前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

デフレの真犯人

2013年01月31日 | Weblog

 円より子前の参議院議員の政治資金パーティーに参加しました。その中でデフレの正体に関するパネルディスカッションが行われました。アベノミクスに対する評価が、経済学者やエコノミストにより議論されました。賃金上昇や雇用の伸びにどのように結びつくかが最大のポイントです。これらの議論に触発されて私の考えを述べたいと思います。

  経済のグローバル化によって先進国の賃金が絶えず新興国の賃金に引っ張られ下げ方向に働くことは不都合な真実と言えます。この問題は日本のみならず欧米先進国でも共通の悩みです。

  私の持論ですが、金融的な手法だけでは無理があり、無理やり金融緩和を行い過ぎると資産インフレ、即ちバブルが発生してそれが破綻した時の後遺症はさらに深刻です。成長戦略は、漢方薬みたいに時間はかかりますが、日本経済の体質改善を行っていくしかないと考えます。特に賃金を上げて行くには、人材の競争力を高めるために教育や研修に力を入れて行き、また差別化された人材を多く作り出すしかないと思います。

  デフレの正体とは、韓国や中国の製造現場やインターネット等によりサービスや研究開発の分野までが日本の国内市場影響を与えて来ているグローバル化や高度情報社会化によるものであると私は考えます。その結果生活者としては、安い物品を購入できるメリットを享受できたことは忘れるべきではありません。急激な円安や物価の上昇が、コストプッシュ型のスタグフレーションにならないか注意深く監視して行く必要を感じます。


通常国会始まる

2013年01月29日 | Weblog

 昨日183回通常国会が召集され、会期は6月26日までの150日までです。今年は、7月の参議院選挙が控えていることから会期の大幅な延長は難しく非常に窮屈な日程で、平成24年度補正予算、平成25年度本予算および法案、条約などの審議を行う必要があります。特に2月後半から4月にかけての本予算審議は、大きな山場になることが予想されます。安倍政権の予算及び税法等の関連法案の審議をしっかり行い、国家、国民の観点に立った審議を行いたいと思います。

 先週から民主党政策調査会の部門会議が開かれておりますが、私が属する経済産業部門では中小企業政策に関する補正予算等を省庁横断でヒアリングしました。中小企業の活力を引き出すことは、地域活性化や雇用の安定にも資することですので、最重点政策の一つとして部門として継続的にフォローして行きたいと思います。来週は、中小企業政策に関する税制及び金融をヒアリングします。

 更に民主党税制調査会もここのところ活動が活発化してきました。与党税制改正大綱が発表されましたが、民主党としての評価を行っております。消費税8%引上げ時に、自動車取得税の廃止と自動車重量税暫定部分(当分の間税)の廃止を民主党税調では決議していますが、一方与党税制改正大綱では先送り並びに道路特定財源の復活とも思える表現となっております。今後25年度改正税法の具体的内容にもよりますが、この点は大きな争点になりそうです。必要があれば、法案修正も視野に国会の論戦を進めて行きたいと思います。


「新春の集い」主催 

2013年01月28日 | Weblog

  

 毎年年初に久留米市ホテルニュープラザで行っている参議院議員大久保勉「新春の集い」を無事に終了することができました。玄葉前外務大 臣、藤末前総務副大臣、筑後地方の市町長、国・地方議員等の来賓を始め、各種団体・労働組合、後援会、同窓生、地域の方々など多くの方々に出席していただきました。ありがとうございました。

 写真は終わった後のスタッフの集合写真です。この他にも多くのボランティアの皆さんにも手伝ってもらいました。


大橋議員「新春の集い」等 

2013年01月26日 | Weblog

 1月下旬になると、各団体地域支部や議員の新春行事が多くなってきます。これらの行事は2月中旬くらいまで続き、来賓としての出席が地元での週末活動の中心になります。

 今日は、地方議員で先頭を切って大橋克己福岡県議会議員の「新春の集い」が、大牟田市のホテルで開かれました。大牟田市長を始め、議長、後援会の皆さんなど多くの方が参加して、非常に華やかな集いでした。この他JP労組南筑後支部新年旗開きなどいくつかの行事がありました。 

