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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



南座の顔見世に行って来たなり〜







寒いなぁ、今朝は寒くて目が覚めたよ。
先週の京都は、コートがいらないくらい暖かかったのになぁ。
まぁ、12月も半ばだもんね。

さて、南座の記録だけ残しときます。
やっぱり12月の京都の顔見世は特別よねー。
この日は花街(先斗町)総見の日で、客席はもちろん入り口から華やかでした。
一部の演目は、「義経千本桜 すし屋」「龍虎」でした。
獅童さんがいがみの権太だったの。
たぶんニンだろうなぁとは思っていたけど、あれほどハマってるとは!という感じ。
相変わらず、「なんで急に忠誠心?急に孝行息子?」「いつの間に妻子が出来とんねん」と突っ込んじゃう演目ね。
だけど、獅童さんの熱演にグッと来たよ。
上手い下手じゃないんだよなぁ、胸を打つお芝居ってあるんだよねー。
本当によかった。
南座の顔見世に主役、義経千本桜すし屋のいがみの権太よ。
ここまでよく頑張られたよね。
ちょっと可笑しかったのは、梶原景時(鴈治郎はん)が舞台にいたこと。(笑
「2人いるじゃん」って、心の中で突っ込んでおいた。
ハハハ。
席はセンターブロック花道寄り、最前列で獅童さんの位置を狙って取りました。
何度目が合ったことか。(笑
彼の汗が飛んで来そうな席でした。
あ、そうそう。
首が入った桶とお金が入った桶が間違われる場面で、客席から「あっ!」と声が上がってた。
そうだよね、ここはそういう反応がいるよね。
こういう音(声)はいいんだけどさぁ、携帯の着信音はなるべく勘弁して欲しいわ。
↑電波が遮断されてないらしく、携帯が4回も鳴ってた。
「龍虎」は虎之介さんと扇雀さん親子。
私、毛振りの演目の中では、この「龍虎」がシャープで好きなの。
だから楽しみにしてたんだけど、ちょっと違った。
前に染五郎さんと幸四郎さんで観たときは、もっとこうアグレッシブというかスピード感があったの。
なんだろ、扇雀さん親子にはもっとしっとりしたものの方が合っているように思う。
10月の中村座の「綾の鼓」はめっちゃよかったもの。

二部は「封印切」「松浦の太鼓」
「封印切」はあまり好きな演目じゃないんだけど、やはり関西で観るべきものよね。
鴈治郎扇雀兄弟の忠兵衛梅川、何回目かなぁ、お二人だと悲壮な感じがないんだよね。
若気の至よね、と見ていられる。
八右衛門の愛之助さんは、めっちゃ憎たらしい役のはずなのに可愛らしかったの。
なんだろ、じゃれ合ってる感じ?
いやいや、芝居が変わって来るやん。
この後死への旅が始まる悲劇なのに、何故か2人の恋を応援してたわ。
今回は嫌な気分にならなくて済んだ。
素直に純愛として見てたのかもしれない。
「松浦の太鼓」はお話は知っていたけど、生で観るのは初めてだったの。
仁左衛門さん演じる松浦のお殿さん、ミーハーで助平なおっさんの話?
ちゃうちゃう。(笑
松浦のお殿さんは吉良家のお隣りに住んでて、赤穂浪士が討ち入りをするのを楽しみに待ってるの。
ところが一向に討ち入りをしないもんだから、浪士を兄に持つ奉公人お縫をクビにすると言い出す。
なんちゅう了見の狭いおっさんやねん。
しかも、散々セクハラ的なことを言うてるし。
↑仁左衛門さんの醜聞の後なので笑いにくい。(笑
討ち入りは娯楽ちゃうし、奉公人は自分のもんちゃう。
最悪なおっさんやで。
俳句の師匠其角(歌六さん)とお縫いの兄・大高源吾(獅童さん)が交わした句に討ち入りのヒントが隠されててー
お殿さんが勇んで助太刀をしようと馬に乗ったところで、大高源吾が討ち取った報告に来る。
お殿さん、大喜びと。
其角と大高源吾が句を交わし合ってるのを見て、武士として風流人としても立派やと感心して幕。
なんやねん。
めっちゃ勝手な殿さんやなぁ。(笑
全然共感出来へんわ。
二部は仁左衛門さんの真ん前に来るように席を取りました。
どんなに悪さをしても、許してしまうわ。(笑
ほんま、80近いおじいちゃんに見えへんで。
おじいちゃんがなんであんなにエロくて可愛いいんやろ。
ハイ、付いて行きます。
そうそう。
ほぼセリフのない家来役で、隼人さん虎之介さん鷹之資さんが並んで座ってたのね。
あんなもったいない使い方するんだ。(笑
その中で隼人さんが一番芝居をしてた。
腰巾着ぶり、なかなかよかったよ。
鷹之資さんはちょっとサボってたかな。
ハハハ。
二部は濃くて、がっつり観た!って感じで顔見世を堪能しました。
一部と二部を合わせて4時間半くらい観たのかなぁ、思ったほど疲れなかったんだよねー。
エアウィーヴ薄いサブトンが導入されていたの。
あの薄いサブトンのお陰かなぁ。


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