2016年2月21日(日)
2日前の19日(金)、久しぶりに知人のYさんからメールが届いた。
Yさんには、2009年11月から2012年1月にかけて茨城県の「関東ふれあいの道」を一緒に歩き、
実にさまざまなことを教えていただいた。
その後の私のウォーキングに大きな影響を与えた、私の師匠とも言うべき存在である。
そのYさんが、「現在活動中のグループの中から『一度でいいから富士山に登ってみたい』という声が上がり、
この夏”富士登山”を計画したので、参加しませんか?」というものだった。
また、それに備えてトレーニングをするので、そちらにも参加してみませんか?」とのお誘いだった。
トレーニング初日のこの日は、筑波山口から筑波梅林までを歩く、とのこと。
急な話ではあったが、自分も富士山は未だ登ったことがなく、一度は登ってみたい、
と思っていたので、二つ返事で参加させてもらうことにした。
ちなみにYさんは、過去7度富士山に登った、そうである。
13時の集合にはちょっと早めの12時15分、旧筑波鉄道の筑波山口駅に到着。
それらしき人は未だ誰も来ていなかった。
日曜日の午後ともなれば、駐車場は既に満車状態。
「りんりんロード」を走るサイクリング愛好家もいるし、20日から「筑波山梅まつり」が
始まっていたので尚更である。
何とか空いていた場所を見つけて、筑波山を背に車の中で待ことしばし。
三々五々、参加者と思しき人達が到着。
この日集まったのは自分も入れて10名だった。
この日は参加していなかったが、他にも2名ほどいるらしい。
自己紹介の後、Yさんから富士登山とトレーニング計画についての概略説明があり、
13時22分、この日の目的地筑波山梅林を目指して出発!
道標に従って筑波山神社方面を目指す。
いきなり”太陽光発電反対”の看板が目に入った。
何か揉めていることがあるのだろうか?
「観光協力の家」の看板が・・・
”トイレ休憩が出来る”とある。
『これは良いアイデアだねぇ』
雑木林に囲まれた緩やかな坂道を上る。
筑波山道路(県道42号)との合流点に出た。
筑波山道路とは反対側の坂道を進む。
視界が開けたので、振り返ってみると、かなり上って来たことが分かる。
藁葺の古民家風の前を通過。
”売出中”の貼り紙がしてあった。
『こんな場所、買い手がいるのかなぁ』
上りが次第にきつくなった。
筑波山口を出発して約35分経った13時58分、目の前に「つくばグランドホテル」が現れた。
左側を見ると、筑波山神社の大鳥居が・・・
『ここに出たのかぁ』
ようやく今いる場所が分かった。
筑波山市営駐車場へ向かう。
「つくばグランドホテル」を右手に見ながら駐車場へ。
急な石段を上ると、
14時5分、筑波山市営第3駐車場に到着。
駐車場の一番奥に筑波山梅林への近道がある。
筑波山梅林まで約500m、徒歩10分とある。
既に14時を過ぎているので、戻って来る人もいる。
緩やかな山道を進むことおよそ10分、
14時16分、筑波山梅林に到着。
駐車場へ戻る人に訊ねると、『今は5分咲きくらいかな』
園内には、白梅
紅梅、合計30種1,000本ほどが植えられているそうだ。
展望四阿から梅林を観てみよう。
四阿の中は大勢の人が観梅中だった。
『少し霞んでるけど良い眺めだねぇ』
眼下に梅林全体が見渡せる。
ほのかに梅の香りが漂ってくる。
標高約250mの展望四阿から筑波平野を見下ろす。
好天の日には、東京の高層ビル群や富士山も見渡すこともでき、
「関東富士見百景」のひとつとなっている、そうだ。
左側には宝篋山(461m)の電波塔も見える。
白梅も良いが、やはり紅梅が華やかで美しい。
展望四阿を後にして、木製の通路を下る。
『梅の香りが素敵だわねぇ』
筑波山の山体の大部分は硬い「斑れい岩」と呼ばれる深成岩(地下深くでマグマが冷え固まってできた岩石)
によって作られている、とのこと。
Yさん(中央)の説明に耳を傾ける皆さん。
