前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

世界的な金融危機と危機感を欠いた所信表明演説

2008年09月29日 | Weblog
 麻生首相の所信表明演説を参議院本会議場で聞きました。代々の総理大臣の所信表明演説、施政方針演説の中で最低のものでした。国を治めるという気概も、世界で起こっていることの認識も、国民の生活を守るという信念も、すべてない選挙を意識した演説でした。麻生首相の演説中に、議場では野次の嵐で、よく演説が聞き取れないところも合った位です。
 本日の深夜、欧州、米国で多くの金融機関が経営破たんを起こし、世界の株式市場が一日で7%から10%近くも下がりました。日米欧の中央銀行は、信用リスクの高まりで枯渇するドル資金を大量に供給し、金融がショック死することを懸命に防いでおります。
 中山国交大臣の失言による辞任に続き、麻生首相自らの総理大臣としての自覚を欠いた所信表明演説と、麻生内閣はほとほと呆れます。自民党の長期政権にも末期症状が現れてきました。最後の自民党首相にするべく、来る総選挙に望みたいと思います。

金融対策チーム会合

2008年09月26日 | Weblog
 民主党の金融対策チーム会合が開かれました。私は、金融対策チームの事務局長として座長の大塚耕平議員の下でチームの運営をしていくことになります。
 本日は、金融不安の動向について金融庁・日本銀行・内閣府よりヒアリングを行った後、新銀行東京の経営問題を金融庁幹部にヒアリングを行いました。東京都議会議員も多数参加され、東京都の税金を投入した銀行の経営実態の改善点に関して積極的な意見がでました。

臨時国会召集

2008年09月24日 | Weblog
 臨時国会が本日召集されました。参議院議員総会で小沢代表が挨拶されました。「政権交代の秋」に向けて、国会審議、解散総選挙を闘い抜いて行こうというのが趣旨でした。
 本日麻生内閣の組閣が行われましたが、組閣当日にも早くも総選挙の日程の話がなされております。報道によると投票日は、連休中日の日曜日の11月2日とのことです。組織票を持つ与党が投票率低下を狙って、そこまでするのかというのが率直な感想です。もし報道通りとすれば、無党派層には「寝ていてほしい 」 と講演した森元首相が院政を引く麻生内閣の象徴となるでしょう。
 内閣の顔ぶれは、2世、3世の政治家が多く、仲良し倶楽部という印象です。世界的な金融危機、景気後退を乗り切っていくだけの知力・経験、胆力、指導力を備えた閣僚が少なすぎる気がします。

「太郎vs.一郎」二大政党決戦へ

2008年09月22日 | Weblog
 本日自民党総裁選が開かれ、麻生太郎総裁が誕生しました。9月1日の福田首相辞任表明より、筋書きが見えた茶番劇のフィナーレということでしょうか。これで次の総選挙が、麻生太郎自民党総裁vs.小沢一郎民主党代表の総理大臣の職をかけた戦いになることが確定しました。「太郎vs.一郎」の戦いは、筋書きが読めない、また日本の将来を決する大一番になることでしょう。
 私は、今回の一大決戦に後方支援、兵站要員かもしれませんが全力で参加して、歴史の1ページを作って行きたいと思います。

民主党臨時党大会

2008年09月21日 | Weblog
民主党臨時党大会がホテルイースト21東京で開催され、小沢代表の三選が承認されました。今回の党大会は、政権交代に向けた決戦前夜の総決起大会といった雰囲気でした。小沢代表の所信表明演説は、民主党の政権構想となり、民主党の政策の優先順位が明らかにされ、またその政策の実現のための工程表と財源捻出方法が明らかにされました。会場には立ち見が出るほど人が溢れて、熱気に包まれていました。
 

グローバル金融、海図なき航海時代

2008年09月19日 | Weblog
 現在国会は閉会中ですが、リーマン・ブラザーズ経営破たんの国内経済への悪影響を未然に防ぐために参議院財政金融委員会を緊急に開くことになりました。私は、民主党を代表して80分の時間を頂き茂木金融担当大臣、伊吹財務大臣、白川日銀総裁に質問しました。
 今回の金融危機の深刻度、日本経済への影響、国際協調危機対応策等が主要議題でした。リーマン・ブラザーズの負債総額は、山一證券のそれより100倍近く大きく、その影響は甚大といえます。また米国バブル経済の崩壊の進行速度、深刻度は、日本のそれを優に超えており、国際的な協調が必要であるとの認識を両大臣、日銀総裁とある程度共有できたと思います。
 個別の項目としては、外為特別会計の規模、資産運用に関する問題点、日本の証券決済市場の混乱、CDS(信用デリバティブ)の金融システムに与える影響、日本のメガバンクや大手証券、保険の海外金融機関への出資、買収戦略等を議論しました。
 日本の失われた10年の経験を活かして、今回のバブル崩壊を世界の失われた10年にしないことが重要です。金融経済危機から世界が回復する頃には、世界の金融秩序、金融機関のビジネスモデルは大きく変わっていることでしょう。これから海図なき航海の時代に入ります。