 今週は、ダボス会議が開かれました。2013年を世界の政治、経済界のリーダー達がどのような年になるか予想しているか議論を聞いていたらよくわかります。今年からダボス会議が一週間早くなっています。中国圏の人達が出席できるように、春節を避けて一週間早く開催するとのことですが、やはりアジアの中心が日本から中国にシフトしている現実を実感せざるを得ません。実際の会議でも、日本人の存在感は低くなってきていることは悲しいことです。ブルンバーグ Davos 2013 Videos が参考になります。

 


経済部門会議

2013年01月23日 | Weblog

 経済部門会議で自動車に係る税制改正について議論を行いました。今週中には、税制改正大綱が編成される予定ですが、それに向けた自民、公明、民主の三党間の協議が行われています。今回の会議では、経済産業省や自販連、自工会、自動車総連からそれぞれの意見を聞き、自動車重量税、自動車取得税等の税制改正に向けた部門内の議論を行いました。

 消費税引上げ時までに、タックス・オン・タックス(二重課税)の問題や道路特定財源廃止後の自動車購入者やユーザーの税負担の公平性の問題を解決することが重要であるとの結論に達しました。今後は、民主党税制調査会や政策調査会内での議論を深めていきたいと思います。

 


経済産業分野の課題

2013年01月22日 | Weblog

 民主党ネクスト経済産業大臣になり経済産業関係の勉強を集中的に進めています。これまで9年間の国会議員生活の中心は、財政金融部門や税制調査会での仕事でした。経済産業分野に関しては、財政金融と表裏一体の部分も多くあったり、エネルギー政策、中小企業政策、新成長戦略など各PTや小委員会に属していましたので、土地勘はありました。しかしこの際より体系的、網羅的に勉強しようという事で、経済産業省、中小企業庁等にお願いして集中的にレクを入れております。また週末等時間があるときには、雑誌、新聞、役所資料に目を通しております。

 そこでアベノミクスだけで経済成長を行うことに、疑問を感じることが多々あります。勿論、円高、デフレからの脱却は大変重要なテーマです。経済再生や日本企業の競争力強化にとり、必要条件でありますが、マクロ経済政策だけでは十分ではありません。グローバル経済と韓国や中国等新興国との熾烈な競争環境において、相当思い切った経済産業政策が必要であると認識しています。

 厳しい競争環境の一例として、テレビ、パソコン、携帯等に代表戦略日本の家電産業の苦戦です。垂直統合からスマイルカーブを前提にした水平分業への移行、大企業のみならず中小企業も含んだ海外進出など、日本国内で完結する経済産業政策は時代遅れになりつつあります。その中で国が行うことと、民間に任せること、さらに金融、法務、税務等で補完すべきことなど、多くの課題があります。知財保護、標準化支援、ソフト輸出、パッケージ化輸出戦略など、経済産業省が重要な役割を果たす分野も多くあると認識しています。

 個別分野として、原発・再生エネルギー等のエネルギー戦略、中小企業振興策など、多くの時間を割き結論を得る必要があります。またITや情報通信分野における成長分野を日本がどのように競争力のある産業として取り込んでいくのか大変重要な課題です。新興国に比べて賃金が高く、もの作りで苦戦している米国が世界をリードしているこの分野でのノウハウから大いに学ぶ必要があると認識しています。

  そこでそのような認識の下、米国のビジネス界のダイナミックな変化を知るために最近良く見ているVIDEOを紹介します。このBloomberg Game Changersは、良く出来た非常にいい企画と思います。またこれだけ豊富なソフトが無料で世界中の人が簡単に見れるのも驚きです。スマホやタブレットの普及で、その国の発展段階や高価な重工業インフラ、国の経済力とは無縁に、世界中の情報を世界中の人がアクセスできる時代が誕生しています。そのような時代において、個人のアイデアと能力と成功したいという意思だけが競争力の源泉となろうとしており、世界70億人の中の大半人と1.3億人の日本人が直接競争するようになります。このような大競争時代に、edge(優勢となる競争力)を高めるためにどのような支援を国が国民や日本企業に行うべきか大いに研究する必要があると認識しています。

 


北九州市議会選挙の意義

2013年01月21日 | Weblog

 北九州市議会選挙応援のために民主党公認候補の事務所を回っています。

 4年前の選挙では、民主党は新人議員を当選させ10人の現有勢力にすることができましたが、今年の選挙では10名の現職議員のみの立候補となりました。この全員を当選させることが最大の課題です。約1ヶ月前の衆議院選挙の余韻が街には残っているのか、また選挙かという厭戦気分が充満しているのか、狭い区間に候補者や選挙カーが乱立するといったいつもの市議会議員選挙とは様相が違っており、静かな選挙となっています。

