前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

首班指名選挙

2011年08月30日 | Weblog
 本日午後1時半より、参議院本会議が開催され、総理大臣を決める首班指名選挙がありました。2回の投票の後、衆参の結論が同一であったので、野田佳彦民主党代表が第95第総理大臣に決定されました。その後輿石東参議院会長が民主党幹事長になることが確定しました。党内融和は勿論のことですが、参議院としては、ねじれ国会対策や衆参の連携が一層強化されるという点でも評価できます。

野田代表誕生!

2011年08月29日 | Weblog
 11時から民主党両院議員総会が行われて、2回の国会議員の投票の結果、野田佳彦代表が誕生しました。「ノーサイドにしましょう。もう」という第一声が印象的でした。明日衆参本会議で首班指名があり、明日には野田佳彦総理大臣が誕生する予定です。
 新内閣に期待することは、日本が直面する内外の困難に正面から取り組むことです。東日本大震災からの早急な復旧を行い、特に福島原発事故対策は待ったなしです。また欧米の国家財政危機は、更なる円高、株安、信用不安をもたらす可能性が高くなってきています。その意味で、予算、財政、金融に通じた野田財務大臣が総理大臣に選ばれることは望ましいことです。
 後は、党内の団結を強化するような適切な組閣人事、党内人事が望まれます。これから1週間の動きが注目されます。

代表選挙、短期決戦

2011年08月28日 | Weblog
 月曜日に行われる民主党代表選に向けて、各候補の陣営は大忙しです。東日本大震災からの復興や急激な円高対策のために速やかな対応が必要となる第三次補正予算と例年より1ヶ月遅れの来年度本予算の編成を考えると、短期間での党代表選出と国会による首班指名、新総理による組閣が必要です。わずか3日間の選挙戦となる代表選ですが、確り政策論争を行い、代表選挙後は党内一致結束が必要です。
 写真は、海江田選挙対策本部で同僚参議院議員との懇談の場面です。

両院議員総会

2011年08月26日 | Weblog
 参議院財政金融委員会理事会が数度の中断をしながら開催され、懸案の公債特例法を同委員会で採決することが決定されました。委員会で同法案を採決後、参議院本会議で賛成多数で成立させることができました。この日は、再生可能エネルギー法案を可決成立することになり、菅直人総理大臣の辞任に向けた環境が整いました。
 午後は、民主党両院議員総会が開催され、菅総理が代表を辞任すること、新代表が決まった場合には、総理大臣を辞職することの表明が行われ、総会で承認されました。これから29日の午前11時に開かれる代表選挙に向けて、各候補の陣営が動き出すことになります。

タクシン・シナワット、タイ元首相来日

2011年08月24日 | Weblog
 都内のホテルでタクシン・シナワット、タイ元首相来日との朝食会に出席させて頂きました。土肥衆議院議員のアレンジで江田法務大臣、池田経産副大臣、中川正春衆議院議員とともに意見交換をさせて頂きました。東日本大震災にタイ政府及び国民より多大な経済的、精神的な援助を頂き感謝するとともに、列強の植民地支配の時代にもアジアの中で両国だけが独立国として存在したという親近感があります。またアジア通貨危機においては、日本の速やかな外貨の支援等に感謝しているとの言葉もありました。
 午後財務省による円高対応緊急パッケージの発表がありました。外為特別会計の1000億ドルの資金を利用した円高対策で、金額の大きさ、スピード感に対して高い評価をしたいと思います。これまで財政金融委員会質問、党成長戦略PTや財政金融部門会議を通じて主張してきたことも一部採用されて嬉しい限りです。今回の円高対策が実効性のあるものと期待します。

公債特例法法案質疑終局

2011年08月23日 | Weblog
 本日午前午後ぶっ通しで参議院財政金融委員会で公債特例法を審議しました。最後の2時間半弱は、菅直人総理大臣が入っての審議となりました。財政や赤字国債の問題、子供手当、震災対応策など様々な観点での質問がでました。本日の委員会で予定通り質疑が終局し、法案採決は25日か26日に行われる予定です。その後26日の本会議において法案の可決成立を願うところです。
 この他法曹養成制度検討PT、日本香港友好議連夕食会に出席しました。朝から晩まで陳情対応、委員会、会議、夕食会等の出席で大忙しの一日でした。

