ウマさんの気ままな行動日記(その2)

ウォーキング、ハイキング、釣り、ドライブ、100名城巡りなどをレポートします。

平成29年 有志一泊忘年会(2日目 小町の里)

2017年12月18日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2017年12月18日(日)

毎週金曜日、主に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成29年の通常例会は、先週15日(金)に無事終了した。
通常例会ではちょっと物足りない(飲み足りない)という有志が集い、
恒例の「一泊忘年ウォーキング」を実施することになり、参加した。

当初は、福島県伊達市の霊山ハイキングを計画していたが、紅葉も終わり、
少し遠すぎるのでは、という意見もあったことから、それならばと地元の
筑波山周辺でということになった。
1日目は、筑波山口から筑波山神社までを歩き、「つくばグランドホテル」で
心ゆくまで酒を酌み交わした。

2日目の朝を迎えた。
日の出直後の霞ヶ浦方面


大鳥居方面
今日も良い天気になりそうだ。


薄らとだが富士山も見えた。
(ホテルの従業員によると、昨日はよりはっきり見えたそうだ)


朝食は昨夜と同じく2F万葉の間、バイキング形式である。


朝から食欲旺盛な皆さん。


今日も頑張ろう。


部屋代は1泊2食税込で約13,000円。
それに飲物代を入れると、一人約15,000円になった。
フロントで清算を済ませ、8時42分に「つくばグランドホテル」を出て、


ホテル前の駐車場へ。
この日はパープルラインを通って小町の里を目指すことにした。
8時45分、小町の館に向けて出発!


9時11分、途中朝日峠駐車場(標高262m)で一休み。


空気は冷たかったが、朝日峠から筑波平野の景色を満喫した。
『いやぁ これはなかなか素晴らしい眺めだね~っ』


小町の里が眼下に見える。
残念ながら、富士山は少し方角が異なるため、ここからは見えない。


『牛久大仏が見えるよっ』


少し場所を移動すると、牛久大仏が見えた。


9時31分、小町の館駐車場に到着。


体調を整えて、
9時39分、坂東三十三観音霊場26番札所の清滝寺を目指して出発!


上空は雲一つない快晴である。
『いやぁ素晴らしい天気になったねぇ』


南明山清滝寺方面へ。
以前はこのような標識はなかった。
『分かり易くて良いよねっ』


9時45分、翠巌山向上庵への分岐点を通過
(この時は、向上庵へ立ち寄ることは頭にはなかった)


朝日トンネル手前に土浦亀城ライオンズクラブ寄贈による
朝日トンネル開通記念植樹とその記念碑が建てられていた。
記念樹は、枝垂れ桜のようだ。


朝日トンネル道路を潜り、


坂東三十三観音霊場26番札所の南明山清滝寺へ。


『立派な松だねぇ』
『松って手入れが大変なんだよねっ』


前方突き当りに清滝寺の石段が見えて来た。


急な石段を上ると、


風格のある清滝寺の山門が聳えていた。
『立派な門だなぁ』


清滝寺山門の仁王像(阿像)、なかなか迫力がある。


清滝寺山門を潜ると、さらに急な石段が続く。


9時58分、清滝寺本堂前に到着。
清滝寺は、推古天皇十五年(706)にこの寺の背後の山に創建されたと伝えられ、
大同年間(806~810年)に現在地に移されたという。
天正年間に小田氏・佐竹氏の兵火により焼失し、江戸時代に再建されたが、
昭和44年に不審火により、山門のみを残して焼失してしまったとのこと。
現在の本堂は昭和52年に再建されたものである。


清滝寺の本尊は聖観世音菩薩。
坂東三十三箇所の第26番札所であり、清滝観音とも称される。
清滝寺にお参りを済ませ、


本堂をバックに全員で記念撮影だ。


会長が撞いた重厚な鐘の音が境内に響いた。


再び山門を潜り、


10時7分、清滝寺を後にした。


小町の館を目指す。


朝日トンネル道路を潜り、


小町の館を目指す。


時計は、10時18分を差していた。
このまま小町の館に戻るには早すぎるし、ウォーキングの会としては物足りない。
向上庵へ立ち寄って行くことにしよう。
ということで、翠巌山向上庵を目指すことに。


向上庵へ。


山裾の突き当り、向上庵の参道の先には、


細くて急な石段が続いている。
石段の途中には、ちょっとした庭のようなスペースがあり、
石碑や石像が配されている。


茶筅塚
石段途中の左手には茶室があり、その前の庭の石碑には
「茶筅塚 建仁僧堂 素堂(カタツムリ)」と刻まれていた。
茶筅の供養塔である。


さらに石段を上る。


右側に保久歌碑とその横にひっそりと鎮座している石像があった。
保久歌碑には、久保田保久師の説明があり、次のような歌が刻まれていた。
「石段の 古きをくるしみ登るとき 頭上に咲くは大樹の桜」
下ばかり見ていないで上を見れば、そこには桜の大樹がありますよ とのこと。


