人は土手の下の農道を進むことに。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/8b/47e04d42b38007600653318bde124b91.jpg)
背丈ほどの草の中を平和橋へ向かう。
子供の頃、こんな草むらの中を走り回っていたことを微かに想い出した。
『大したことはないよなぁ これくらいの草だったらよぉ』
先頭を行くOさんも昔のことを想い出しているのだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/df/1111b00ed2b78028a2b4f7577839ddd9.jpg)
『蛇が出たりしないかしらっ』
後ろに続く女性たちはびくびくしながらの行進である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/c7/9e4ab84cfe8773c9f71ac91fc44252ad.jpg)
恋瀬川に架かる平和橋に到着。
草むらを敬遠して堤防の下を歩いた人たちは既に到着していた。
『お疲れさまぁ』
『大変だったけど、ちょっぴり楽しかったわっ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/0f/07ef1ff69ffe5c2f8e6120f0122473b8.jpg)
たった今歩いて来た土手の正面に恋瀬川サイクリングロードの看板があった。
堤防の上はきれいに舗装されていて、草も生えていない。
『サイクリングロードのスタート地点はここからだったかなぁ???』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/a7/78517a83089a127417aede274fc98568.jpg)
サイクリングロードに疑問を持ちながら平和橋を渡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/8d/e9266efbce62833bc20e6ba01a286464.jpg)
平和橋から恋瀬川霞ヶ浦方面を望む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/d7/7387290580b3f1b214c359736b7bd673.jpg)
平和橋を渡り切ると、左手にサイクリングロードがあった。
サイクリングロードは、平和橋で左岸と右岸に分かれていたのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/f4/80cfe613eef2627e52e0cde0e6589c7f.jpg)
恋瀬川のサイクリングロードを進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/18/e95a750d0f7f95d5ec0129643209a49a.jpg)
堤防の上で一休み。
堤防の上を吹き抜ける風が心地良い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/53/d5b6e53e8dde9151b5df7ae2c63a734f.jpg)
筑波山が美しい。
『今日はどこからでも筑波山が見えるわねっ』
『筑波山に見られているんじゃないかしら?』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/cf/f40f257d2ac26629e6f900762ad63a38.jpg)
水分を補給した後、堤防から下りると、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/a7/960de080e78008eb8d83eade4bc94db1.jpg)
目の前に広大な蓮根畑が広がる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/df/faccc83b862656b3a869411435d7f061.jpg)
蓮根畑の中を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/b6/6c15ddfa878e203b45d5d30084ffd45a.jpg)
水門を通過
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/ee/aadf88e17dd6ae1a48b848b6c25d22b4.jpg)
水門の先を右折し、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/f2/5c3e7d0ef58f01bb7f2920620fa8adff.jpg)
水門に(から)流れ込む小川に沿って進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/1c/ebf01a90f1c88851699929ea9e694baf.jpg)
右手を流れる小川に沿って進む。
後ろに見えるのは水門である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/18/34213cc281f8824d6c1caad5170350fe.jpg)
左手に時折常磐線の列車が走るのが見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/31/d5/e0318b5fe0867e77b7ad40fb002d20d5.jpg)
田んぼの中を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/53/5b49acd9cd510e8349bdea2374596e2e.jpg)
常磐線に沿って田んぼの中を進む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/79/50f98337dcc22d1bfd9bd90c4a0e5c5f.jpg)
一般道路に出た。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/53/0fbbf3574feca94d4b28d782dcb69a80.jpg)
常磐線踏切を渡り、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/45/19513ebf6abda65eb762d19e3ac246c6.jpg)
木陰を見つけて一休み。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/66/2fc05cce3a69373060947a086500ce06.jpg)
『気持ち良いよっ』
100円ショップで買ったと言う携帯扇風機を手にご満悦の会長
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/61/a1ed6cbddec6bbfe31afbed0bb4681d9.jpg)
田んぼの中を進む。
前方は三村の集落か?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/ae/5be2b66555437711db8b218a36919bb8.jpg)
三村集落当りを進む。
後方に筑波山が見える。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/bd/9ea9710ba21e9f996c82f41a9a3007ca.jpg)
三村集落の先を左折して、左手に筑波山を見ながら高浜神社を目指す。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/fb/799ba06b929b6eb7b96a4de9fbe5056f.jpg)
石岡消防署愛郷橋出張所
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/47/c11a0cc12db3bb942e7341a21d4eb0d4.jpg)
トイレを借りようと思い立寄ったが、あいにく全員出払っていて誰もいなかった。
消防車がない、と言うことはどこかで火事でも発生したということだろうか?
