前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

UNDP総裁訪問

2012年11月29日 | Weblog
 UNDP(THE UNITED NATIONS DEVELOPMENT PROGRAM)のヘレン・クラーク総裁が、財務省に訪問されました。毎年定期的に日本に訪問され、総理大臣、外務大臣等に表敬されています。ヘレン・クラーク総裁は、ニュージーランドの首相を長く務めた後、UNDP総裁として活躍されています。UNDPのガバナンスの透明化、途上国開発、被支援国の腐敗防止多くの分野で強いリーダシップを発揮されています。
 日本は、UNDPの有力出資国の一つでファイナンスの面でUNDPの活動を支えております。日本の今後の課題としては、金の面だけではなく人材の面で国際機関の活動を支えていくことです。日本人が途上国支援の現場で活躍することにより、日本と日本人の国際貢献が被支援国により明確に見えることになります。
 一方で、国際機関の採用基準や入った後の評価基準は大変厳しく、言葉の面だけではなく、仕事の進め方や文化の面で欧米人や英語を母国語とするインド、パキスタン人に日本人が劣後して、国際機関で活躍する日本人の比率が出資金の比率に比べて大きく劣後しているのも事実です。
 このような現状に対して、IMF・世界銀行東京総会や国際機関幹部の来訪の際などでは、必ず日本人の採用を増やす努力をしてほしいとの要請を行っています。というのは、国際機関への出資の予算関連法案の審議の際にも、必ず日本人の採用に応じた出資比率を考えるべきであるとの意見が与野党の議員から出ているからです。
 国際機関、特にその幹部職に自国の人材を送り込み、国際的な発言力を高めるという戦略を取っている欧州各国に比べて、歴史的、言語的にアジア各国は負けております。しかし近年、韓国は多くの人材を熱心に国際機関に送り込む戦略が実を結んでいます。日本も財政的にこれまでと同様に潤沢に国際機関に出資できる環境ではありませんので、資金拠出と人材供給を連動させる戦略を強く打ち出すべきと主張します。

古賀一成事務所開き

2012年11月27日 | Weblog
 前衆議院議員古賀一成事務所開きが、久留米市で開催されました。私も民主党県連を代表して出席し、また挨拶をさせていただきました。福岡6区は、30万都市の久留米市を中心とした選挙区で、古賀一成元東日本大震災復興特別委員長(写真)が、鳩山邦夫元総務大臣相手に激しく議席を争う選挙区です。当選7期のベテランである古賀前衆議院議員の選挙区での勝利を参加者全員が神棚を前に祈念しました。
 事務所開きが終了すると、すぐに新幹線に飛び乗り福岡空港に向かいました。15時までに東京に着き、財務省の仕事をする必要が有ったからです。財務省の大臣、副大臣、政務官は、城島大臣以下4人の前衆議院議員と参議院議員である私とで構成されております。衆議院選挙が始まれば、基本的には参議院の私が留守を守ることが多くなります。そのためこのように頻繁に上京して、役所に赴くことになります。

野田くによしさんの応援

2012年11月26日 | Weblog
今日は、一日地元活動に専念しました。福岡市内を中心に、支援者や支援団体回りを行い、国政報告や民主党の衆議院選挙に向けた政策の説明を行いました。
 夜は、野田くによし前衆議院の国政報告会に来賓として参加しました。会場は、7月の九州北部豪雨で土砂崩れ等の大きな被害がでた八女市黒木町の公民館でした。現在も25世帯が仮設住宅で不自由な暮らしをされておりますが、いち早く激甚災害の指定が行われ、国の財政支援のもと迅速な復旧復興が行われつつあります。
 会場の八女市黒木町笠原は、茶葉の生産が盛んな山間の集落です。国政報告会ででた意見・質問は、年金、子供・子育てに関するもの、農業政策やTPPなどが中心でした。生活に関する政策に関して、真摯な意見交換ができ有意義な会合でした。会合での意見交換は活発で、予定の時間を1時間ほど超えて終了しました。帰りは、高速道路や新幹線を乗り継ぎでの帰宅となりましたが、帰宅時間は11時近くになりました。衆議院選挙が始まると、福岡県下で行われている候補者の立会演説会に可能な限り出席することになりますが、今日みたいに深夜の帰宅も珍しくなくなります。

