幸せ 2004.11.9「新札」

「いつも自分をいい風に言う」、妻に言われました。
今晩の夕食での会話です。
ずっと私の両親と同居で、二人の子らもまだ学生です。
今日はその両親も旅行で、子らも帰宅が遅く、
十何年か振りに妻と二人だけで自宅で鍋をつっつきました。

会話の流れはこうです。
お昼に妻が近くに住む妻の父（私の義父）に、たまたま銀行で会いました。
父は幾ばくかのお金を今月発行されたばかりの新札に替えようとしていたのですが、
両替機の使い方がうまくいかず困っていました。
みかねた妻が父を手伝って窓口でうまく両替できました。
夕食時に妻がその話をしました。

それで、私が「幸せやろ」と妻に言ったのです。
私の理屈はこうです。
「実家の近くに住む私と結婚したから、
たまたま今日、銀行で父と会えた。
そして、老いた父の手助けを出来た。
こんな幸せなことは無いだろう」

それに対して妻が私に
「変わってるわー。いつも自分をいい風に言う。
大分変わってるわ」
と笑って応えた次第です。