 北九州市は、環境モデル都市やグリーンアジア国際経済特区の中心的地域として、環境分野で多くの実績があります。北橋北九州市長を支えるハートフル北九州会派の中心的な存在を10人の民主党市議は担ってきました。今年北九州市は、市政50周年の節目を迎えます。この間日本経済は、重化学工業による高度成長、公害とその解決、情報化社会の進展、少子高齢化などを経験してきております。官営八幡製鉄所により発展を遂げた北九州市は、時代の大きなうねりを正面から受けてきており、円高デフレ、重化学工業の衰退、空洞化、高齢化と地域社会の疲弊など負の側面も多く背負ってきています。

 今回の北九州市議会選挙は、これらの問題山積の北九州市の課題を北橋市長と一緒に解決する議員を選ぶという意味で重要な選挙だといえます。また環境先進市として、明るい未来の可能性をもっと広げる選挙だともいえます。市議会選挙の投票率は、この20年間50%前後と低迷しておりますが、投票率を上げることも課題といえます。


朝食会、党税制調査会

2013年01月18日 | Weblog

 今年初めての朝食勉強会をホテルニューオータニで行いました。民主党が政権党から転落して最初の朝食会でもありましたが、早朝より多くの方々に出席していただき感謝します。経済界で活躍されている多くの識者も出席されていましたが、アベノミクスや緊急経済対策に対する評価や意見が多数でるなど内容の濃い有意義な勉強会となりました。

 午後には、民主党税制調査会総会が開かれ、松本新税制調査会長を支える執行部体制が発表され、総会で承認されました。私は、税制調査会副会長に就任することになりました。古本事務局長、岸本事務局長代行などほとんどがこれまで党税制調査会幹部会で中心的に働いてきたメンバーであるので、いわば税の専門家集団です。税制調査会では、所得税、資産税などに関する三党協議の議論や自動車取得税等二重課税廃止に向けた議論がなされました。

 今日はこの他、北九州市議会選挙の公示日ですので、地元では各候補の出陣式が行われました。選挙期間中には、選挙応援のために各選挙事務所を回る予定です。


総決起集会

2013年01月14日 | Weblog

 27日に投開票の北九州市議会選挙がいよいよ大詰めです。各候補事務所も選挙準備で大変忙しくなってきております。県連では手分けして各候補の事務所に地方議員や国会議員秘書を派遣して支援にあたっております。

 写真は、白石かずひろ北九州市議会議員の総決起集会に来賓として出席して挨拶を述べているところです。総決起集会後に上京する予定でしたが、関東地方を襲った大雪により飛行機が欠航となり、明日の早朝の便で上京する予定です。


旗開き

2013年01月11日 | Weblog

 今月27日に北九州市議会選挙が行われます。民主党公認市議会議員予定候補の応援のため北九州市内を回りました。私の支援企業・団体の幹部に対して新年の挨拶をするとともに、候補を紹介しました。今回の市議会選挙の民主党公認予定候補は、10名で、全員が現職市議会議員です。一名の落選を許されないとの覚悟で取り組んでいます。

 夕方は、日本公認会計士協会、西日本新聞等各種団体主催の新年祝賀会に出席しました。写真は、自治労福岡県本部の旗開きです。労働組合の場合、新春行事に旗開きという言葉が使われることもあります。北九州市議会議員予定候補が紹介されているところです。


朝の街頭演説

2013年01月09日 | Weblog

  昨日に続き、朝の街頭演説を行いました。地元事務所のある博多駅博多口前で、街頭演説を行いましたが、メルマガで街頭演説のお知らせをしていたため支援者も応援に駆けつけていただきました。寒い中での応援で、元気を頂き、今後の国会活動や民主党の再生のための課題等に関して街頭演説を行いました。福岡県内には11衆議院選挙区がありますが、民主党所属の衆議院議員が全員落選しており、民主党県連の再生は重要な課題です。今年は、北九州市議会選挙、参議院選挙が行われますが、これらの選挙で勝利するため有権者の信頼を取り戻すため全力を尽くすことを誓いました。

