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 年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

皐月晴上野朝風15

2008年11月28日 | 福神漬
皐月晴上野朝風15
明治23年5月に上演された歌舞伎は時代の変わり目だった。森鴎外も観劇していたようで『芝居小屋と寄席の近代』倉田喜弘著によると『団十郎の濁っただみ声は聞くに堪えないので耳栓をしたほうがよい。(東京新報23年6月3日)』と鴎外は評論していた、とにかく新富座の『皐月晴上野朝風』を観ていたということになる。

明治23年6月15日読売新聞
昨日の新富座
昨日の同座は日曜と言い、ことに雨天だったため近来になく大繁盛で早速売り切れとなった。また当日成福の演じる上野輪王寺宮(北白川宮)殿下の御兄上である陸軍大将小松宮殿下もご見物あらせられ、また東本願寺の門跡もご見物された。

小松宮殿下の像はどのよう理由か上野公園にある。また輪王寺宮(北白川)もお忍びで芝居を見物したと言う。(彰義隊遺聞より)

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