前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

財政金融委員会理事懇談会

2007年11月30日 | Weblog
 昨日、今日と参議院財政金融委員会理事懇談会が暫時休憩を挟み頻繁に開かれました。一昨日の守屋前防衛省事務次官逮捕を受けて、来週月曜日に予定されている証人喚問が実現不可能となったこと、また証人喚問が全会一致ではなかったことへの与党の批判等が、理事懇開催の主な理由です。上記の二つの理由を受けて、12月3日に予定されていた守屋前次官と額賀財務大臣並んでの証人喚問は中止にすることを決定しました。
 しかし防衛利権に関する財務大臣の疑義ははれたわけではありません。また山田洋行の見積書改ざんによる過大請求は税金の無駄使いとして財政金融委員会として看過できることではありません。引き続き委員会、理事懇談会で協議していきたいと思います。

守屋前防衛省次官逮捕

2007年11月28日 | Weblog
 本日守屋前防衛省次官が逮捕されました。参議院として財政金融委員会での証人喚問を要求しておりましたが、防衛利権の究明のため司法当局として適切な判断であったと理解しております。防衛省防衛関連調達は、国民の血税によるものであるので、司法当局がその無駄遣い構造、腐敗、利権等に是非メスを入れてもらいたいと期待しております。一方で、これらの問題の究明は、同様に立法府にも求められるものです。国政調査権、証人喚問等の委員会審議を通じてきっちり明らかにしていきたいと思います。

証人喚問決定

2007年11月27日 | Weblog
 本日は、一日財政金融委員会の仕事に忙殺されました。財政金融委員会理事会、理事懇談会等を日中断続的に行い、守屋前事務次官及び額賀財務大臣を証人喚問するかどうかの話し合いを行いました。この件は、昨日より一日以上与野党間で十分に話し合いましたが、意見は平行線のままで、最後は峰崎委員長の判断で、財政金融委員会を開き、委員会の採決により決定することに決まりました。
 証人喚問で発言した守屋氏の証言内容と額賀大臣の答弁が180度違いことに対して、国民が事実を知りたいという世論を背景に証人喚問をすることを決定しました。

参議院本会議、決算委員会

2007年11月26日 | Weblog
 本日は、参議院本会議及び決算委員会が開かれ、出席しました。平成18年度決算報告を受けて、これから本格的に国会で審議を行います。税金の無駄遣いを許さない、また国民の負託を受けて行政をきっちり監視して行きたいと思います。
 この一年独立行政法人の無駄遣いのチェックを行ってきて、多くの指摘をしてきました。それに加えてこの一ヶ月は、防衛調達の検査監視を決算委員会の立場から行ってきました。非常に時間がかかる地味な作業の積み重ねですが、積み上げた作業の中からいくつもの不適切調達や見積書偽造などの事実が浮かび上がってきました。

民主党福岡県連大会

2007年11月25日 | Weblog
 民主党福岡県連定期大会が開催されました。今後一年も松本龍会長、古賀一成会長代行、助信幹事長と引き続きこれまでと同じ体制で民主党県連が運営されることが確認されました。
 県連大会では、新人の候補者を含めて、すべての現職国会議員、衆議院候補者のお披露目をしました。今年一年の最大の課題は、予想される衆議院選挙において民主党公認予定の10人の候補者全員が勝利し、政権交代を実現することです。

山田洋行見積書改ざん発覚の背景

2007年11月22日 | Weblog
 本日防衛省は、山田洋行で新たに2件の水増し事例が発覚したということで、山田洋行を取引停止しました。米津社長が、防衛省を訪問して、そのことを認め、また多数の改ざんを組織的に行っていたことを認めました。
 この事件の背景を紹介します。本日の朝9時に防衛省の担当者が、事務所に説明に来ました。一定の回答が来た3件の中、2件は「関係者との調整が必要なので午後に説明に上がります。」とのことでした。大臣や幹部等に説明する必要がある内容かという問いに対して、その通りということでした。その後、午後4時の上記の防衛省の発表と続きました。
 これまで山田洋行の海外メーカー見積書改ざんによる水増し請求の疑義を究明するため、この3週間作業を行っておりました。防衛省より原価計算のために提出された5年分の見積書120件を無作為に11件抽出して、11件の見積書をその発行先である海外メーカーに改ざんされていないか直接問い合わせる作業を防衛省に依頼しました。これまで前例がないということで、最初は抵抗していましたが、先週から本格的に作業に従事し、毎日海外メーカーとのやり取りを報告させてきたところでした。
 問い合わせてして、1週間以上が経過して、11社中3社から回答があり、その内2社で見積書改ざんの事実が明らかになりました。また残りの8社についても、先方の弁護士が入って調整したり、来週急きょ担当者が来日すると連絡するなどと、様子が普通ではありません。会計監査などで、会計士などが直接書類の内容を照会することは海外では日常業務であり、すぐに問題がないと書面で事務的に報告されるのが一般的です。それから類推すると、残りの8件にも多々改ざん事例が含まれといる可能性が大といわざるを得ません。今回の調査は、中央調達約120件の1割だけのサンプル調査です。早急に全ての調査をかける必要を痛感しました。
 今回の改ざんで、防衛省は2割から5割高い価格で防衛装備品を調達していることが明らかになりました。もし山田洋行が組織的、恒常的に過大請求を行っていたとすると、これまでに数百億に上る税金が不正に業者の懐に吸い上げられてきたことになります。このような利益があってこそ、300回に上るゴルフ接待、13名に上る防衛省からの天下り、多額の政治家パーティ券の購入とつながったのでしょう。これこそが、防衛利権の実態であるといわざるを得ません。今回の一連の事件で、政治家、官僚のゴルフ、宴席などの有無がメディア等で注目されておりますが、あくまでもそのことは背後にある構造的な税金の無駄遣いと防衛利権を究明する一里塚に過ぎないと主張したいと思います。