緊迫した朝食会

2008年09月18日 | Weblog
 定例の朝食会を行いました。今回は、十数年来お付き合いのある高橋洋一さんを特別ゲストに向かえ「霞ヶ関埋蔵金」と公務員制度改革のお話をお聞きしました。また私の方は、臨時国会と総選挙の動向、財政金融部門の主な政策論点等をアップデートしました。
 今週は、リーマン・ブラザーズの破綻、メリルリンチの身売り、AIG経営危機等世界の金融市場は暴風雨の真っ最中ですが、早朝より70名以上の方々に参加していただきました。参加者の中には、昨晩遅くまで電話会議で海外とやり取りし、睡眠不足気味の人も少なくありませんでした。参加者からは金融情勢に関して生々しいコメントもありました。今週一週間は、歴史に残る週となることでしょう。出来れば世界が協調して金融恐慌を瀬戸際で止めたという評価になって欲しいと思います。

暴風圏に突入した米国金融

2008年09月15日 | Weblog
 世界の金融市場が大混乱に見舞われてきました。この週末に、米国リーマンブラザーズが破綻し、メリルリンチがバンク・オブ・アメリカ身売りに追い込まれ、米国最大の保険会社AIGが破綻寸前。米国のバブル崩壊のスピードは、90年代の日本より急速かつ世界経済にとりより深刻であることが分かってきました。邦銀のリーマンへの貸出債権は、現在分かっているだけでも1700億円です。今後米国金融危機の影響は日本経済に広範囲に及ぶことになることでしょう。
 一方国内では、三笠フーズの汚染米事件が農水省も巻き込んで深刻化してきました。また景気対策、年金問題、道路財源の一般財源化等々国会で審議すべきことが多数あります。自民党「総裁選劇場」で浮かれている時ではない気がします。
 福田首相の突然の辞任により、政府や国会の機能が一時ストップしておりますが、世界経済や様々な国内の事件は待ったなしです。「首相投出し不況」を回避すべきです。

いなとみ修二さんと朝立ち

2008年09月12日 | Weblog
 民主党福岡二区総支部代表のいなとみ修二さんとともに朝の街頭演説を行いました。いなとみ修二さんは、先の福岡県知事選に出馬し惜敗しましたが、今回は福岡二区より次の衆議院選挙に出馬する予定です。
 その後は、衆議院選対本部長代行として、医師会、弁護士会、公認会計士会、税理士会、行政書士会、司法書士会等の主だった団体の挨拶周りを行いました。日ごろからのお付き合いが大切です。

バブル崩壊過程

2008年09月10日 | Weblog
 最近アメリカ経済に関するニュースが気になります。インターネットの発達で、bloomberg.com、ft.com、wsj.com、nytimes.com等のアドレスを打つだけで、米国国内や金融機関のトレーディングルームとそれほど遜色のない情報をオンラインで入手できるようになりました。またビデオ報道番組の充実は目を見張るばかりです。
 昨年からの米国サブ・プライム・ローン問題が、どんどん悪化していくことが大変気になります。日本もバブル崩壊後、信用危機やデフレスパイラルが発生しました。ベアスタンズの経営破たん、住宅金融公社への公的資金投入、リーマンブラザースの資金繰り悪化、自動車ローン・クレジットカード市場のデフォルト率の上昇、住宅、自動車販売の急激な落ち込み、失業率の上昇など、1990年台の日本と同じような道筋を辿って、信用危機やデフレスパイラルが進行していることが気になります。米国の政府は、日本の失敗から大いに学んでいると思いますが、民主主義下で政治家の行動は日米余り大きな変化がないことも事実です。税金を投入して、民間金融機関を救済することの大義をいかに地元の有権者や大統領選挙の有権者に説明するかが鍵です。今後の進展を見守って行きたいと思います。
 少なくとも1930年代世界大恐慌の再来は全力で避けるべきことです。

