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えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

希望を抱いて⑦

2025年05月02日 16時10分00秒 | ドンキホーテ
 パレスチナのみなさん 能登のみなさん こんにちは

 毎週火、木曜日の夜はバイトだ。午後6時から11時までの5時間、コンビニ。家の近くだから遅くなっても大丈夫と決めた。入学してからなのでもう3年を超える。4年生になってからは授業の都合で、木曜日は5時半にお店に着いてしまう。6時までは事務所の片隅にある従業員休憩用の小さなテーブル脇の丸椅子に座ってスマホを触ったりしている。この日、事務所に入るとバイト仲間の織田さんがその二つある椅子の片方に座っていた。彼女は近くの高校に通っている2年生。母と小学3年生の弟、保育園に通う妹の四人暮らしで、家計を助けるために高校生になってからバイトを始めた。たしか今日はシフトが入っていないはず。もう一つの椅子に腰かけながら、
「こんにちは、織田さん。今日はどうしたの。勤務なかったよね」
 スマホを見ていて僕に気づかなかった織田さんは少し驚いた様子でこちらを向き、
「あ、こんにちは。日南希さん。そうなんですが、昨日スマホを忘れて取りに来たんです」
 いじくっていたスマホをこちらに向けた。緑がかったカーキ色のチノパンに、それより少し薄い色のスウェットパーカーを合わせている。服装は毎回ほとんど変わらない。女子高生にしては地味? それとも今時の女子高生っぽい?
「いつもきっちりしている織田さんだって忘れることあるんだ」
「今日は母親の仕事が遅くなって、私が妹を保育園に迎えに行くことになったんです。6時に。それまでここで時間をつぶしてたんです」
「そうだったんだ」
「僕はいつものように早めに来て、まだ時間あるからここでスマホでもと思っていたんだ。じゃ、ちょっと時間あるよね」
「はい、少しだけなら」
「この動画見てくれない」
「なんですか。いいですよ」

続く
⑧はこちらをご覧ください。

 上記は昨年夏、イスラエルから攻撃を受けるパレスチナ・ガザを思って書いた創作です。不定期に何回かに分けてご紹介させてもらっています。約1年前の作品です。よろしければご覧ください。SNSなので多くの方に読んでいただけるように細切れです。ご容赦ください。
 停戦を破ったイスラエルのガザ攻撃が続きます。パレスチナで今起き起きていることに関心を持ってください。声を挙げましょう。「イスラエルはガザ攻撃を止めなさい」

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 〒581-0845 八尾市上之島町北5-32-2
 TEL 072-923-5587 FAX 072-996-4187  
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