UNDP(THE UNITED NATIONS DEVELOPMENT PROGRAM)のヘレン・クラーク総裁が、財務省に訪問されました。毎年定期的に日本に訪問され、総理大臣、外務大臣等に表敬されています。ヘレン・クラーク総裁は、ニュージーランドの首相を長く務めた後、UNDP総裁として活躍されています。UNDPのガバナンスの透明化、途上国開発、被支援国の腐敗防止多くの分野で強いリーダシップを発揮されています。
日本は、UNDPの有力出資国の一つでファイナンスの面でUNDPの活動を支えております。日本の今後の課題としては、金の面だけではなく人材の面で国際機関の活動を支えていくことです。日本人が途上国支援の現場で活躍することにより、日本と日本人の国際貢献が被支援国により明確に見えることになります。
一方で、国際機関の採用基準や入った後の評価基準は大変厳しく、言葉の面だけではなく、仕事の進め方や文化の面で欧米人や英語を母国語とするインド、パキスタン人に日本人が劣後して、国際機関で活躍する日本人の比率が出資金の比率に比べて大きく劣後しているのも事実です。
このような現状に対して、IMF・世界銀行東京総会や国際機関幹部の来訪の際などでは、必ず日本人の採用を増やす努力をしてほしいとの要請を行っています。というのは、国際機関への出資の予算関連法案の審議の際にも、必ず日本人の採用に応じた出資比率を考えるべきであるとの意見が与野党の議員から出ているからです。
国際機関、特にその幹部職に自国の人材を送り込み、国際的な発言力を高めるという戦略を取っている欧州各国に比べて、歴史的、言語的にアジア各国は負けております。しかし近年、韓国は多くの人材を熱心に国際機関に送り込む戦略が実を結んでいます。日本も財政的にこれまでと同様に潤沢に国際機関に出資できる環境ではありませんので、資金拠出と人材供給を連動させる戦略を強く打ち出すべきと主張します。
日本は、UNDPの有力出資国の一つでファイナンスの面でUNDPの活動を支えております。日本の今後の課題としては、金の面だけではなく人材の面で国際機関の活動を支えていくことです。日本人が途上国支援の現場で活躍することにより、日本と日本人の国際貢献が被支援国により明確に見えることになります。
一方で、国際機関の採用基準や入った後の評価基準は大変厳しく、言葉の面だけではなく、仕事の進め方や文化の面で欧米人や英語を母国語とするインド、パキスタン人に日本人が劣後して、国際機関で活躍する日本人の比率が出資金の比率に比べて大きく劣後しているのも事実です。
このような現状に対して、IMF・世界銀行東京総会や国際機関幹部の来訪の際などでは、必ず日本人の採用を増やす努力をしてほしいとの要請を行っています。というのは、国際機関への出資の予算関連法案の審議の際にも、必ず日本人の採用に応じた出資比率を考えるべきであるとの意見が与野党の議員から出ているからです。
国際機関、特にその幹部職に自国の人材を送り込み、国際的な発言力を高めるという戦略を取っている欧州各国に比べて、歴史的、言語的にアジア各国は負けております。しかし近年、韓国は多くの人材を熱心に国際機関に送り込む戦略が実を結んでいます。日本も財政的にこれまでと同様に潤沢に国際機関に出資できる環境ではありませんので、資金拠出と人材供給を連動させる戦略を強く打ち出すべきと主張します。