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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



よかったのか!?なり~



今日は長い1日でした。
朝から水曜日に行うパパ「傷口にカメラを入れて掃除する手術」の説明を主治医に聞くために実家に戻っていました。
↑もちろんに付き合ってもらった。
ママを少しでも解放してあげようと昼ぐらいに着いたのですが、ママは既に
限界を超えているようでした。
そして、パパは、完全に宇宙人になっていました。
何も食べられない、喋ることも怒ることも出来なくなっていました。
ただベットで子供のように小さく動き、うめき声を上げるだけでした。
私は、あまりの様子に声も出ませんでした。
あ、でも、今日は久しぶりにパパに対して優しい気持ちになれたの。
放っておくと、無意識のうちに自分で点滴やベッドの柵を外しちゃうからね、
ずっと見張って悪さが出来ないように手を握ってたの。
↑声を掛けても返って来ないけど、手を握ってると安心するみたい。
パパの手は暖かい。ちょっとだけ嬉しかった。
最近ね、の知り合いが奥様を亡くされてね、それ以来、は私に触って「暖かい。良かった。生きてる」って言うの。
↑おかしいでしょ?(笑)
それでね、思い当たったの。
以前、パパが私の冷たい手を嫌がって「触るな!」って怒った意味が。
彼は、私の冷たい手が怖かったんだって!
「冷たい手=死」のイメージだったんだよ。
パパは怖かったのに、優しく出来なくてごめんね。

まず外科医に具体的な施術の説明を受けました。
麻酔以外は危険な施術ではないようです。
↑全身麻酔はしないらしいが。
私はここ何ヶ月も後悔し、悩んでいることがあったんです。
11月末に1回目の気胸の手術をするときに、パパ「手術は絶対に嫌だ」と言っていたんです。
それなのに、私たちは手術を勧めました。
最終的には、手術はパパが決めたことだけど、あのときもし、パパの意思を尊重していたら・・・と考えるとたまらないんです。
気胸を放置しておいたら、おそらくパパはもういなかったと思います。
しかし、きっとこんなに痛い思いをせず、人間として最期を迎えられていた
はずです。
今更そんなことを言ったも始まらないことは、よーくわかってます。
だけど、考えずにはいられないんです。
もうそんな思いはしたくない。
今回の手術も状態が少しくらい改善されたとしてもそれがどうした?
↑外科医は「劇的な回復は期待するな」と言った。
今のままで1ヵ月命が延びることになったとしても、そのことに意味を見出せないんです。
主治医が「少しでも可能性があるのなら」と考えてくださるのは、ありがたいことですが、パパを見てて奇跡が起こらないことは、歴然なんです。
悲しいけど、現実は目の前の宇宙人になってしまったパパ
「最後まで諦めるな」なんて言葉は、残酷なだけ。
そんな気持ちがあったので外科医に「手術をするかどうか迷ってる」と思い
切って言ってみました。
外科医は、ちょっとムッとした調子で「いいですよ。別に無理してやらなくて
いいし、よく考えてください」
と言った。
外科医にしてみれば、主治医に頼まれたからスケジュールを入れてやったのに、という気持ちがあったのでしょう。
外科医も主治医も一所懸命「何かいい方法があるんじゃないか?」と考えてくださってることは、充分わかっています。
わかっていますが、もう流されて後悔したくないんです。
その場で「同意書」にはサインしませんでした。

続いて主治医からの説明。
パパがおかしくなったのは、精神的なもの+薬のせいなのか、癌が脳に
転移してしまったからなのか・・・。
明日、元々癌のある胸と頭のCTを撮るということだった。
もし、転移があるなら、水曜の手術は白紙になるという。
検査の結果次第で「同意書」にサインすることにした。
今まで「希望が持てる話」しかしなかった主治医も、さすがに今日はとても
じゃないが出来ない様子だった。
ママが心配なこと、私の正直な気持ちを伝えて、今後はパパ苦痛を少しでも取ってくれるようお願いした。
既に意思の疎通も出来なくなっているのに、無駄な意識を残して欲しくない。「緩和治療」を積極的に進めて欲しい。
たとえ1日だけでも、家に戻って皆でごはんを食べる。
そんなことが出来れば・・・どんなに幸せか。
もう戻らない時間、そして、やって来ない時間。

明日また行かなきゃいけないけど、一旦こちらに戻ることにした。
↑きっとその方が休めるだろうからね。
家に帰っても作る気になれないし、ちゃんとしたものも食べられそうにない。
というわけで、家に戻る途中で、大喜製麺所でさぬきうどんを食べた。
↑鈴鹿にある。
ぶっかけ海老おろし
もう味もわからないし、どこに入っていったかもわからないよ。
家に戻ってからも、ずっと外科医や主治医に正直な話をしてしまったことを「アレでよかったのか?」と考え続けています。
パパ・ママのために、彼らに黙って従っていた方がよかったのか。
たまにしか行かない私が治療のことに口を出してよかったのか。
んなもん言う前に考えろって!
言ってしまってからじゃ遅いだろうがぁ~。
きっと答えなんか出ない。
何をしても何を言っても後悔するはずなんだよね。


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