筑波山の斑れい岩は、巨大な一かたまりの岩体をなしているが、女体山山頂付近では白く、
山麓では黒っぽい色をしている、そうだ。
一つの岩体で色が違うのは、マグマが冷え固まる際に比重が大きく黒っぽい鉱物が、
マグマだまりの下部に濃集して、残りの白く比重の軽い部分がマグマの上の方に
残ったためと考えられる、とのこと。
ここで引き返す筈だったが、少し山登りを体験してみようということで、筑紫湖方面へ。
少し行くと、砂防ダムがあり、その脇に上りの道がある、とのこと。
『上りは前傾姿勢で、頭の真下に足を出す感じで』とYさんのアドバイス。
よく見ると山道のような跡がある。
Yさんの後に続く。
小さな沢を渡り、
急坂の山道を上る。
上り始めて5-6分、今日のトレーニングはここまで・・・
Yさんによると、この道は山頂まで5時間近くもかかるそうだ。
ということで、ここで引き返すことに。
『下りで足を傷めることが多いので歩幅を小さくして下るように』とのアドバイス。
来た道を下る。
滑り易いので、注意が必要だ。
先ほど渡った沢を渡る。
『これで富士山登れるかなぁ』と不安そうな女性陣。
まだトレーニング初日、これからである。
梅林の中を通って下ることに。
満開の白梅が美しい。
園内のいたるところに筑波石が散在しており、野趣が感じられる。
野立をやっていた。
昨日から「筑波山梅まつり」が開催されているのだ。
「梅林お休み処」があった。
中へ入ってみると、”梅茶”のサービスが。
ほんのりと梅の香りがして、美味しかった。
”梅茶”の入ったカップを持って土産物の品定めをする皆さん。
知り合いという梅林ボランティア仲間の方に富士登山のことを話すYさん。
『筑波山に登れれば富士山にも登れるよっ』の力強い言葉に、
『何だか富士山に登れそうな気がしてきたわっ』と女性陣。
『だけど一番気を付けなきゃいけないのは、高山病だなっ』
Yさんも同じことを言っていたが、やっぱりそうなんだ。
あとはトレーニングで慣らしていくしかなさそうである。
特設ステージでは、筑波山名物の「ガマの油売り」の口上の真っ最中。
口上にも年期が入っている感じだ。
梅林入口駐車場前で一休みし、体調を整える。
15時23分、下山開始だ。
しばらく筑波山道路(県道42号)を下る。
梅林駐車場前の雑木林が切り開かれていた。
『ここにソーラパネルを作ろうってんじゃないのっ?』
『こんなところじゃ反対されるわよねっ』
上る時に見かけた”太陽光発電反対”看板の理由はどうやらこれらしい。
正直、ここに太陽光パネルが設置されたら景観を損なうだろうな、と思った。
自動車道路(県道42号)をさらに下る。
途中から歩道がなくなった。
この道路は車が多く、道幅も狭いので、歩いていて危険を感じる。
『歩行者のことを考えたら歩道を作るべきだよねっ』 ごもっとも。
歩道のない区間を200mほど下ると、上って来た時に通った合流点に。
この先は車は殆ど通らない小路なので、安心して歩ける。
筑波平野が見えてきた。
眩しいほどの日差しを全身に浴びながら下る。
『今日のトレーニングはこんなもんかな』とYさん。
これから半年かけて続けるそうなので、今後が楽しみである。
ゴールの筑波山口へ足取りは軽い。
すっきりと晴れた青空に筑波山が輝いているようだ。
最後は「りんりんロード」を歩き、15時53分、筑波山口(旧筑波駅)に到着。
Yさんから次回の日程の説明があり、この日はここで解散となった。
『次回またよろしくお願いしま~すっ』
『今日は大変お疲れさまでしたぁ』
突然の富士登山トレーニングの誘いだったが、参加して良かったと思っている。
初日のこの日は、筑波山梅林までだったが、今後徐々に高度を上げて筑波山の他、
日光男体山への挑戦も考えている、とのこと。
念願の富士登山に向けて、可能な限りトレーニングに参加して、富士山登頂を果たしたい。
”ウマさんの気ままなウォーキングの目次”へ