しかし、これまでサイレンの音は全く聞えなかったが・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/37/f3/7d18012f72b105274d84c5c7bd57e272.jpg)
愛郷橋を渡る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/b9/28600a226be9347b5d550bc02c6e3a23.jpg)
こちらの道路は既に使われていない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/e0/771c768bcae83ce08f20d0ac641eb315.jpg)
右側に新しい橋を走る車が見える。
古い橋はそのうち撤去されてしまうのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/88/a7dff69d9eb0cc081a7077918bbafafa.jpg)
11時42分、高浜神社に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/b0/0be8ba62a7b6d1f34b8209a2eccd9ae5.jpg)
高浜神社本殿
萱葺きの屋根には苔が生え、歴史を感じさせる雰囲気が漂う。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/d3/3cda80f03c9797eb23c6f659188af3aa.jpg)
高浜神社拝殿
案内板には次のように紹介されていた。
口碑(こうひ)によると、高浜の地は古代には国府の外港として栄えた。
国司は都から着任すると、当国内の大社に報告のため順拝し、また奉幣祈願をするのが習わしであった。
国司が鹿島神社に参拝するには、高浜から船で行くのが順路であったが、荒天で出航不能のときは、
高浜のなぎさにススキ・マコモ・ヨシなどの青草で刈屋(青屋)を作り、遙拝したと云われる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/a7/984d370d68237b26db02e01bf0347b6d.jpg)
高浜神社拝殿前で最後の一休みだ。
国府の人々には、筑波山のほか、もう一つ愛着を持った景観があった。
それは高浜の海であった、と紹介されていた。
また、国府の役人たちは春秋の入江の景色を楽しみ、とくに夏の夕には涼を求めて集い遊んだ、とある。
我々も一時の涼で一息入れ、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/5f/7eae838bac89361166aa862a8006edfc.jpg)
高浜神社を後にすることにした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/97/019366efe1c3ae5f0d27ba01ffe29df8.jpg)
あとはスタート地点の駐車場を目指すのみである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/a3/f09e1f4929ef075adf8d23b1b4aa163d.jpg)
常磐線の踏切を渡り、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/fe/460d5e0d0b3e142e760f7b240a848cf5.jpg)
県道118号線を石岡方面へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7f/cd/2754103711a6d947064c04c4c865ca47.jpg)
Oさんがしんがりを務める。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/37/7c3528f78a35ed196c59882f6e7b2d01.jpg)
12時6分、ゴールの舟塚山古墳駐車場に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/3d/20c013a50d8a561d842df3c1f88b6ae5.jpg)
しんがりを務めていたOさんたちも到着し、全員ゴールイン。
30度近くになる暑いなか、熱中症にも見舞われずに全員無事歩き終わって一安心である。
『お疲れさ~んっ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/40/14/ab2863c3f9a8d36bef4371aca15cbc3b.jpg)
整理体操をして、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/11/1b/1a1c61ec100e91d3c3f6f8ee01685f65.jpg)
『今日は暑い中、大変お疲れ様でしたぁ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/93/a66ae9940a106f795d5b24c9969dcf50.jpg)
梅雨入り後初めての晴れという好天に恵まれ、舟塚山古墳周辺を歩いた。
先週は雨の中の八方ヶ原だっただけに、梅雨の最中の貴重な一日となった。
最高気温が30度近かったにもかかわらず、最後まで全員歩き切ったことは
日頃のウォーキングの成果によるところが大きいのでは、と思っている。
これからまだまだ暑い日が続くと思われるが、暑さに負けずに頑張って歩きたいものだ。
”ウマさんの「健康ウォーキングの会」の目次”へ戻る。
毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成26年度第10回(2014年第20回)、「石岡舟塚山古墳周辺」ウォーキングに参加した。
この日のコース地図
石岡舟塚山古墳駐車場を出発し、先ず府中愛宕山古墳へ。
府中愛宕山古墳からいったん引き返し、あらためて舟塚山古墳に向かう。
舟塚山古墳から筑波山の眺望を楽しんだ後は、丘を下って恋瀬川を渡る。
車の通らない恋瀬川の堤防や蓮田・田んぼに囲まれた農道を進み、常磐線踏切を横断。
その後は一般道を通り、恋瀬川に架かる愛郷橋を渡って、高浜神社へ。
高浜神社で最後の休憩をとり、舟塚山古墳駐車場に戻る、という全長約8Kmのコースである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/c4/479029ba38610df0092f2398b93d8328.jpg)
第一集合場所の土浦市民会館には、17名が集まった。
この日は、今月初めに梅雨入りが発表されて以来、初めて朝から青空が広がった。
ほぼ2週間ぶりの快晴である。ただ最高気温は29℃とのこと。
『お日様に当ると暑いゎよねっ』 皆さん、日陰で仲間の到着を待つ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/4d/8ff921ae79b1bf050326fcdab2a39470.jpg)
舟塚山古墳駐車場
直行した5名と併せ、この日の参加者は22名となった。
早速、会長の掛け声で準備体操。
