前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

「平和安全法制」、参議院審議入り

2015年07月27日 | Weblog

 本日より「平和安全法制」、通称「戦争法案」が参議院本会議で趣旨説明の後、代表質問が行われました。同法案は、明日から特別委員会で連日審議されることになります。

 今回の法案は、集団的自衛権の根拠、リスク、新三要件、存立危機事態及び重要影響事態、周辺事態等、議論すべき様々な論点が残っております。特に憲法9条との整合性など本質的な問題も含んでいます。私は、平和安全特別委員会委員ではありませんが、確りと議論の推移を見守って行きたいと思います。また委員ではなくても、質問主意書を出すことは可能でありますので、質問主意書を使って議論に参加したいと思います。

 最初の質問主意書は、「サイバー攻撃を武力攻撃事態と認定するための要件に関する質問主意書」です。他国からのサイバー攻撃の中で、武力攻撃事態とみなされることはあるか政府に質問するものです。もしある場合には、どのような要件が必要となるか合わせて質問しようと思います。サイバー攻撃を武力攻撃の一種として認定された場合には、日本が戦争に巻き込まれる可能性も格段に上がることが想定されます。その歯止めをかけるためにも、平和安全法制で新設される存立危機事態の「新三要件」の下では、米国に対するいかなるサイバー攻撃がなされた場合でも他の武力攻撃を伴わない場合には、日本の武力行使を可能にすることができないことを確認しようと思います。正面から回答することを回避することは十分に予想されますが、どのような回答を安倍総理がするか注目です。


週末の街頭活動

2015年07月21日 | Weblog

 16日、戦争法案が衆議院本会議で強行採決され、参議院に送付されました。この三連休期間中に福岡県内の各地で戦争法案強行採決に反対する街頭活動が行われました。20日には、小倉駅前で民主党、共産党、社民党の野党三党合同の街頭演説会が、九州労働弁護団の主催で開催されました。約800人の参加者を前に、6人の弁士がそれぞれ戦争法案や安倍政権の暴走に対して演説を行いました。下の写真は、街頭宣伝車から写したマスコミや聴衆の様子です。多くのテレビカメラや記者が集まり、取材をしていました。 

 この日は、この他福岡天神では連合福岡と民主党福岡県連合同の集会が、また博多駅前では民主党福岡県連主催の街頭演説会が開催されました。博多駅の街頭演説会には、中央より枝野民主党幹事長も駆けつけ街頭演説を行いました。


地元勉強会

2015年07月13日 | Weblog


 先週の土曜日と昨日地元3箇所で勉強会を行いました。11日に北九州で、13日久留米市で朝食会、福岡市で昼食会を兼ねた勉強会です。経済界や企業団体の幹部を中心に勉強会に参加していただきました。安全保障法制の審議動向など国政報告に加えて、個人情報保護法・マイナンバー法など法案の説明、AIIB出資の是非を巡る国会での議論、IoT(もののインターネット)を活用したデータ経営など幅広いテーマを議題にしました。特にIoTの活用に関しては、経済界にとっても大変重要なテーマでもあります。地元の次の勉強会は、9月を予定しています。



日韓議員連盟

2015年07月10日 | Weblog

  日韓議員連盟総会が開催されました。私は、朝の運営委員会に運営委員として出席し、本日の一連の行事の進行に関して確認しました。今年は、日韓正常化50周年記念の年です。現在両国間の関係は、幾つかの懸案を抱えており、乗り越えるべき課題もありますが、日本にとりもっとも近い隣国として両国の友好関係がさらに増強していくことが議員連盟の願いです。

 私が住んでいる福岡市博多区には多くの韓国人観光客を見かけます。博多は、歴史的、地理的に朝鮮半島との近さを感じられます。両国が友好や心情的にも最も近い国の一つになることを祈念する一日でした。

 

 


国際機関への参議院視察

2015年07月08日 | Weblog

 参議院財政金融委員会で、国際機関視察を行いました。これは、すでに行ったAIIB参考人質疑を受けて、日本が出資している既存の国際機関の取り組みのヒアリングや関係強化等を目的にするものです。午後1時より5時までの時間帯で、世界銀行東京事務所、IMF東京事務所、OECD東京事務所との意見交換や国連大学視察、国連開発機構東京事務所との意見交換等を行いました。

 世銀やIMF、OECDに対して日本は米国に次ぐ第2の出資国です。しかし日本人の役職員は、出資比率に比べて約3分の1ほどしかいない状況です。日本の課題としては、これらの国際機関に対して金だけだして後はお任せという態度を改め、積極的に主要なポストに人を出してガバナンスや専門的職務の両面において貢献することではないかと思います。



 上の写真は、国連大学の大学院生や博士課程の研究者の皆さんとの記念写真です。下の写真は、国際連合設立時の設立国代表の署名です。日本にもこのような書類が保管されているとは驚きです。この他国連大学には、国際連合のみならず国際連盟の議事録や関係書類が数多く保管されています。

 


東京朝食会

2015年07月03日 | Weblog

 (朝食会の様子です。)

 月例の東京朝食会をホテルニューオータニで開催しました。雨の中、早朝から開催している朝食会に多くの方がご出席賜り心より感謝申し上げます。

 今月の朝食会は、国会の状況報告に加えて、AIIBを巡る国会での議論やIoT時代に対応したデータ経営2.0など議論しました。中国の「一帯一路」計画やその実現のためにシルクロード基金や中国の外貨準備が使われる予定です。それと表裏一帯の関係にあるアジア・インフラ投資銀行の設立の意義や銀行運営に関するガバナンスの重要性を議論しました。米国や日本は、AIIB設立時の出資に関しては見送っておりますが、アジア地域の経済の発展のために注視していくことの重要性を議論しました。AIIB出資に対する日米の対応は、TPP交渉の進展という形で実を結びつつあるのも事実です。

 IoT、もののインターネットに対する関心が高まってきております。日本の成長戦略上IoTの活用はきわめて重要であります。しかし日本は、米国のみならず他の先進諸国に比べてかなり普及が遅れていることも事実です。おそらくIoTに関して、米国政府は「Big Data  R&D Initiative」を2012年に発表、ドイツでは、「インダストリー4.0」戦略を2011年に採択しました。その点日本の取組が大きく遅れていることを認識して手当をしていくことが重要と思います。この分野に関しては、引き続き朝食会で議論を深めて行きたいと思います。