2日前の19日(金)、久しぶりに知人のYさんからメールが届いた。
Yさんには、2009年11月から2012年1月にかけて茨城県の「関東ふれあいの道」を一緒に歩き、
実にさまざまなことを教えていただいた。
その後の私のウォーキングに大きな影響を与えた、私の師匠とも言うべき存在である。
そのYさんが、「現在活動中のグループの中から『一度でいいから富士山に登ってみたい』という声が上がり、
この夏”富士登山”を計画したので、参加しませんか?」というものだった。
また、それに備えてトレーニングをするので、そちらにも参加してみませんか?」とのお誘いだった。
トレーニング初日のこの日は、筑波山口から筑波梅林までを歩く、とのこと。
急な話ではあったが、自分も富士山は未だ登ったことがなく、一度は登ってみたい、
と思っていたので、二つ返事で参加させてもらうことにした。
ちなみにYさんは、過去7度富士山に登った、そうである。
13時の集合にはちょっと早めの12時15分、旧筑波鉄道の筑波山口駅に到着。
それらしき人は未だ誰も来ていなかった。
日曜日の午後ともなれば、駐車場は既に満車状態。
「りんりんロード」を走るサイクリング愛好家もいるし、20日から「筑波山梅まつり」が
始まっていたので尚更である。
何とか空いていた場所を見つけて、筑波山を背に車の中で待ことしばし。
三々五々、参加者と思しき人達が到着。
この日集まったのは自分も入れて10名だった。
この日は参加していなかったが、他にも2名ほどいるらしい。
自己紹介の後、Yさんから富士登山とトレーニング計画についての概略説明があり、
13時22分、この日の目的地筑波山梅林を目指して出発!
道標に従って筑波山神社方面を目指す。
いきなり”太陽光発電反対”の看板が目に入った。
何か揉めていることがあるのだろうか?
「観光協力の家」の看板が・・・
”トイレ休憩が出来る”とある。
『これは良いアイデアだねぇ』
雑木林に囲まれた緩やかな坂道を上る。
筑波山道路(県道42号)との合流点に出た。
筑波山道路とは反対側の坂道を進む。
視界が開けたので、振り返ってみると、かなり上って来たことが分かる。
藁葺の古民家風の前を通過。
”売出中”の貼り紙がしてあった。
『こんな場所、買い手がいるのかなぁ』
上りが次第にきつくなった。
筑波山口を出発して約35分経った13時58分、目の前に「つくばグランドホテル」が現れた。
左側を見ると、筑波山神社の大鳥居が・・・
『ここに出たのかぁ』
ようやく今いる場所が分かった。
筑波山市営駐車場へ向かう。
「つくばグランドホテル」を右手に見ながら駐車場へ。
急な石段を上ると、
14時5分、筑波山市営第3駐車場に到着。
駐車場の一番奥に筑波山梅林への近道がある。
筑波山梅林まで約500m、徒歩10分とある。
既に14時を過ぎているので、戻って来る人もいる。
緩やかな山道を進むことおよそ10分、
14時16分、筑波山梅林に到着。
駐車場へ戻る人に訊ねると、『今は5分咲きくらいかな』
園内には、白梅
紅梅、合計30種1,000本ほどが植えられているそうだ。
展望四阿から梅林を観てみよう。
四阿の中は大勢の人が観梅中だった。
『少し霞んでるけど良い眺めだねぇ』
眼下に梅林全体が見渡せる。
ほのかに梅の香りが漂ってくる。
標高約250mの展望四阿から筑波平野を見下ろす。
好天の日には、東京の高層ビル群や富士山も見渡すこともでき、
「関東富士見百景」のひとつとなっている、そうだ。
左側には宝篋山(461m)の電波塔も見える。
白梅も良いが、やはり紅梅が華やかで美しい。
展望四阿を後にして、木製の通路を下る。
『梅の香りが素敵だわねぇ』
筑波山の山体の大部分は硬い「斑れい岩」と呼ばれる深成岩(地下深くでマグマが冷え固まってできた岩石)
によって作られている、とのこと。
Yさん(中央)の説明に耳を傾ける皆さん。
筑波山の斑れい岩は、巨大な一かたまりの岩体をなしているが、女体山山頂付近では白く、
