宇ち中
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2007/08/04
(続き)
15:22に沼津駅を出た東海道線島田行の電車は、予定通り15:48に新蒲原の駅に到着します。



駅を出てロータリーに展示してある桜えび漁船に向かって右手、信号を渡ったところに岩科酒場、そして酒場の左側に岩科酒店が並んで立っています。開店時刻は16時、しばらく酒屋さんのほうひやかします。



静岡のお酒を中心に、日本各地の銘酒が並んでいます。日本酒好きの方にはたまらない状態。そして16時になって酒場もオープン、我々はせっかくなのでカウンター席に4人並んで着席しました。



黒板にはびっしりとおつまみが書かれていて、ほとんどが200円前後。「やっこ」の110円から始まり、一番高いもので「ウナギ」の450円というメニュー構成です。まずは瓶ビール(大、370円)をもらい乾杯。そしていろいろメニューのなかからおかずを選びますが、中に「シラガ」(200円)というものが。頼んでみると太刀魚でした。



太刀魚の小さいのをシラガというのですね。他に「サンマのたれ」(260円)をいただきましたが、これは秋刀魚のひらきのみりん干しのようなものでした。そしてこちらのお店ではウナギの次に高額メニューである「イルカのスマシ」(400円)もいただきました。



スマシというのはイルカの背びれの部分のようです。蒲原・由比あたりでしか食べられない貴重なものだそうです。風味や味わいは、あっさりとした鯨ベーコンといった感じで、結構噛みごたえがあります。そしてせっかくなので日本酒も。



「高砂・山田錦」(270円)。高砂は富士宮の酒蔵ですね。コップ一杯なみなみと。これで270円というのはかなりお得なんじゃないでしょうか。



「高砂・楽」(250円)。これも250円というのはかなり素敵な価格です。この後のことを考えてボクは日本酒をいただきませんでしたが、Kさん、Sさんはやはりお強いですね。全くノーダメージだったようです。さらにおかずを追加、「新落花生」(300円)を頼んでみます。



やはり茹で落花生で出てきました。ボクの実家もそうですが、このあたりでも茹で落花生の文化なんですね。そして黒板に書ききれなくて、壁に直接チョークで書かれている「黒ハン焼」(230円)もいただきます。



焼いた黒はんぺん。シンプルで旨いです。おでんに入っているものと違って、香ばしい感じがたまりませんね。ほかに「ゆでしらす」(260円)もいただきましたが、やはり地物だけあって量もたっぷり。美味しかったです。そして、そろそろ電車がという頃になって「金目鯛」(260円)が焼けてきました。



金目鯛もこのあたりでとれるお魚。さすがに小ぶりですが、それでも260円というお値段は安いですねえ。そんなこんなで金目鯛をやっつけてごちそうさまです。ビール3本お酒2杯で、お会計は4人で3,540円。なんと1人1,000円いってないです。



1時間ちょっとの滞在でしたが、まったりとした空気を満喫できた充実のひととき。Kさんご夫妻、ひよっこSさんにもご満足いただけたようで何より何より。大満足で新蒲原の駅へ戻っていったのでした。
(つづく)

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