民主党福岡県連定期大会

2012年11月25日 | Weblog
 民主党福岡県総支部連合会定期大会が、北九市議会選挙を来年1月に迎える北九州市のホテルで行われました。500名弱の国会議員、地方議員、党員、サポーターが集まり、来年度の県連の方針を議論し、確定しました。県連代表は、今年度に引き続き野田国義さんが就任し、私は引き続き代表代行に就任しました。県連の主要な幹部全員が、留任することになり、来る衆議院選挙、北九州市議会選挙、そして来年7月の参議院選挙に必勝の体制で臨むことを確認しました。
 会場には、衆議院選挙前ということもあり、多くのテレビカメラが定期大会の模様を収録していました。


 夜は、当選以来ずっと医療関係の勉強会を行っている支援者達と懇親会を行いました。勉強会の主催者である原先生は、福岡医師会の幹部でもありますが、原先生やその仲間の方々から日本の地域医療制度の課題を多く学んできました。
 日本の地域医療制度は、世界に誇れるほど質量ともに充実していますが、高齢化や財源不足で曲がり角に来ているのも事実です。社会保障税の一体改革で、消費税による財源確保の一定の目途がつきました。しかし維新の会が主張する消費税の地方消費税化の場合、年間1兆円も拡大する社会保障の自然増をどのようにまかなうか大いに疑問です。財源を担保しない政策論争は、無意味であると私は痛感します。衆議院選挙の政策論争が、ここの所熱を帯びてきました。財源は十分にあり、高度成長が再び起こり、グローバル化と無縁な日本社会であれば、成り立つような政策や議論が多すぎるような気がします。この点は、前回の民主党マニフェストにも大きな欠陥がありました。民主党の多くの政策が、財源の壁にぶち当たり断念せざるを得なかったといっても過言ではありません。この点は反省すべきと思います。

密輸摘発等に関する大臣表彰

2012年11月22日 | Weblog
 本日は、財務省講堂において、「密輸摘発等に関する大臣表彰」が行われました。この分野で顕著な実績を上げ、税関職員の模範となるべき方々に、財務大臣の代理として、表彰状を渡しました。
 近年麻薬の密輸やブランド模造品の密輸等、国民生活の安心、安全を脅かす物品の日本への持込みが続いています。それらの物品を水際で止めることが、税関の主要な仕事の一つです。また関税の収入が、税収全体の10%に達していることを考慮すれば、重要な徴税機関でもあります。
 本日の式典で表彰された方々に敬意を表し、また受賞を称えたいと思います。

選挙体制、JCIE新理事長

2012年11月19日 | Weblog
 地元では、衆議院議員選挙準備態勢が突貫工事で出来つつあります。民主党福岡県連においても、選挙対策本部が立ち上がり、私が選対本部長として活動することになります。県連において、国会議員は参議院議員になるので私を含めた4人の参議院議員が、地方議員とともに全力で各衆議院候補を支えることになります。
 本日は、県連での会議の合間に、連合本部や有力な支援団体等を回って意見交換を行いました。その後上京して、私も呼びかけ人の一人になりました「21世紀のJCIEを応援する会」に出席しました。JCIE(日本国際交流センター)の新理事長には、友人の渋澤健さんが就任されることになりましたが、大変な仕事ですが渋澤さんなら十分に重責を全うできると確信しております。

地元行事、事実上の衆議院選開始

2012年11月18日 | Weblog
 久留米市消防家族慰安会懇親会に出席しました。広域消防関係者が一堂に会しての昼食会でした。久留米市長、市議会議長を始め、国会議員、県議会議員が来賓として出席しました。私もその一人で、地域防災の前線で活躍している方々としばし談話をしました。
 その後、福岡市では新村福岡県議会副議長の県政報告会やJR九州労組交通重点政策意見交換会、前衆議院議員城井たかし10周年記念セミナー等、多くの会合があり出席しました。
 衆議院が解散して最初の週末でしたが、これらの会合で多くの衆議院候補と会いましたが、全員急な解散で大忙しという様子でした。衆議院選挙の投開票日まで4週間となりましたが、事実上の選挙戦は開始されています。
 選挙を巡る報道もここの所加熱してきました。世界的な景気後退や先進国と新興国の枠組み変化などに加えて、世界で最初に本格的な少子高齢化社会に日本は突入しています。そのような状況でいかに日本のかじ取りを行っていくかを決める大変重要な選挙となります。誰と誰が組むと選挙に有利とか不利とかという選挙屋的な視点ではなく、中長期的な日本の方向性や成長戦略、外交防衛戦略といった緻密かつ専門的な議論の積上げによる政策評価という視点でもっと報道してくれたらと祈る思いです。