『思い切り身体を捩じってぇ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/be/b7f9be0b373217bc0a2ce2ee7197ff7e.jpg)
『青い空が眩しいわぁ』
『こんな青い空は久しぶりだねぇ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/42/d61c350d3ea6c3cd3d7726674864cd3e.jpg)
準備体操も終わり、9時48分、Oさんを先頭に出発!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1a/a4/08ed887cab210169124ff021c4697f59.jpg)
先ずは、府中愛宕山古墳を目指す。
府中愛宕山古墳は、県道118号を渡って舟塚山古墳の反対側にある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/0e/6d95e67eaca85ecdf2deb0bd2c899b5e.jpg)
県道118号からわずか50m程奥である。
『道路からこんなに近くに古墳があるんだぁ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/1d/911027d00ca85482ce20c4851c4556b8.jpg)
府中愛宕山古墳は、舟塚山古墳の北東約300mに位置する前方後円墳である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2f/1a/8e53fde995ffa28f06c23cac69d86c55.jpg)
後円部から前方部を見たところ。
霞ヶ浦に舟を乗り出す形をしているので、”出舟”と言われる。
この方角が霞ヶ浦となる。築造当初は霞ヶ浦がよく見えたことだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/63/c21eaccfa4bc03e9a02e17c298263376.jpg)
府中愛宕山古墳
全長96.6m、後円部径57m、後円部高8.5m、前方部幅57m、前方部高7.5mの規模が確認されているとのこと。
舟塚山古墳群の中でも規模が大きく、築造年代は六世紀初め頃とされる、そうだ。
『風が気持ち良いゎねぇ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c4/87ae73fc73f1b0e180e5ce1f34727d4a.jpg)
府中愛宕山古墳からの眺望
『昨日の雨で筑波山がきれいに見えるわねっ』
『いつも見てる筑波山とはちょっと違うけど、この形も良いねぇ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/34/3d4839a97faa0a8bc4677014ae86c7ca.jpg)
舟塚山古墳へ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/2e/7bcd69d2a94603f97568bb485b117332.jpg)
駐車場まで戻り、あらためて舟塚山古墳へ向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/b2/24db2772af17e230d525330dbd5fce84.jpg)
舟塚山古墳の麓の小さな鳥居をくぐり、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/28/ce36c165cb283892d24bb4412ce0af98.jpg)
神社にお参りを済ませて、墳丘へ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/58/74aa95a932b49f86907586731aa55ff5.jpg)
舟塚山古墳の後円部から筑波山を望む。
昨日の雨で空気がきれいになっている分、その姿はくっきりと美しい。
『ここから見る筑波山は余計なものがないから良いねっ』
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舟塚山古墳動画
舟塚山古墳前方部へ
この古墳は、全長およそ186m、前方部幅100m、後円部径90m、前方部高10m、後円部高11mの規模を持ち、
東国第二位、県内で最大の規模を誇る、とのこと。
新治・行方・稲敷三郡を含めた地域の大豪族の墳墓とみられる、そうだ。
後方が霞ヶ浦になるため、府中愛宕山古墳の”出舟”に対し、”入舟”と呼ばれる。
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舟塚山古墳前方部で一息入れる。
熱中症の予防対策として、こまめに休憩を採ることにしよう。
舟塚山古墳は、仁徳天皇陵(大阪府)やウワナベ古墳(奈良県)などに共通する特徴を持っており、
五世紀後半の築造と推定されている、とのこと。
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舟塚山古墳前方部から後円部へ
『府中愛宕山古墳に比べるとかなり広いわねっ』
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舟塚山古墳後円部を下る。
『天気も良くて本当に気持ちが良かったわぁ』
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木陰の中を恋瀬川方面へ向かう。
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恋瀬川方面へ向かう。
『林を抜けると暑いねぇ』
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日差しが強い。
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車が通らない田んぼの中を恋瀬川の堤防へ向かう。
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この辺りの水田(全体の約1/3)は生産調整作物として、これまでの蕎麦に代えて家畜の飼料米を生産している、とのこと。
この生産調整米が鶏の餌となり、その鶏が「エサ米卵」を産卵すると言うのである。
家畜の飼料として米を生産しているとは知らなかった。
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恋瀬川の平和橋を渡るため、堤防上を通って平和橋へ向かおうとしたが、草が背丈ほどに伸びていた。
多少不安はあったものの、距離はさほどないので、Oさんを先頭に数名が草むらの道に挑戦。
半数以上の人は土手の下の農道を進むことに。
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背丈ほどの草の中を平和橋へ向かう。
子供の頃、こんな草むらの中を走り回っていたことを微かに想い出した。
『大したことはないよなぁ これくらいの草だったらよぉ』
先頭を行くOさんも昔のことを想い出しているのだろうか?
