前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

暫定税率復活

2008年04月30日 | Weblog
 本日衆議院で、憲法59条の規定により所得税法案等の税制関連法案が衆議院の3分の2で再可決されました。その結果ガソリンの暫定税率が10年間延長が決定しました。26兆円の増税が決まったわけです。
 現在の衆議院の定員は、3年前の郵政民営化の賛否に対する国民の意思表示であります。その意思表示を乱用して、ガソリン税等の増税法案の再可決等に使うことは慎むべきです。現在の民意は、先の山口2区補選や昨年7月の参議院選挙に色濃く反映されているはずです。与党は、このことに抵抗があるのなら少なくとも衆議院を解散して民意を問うべきです。
 もう一つの重要法案である道路財源特例法は、現在参議院財政金融委員会にあります。少なくとも5月12日までは徹底的に審議して、福田首相の一般財源化と10年59兆円の道路計画の矛盾を突いてい行きたいと思います。また道路特定財源の無駄遣いについても引き続き究明していく予定です。公用車に関しても世間の常識を超えた無駄遣いが出てきそうです。

山口補欠選挙勝利

2008年04月28日 | Weblog
 山口県2区衆議院補欠選挙で平岡秀夫前衆議院議員が2万票以上の大差をつけて自民党新人をくだしました。平岡さんとは、国会で財政金融部門で一緒に仕事をすることが多く、凱旋しての永田町復帰に心よりお祝いを申し上げたいと思います。
 今回の選挙で、民意は年金、ガソリン、後期高齢者医療に関して政府に不信と不満を突きつけました。山口補欠選挙の結果を今後の国会審議に活かして行きたいと思います。

メーデー

2008年04月27日 | Weblog
 週末は、メーデーが開催され参加しました。今年は、格差是正、道路特定財源問題、後期高齢者医療、年金が、主催者、来賓の挨拶の主な議題でした。また地方においては景気が低迷し、中々賃金が上がらないにも関わらず、世界的な原油、資源、食料品の値上がりが生活を直撃しつつある惨状が指摘されました。
 写真は、久留米市内でのメーデーの風景です。

広がる米不動産不況

2008年04月25日 | Weblog
 元経済担当大統領補佐官ローレンス・B・リンゼー氏を囲む少人数の朝食会に参加しました。米国の経済・金融の状況に関して意見交換をしました。同氏が来日した際の定期的な懇談会に参加させて頂き大変勉強になっております。朝食会をアレンジ頂いた関係者には大変感謝するばかりです。
 しばらく米国経済は厳しい状況にあるという印象です。不動産市場だけではなく、自動車ローン市場もおかしくなってきており、今後本格的な景気後退が避けられそうにありません。また米国不動産市場の悪化は、証券化等を通じて欧州の金融市場にも影響が出ております。今後の金融市場や景気動向から目を離せません。 

山本剛正君を励ます会

2008年04月24日 | Weblog
 民主党福岡8区総支部代表山本剛正君を励ます会が東京でありました。山本君の友人、知人が多数詰めかけ、熱気あふれる会合でした。私は、松本龍県連代表とともに、呼びかけ人の一人でした。パーティーの席上山本君は、次の総選挙に懸ける熱い思いを語りかけ、参加者の賛同の拍手がわき起こりました。相手は、総理大臣候補の麻生太郎衆議院議員ということで、大変厳しい戦いになるかと想像されますが、ラグビーで鍛えた精神力で頑張り抜くことでしょう。

道路財源特例法の連合審査

2008年04月23日 | Weblog
 財政金融委員会と国土交通委員会の連合審査が開かれ、道路財源特例法の趣旨説明が行われました。この法律は、道路特定財源の10年、59兆円の道路支出を規定するものです。一般財源化と大きく矛盾する内容の法律で、徹底的に審議して修正が必要な法律であります。
 本日は、理事会や理事懇が断続的に行われて、明日の午前中の連合審査や午後の財政金融委員会の開催が決まりました。

