前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

民主党の新人事発表

2007年08月31日 | Weblog
 本日両院議員総会が開催されました。小沢代表より、党幹部の発表がありました。輿石参議院新緑風会会長が、民主党代表代行に、また直島議員が政調会長にそれぞれ就任することが決まりました。今後参議院での攻防が重要になることを踏まえた順当な人事として評価します。また前原前代表、岡田元代表が副代表として党の運営に責任を持つことになり、党の安定感が増して来ました。
 今後参議院での委員会配属等が決まる予定です。私は、これまでどおり財政金融委員会を希望しておりますが、今後の決定が待たれます。

政党の新卒採用

2007年08月28日 | Weblog
 本日は、旧東京銀行の諸先輩に囲まれて楽しい会食をしました。九州にも旧東京銀行退職者の会(正友会)が存在し、定期的に集いを行っているとのことです。本日は、九州地区正友会会長以下4名と会食し、東銀時代の思い出を語りました。東京銀行は、戦前日本を国際金融面で支えた国立横浜正金銀行が前身です。そのため横浜正金友の会の意味を込めて正友会という名称になっております。
 東京銀行には、10年しか勤めておりませんが、社会人としての基本動作や仕事に対する取組み方など多くのことを教えていただきました。
 最近痛感することは、民主党が政権を取り、国を長期的に運営するにたる人材育成の必要性です。私がお世話になった三菱東京UFJ銀行でも、モルガンスタンレーでも、新卒の優秀な学生をリクルートし、5年、10年時間をかけて人材を育成して行きます。人材の採用、教育、実務経験が組織的かつ長期的に行われております。その点日本の政党においては、新卒のリクルート、教育、出馬支援などを組織的に行う制度は存在しておりません。イギリスの労働党などの人材発掘、教育プログラムなどを参考にすべきと思います。
 日本の政党政治の課題の一つは、これまでは封建的要素を色濃く残した個人商店(国会議員及びその事務所)をコンビニのようにフランチャイズ方式で管理するか、あるいは中央官庁や銀行並みの組織化を行うことかもしれません。

福岡天神街頭演説

2007年08月27日 | Weblog
 天神で朝の街頭演説を行って、今週の地元活動を行いました。今週前半は、地元での支援者回り、新聞配布等を行う予定です。8月後半は国会が休みなので、今のうちに日頃コンタクトが出来ないところに積極的に顔を出しております。それにしても400万人有権者の福岡県は、本当に大きく、広い選挙区です。
 本日の夜は、知事選に出馬して惜敗した稲富修二君及び支援者と会食するために行橋市に宿泊します。次の総選挙で与野党逆転するためには、衆議院の空白区を埋め戦いの準備をすることが必要です。そのためには優秀な人材の確保は欠かせません。

松ちゃん夏祭り

2007年08月25日 | Weblog
 松井北九州市会議員が主催する「松ちゃん夏祭り」に参加しました。小倉南区にある事務所前の駐車場での地区の夏祭りで、地元の方々が参加していました。地元に根付いた市会議員の活動が見て取れてました。
 その後、黒崎で支援者と会食をしながらの意見交換です。最近精力的に北九州を回っておりますが、小倉、黒崎、門司、八幡など地域、地域で雰囲気が全く違います。同じ福岡県でも、福岡市と北九州市は全く事情が違い、また北九州の中でも広がりがあります。知れば知るほど奥が深い世界です。

地域経済という観点の大切さ

2007年08月23日 | Weblog
 ブログを書いていて楽しいことが多々あります。最近ブログのアクセスも少しずつ増加傾向にあり、また折に触れて電話やメールでコメントや助言をもらうこともあります。今日は、長く交流があり論客のある信用金庫の理事長からのメールを紹介します。
 財政金融委員会で議論していく上で、どうしても見落としてはいけない観点であります。そのため全文を掲載させていただきます。 


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ごぶさたをしております。
参議院議員としてのご活躍ぶり、折に触れて楽しく
拝見しております。

貴ブログ日記でも表明されてましたが、
20日付日経金融に掲載された日銀次期総裁選任に
関するコメント、まさにそうあるべしの感です。
ひとつ付け加えていただけるのであれば、総裁候補
に求められる条件に、地域社会&地域経済の動向に
も気を配れるとの観点も期待したいところです。
政治も経済も、マクロ分析のみに偏らない視点が必
要かと存じます。
各界のリーダーには、「東京=日本」ではないこと
をぜひとも理解していただきたいものです。

