前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

インド政府開発援助、その3

2005年12月26日 | Weblog
 写真は、ニューデリーのスラム街を訪問した時の写真です。牛と人間がゴミの中で暮らしています。一日の生活費が、1ドルに満たない最貧層の人口が一番大きな国という一面をインドは持っております。政府の要人と話すと、貧困問題を解決する最良の方法は経済発展であるとの答えが返ってきました。そのためには、電力不足解消や交通網の発達などのインフラ整備を重点施策としているとのことでした。日本のODAの資金がちゃんと使われており、最貧層の生活改善に役だっていることを確かめることが今回の視察の目的でもありました。

耐震強度偽造事件

2005年12月24日 | Weblog
 今年は、安心や安全に関して考えさせられる事件が多発しました。カード偽造・振り込め詐欺、鳥インフルエンザ、BSEなど上げたら切りがありません。そして最後は、耐震強度偽造事件です。これらの問題を国会で取り上げて、国民の暮らしの安全と安心を確保することが政治の役割と考えます。
 それにしても政府与党は、早々と今年の国土交通委員会での証人喚問を中止し、約一ヶ月先の通常国会まで先延ばしすることを決めました。また実際の証人喚問でも、証人を喚問するのではなく消化試合のごとく自説を述べて時間が経つのを待つという姿勢が散見されました。本当に問題の深刻さを認識しているのか甚だ疑問です。
 ある建設関係者との懇談では、耐震構造欠陥問題は決してマンションに限らなく、一戸建て住宅にも存在するという指摘もありました。第二、第三の姉歯元一級建築士、木村建設、ヒューザーが存在するとしたら、早急に事態の究明が必要だと考えます。もし多くの同様な業者が存在するとしたら、建設業界の構造問題として行政の責任も更に大きくなります。
 早急な事態の究明と被害者の救済が必要であると考えます。

寒波

2005年12月22日 | Weblog
 午前中北九州の支援団体に年末の挨拶回りをする予定を組んでおりましたが、あいにくの雪で高速道路が通行止めとなり、予定を断念しました。
 午後から、福岡商工会議所に訪問して、景気動向や福岡市の主なプロジェクトない関する意見交換を行いました。その後、筑後地方の挨拶回り、同窓生との忘年会とあっという間に一日が終わりました。
 北部九州は、あまり積雪で交通に影響することが多くありませんが、今年は例年にない寒波が訪れるということで、年末年始の行事に影響することが予想されます。余裕を持ってスケジュールを組むように心がけようと思います。

北九州商工会議所

2005年12月21日 | Weblog
 本日北九州商工会議所に時間を頂き、当地の経済動向、特に中小企業を取り巻く経済動向をヒアリングしました。これは、次の通常国会で政府系金融改革の論戦が予想される中で、実際の地方経済の動向を調査し、国会論戦に活かすためです。
 同商工会議所から福田理事をはじめ5名と木村北九州市立大学教授が参加され、北九州経済の現状を説明していただきました。現在の景況感は、鉄鋼や化学など製造業においては明るさが見える反面、建設、流通などの業界や中小零細企業、中心市街地の商店街などではまだまだ厳しさが残るということでした。
 中小零細融資を担う政府系金融機関、特に国民生活金融公庫の融資が、まだまだ必要であるといった指摘もありました。特にこれらの金融機能が残ったとしても、同地域の支店が閉鎖される場合の中小零細金融への与える悪影響は無視し得ないという印象でした。
 最後に東九州自動車道路や北九州新空港がもたらす経済効果を議論しました。北九州地域は、自動車生産台数100万台を目指しておりますが、交通インフラの完備がそれを強力に推し進めるはずです。今回のヒアリングは、大変有益で、今後の国会活動に活かしていきたいと思います。

楠田大蔵氏を励ます会

2005年12月20日 | Weblog
 昨日前衆議院議員楠田大蔵氏を励ます会が、同氏の地元の会館で開催されました。来賓として、野田佳彦民主党国対委員長、馬淵澄男衆議院議員、古賀一成衆議院議員等が参加して、盛大に開催されました。残念ながら前回の総選挙で惜敗しましたが、わざわざ遠くから駆けつけた参加者の顔ぶれを見て、楠田氏に対する期待の大きさをうかがいしることが出来ました。今後の活躍を期待しております。