参議院本会議

2011年08月22日 | Weblog
 公債特定法が本会議で趣旨説明され、代表質問が行われました。半年間待ちに待った公債特例法の質疑です。約2時間の参議院本会議が終了した後、直ちに財政金融委員会にて野田財務大臣より趣旨説明を聴取しました。この法案を今週中に採決し、成立させることが財政金融部門の筆頭理事として今国会最大の仕事の一つです。
 法案の主旨説明を終えて、大至急付帯決議の交渉を自民党と行いました。5項目の付帯決議に対して、概ね民主党政策審議会、政府との調整も終わり、後は自民党以外の野党との交渉を待つばかりになりました。明日質疑を終局すれば、後は採決を待つばかりです。半年間衆議院でもめにもめてきた法案なので、参議院でももう一波乱、二波乱あることは覚悟しております。

本山美彦先生古希の会

2011年08月20日 | Weblog
 本山美彦京都大学名誉教授の古希の会が、東京六本木で開催されました。京大経済学部本山ゼミ卒業生数十名が参加して、本山先生の古希をお祝いするとともに、学生時代を懐かしみました。世界経済論をゼミで学びましたが、その後の先生を囲んでの懇親会が場所をいくつか変えて深夜にまで続いていたのがゼミ生共通の思い出でした。本山先生と奥様の今後のご健康とご活躍を祈念します。
 

投資家とのランチミーティング

2011年08月19日 | Weblog
 メリルリンチ主催の機関投資家とのランチ・ミーティングに講師として参加しました。東京を拠点として日系、外資系の有力機関投資家の代表者を相手に、今後の金融市場、株式市場に対する政治の影響に関して議論を行いました。特に原子力政策と東京電力を取り巻く環境、公的年金の運用のあり方に対する国会での議論を紹介するとともに、ポスト菅政権の政治経済的な課題について意見交換しました。
 今日は、この他原発PT事務局会議、法曹養成制度検討PTなど幾つかの会議があり、通常国会の最終盤を向かえ国会内外の活動が活発化してきました。特に代表選を巡る動きは来週にはピークを迎えると思います。

自動車戦略WT

2011年08月18日 | Weblog
 民主党自動車戦略WTの第一回会合に出席しました。写真は、志賀自動車工業会会長の説明の場面です。
このWTは、経済産業部門の下に設定されたWTですが、日本の輸出産業の中心でかつ部品会社、下請け等裾野の広い自動車産業は日本の雇用の面でも極めて重要だという認識です。
 今日本の自動車産業は危機的な状況にあります。①円高、②EPA、FTAの面での出遅れ、③内外の法人税率格差、④電力問題、⑤硬直的な労働法制等、問題は山積しているのが実態です。北部九州も自動車産業の集積地ということもあり、このWTで問題の把握及び解決に向けて取り組んで行きたいと思います。

国際戦略総合特区

2011年08月17日 | Weblog
 政府与党の成長戦略の目玉政策の一つとして、総合特区があります。国際戦略総合特区、地域活性化総合特区など幾つかの総合特区制度が企画されております。その中で早いものは、今年中に候補地が選定される予定です。
 本日は、地元の経済界の代表団と同制度の勉強会を行いました。北部九州には、近東アジア・海運貿易、環境、自動車・半導体などの地域の特性があり、それらの特性を活かした複数の総合特区構想があります。その中で、日本全体の成長を引っ張ることができる潜在力を持ち、また首都圏、関西、中京など他の大都市圏の総合特区構想に引けを取らない独創性と実現可能性がある国際戦略特区構想にまとめ上げていく作業が必要です。
 今日の勉強会では、民主党政調戦略PTで一緒に仕事をした内閣府地域活性化推進室と日本の成長戦略と総合特区の位置づけに関して意見交換を行いました。