パネルディスカッション、地元勉強会等

2012年11月17日 | Weblog
 九州北部税理士会主催の消費税に関するパネルディスカッションにパネリストとして出席しました。パネリストは、渡辺徹也九州大学法学部教授、阿部泰久日本経団連経済基盤本部長と私の3人でした。約2時間に渡り、消費税の逆進性対策、転嫁の問題、益税と損税の問題、社会保障の事業者負担のあり方、社会保障目的税化及び税制の広報のあり方等様々な論点で議論しました。税理士会が主催するだけあり、内容はかなり専門的でかつ充実しており、二人のパネリストの学識と知見には敬意を表するべきものでありました。非常に充実した2時間でした。
 上の写真は、パネルディスカッションの前に北九州市で行った隔月の情報交流勉強会の風景です。
 この定例の地元勉強会は、今週の月曜日の早朝久留米で、また昼福岡で行いましたが、今日は北九州市で締めくくりの勉強会となりました。昨日衆議院が解散し、事実上の選挙に突入したため、選挙にまつわる質問や意見も多く出ました。

 12日7時半から始まるホテルニュープラザでの久留米情報交流勉強会の様子です。


 同昼、ホテルセントラーザでの昼食を兼ねた福岡情報交流勉強会の様子です。地元の勉強会では一番歴史が古いせいか、出席者の人数もかなり多くなってきました。

衆議院解散

2012年11月16日 | Weblog
 今日は、早朝から大忙しです。朝6時過ぎには、自宅を出てJRで四谷駅まで向かい、ホテル・ニューオータニで開催される月例の朝食勉強会に出席しました。今日の勉強会は、やはり衆議院が解散される日になるということで政局やこれまでの民主党政権に対する評価に関する意見や質問が多数でました。9時過ぎに勉強会が終了して、9時半から始まる議員総会に出席、その後参議院本会議に臨みました。本会議では、いくつかの法案の採決がありましたが、特に公債特例法の採決時には、賛成のボタンを心なしか強く押しました。同法案が無事可決成立して、日本の「財政の崖」は回避できたという安堵感がありました。
 午後には、参議院総務委員会が立ち、公務員共済や退職金等引下げ法案が審議されましたが、公明党木庭委員より質問をいただき、答弁に立ちました。被用者年金の一元化に伴い、公務員も厚生年金に加入することになりますが、3階建ての企業年金基金と同種の新年金の制度に関する質問でした。私も個人的に関心が高い分野であったので、質問していただいてあり難い思いでした。
 この後、二回目の参議院本会議が開催され共済法等どうしてもこの臨時国会で成立させるべき法案の採決を行い、参議院本会議は散会となりました。その後直ちに衆議院本会議が開催され、野田総理が衆議院を解散しました。
 一日を振り返ると、政治史に残る一日となると思われますが、私にとっても忘れることのない一日になるでしょう。

特例公債法審議

2012年11月15日 | Weblog
 参議院財政金融委員会で念願の特例公債法の審議を行いました。衆議院本会議が予定より大幅に遅れて開催されたために、財政金融委員会の審議は異例の18時より開会となりました。委員会では、財務大臣と一緒に答弁席に座って、委員からの質問に対応しました。昨日の党首討論での野田首相の突然の衆議院解散の提案を受けての法案処理となっているため、前日委員長職権で財政金融委員会が開催することが決まったため、各委員の質問通告が当日になりました。そのため答弁側も十分な準備ができないまま、本番に臨むことになりました。そのためより一層緊迫した真剣勝負の答弁となりました。
 特例公債法は、審議を終局した後、採決が行われて賛成多数で財政金融委員会を通過しました。明日の参議院本会議で賛成多数で可決、成立する予定です。結局委員会が終了したのは、夜の8時半を過ぎていました。明日は、私の朝食勉強会が朝7時半から開始されるので、懸案の法案が通ってほっとしたのもつかの間、明日の準備に早速かかることになりました。バタバタの一週間です。

勲章・褒章伝達式

2012年11月13日 | Weblog
財務相の勲章・褒章の伝達式が、三田共用会議所が行われました。今回111名が叙勲や褒章の栄誉に浴されました。城島大臣が公務のため出席がかなわなかったので、私が大臣に代わって、勲章・褒章等の伝達を行いました。午前中に伝達式が行われましたが、受賞者及びその配偶者の皆様は、午後に皇居にて天皇陛下に拝謁されることになります。
 写真は、伝達式の後の懇親会で挨拶を述べている場面です。会場は、受賞者一同の喜びのお顔とモーニングや着物の正装に勲章・褒章が映えて、華やいだ空気に包まれていました。