解散総選挙風

2008年09月09日 | Weblog
 解散総選挙の風が吹いてきました。11月9日選挙を軸に調整が進みそうです。解散総選挙の風は、街頭演説をしても感じます。8月、9月は、地元にいる時はほぼ毎日朝立ちをしておりますが、道行く人の反応が日増しに良くなってきました。本日は、博多駅前で朝立ちをしましたが、広報ビラのはけ具合が同じ場所での一週前に比べて格段に良くなりました。今週は、この他福岡天神、北九州黒崎駅、西鉄大橋駅等で衆議院候補等とともに朝の街頭演説を行う予定です。
 民主党県連は、連合福岡と合同(衆議院選)選挙対策本部を立ち上げておりますが、私は松本龍本部長の本部長代行として福岡県下を駆け回ることになりそうです。既に主要な団体への挨拶回りを開始し、地元の日程が一杯になってきました。

福岡情報交流勉強会

2008年09月08日 | Weblog
 恒例になってきた福岡市での昼食を交えた情報交流勉強会を博多駅近くのホテルで開きました。今回は、12回目にということで参加人数も30名近くなってきました。今回は、民主党福岡9区選挙区代表緒方林太郎さんにもゲストとして参加していただきました。
 国会では、臨時国会の冒頭に解散、11月9日前後に衆議院選挙の予想が出てきました。民主党の政権政策や政権交代の必要性等を議論しました。また週末にポールソン米国財務長官より発表された二つの米国住宅公社への公的資金の注入計画の意義や世界の経済情勢を説明しました。世界的な景気後退局面に入り、日本においても金融政策や財政政策の発動の必要性を痛感しております。

スペシャル・オリンピック in Fukuoka

2008年09月07日 | Weblog
 スペシャル・オリンピック・スポーツ体験キャラバンが福岡大学の会場にて行われ、その開会式に来賓として参加しました。今回の体験キャラバンは、バスケットボールでした。会場には、約100名の選手、ボランティア、関係者が参加してスポーツを満喫している様子でした。今日一日全員でいい汗をかき、思い出深いスペシャルな一日になることでしょう。写真は、スペシャル・オリンピック運営委員会会長の三井さんとの記念写真です。

国交省中部地方整備局視察

2008年09月04日 | Weblog
 民主党道路問題対策本部で国土交通省中部地方整備局および道路事務所を視察しました。視察団は、川内衆議院議員、川崎参議院議員、私と川内議員秘書の4名でした。これまで道路本部では手分けして全国の整備局を視察し、道路特定財源を中心とした税金の無駄遣い、不適切使用の実態を調査しています。今回の視察は、6番目の視察です。
 今回の調査で公用車運行実態、公共調達、タクシーチケットの使用状況等を調査しました。競争入札にも関わらず一社しか指名されず、落札率が100%のものが散見され、また印刷物の入札において小額随意契約が多数見受けられました。印刷物の場合、本来は100万円以上は競争入札にすべきところを建造物と同じとみなし250万円までは競争入札をしておらず、また競争入札を避けるために249万9千円に予定価格を設定していり、あるいは小口に分散していたり、様々な疑義ある取引が見つかりました。今後は、道路対策本部を中心にチームで持ち帰った段ボール箱一杯の資料の内容を精査して行きたいと思います。
 ここ数日新聞、テレビ等は自民党総裁選の行方を大々的に報道しております。福田首相退陣とともに、道路財源の一般財源化するという約束は急速に風化しつつあります。国土交通省の道路関係予算の概算要求が今年の予算の20%増しということを見ても、何にも変わらない、何にも変えようとしない政府与党の姿勢には呆れるばかりです。総裁候補が入り乱れて、小泉劇場ならぬ新作の「茶番劇」が行われようとしています。茶番劇解散総選挙で、10年間59兆円の道路予算という既得権を握っている利益関係者を喜ばせる結果にならないように全力を挙げて戦って行きたいと思います。

福田首相突然の辞任

2008年09月01日 | Weblog
 今日の夜突然福田首相辞任のニュースが飛び込んできました。記者会見を生中継で見ておりましたが、突然の辞任会見に会場に出席した記者達の興奮がこちらにも伝わってきました。一年前の安倍前首相の突然の辞任に重なり、自民党政治の末期現象の迷走を痛感しました。どちらの首相も新しい内閣を発足して、これから臨時国会に臨む時に試合放棄です。新しく大臣が決まり、大臣の仕事のレクチャーを済ませた各省庁の職員のご苦労も容易に想像できます。
 二度も政権を投げたしのであるのなら、次は自民公明党は政権を民主党を中心とした野党に政権を譲るべきです。少なくとも国民の信を問うために解散総選挙を行うべきであると訴えます。