公開会社法PT役員会

2007年11月21日 | Weblog
 公開会社法PTの役員会を行い、PT運営の方針を取り決めました。来年3月をめどに報告書をまとめ、その後法制化を目指すことを話し合いしました。国民の多くが、上場企業の株主、従業員、取引先といった様々な形で上場会社と付き合いがあります。その意味で、公開会社を適切に運営、管理して行く事は大変重要なことといえます。今回のPTでは、大学教授、実務家などの有識者だけではなく、経営者団体、労働組合、公認会計士団体、社外取締り役団体など数多くの関係者に意見を聞き、日本における上場株式会社のあり方を探って行きたいと思います。

決算委員会質問

2007年11月19日 | Weblog
 決算委員会で質問しました。質問の内容は、①インド洋給油に関連する防衛利権、②額賀大臣の宴席出席、③山田洋行の水増し請求問題、④チャフフレア事件での守屋前次官の関与、⑤米国海外腐敗防止令など盛りだくさんでした。
 ①に関しては、商社のマージンが5.5%で合計16億円の利益が商社2社に落ちていることが分かりました。この商社2社は、ある政治家の関連会社ではないかという質問に、政府は分からないという回答でした。③の山田洋行の水増し請求に関連しては、防衛省に現在先行してやらせている11件のサンプル調査に加えて、他の多くの山田洋行案件で見積書発行海外企業に山田洋行提出の見積書を送って照合をすることを確約させました。山田洋行では、恒常的かつ組織的に、見積書を改ざんして、詐欺的な過大請求をしている疑義があり、その究明を行っていく予定です。海外メーカーへの直接照会の結果は、まもなく結果がでると思われます。

地元活動

2007年11月18日 | Weblog
 週末は、地元活動に専念しました。土曜日は、国鉄労働組合11・17九州集会に参加して、民主党を代表して挨拶をしました。私は、九州ブロック国鉄不採用問題対策会議事務局長をしておりますので、人道的な見地からこの問題の早期解決を期待しております。また福岡県保険医協会の定期大会後の懇親会に出席して、現在議員立法として参議院に提出している保険業法改正法案の趣旨を挨拶の中で説明しました。保険医協会だけではなくPTAや障害者団体等多くの自主共済が、同法案の早期の可決を期待しております。
 日曜日は、久留米市消防家族慰安会に出席し、消防団やその家族の皆さんに日ごろのご苦労を労いました。小中学校時代の同級生も現役の消防団員としてこの会に出席しており、友人たちの活躍は頼もしい限りです。
 本日は夕刻には上京して、明日の決算委員会の質問に備えます。

サブプライム問題

2007年11月16日 | Weblog
 今日は、元米国大統領補佐官ローレンス・リンゼイ氏を囲む朝食勉強会に参加させていただきました。サブプライムローンの影響と世界経済の行方に関して、同氏の話をじっくり聞かせていただきました。
 サブプライムローンの問題は、報道があるたびに事態の深刻さが増しており、来年の景気動向が大変心配されるところです。米国経済、特に不動産融資市場の実態を直に聞くと、影響は相当長期化する気がしてきました。米国経済だけではなく、円高、日本株安につながることがあれば、日本も他人事としてうかうかできません。サブプライムの影響で世界経済が減速し、内外の株式、為替市場の変動が増大して来年3月を迎えた局面で、解散総選挙、日銀総裁の移動等が重なれば、日本の金融市場は相当緊張することでしょう。ローレンス・リンゼイ氏のいうように、危機管理能力こそが、中央銀行総裁に最も必要な資質の一つであるという意見には大賛成です。