 街頭演説終了後は、上京して国会事務所での初仕事を行いました。民主党政策調査会や税制調査会が来週には本格的に稼動するので準備を万全にして望みたいと思います。

  


ノーサイドでの交流

2013年01月08日 | Weblog

 新年の初街頭演説を西鉄久留米前で行い、今日の地元活動を行いました。今日も県内を縦横無尽に駆け回った一日でした。北九州商工会議所、久留米南部商工会等の賀詞交歓会、連合福岡、解放同盟等の旗開き等に出席する傍ら、各種団体への年始の挨拶を行いました。今日ぐらいになると、県内の主要人物とはどこかの新年賀詞交歓会で一度は顔を合わせができてきます。

 下の写真は、久留米南部商工会に出席した久留米市議会議員の皆さんです。党派を超えた地方議員等の交流もこの季節は多くなります。激しかった衆議院選挙を終えて、ノーサイドで交流する機会が正月は増えます。手前の二人は、楢原久留米市長と寺島商工会長です。私の席は、鳩山邦夫衆議院議員と隣り合わせです。鳩山議員の長女の娘婿は、私のモルガンスタンレー時代の部下ということで世間は意外と狭く感じます。



地元活動

2013年01月07日 | Weblog

  今日は一年で最も行事が立て込んでいる日の一つです。毎年そうですが、各地で自治体や商工団体主催の新年賀詞交換会や新年祝賀会が開かれます。最初に久留米市主催の賀詞交歓会に出席した後、福岡商工会議所、福岡教職員組合、大川商工会議所、西日本鉄道等と主催の祝賀会に出席しました。この間福岡と筑後地方の2回往復し、最後には久留米市大善寺で開かれている国指定重要無形民族文化財である鬼夜に出席しました。鬼夜は、卒業した中学校区で行われている1600年の伝統を持つ日本三大火祭りの一つです。中学の同級生も祭りの運営の責任者などとして活躍していました。

 新年の挨拶として、日銀による2%のインフレターゲット導入により円安、株高が演出されているとのコメントが多くあります。議員になり9年目を迎えましたが、その間ずっと財政金融委員会に属して日銀や財務省等と金融にに関する議論を行ってきました。社会保障、地方自治などと違い金融問題は、専門的な部分も多く、そのまま国会の議論を地元で披露することはありませんでしたが、アベノミックスで注目が増えてきたことはいいことです。今年は様々な機会で、インフレ2%が急に実現した場合どのようなことが起こるかなど、功罪を含めて説明していますが、聴衆の関心も高いような気がします。


消防出初式

2013年01月06日 | Weblog

  福岡県下で一斉に消防出初式が開催されました。三大都市である福岡市、北九州市、久留米市で午前中のほぼ同時間に開催されましたので、先ず久留米の出初式に顔を出し、その後福岡会場に駆けつけました。北九州には秘書に代理出席をしてもらいました。

 写真は、福岡ヤフードームで開催された福岡市消防の出初式の様子です。24時間、365日市民の防災のために尽力される方々に敬意を表したいと思います。出初式が終了して福岡ヤフードームを出発して、車の窓から外を見ると白い煙がもくもくと上がっていました。何かのお正月の行事と思っていましたが、ますます煙が大きくなって来たと思いきや、後ろから消防車のサイレンの音がしました。出初式などの行事があっても、万全な消防体制に絶えず気を使っている現場の皆さんのご苦労は大変なものであると痛感しました。

 


賀詞交換会

2013年01月04日 | Weblog

  新年行事が、本格的に始動しました。北九州、福岡の政財界新年行事は、例年新日鉄住金の八幡製鉄所での賀詞交換会と西日本シティ銀行の賀詞交換会を皮切りに始まります。共に1000名以上の地域の政財界の関係者が新年の挨拶のために賀詞交換会に出席し、今年の地域経済の発展を祈りました。

  例年行事に参加していますが、その時々の世相を敏感に感じることができます。その点では、今年は私にとりちょっと寂しく、新年を手放しでは喜べないものとなりました。やはり先月の衆議院選挙による惨敗と政権交代を強く感じました。例年顔を見せている衆議院議員が落選のために会場に見当たらず、福岡県下には一人の民主党衆議院議員も残っていないことを痛感せざるを得ませんでした。落選した同僚の分まで確りと国会で働き、民主党の再生と健全な野党としての国会運営に力を尽くすことを決意しました。