道路特別会計の贅沢な公用車費

2008年04月22日 | Weblog
 財政金融委員会で質問しました。今日の質問は、道路特別会計の多額の公用車費の問題が中心でした。道路特別会計は、公用車約1400台を所有し、5年間で公用車購入費が21億円、運用経費が約100億円です。更に運転手の外注をしており運行委託費は、H18年度一年だけでも81億円と巨額です。公用車がどのように運行され、またどのように配置されているかも含めて今後調べて行く予定です。
 今回の疑問もどうして、道路を作る目的の道路特別会計からこのような巨額な出費がなされているのか、また無駄が生じているのではないのか、更には巨額の業務委託費の委託先が国交省OBの天下り法人になっていないのか、このようなことを調べて行きたいと思います。 
 道路特定財源の無駄遣いとして、タクシー代や一般会計職員の残業代、旅費支払いがありましたが、金額の点では公用車関連費の方が巨額です。ほぼ490万円のタクシー代を使ったほぼ毎日タクシー帰り職員が注目を集めましたが、公用車で朝晩の送り迎えの職員数が必要以上であるとすれば、こちらも問題でしょう。今後のチェックが必要でしょう。

山口2区入り

2008年04月20日 | Weblog
 本日山口県2区補欠選挙の応援で、岩国市に行きました。民主党財政金融部門で一緒に活動している平岡候補の応援のため支援者を回りました。岩国駅前に行くと多くの人だかりで、相手候補の応援のため福田首相が着ているからとのことでした。ガソリン税、年金、高齢者医療、地域再生等と争点は多い選挙です。投票日は、27日ということで、その結果は、翌週の税制関連法案の国会審議に大きく影響することでしょう。

北筑後連合選対発足式

2008年04月19日 | Weblog
 総選挙の可能性が、後半国会で少しずつ高まってきました。本日は、福岡6区において、古賀一成衆議院事務所と連合北筑後地域協議会と合同の選挙対策本部が発足しました。私は、選対の顧問としてお手伝いすることになります。

防衛調達のいい加減な価格設定

2008年04月18日 | Weblog
 決算委員会が開かれ、防衛調達に関して質問しました。昨年11月より防衛調達に関連して水増し請求問題を調べてきましたが、今回はその取りまとめの質問です。この間、1週間から2週間に一回のペースで防衛省とレクを行い、様々な観点で防衛調達の適正化を議論してきました。その一部は、実際の防衛調達改革として取り入れられることになりました。
 今回の質問では、平成19年度の防衛調達約350件の内、50%以上が当初の予算金額をオーバーしていたことを指摘し、改善を求めました。予算執行では、予算上の予定価格の80%から100%の価格で決済されることが常識的ですが、防衛調達の場合は相当いい加減でした。予定価格より2割、3割高いものや少数ですが予定価格の5割低い価格のものなど、財務省が査定し、国会で承認された予算を無視するようなものが数多くありました。価格がいい加減な理由もメーカー側の理由というのがほとんどで、理由になっておりません。
 これまで各品目の決済金額を個別に調査したことがなかったということで、防衛省のみならず財務省や会計検査院のチェック機能のなさが露呈しました。今回の質問を通じて、民間並に価格管理がなされて、防衛調達の効率化と税金の無駄遣いのチェックがなされることを期待します。
 最後になりますが、どこの組織も優秀でまじめな人は多く存在するものです。約半年間に渡って、私の指摘に対応し、一生懸命防衛省改革に取り組んだ現場の若手には感謝し、評価したいと思います。

朝食会

2008年04月17日 | Weblog
 毎月恒例の朝食会を開催しました。今回は、民主党副代表の円より子参議院議員にゲストで参加していただき、今後の国会の動向等の報告をしました。また5月に参議院財政金融委員会で審議予定の金融商品取引法改正法案を説明し、意見交換を行いました。質疑応答の時間には、英国ファンドTCIによるJ-POWER株買い増しに対して外為法を発動することの賛否が参加者から出てきました。日本の資本市場の開放性を高める立場から反対する意見や電力の安定供給の立場から賛成する意見等、様々な論点が出てきました。これらの意見をさらに整理していきたいと思います。

