宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2007/08/10
(続き)
岸田屋で十分涼んだ後、まだまだ気温の下がらないもんじゃストリートを歩きます。ここでS先輩、「そういえば月島でもんじゃを食べたこと無いなぁ」と。それじゃ、もんじゃ行っちゃいましょうということでお店を探します。ボクが月島でもんじゃといえば「近どう」。かれこれ4年ほど前に3回くらい来たことがあって、まあまあ満足だったのでした。もんじゃストリートと清澄通りに挟まれた通りにあるこのお店、行ってみると超満員、向かいの2号店も一杯のようです。なるほど、人気店なんですねえ。さすがに並ぶのも何ですし、ということでもんじゃストリートへ逆戻り。適当に歩いて通り沿いにある「もん吉 西仲店」に入ることにしました。



有名人の写真などが入り口横のガラスに張られていて、そういえば聞いたことのある店名だなと思いつつお店に入ると、1階は半分ほどの入りですが、店員さんに2階へ通されます。2階も半分ほどの入りで、我々は突き当たり、窓際のボックス席に通していただきました。まずはここでも生からです。



ちょっと遠回りをさせてしまった分、ビールも美味しいですよね、なんて言っちゃいます。そしてもんじゃはキムチ入りを注文。程なくして店員さんがもんじゃを持ってきてくれて「ご自分で焼きますか?」と聞いてくれます。いやいや、ここはプロにお任せしましょう、ということで焼いてもらうことにしました。するとさすがプロ。ここからできあがりまでは、ホントあっという間でした。



まずはキャベツなどの具を鉄板の上にのせ、大きなコテを2つ使ってキャベツをざくざくと刻みながら焼きます。



いい感じで焼き色が付いてきた頃に、ドーナツ上に具を広げます。いわゆる土手ってやつですね。



そして真ん中のスペースに、先程残しておいたもんじゃの汁を一気に流し込みます。ここはさすがプロ、土手が決壊しないんですね。ぐつぐつといい感じで汁が煮立ってきます。



そして頃合いを見てまわりの土手を崩して汁と融合させます。このコテさばきが素速いの何の。目にも留まらぬ速さです。



そして完成。この間、画像の撮影時間を見るとものの2分です。あまりにも完成された動きで、S先輩と2人ぼーっと見とれてしまいました。店員さんの「どうぞ」の声に我に返り、小さなコテで食べ始めます。うん、なかなか旨いですね。最初の頃はちょっとコテにつきづらいですが、ぐつぐつと煮込まれていくうちに、小さなコテにぺとっとつくようになります。そしてビールも空いて、もう1杯生をおかわり。



店内は空調が効いているのですが、いかんせん鉄板が熱いのでビールがすすみます。そしてキムチの入ったもんじゃもすすむすすむ。



やっぱり終盤の、半分お焦げでぱりぱりの状態が結構好きだったりします。たまにはこういうもんじゃもいいもんですねえ、なんて言いつつもんじゃをつつきます。この頃、既にもんじゃを終えて呑みモードに入りたいらしい隣のお客さんを、店員さんがしきりに来てはっきりと退店を促すような仕草が。なるほど、もんじゃを頼まないといちゃいけないんですね、という感じが伝わってきました。それじゃ、ということでもんじゃも無くなり、ビールも呑み干してごちそうさまをすることにします。



50分ほどの滞在でお会計は3,150円でした。それにしても、1階は来る時より空いているし、満席でもないのに、もんじゃが終わったお客さんを帰そうとするのは、人気店ならではのマニュアル化されたオペレーションなんでしょうか。正直、何だか我々までせかされているような気がしてしまいました。もんじゃを焼くのもむちゃくちゃ早かったですが、お店を回転させるための一辺倒な接客というのはいかがなものかと。もんじゃそのものはとても美味しかっただけに、ちょっとがっかりしてしまったのでした。
(つづく)

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