山麓では黒っぽい色をしている、そうだ。
一つの岩体で色が違うのは、マグマが冷え固まる際に比重が大きく黒っぽい鉱物が、
マグマだまりの下部に濃集して、残りの白く比重の軽い部分がマグマの上の方に
残ったためと考えられる、とのこと。
ここで引き返す筈だったが、少し山登りを体験してみようということで、筑紫湖方面へ。
少し行くと、砂防ダムがあり、その脇に上りの道がある、とのこと。
『上りは前傾姿勢で、頭の真下に足を出す感じで』とYさんのアドバイス。
よく見ると山道のような跡がある。
Yさんの後に続く。
小さな沢を渡り、
急坂の山道を上る。
上り始めて5-6分、今日のトレーニングはここまで・・・
Yさんによると、この道は山頂まで5時間近くもかかるそうだ。
ということで、ここで引き返すことに。
『下りで足を傷めることが多いので歩幅を小さくして下るように』とのアドバイス。
来た道を下る。
滑り易いので、注意が必要だ。
先ほど渡った沢を渡る。
『これで富士山登れるかなぁ』と不安そうな女性陣。
まだトレーニング初日、これからである。
梅林の中を通って下ることに。
満開の白梅が美しい。
園内のいたるところに筑波石が散在しており、野趣が感じられる。
野立をやっていた。
昨日から「筑波山梅まつり」が開催されているのだ。
「梅林お休み処」があった。
中へ入ってみると、”梅茶”のサービスが。
ほんのりと梅の香りがして、美味しかった。
”梅茶”の入ったカップを持って土産物の品定めをする皆さん。
知り合いという梅林ボランティア仲間の方に富士登山のことを話すYさん。
『筑波山に登れれば富士山にも登れるよっ』の力強い言葉に、
『何だか富士山に登れそうな気がしてきたわっ』と女性陣。
『だけど一番気を付けなきゃいけないのは、高山病だなっ』
Yさんも同じことを言っていたが、やっぱりそうなんだ。
あとはトレーニングで慣らしていくしかなさそうである。
特設ステージでは、筑波山名物の「ガマの油売り」の口上の真っ最中。
口上にも年期が入っている感じだ。
梅林入口駐車場前で一休みし、体調を整える。
15時23分、下山開始だ。
しばらく筑波山道路(県道42号)を下る。
梅林駐車場前の雑木林が切り開かれていた。
『ここにソーラパネルを作ろうってんじゃないのっ?』
『こんなところじゃ反対されるわよねっ』
上る時に見かけた”太陽光発電反対”看板の理由はどうやらこれらしい。
正直、ここに太陽光パネルが設置されたら景観を損なうだろうな、と思った。
自動車道路(県道42号)をさらに下る。
途中から歩道がなくなった。
この道路は車が多く、道幅も狭いので、歩いていて危険を感じる。
『歩行者のことを考えたら歩道を作るべきだよねっ』 ごもっとも。
歩道のない区間を200mほど下ると、上って来た時に通った合流点に。
この先は車は殆ど通らない小路なので、安心して歩ける。
筑波平野が見えてきた。
眩しいほどの日差しを全身に浴びながら下る。
『今日のトレーニングはこんなもんかな』とYさん。
これから半年かけて続けるそうなので、今後が楽しみである。
ゴールの筑波山口へ足取りは軽い。
すっきりと晴れた青空に筑波山が輝いているようだ。
最後は「りんりんロード」を歩き、15時53分、筑波山口(旧筑波駅)に到着。
Yさんから次回の日程の説明があり、この日はここで解散となった。
『次回またよろしくお願いしま~すっ』
『今日は大変お疲れさまでしたぁ』
突然の富士登山トレーニングの誘いだったが、参加して良かったと思っている。
初日のこの日は、筑波山梅林までだったが、今後徐々に高度を上げて筑波山の他、
日光男体山への挑戦も考えている、とのこと。
念願の富士登山に向けて、可能な限りトレーニングに参加して、富士山登頂を果たしたい。
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