地下鉄七隈線延線

2011年08月11日 | Weblog
 福岡地下鉄七隈線の延線に対する陳情団が、国会に来ました。同期成会会長の河部福岡商工会議所会頭、高島福岡市長等による陳情団を国会議事堂内にある民主党陳情要請対応本部の控え室で迎え、陳情の詳細をヒアリングしました。その後、陳情団と地元選出国会議員団とともに、大畠国土交通大臣に面会し、福岡市民、経済界の強い要望である地下鉄七隈線延線の早期着工を訴えました。
 七隈線延線は、福岡市の二大繁華街である天神と博多駅を結ぶもので、その利便性とともに大きな経済効果が見込めるものです。

欧米財政問題が深刻化

2011年08月08日 | Weblog
 週末のS&Pによる米国債格下げを受けて、アジア市場、欧州市場、北米市場等、世界の金融株式市場が大荒れとなりました。特にNYダウは、5.5%以上も暴落して、リーマンショックを彷彿させる大変厳しい事態に世界の金融市場は直面しています。
 今回の株式市場の下げは、米国景気に二番底懸念がある一方で大幅な歳出削減を行っている米国政府の問題やギリシャ債務問題がスペイン、イタリアにまで飛び火しそうな欧州の危機が重なっている状況があります。特に財政問題を政治的な駆け引きの道具にしている米議会に金融市場が反乱を起こし、また統一通貨である欧州も政治的、財政的には各国ばらばらで強い政治決断ができないことが今回の金融危機の特徴です。
 この点では、日本も同様の問題を持っております。公債特例法が、野党、特に自民党、公明党の駆け引きの材料となっています。財政を政治の駆け引きに利用し、財政問題を金融問題にした米国と同様なリスクを日本は持っています。また欧州で問題になっているのは、GDP比過大な国の債務問題ですが、この点日本はより深刻な問題を秘めております。
 このような日本の状況を打開するために、賢い議会運営が少なくとも不可欠です。今週公債特例法の衆議院通過が山場を迎えます。そして今月までに参議院で審議、可決させる必要があります。参議院財政金融委員会筆頭理事として、上記の問題を肝にすえて、委員会の運営を行って行きたいと思います。

民主党福岡県連常任幹事会

2011年08月06日 | Weblog
月例の民主党福岡県連常任理事会が開催されました。通常国会の会期末まで一月を切り、公債特例法等の成立と菅総理の退陣の可能性など様々な議論が出ました。また平成24年度予算の概算要求に盛り込む地元の陳情案件の党本部経由での政府への働きかけの仕方に関する制度改善などを議論しました。
 

決算委員会質問

2011年08月05日 | Weblog
 今日は、朝9時から夕方まで参議院決算委員会が開催されました。途中参議院本会議があり、短時間の中断がありましたが、一日決算委員会での質疑を聞いていました。また10時過ぎから30分弱、年金積立金管理運用独立法人(GPIF)に対する質問を行いました。質問の要点として、①3兆円に上る承継勘定の損失の処理と責任の所在、②GPIFの公共調達に対する国基準での評価、特に資産運用会社の見直しと競争的な選任方法について、③GPIFのALM、特に国内債券インデックスをノムラBPIから、30年国債にシフトすべき、と移譲3項目に渡り議論を行いました。特に②、③に関しては、かなり専門的で深い議論が必要なので、今後は財務金融部門会議や参議院財政金融委員会で引き続き議論を行って行きたいと思います。
 今回の質問で決算委員会出席議員が一番注目した点は、3兆円の損失を出しているに関わらず年金官僚が、現在も確りと天下り、渡りを繰り返している点です。ある年金局長経験者は、退官後現在までの19年間3ヶ所を渡り歩き、退官後の所得が合計3億5千万円になっていることが厚生省の答弁で正式に分かりました。細川厚生労働大臣には、昭和61年以降のすべての年金局長経験者の天下り、渡りの実態を調査することに同意していただきました。この辺りは、旧来の自民党政権とは違い、税金の無駄遣いや不適切な天下りに厳しい民主党政権らしい回答となりました。