日本投資フォーラム

2008年04月16日 | Weblog
 Insututional Investors の主催する「日本投資フォーラム」が二日間にわたり、帝国ホテルで開催されました。私は、夕方の年金運用のセッションでパネリストの一人として参加しました。パネルのテーマは、LDI(Liability Driven Investment)と言って、欧米の年金で主流になっている企業年金の運用手法をどのように日本の企業年金の運用に活かすかでした。言い換えれば、企業年金にALM(資産負債管理)の手法を導入しましょうということです。
 パネルでは、日本版エリサ法やプルーデントマンズ・ルール等に関して参議院財政金融委員会等で厚生労働省や金融庁とのやり取りを紹介しました。他のパネリストは、野村、日生、金融庁等の現場の第一線で活躍されている方々でしたので、LDIに対する活発な議論がなされました。年金運用の指標を「野村BPIからLDIへ」という発言を巡り、一時激しい論争もなされましたが、フォーラムに参加していた年金運用関係者は非常に熱心に議論を聴いていたのが印象的でした。
 今回のフォーラムの成果を踏まえて、日本の企業年金や公的年金の運用やガバナンスのあり方を国会でも議論して行きたいと思います。

財政金融委員会質問

2008年04月15日 | Weblog
 本日の財政金融委員会で、道路特定財源に関連した質問を行いました。タクシーチケットの利用状況調査に加えて、一般会計職員の旅費が道路特別会計より支払われている問題を質問しました。また道路特定財源から資金が入っている公益法人の一つである河川情報センターが、いかに多くの国交省天下りを受け入れており、事実上国交省の「省益法人」になっている実態を明らかにしました。同センターの事業収入の90%が国交省からの随意契約であるという実態の改善を政府に要請しました。これらの質問の一部は、毎日新聞等のメディアで広く報道されました。
 また額賀大臣には、政府与党合意の道路特定財源が一般財源化だけでは、道路整備特別会計が残るので事実上何も変わらないことを再三にわたり指摘し改善を求めました。しかし来年度道路財源が一般財源化された税収が、同額一般会計経由そのまま特別会計に資金が流れ込むことを見直すと言った踏み込んだ答弁はありませんでした。結局これまでと同じ金額が特別会計に流れるのであれば、今まで通りの無駄遣いが色々形を変えて横行することに変わりがありません。そのことを考えると暫定税率を復活させず、当面税収が減った分徹底的に無駄遣いを排除しかつ霞ヶ関埋蔵金を徹底的に探索することこそが国の構造改革にとって妥当な政策と確信しました。

福岡県、北九州市長、古賀市長との意見交換

2008年04月14日 | Weblog
 本日は、参議院財政金融委員会の福岡県の視察の第二日目でした。最初に福岡市内のホテルで福岡県総務部長と古賀市長と道路特定財源問題に関して意見交換しました。その後場所を北九州に移して、北九州市長と同様の意見交換を行いました。
 暫定税率が失効し、地方自治体の道路予算にも影響が出てきております。福岡県や北九州市では当面暫定税率が復活するまで、大口の道路関係の公共事業を凍結するとのことです。古賀市長は、自治体が自由に使える財源を増やして欲しいとの要望がありました。
 一方、北九州市の場合、ハードからソフトへと、これまで公共事業中心であった市の歳出を子育て、教育、福祉に重点的に配分しようとしているが、今回は国がこの問題意識をもって行おうとしているといった意見もでました。道路特定財源の見直しは、国の構造変革であり、その経過期間は混乱が伴います。今回の視察で地方自治体の窮状に率直に耳を傾け、かつ混乱の縮小化を一緒に模索するいい機会になりました。
 夕刻には、福岡空港で記者会見を終えて、上京しました。明日は、財政金融委員会での質問がありますので、その準備等のために国会事務所に戻りました。今週は、財金と決算委員会で二本の質問が入っております。またまたどたばたの一週間になりそうです。
 上の写真は、北橋北九州市長との意見交換の風景です。

参議院財政金融委員会視察

2008年04月13日 | Weblog
 本日と明日、参議院財政金融委員会で地方視察を行います。視察先は、福岡です。本日は、福岡市内のガソリンスタンド、都市高速外環道の工事現場、天神の駐車場の見学を行いました。日頃からよく通るところですが、道路特定財源がどのように使われているのかという観点から視察するとまた違ったところも見えてきます。今回の視察の結果は、道路特定財源を含む税制関連法案の審議に生かして行きたいと思います。