勝手なことを申し上げ、大変失礼いたしました。
益々のご活躍をお祈り申し上げます。


朝立ち再開

2007年08月20日 | Weblog
 博多駅前の交差点で朝の街頭演説を行いました。お盆休暇明けの月曜日ということもあり、慌しく通り過ぎる通勤途上の歩行者に対して参議院選挙後の政局、民主党の重点政策等を含めた国会報告をしました。選挙も終わりましたので、また隔週の月曜日には、福岡県下の主な街頭で朝立ちを再開します。今後福岡市天神、西鉄大橋、西鉄二日市、西鉄久留米、西鉄大牟田、JR黒崎駅前、JR小倉駅、JR行橋などが主なスポットです。

参議院選対本部解散式

2007年08月18日 | Weblog
 本日民主党福岡県連で参議院選対本部解散式が開かれました。「逆転の夏」と銘打った長く熱い参議院選挙が文字通り終了しました。100万票の得票を得て、岩本つかさ参議院議員の圧倒的な勝利を得ましたが、次の政権交代のための総選挙での勝利に向けた戦いが既に始まっていることを確認しました。
 選対事務局長として、選挙総括を取りまとめしました。昨年の秋から福岡市長選。北九州市長選、統一地方選で勝利を得ることができ、その積み重ねもあり今回の成績を得ることができました。しかし次の衆議院選挙で福岡11選挙区で勝利するためにはまだまだやるべき課題が多くあることを強く認識しました。その意味で喜びもつかの間で、多くの宿題をやり残しての残夏の一日となりました。

金融危機のグローバル化

2007年08月16日 | Weblog
 米国サブ・プライム・ローン(低所得者向け不動産担保金融)のデフォルト率が上昇し、その影響が世界中に出ております。日本の株式市場は年初来の安値を記録し、また為替市場は急激な円高に見舞われました。ここのところ金融市場は、グローバル化し、また変動も激化し、株、通貨、金利、商品等の市場の相互影響が増してきて、気が抜けなくなてきました。
 私自身も、欧州市場、米国市場の行方が気になって、深夜遅くまでブルンバーグTVやファイナンシャルタイム等を自宅のパソコンで眺めていました。最近のインタ-ネットの発達はすさまじいものがあります。金融機関のトレーディング・ルームとそれほど差がない情報が、個人宅でも簡単に得られるようになったことは本当に驚きです。 
 このようなITの進歩、金融のグローバル化に日本政府や日銀がどのように対応しているのか少し心配にもなりました。政府と民間、大組織と個人の情報格差が格段に縮小し、またCDO(資産担保証券)やクレジットデリバティブ等の格段の進歩により、市場参加者が多様化し、かつその行動が予測困難になってきているのも事実です。その意味で、金融当局や中央銀行の職員の求められる資質や能力も大きく変化しているはずですが、相変わらず内向きの人事政策には大きな変化が見られないからです。
 最近海外のエコノミスト数名と話す機会がありましたが、日本銀行首脳の中には市場対応能力や海外とのコミュニケーション能力が不十分である人もいるとの指摘がありました。世界的金融危機に主要先進国と綿密な打ち合わせを行い、市場から信頼と敬意を勝ち得るようなリーダーが日本にも必要なことを痛感しております。

終戦記念日と文民統制

2007年08月15日 | Weblog
 本日、終戦記念日を迎えるにあたり、先の大戦での犠牲になられた方々を追悼し、不戦の誓いを新たにした。軍部の暴走を止めることができなくて、先の大戦では、アジア各国に多大な犠牲をしいたのみならず、多くの日本国民がその犠牲になったことは忘れてはならないはずである。
 最近気になる出来事がある。小池防衛相と守屋事務次官の人事を巡る対立である。この問題を安倍政権の指導力不足とか、小池防衛相の根回し不足として片付ける動きもあるが、果たしてそれで良いのだろうか。この問題は、過去に起きた田中真紀子外相と外務省との対立と同じ次元で考えるべきではないのである。防衛庁を防衛相に格上げした大物事務次官が、公然と文民である大臣に異議を唱えて反対することは、文民統制を逸脱することにならないか危惧する。
 もしこのようなことを安倍首相が許すとすれば、今後このことが前例になり自衛隊の暴走を許すことにも将来つながるとの懸念は払拭できない。文民統制が守られなくても「しかたがない」という判断を安倍総理がすることになれば、解散総選挙で民意を問うべきである。