朝立ち

2005年12月19日 | Weblog
 今日は、西鉄福岡天神交差点前で早朝の街頭演説を行いました。朝の通勤途上の通行人相手に、耐震強度偽造問題、サラリーマン増税など、国政報告を行いました。総選挙前には増税は行わないと言っていた自民党が、選挙に大勝したら低率減税の廃止、酒たばこなどへの増税、さらには消費税引き上げへの言及など様変わりです。小泉政権の「公約偽造」を訴えました。
 この日の福岡地方は非常に寒く、手足がかじかんで痛い程でした。街頭演説終了後、移動のために乗った車の中は暖かく、楽園のように感じました。

スペシャルオリンピック記念事業

2005年12月18日 | Weblog
 福岡市内のホテルで、スペシャルオリンピック日本・福岡 設立10周年記念事業が開催されました。昨年の福岡でのトーチランのランナーとして参加したのが縁で、今日の懇親会に参加させていただきました。写真は、スペシャル・オリンピック長野世界大会でスノーボード部門の金銀メダリストの橋本壮史君と倉本順平君です。

福岡大学 ビジネス・プラン・コンテスト

2005年12月17日 | Weblog
 福岡大学経済学部ベンチャー起業論主催の「第七回ビジネス・プラン・コンテスト」に来賓として参加させていただきました。日頃のゼミ活動の成果を活かして8チームが様々な起業のアイデアをプレゼンテーションして、参加者の指示を競いあいました。キャンパスライフや就職に関連したビジネス・プランは、学生ならではの発想ときめ細かさが印象的でした。また若くトレンディな感性が光っていたものもありました。野菜ソムリエによる安全で安心な野菜の宅配、ペットと人間の共生住宅やサービスの提供、祭り(よさこい)市場に着目した起業などがそれです。
 国会や役所では中々味わうことのできない新鮮な驚きを感じました。少子高齢化による年金医療の若者への負担増が予想され、またニートやフリーターが大きな社会現象となっています。これらのネガティブな要素を吹き飛ばすだけの創造性と活力が日本の若者にもあることを確信させられました。彼等の世代は、先週視察したインドの若者達とIT、医療、研究開発など様々分野で直接競争することになるはずです。日本の若者の創造性とやる気を社会的に活かすインフラを作ることが我々の世代の使命であり、また政治的にも重要な課題です。

インド政府開発援助(ODA)視察、その2

2005年12月16日 | Weblog
 ODA視察の一環として、環境・農村対策プロジェクトの植林事業を見てきました。南インドの中心都市チェンナイ(旧マドラス)から車で2時間ほど奥地に行った貧村に植林を行い、自然環境を改善するとともに村落共同体の機能を取り戻そうというプロジェクトです。樹木を食い尽くす山羊やたき火のための森林の伐採により自然が興廃しました。その結果地下水が枯渇し、農業生産性が落ちている村落に、植林をし、自然環境を取り戻すとともに、商品性のある樹木を植えることにより、村民の金銭収入を確保しようというものです。いわばインド版里山復活運動です。訪問した村落は、全インドでもモデルケースに指定され、全国で同様の試みがなされているとのことです。日本からの資金が貧しい人々の生活を回復し、また地球環境問題の改善に若干ながら貢献していることが分かりました。写真は、記念植林の風景です。


インド政府開発援助(ODA)視察、その1

2005年12月15日 | Weblog
 政府開発援助の中の一つに、貧しい地域や人々を対象にした「草の根援助」があります。今回の視察でそれらの一部を見てきました。スラム街で学校を運営するNGOへの援助がそれです。
 写真は、学校関係者に説明を受けながらスラム街を視察している所です。スラム街には、人が牛、鶏、犬などが渾然一体となり住んでいました。衛生状態が悪く、夏には強烈な悪臭がするとのことです。
 ここの学校は、世界中からの寄付で運営されており、日本の寄付で校舎の建設がなされました。スラム街の多くの子供達の中で幸運にも学校に入学できた子供達が、真剣に勉強をしていました。小中学校の基本的な勉強に加えて、高校ではコンピューター、デザインなど職業訓練も行われております。卒業生は、立派に職に就き、各界で活躍しているとのことでした。