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『蛇が出たりしないかしらっ』
後ろに続く女性たちはびくびくしながらの行進である。
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恋瀬川に架かる平和橋に到着。
草むらを敬遠して堤防の下を歩いた人たちは既に到着していた。
『お疲れさまぁ』
『大変だったけど、ちょっぴり楽しかったわっ』
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たった今歩いて来た土手の正面に恋瀬川サイクリングロードの看板があった。
堤防の上はきれいに舗装されていて、草も生えていない。
『サイクリングロードのスタート地点はここからだったかなぁ???』
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サイクリングロードに疑問を持ちながら平和橋を渡る。
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平和橋から恋瀬川霞ヶ浦方面を望む。
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平和橋を渡り切ると、左手にサイクリングロードがあった。
サイクリングロードは、平和橋で左岸と右岸に分かれていたのである。
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恋瀬川のサイクリングロードを進む。
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堤防の上で一休み。
堤防の上を吹き抜ける風が心地良い。
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筑波山が美しい。
『今日はどこからでも筑波山が見えるわねっ』
『筑波山に見られているんじゃないかしら?』
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水分を補給した後、堤防から下りると、
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目の前に広大な蓮根畑が広がる。
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蓮根畑の中を進む。
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水門を通過
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水門の先を右折し、
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水門に(から)流れ込む小川に沿って進む。
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右手を流れる小川に沿って進む。
後ろに見えるのは水門である。
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左手に時折常磐線の列車が走るのが見える。
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田んぼの中を進む。
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常磐線に沿って田んぼの中を進む。
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一般道路に出た。
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常磐線踏切を渡り、
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木陰を見つけて一休み。
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『気持ち良いよっ』
100円ショップで買ったと言う携帯扇風機を手にご満悦の会長
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田んぼの中を進む。
前方は三村の集落か?
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三村集落当りを進む。
後方に筑波山が見える。
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三村集落の先を左折して、左手に筑波山を見ながら高浜神社を目指す。
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石岡消防署愛郷橋出張所
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トイレを借りようと思い立寄ったが、あいにく全員出払っていて誰もいなかった。
消防車がない、と言うことはどこかで火事でも発生したということだろうか?
しかし、これまでサイレンの音は全く聞えなかったが・・・
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愛郷橋を渡る。
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こちらの道路は既に使われていない。
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右側に新しい橋を走る車が見える。
古い橋はそのうち撤去されてしまうのだろう。
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11時42分、高浜神社に到着。
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高浜神社本殿
萱葺きの屋根には苔が生え、歴史を感じさせる雰囲気が漂う。
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高浜神社拝殿
案内板には次のように紹介されていた。
口碑(こうひ)によると、高浜の地は古代には国府の外港として栄えた。
国司は都から着任すると、当国内の大社に報告のため順拝し、また奉幣祈願をするのが習わしであった。
国司が鹿島神社に参拝するには、高浜から船で行くのが順路であったが、荒天で出航不能のときは、
高浜のなぎさにススキ・マコモ・ヨシなどの青草で刈屋(青屋)を作り、遙拝したと云われる。
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高浜神社拝殿前で最後の一休みだ。
国府の人々には、筑波山のほか、もう一つ愛着を持った景観があった。
それは高浜の海であった、と紹介されていた。
また、国府の役人たちは春秋の入江の景色を楽しみ、とくに夏の夕には涼を求めて集い遊んだ、とある。
我々も一時の涼で一息入れ、
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高浜神社を後にすることにした。
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あとはスタート地点の駐車場を目指すのみである。
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常磐線の踏切を渡り、
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県道118号線を石岡方面へ。
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Oさんがしんがりを務める。
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12時6分、ゴールの舟塚山古墳駐車場に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/3d/20c013a50d8a561d842df3c1f88b6ae5.jpg)
しんがりを務めていたOさんたちも到着し、全員ゴールイン。
30度近くになる暑いなか、熱中症にも見舞われずに全員無事歩き終わって一安心である。
『お疲れさ~んっ』
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整理体操をして、
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『今日は暑い中、大変お疲れ様でしたぁ』
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/93/a66ae9940a106f795d5b24c9969dcf50.jpg)
梅雨入り後初めての晴れという好天に恵まれ、舟塚山古墳周辺を歩いた。
先週は雨の中の八方ヶ原だっただけに、梅雨の最中の貴重な一日となった。
最高気温が30度近かったにもかかわらず、最後まで全員歩き切ったことは
日頃のウォーキングの成果によるところが大きいのでは、と思っている。
これからまだまだ暑い日が続くと思われるが、暑さに負けずに頑張って歩きたいものだ。
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