防衛利権追求

2007年11月15日 | Weblog
 今日は、大変忙しい日でした。朝一番で、外交防衛委員会に差し替え(出張の意味)して、山田洋行社長に参考人質問しました。決算委員会で随意契約等による国の無駄遣いをチェックしておりますが、今回はその観点から山田洋行社長に質問しました。参考人質問の場合には、証人喚問と違い、民間人に証言をしていただくという立場なので、回答を強要することができません。そのため結構歯がゆい思いをされた人が多いのではと思います。
 今回の外交防衛委員会での質問は、随意契約における水増し請求を中心に、防衛省の天下り、山田洋行の接待工作の経理処理等を質問しました。今回の質問をベースに、来週の月曜日には、決算委員会で水増し請求問題、インド洋給油に関する利権等を質問する予定です。現在、監査の一環として山田洋行から提示された見積書が真正かどうか、無作為で選んだ米国やドイツのメーカー11社に防衛省より直接問い合わせをしております。今国会が終わる頃までには、見積書の偽造の有無が明らかになると思います。また米国には、FCPA(海外腐敗行為防止法)という、米国企業のエイジェント(代理店)が公務員に贈賄を行った場合、米国企業も刑事罰等が課される法律があります。宮崎元専務と守屋前次官の間で贈収賄が成立した場合には、山田洋行が代理店をつとめる米国軍備企業にもあわせて罰則がおよぶ可能性を否定できません。その意味で、今回の事件は国際的にも影響のある重大な事件であると思います。防衛庁の軍備調達のあり方を抜本的に見直す時かもしれません。

山田洋行参考人質問

2007年11月14日 | Weblog
 明日外交防衛委員会で、米田山田洋行社長に対する参考人質問が決定しました。明日9時40分より、35分質問をする予定です。その後守屋前防衛事務次官の証人喚問が行われます。審議の模様は、NHKが放映する予定です。
 この2週間、防衛省の軍備調達に関して徹底的に調べました。防衛利権の大きさや巧妙さには驚くばかりです。守屋、宮崎といった個人の問題というよりも、構造的側面こそが大きな問題です。この問題は、明日の外交防衛委員会だけではなく、月曜日の決算委員会でもきっちりと追及していきたいと思います。契約書、見積書、原価計算書、あるいは決算書など、一つ一つ数字を追っていくと様々な実態が分かります。数字は雄弁だと思います。

くるめ南ヨカッ祭

2007年11月11日 | Weblog
 久留米市大善寺玉垂グランドにて「くるめ南ヨカッ祭」が開催され、開会式で挨拶をしました。この行事は、久留米南商工会青年部の企画で地元の商工会の活性化と地域振興のためのイベントです。卒業した小中学校の校区内の行事ということもあり、毎年参加しております。「ヨカッ祭」とは、地元の方言でよい祭りと(祭りなので、仕事や宿題を忘れて一日楽しんでも)よいでしょうという意味をこめたネーミングです。地元の皆さんから本当に愛されている祭りです。
 今週末は、久留米での行事が多く、自宅の福岡市と久留米市を何度も往復することになりました。午後上京して、今週木曜日に予定されている外交防衛委員会での山田洋行社長等への参考人質問に備える予定です。この日の外交防衛委員会は、守屋前事務次官の証人喚問等もあり、NHK等のテレビ中継が入る方向で現在話し合いがもたれております。
 

ふるさと久留米農業祭り

2007年11月10日 | Weblog
 毎年恒例のふるさと久留米農業祭りに参加して、開会式典で挨拶をさせていただきました。挨拶では、昨日の参議院本会議で「農業者戸別所得補償法案」が可決されたことを報告しました。この式典には、毎年参加しておりますが、昨年は生憎の雨でしたが、今年は晴天に恵まれて快適な気候の中で実りの秋を楽しみました。
 午後から民主党県連常任理事会、空白区対策委員会等立て続けに入っており、県連の運営に時間を取られました。それが終わると福岡市からまた久留米市に折り返しして、明善高校定時制70周年記念式典に参加しました。これまで5000名以上の苦学生を世に送り出しており、福岡県下でも有数の定時制ということでした。明善高校の校訓は、「克己、尽力、楽天」ですが、私もこの校訓を座右の銘にしております。

保険業法改正法案説明

2007年11月09日 | Weblog
 臨時国会が12月15日まで延長することが決定されました。今国会で是非とも保険業法改正案を審議、可決するために、各党に法案説明を開始しました。写真は、自民党財政金融部門幹部に説明している所です。自民党からは、愛知治郎参議院議員、田村耕太郎参議院議員、また民主党からは広田一参議院議員と私が出席しました。