インドODA視察より無事戻る

2005年12月14日 | Weblog
 一昨日に、インドODA視察より無事戻って来ました。視察の様子は、後日このコーナーでご紹介することにしますが、初めて訪問したインドの印象は若くて熱気のある国でした。ちょうど日本の昭和30年代という感じで、町は汚く人々は貧しいながら、明日は今日より経済は成長し、人々は豊かになるという希望に満ちあふれていました。
 みずほ証券の発注ミスの事件は、インドの新聞にも大きく取り上げられており、日本の資本市場のイメージに傷が付いた印象でした。今後みずほ証券、東証、富士通、そしてミスに乗じて多大な利益を得たいくつかの証券会社にヒアリングを行い、日本の株式市場の信頼性の回復に努めることが国会の使命と思います。

ODA視察のため書込み休止

2005年12月04日 | Weblog
 12月4日から12日まで、参議院の超党派議員構成された政府開発援助(ODA)視察団に参加してインドに行ってきます。そのため帰国するまでこのブログの書き込みは休止させていただきます。帰国後視察旅行の結果は、詳しく報告いたします。

九大医 開講記念フォーラム

2005年12月03日 | Weblog
 九州大学大学院 開講記念フォーラムに参加し、垂井博紀氏、今村英仁氏、福元満治氏とともに講演します。官公庁主導の「護送船団方式」の崩壊が医療業界でも指摘されております。医療業界においても海外資本導入、混合診療などの規制撤廃議論が強く、さらに規制に縛られず日本の強みを海外で生かしている人や企業も多く、そのような動きは始まっております。
 私のパートは、「金融・政治から見た医療業界の将来」という題材で、金融の自由化、国際化の流れの中、金融機関の護送船団がどのように変化を強いられたかを説明する予定です。そして新しい金融サービスの変化を説明し、医療業界の将来の方向性のヒントになればいいと思っております。その際、消費者(患者)の選択の自由と品質を如何に確保するかの観点を付加えたく思います。

中小零細企業対策

2005年12月02日 | Weblog
 公的金融機関の改革に関連して、中小零細企業など借り手側からの意見をヒアリングするため久留米商工会議所にヒアリングを行いました。また福岡商工会議所へのヒアリングも計画しております。
 銀行による貸剥がしや貸渋りの問題は、3年ほど前に比べ顕著に改善しているとのことです。しかし郊外への大型ショッピングセンター進出により、久留米市中心街での空洞化や土地下落が問題であるとの指摘を受けました。公的金融機関の民営化や整理統合が進んだ場合、中小零細企業への貸出への影響と並んで支店の統廃合が進み従来の支店が閉鎖されることの不安も大事な指摘でした。
 引き続き地元を回って、意見を聴取し、国会活動に生かしていきたいと思います。

久留米の経済

2005年12月01日 | Weblog
 連合福岡北筑後地域協議会の定期大会が昨日久留米市のホテルで開催されました。藤田議長はじめお馴染みの皆さんと楽しく会談を行いました。話の節々で地元の景気は、東京などに比べて回復が遅れているという印象でした。
 本日は、地元の地方銀行の首脳と面談し、地元の経済動向、地域金融機関の経営状況を教えていただきました。中小企業の資金ニーズは引き続き低迷する一方、一部の政府系金融機関が民間では採算割れの条件で金利のダンピングを行っているとの指摘もありました。一方医療や農業分野での融資が伸び、また窓口では投資信託の販売が順調で、地域金融機関の経営努力の一端も垣間見えました。
 久留米市は、2月の合併で30万都市になりました。これからは、合併効果を活かして、質の面でも向上が期待したいと思います。今後成長が期待されるバイオや医療、農業の分野を推し進めるために特区などを申請し、経済を活性化することも考えて行きたいと思います。