役所での仕事

2012年11月11日 | Weblog
 副大臣に就任して40日過ぎました。毎日公務と政務の両方を上手にこなしていく必要があり、兎に角忙しい日々を送っています。就任当初には、IMF・世界銀行東京総会があり、忙殺され、その後政府税制調査会や臨時国会での答弁などの仕事が入ってきて、引き続き悪戦苦闘しています。
 役所では、主に財務副大臣室で仕事を行っております。各国の財務大臣、大使等や地方自治体関係者なども多く来訪されます。また役所の事務方から丁寧にレクチャーをして、担当部署の状況を把握しています。事務方とのやり取りは、中々楽しいものです。以前投資銀行でマネージング・ディレクターとして部署の運営をしていた時に経験に近く、自分の性分に合っている気がします。特に税制や国際関係の仕事は、理論的かつ専門的な思考が必要ですが、理詰めで仕事をしていると自然と一体感が出てきます。
 副大臣室には、時折地元から支援者も訪ねて来てくれます。副大臣に就任して地元に戻る時間が大分減りましたので、向こうから訪ねてくれるのは大変ありがたいことです。写真は、九電ユニオンの皆さんとの税制等の意見交換会の前の記念写真の一コマです。

政策進捗報告会

2012年11月10日 | Weblog
 福岡市で民主党政策進捗報告会が、開催されました。中央から野田総理、直嶋党副代表、蓮舫参議院議員が出席し、答弁や司会を受け持ちました。
 先ず、政権交代後マニフェストの進捗状況を約200名の会場参加者に対して説明しました。高校無償化、農業戸別所得補償は、実現しましたが、子供手当は一部実施のみ、さらにガソリン暫定税率廃止や高速道路無料化は未実現ということを報告しました。特に未実現項目は、会場の皆さんに東日本大震災やリーマンショックによる減収など丁寧に未実現の理由を説明し、また未実現に至った結果を謝罪しました。
 次に、会場から様々な意見や質問を受け、野田総理や直嶋党副副代表が丁寧に答弁を行いました。

 下の写真は、司会をする蓮舫参議院議員


 野田総理も原稿なしで会場に熱く語りかけました。会場では野田総理を写真に撮ろうとスマートフォーンを手にする人が多くいました。

全国ガス友好議員懇談会

2012年11月09日 | Weblog
 全国ガス友好議連懇談会に出席しました。辻全国ガス労働組合連合会中央執行委員長の挨拶の後、エネルギー政策、特にコージェネレーションシステムに関する意見交換がありました。
 「コージェネ」とは、熱源より電力と熱を生産し供給するシステムの総称です。3.11福島原発事故以降、省エネや省Co2を促進する必要が以前にも増しており、コージェネに対する理解や利用を促進することは社会的に意味があると考えております。これまでの電力の供給は、原子力発電や大型火力発電を頂点とした中央集権型でした。この体系に対して、再生可能電力の全額買い取り制度やスマートメーター等を導入した需要管理手法が導入されつつあります。それに加えて、天然ガス、LNG等によるコージェネを導入し、分散型かつ消費・生産一体型の電力供給体制も一定の存在感を持ってくることになるでしょう。
 一方で、昨日9月の国際収支が発表されました。ここのところ貿易収支の赤字が定着化してきました。欧州政府債務問題や尖閣問題等による輸出の鈍化の影響もありますが、原発停止による原油・LNGの輸入増加(年間3兆円程度)の影響も大きいと思われます。その意味で、エネルギー問題は国民生活に大きく影響する問題として、政治が速やかに決断し、実行する問題の一つでもあると認識しています。規制庁による厳しい安全基準を満たした原発の再稼働もあまり先延ばしできないと考えます。

G20報告

2012年11月08日 | Weblog
 民主党財務金融部門に呼ばれて、G20の報告を行いました。今週初にメキシコシティで開かれたG20のコミュニケを使い会議の内容を説明しました。欧州政府債務問題、米国の財政の崖等世界経済を巡る環境は必ずしも明るくありません。このような時に、世界の主要国の財務大臣や中央銀行総裁が一か所に集まり、世界経済のリスク要因の分析やその処方箋に対して議論することは大変意味のあることです。今回のG20には、与野党の国会議員のご理解を頂き、忙しい国会日程を縫って城島大臣が出席し、日本の現状を説明し、また日本の意見を表明できたことは有意義なことです。
 部門会議では、日本の中期的な財政健全化策や米国の財政の崖に関して、質問や意見がでました。国際会議の結果が、そのまま各国政府の運営に影響する時代になったと改めて認識しています。そのような時代において、国際会議の裏方を務める実務家の育成も重要な課題であります。財務省、金融庁、日銀等の若手の留学を推奨するのみならず、その後国際機関等で英語で実務経験を積ませてグローバル人材を育成していくことは重要な国家戦略なはずです。この点お隣の韓国に水をあけられているという危機感を持っています。