左:馬祖碑
馬祖大師は唐代(709~788年)の名僧であり虎の如く視、牛の如く行くと賛せられました。
舌が長かったと云われ、「龍之介の鼻」のモデルであったかも知れません、と説明がある。
右:天保三年(1832)建立の如意輪観音像は、十九夜講で信仰されている仏さま、とある。


宝暦十二年(1762)建立の地蔵菩薩像。
天下清平、四民豊楽を願い建立された、とある。


向上庵は、臨済宗建長寺派の寺院で、
暦応年間(1338-1342年)に、小田氏第8代当主の小田治久が創建したと伝えられる。


南天のような真っ赤な実を付けた小枝が竹筒に差されていた。
風情がある。


境内のこの辺りにかつては枝垂れ桜の古木があった。
1970年に県の天然記念物に指定された樹齢300年の枝垂れ桜だったが、
2011年9月、台風15号の強風により根元から折れたため、伐採されてしまった、
そうである。


向上庵を後にして、


小町の館へ。


10時41分、小町の館に到着した。


この日の昼食は、JA土浦北の「まほら庵」を予定している。
小町の館からJA土浦北までは、車で10分ほどだ。
11時30分頃に行けば良いだろう。
それまでには少し時間があるので、日枝神社へ行ってみることにしよう。
日枝神社へは30分もあれば往復出来るだろう。


ということで、日枝神社に向かった。


小野小町の墓標入口を通過
小野小町は、平安時代の名高い歌人でその美貌でも知られる。
京からみちのくへの旅路で病を得た小町は、この地で力尽き、
村長の家で手厚く介抱されたが、元慶七年(883)7月7日、
69歳で亡くなったと伝えられる。


旧い墓と新しい墓が混在している墓地を通過
『歴史を感じるねぇ』


早くもスイセンの花が咲いていた。
この辺りは南向きなので温かいのだろう。


10時57分、小町の館から15分ほどで日枝神社に到着。


日枝神社の鳥居


鳥居の横に流鏑馬祭の碑があった。
日枝神社は、流鏑馬祭が有名である。
この流鏑馬祭は、農作物を食い荒らし、村人に害をなした大猿を領主と弓の達人が
退治したという室町時代の伝承を基に、一連の出来事を再現したもので、
物語性を持つ珍しい流鏑馬、とのこと。
県指定無形民俗文化財となっている。


鳥居前の長い直線の参道で行われる流鏑馬祭は、
毎年4月第1日曜日に行われる、そうだ。
一度見てみたいものである。


日枝神社の拝殿


拝殿に参拝


日枝神社の本殿は、火災の為延享五年(1748)4月に再建された。
素晴らしい彫刻が施されている。


日枝神社を後にして、小町の館へ。
朝日峠の麓にのどかな景色が広がる。


小町の館を目指す。


朝日峠からパラグライダーが次々に飛んできた。
『気持ち良さそうだな~っ』


田んぼに着地
(飛んでいたのとは別のパラグライダー)


11時19分、小町の館の水車、


小町の里の碑前に到着し、JA土浦北に向けて車を走らせた。


11時31分、JA土浦北に到着した。ほぼ予定していた時刻だ。
駐車場にはたくさんの車が駐車していた。満車状態だ。


産直の売り場の中を通り抜けて「まほら庵」の暖簾を潜ると・・・


ほぼ満席状態だった。
『やばいっ』と思ったが、何とか2か所に分かれて座ることができた。
最後の空席だった。
『席が確保出来て良かったぁ』 何とか間に合って一安堵である。


「まほら庵」は、11時に開店ということで、11時前には行列が出来るそうだ。
ちょっと認識が甘かった。
その後も次々とお客が来店し、たちまち空席待ちの列が出来た。


注文したのは、「エビ天せいろそば」(920円)だ。
”なくなり次第終了”という「まほら庵」名物の炊き込みご飯が付いている。


『けっこうボリュームがあるなぁ』


皆さん、満足の様子に一安心。
食後、ここで解散ということで、めいめい帰路に就いた。
『皆さん、大変お疲れさまでした~っ』
『どうか良いお年を~っ』


解散した後に野菜売り場を見て回り、


白菜(2個で500円)を買って帰ることにした。
かみさんに好物の白菜の漬物を漬けてもらうことにしよう。


有志による一泊忘年ウォーキングが終わった。
2日目のこの日は、小町の里周辺を歩いた。
当初の案では、小町の館と清滝寺の往復を歩くのみとしていたが、
やはりそれではもの足りず、向上庵、日枝神社と足を延ばしたことで、
当会の面目を保てたように思う。

これで今年のスケジュールは全て終了したことになるが、
3週間余の休みの後、新たな年の例会が待っている。
来年も変わらず、皆さんと元気に楽しく歩き回りたいものである。

この日の万歩計は、9,000歩を少し超えていた。

平成29年 有志一泊忘年会(1日目)

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