参議院選挙の民意と今後の課題

2007年08月12日 | Weblog
 参議院選挙が終わって2週間が過ぎようとしております。この2週間国政に従事して、国会内外を問わず大きな変化を感じるとともに、日本は民主主義国家として機能していると実感しました。
 ここで民主党の大勝を冷静に分析し、民意を読み解くことが必要で、その上で今後の国政に反映させるべきです。
 先ず、国政選挙においては、2大政党制が定着しつつあるということです。野党の中で、民主党のみが大きく票を伸ばしたことが端的にそれを証明していると思います。
 次に、今回は民主党の大勝というより、自民党の大敗と見るべきであります。自民党長期政権の勤続疲労に対して、部分的(参議院)な補修を国民が望んだということでしょう。その意味では、次の臨時国会、通常国会が試用期間で、その出来次第では、解散総選挙で与野党逆転、政権交代という全面補修もあり得ることでしよう。
 更に、前回の郵政選挙と今回の参議院選挙の共通の特徴として、以前の「自民党は田舎(非都市部の仮称)党で民主党が都会党」という位置づけが大きく変化したことです。郵政選挙で、自民党が都会党になり、続く参議院選挙で民主党が田舎党の意味合いを持ちました。小泉前首相が、民営化・小さな政府を主張し、小沢民主党代表が格差問題を主張し1人区対策に力を入れたことが象徴です。ここで民主党にとり重要なことは、自由競争のいわゆる負け組みである「田舎」を負け組みとして補助金付けで固定化することではなく、経済的にも活性化させまた魅力的な生活圏を作りだす政策を考えることです。
 最後に、中期的な日本のおかれている状況を考えると、グローバル化といかに付き合うかということに行き着くと思います。ベルリンの壁が崩壊して、急激なグローバル化が進展したことを考えると、それは、米英に代表されるアングロサクソン型自由競争経済ともいえます。このような状況下で、国際競争力・効率化とそれから発生する格差、国民分断という課題の解決策をいかに提示できるかが、政党の力であると思います。安倍政権は、そのことを戦後レジュームからの脱却と表現しましたが、その答えが美しい国とか規範意識とか、余りにも精神的、抽象的すぎたきらいがあります。一方で、現実の政治手法は、強行採決と「しょうがない、何とか還元水、生む機会」と余り美しくない発言の連続。これが敗北の原因でしょう。しかし、民主党がグローバル化の中で直面する日本の選ぶ道を充分に提示できたか、私は疑問です。その意味で、格差対策のみならず、日本を元気にし、未来を明るくするような政策も必要だと主張します。財政金融部門に属するものとして、地方の活性化と国際競争力アップが同時に解決できる「ニューディール政策」を考えて行きたいと思います。
 例えば、税源移譲と地方分権強化、道路特定財源を使った高速道路無料化、大幅な規制緩和による中央経済官庁の分権化、経済金融特区の新設と海外企業誘致、最新金融技術を導入した政府資産売却、年金等運用強化など、色々と考えて行きたいと思います。

県連常任幹事会、事務所会議

2007年08月11日 | Weblog
 月に一度の民主党福岡県連の常任理事会が開かれました。参議院選挙後最初の理事会ということで、参議院選挙に対する意見や今後の国会の動向が話題に上りました。参議院選挙区選挙の総括は、お盆明けに最後の選対会議で行います。事務局長として、総括の取りまとめをする必要があります。
 午後は、事務所会議を行い、今後の課題や戦略を話し合いました。昨年の夏から一年間、福岡・北九州良市長選挙、知事選、統一地方選、参議院選挙と選挙に追いまくられており、事務所固有の仕事が後回しになっておりました。事務所や後援会の課題を整理して、早急に手直しを図りたいと思います。
操業中!

米国サブプライムローン市場の危機

2007年08月10日 | Weblog
 欧州中銀は、この二日間で25兆円に上る資金を短期金融市場に供給した。これは、米国の低所得者向け住宅担保融資市場における焦付きの増加に端を発したもので、金融におけるグローバル化を端的に示すものです。
 この問題に関して、日銀、財務省、エコノミスト、外資系投資銀行幹部からヒアリングをして、現状の把握をしました。米国サブプライムローンにおける不良債権は、最大12兆円程度で、少なくはありませんが、最終的には管理可能な水準ということです。しかし今回の問題は、米国での火事が、何故独銀行の経営破綻や仏銀行の子会社の破綻に繋がっり、世界の市場で流動性危機が発生したということです。また重要なことは、米国発世界的な危機の連鎖を未然に防ぐために、米国連銀のみならず世界の主要中央銀行が連携して、流動性供給を行ったことです。
 米国サブプライムローンの問題は、日本の不動産バブルの崩壊と同じではないかという意見があります。しかし日本の場合には、不動産リスクを最終的には日本の銀行がほとんど全て背負っていたのに対して、サブプライムローンの場合には、証券化やデリバティブ等の利用でそのリスクが世界中の投資家やヘッジファンドに分散されていることが大きな違いです。
 その意味では、今回世界中の投資家に広く浅く損失が発生し、また証券化等を利用しているので損失の情報が非常に早く伝播し、その対策も早急に行わざるを得なかったといえます。
 今回の世界中の中央銀行の対応の早さと資金供給金額の大きさに、信頼感が増したとの印象です。90年代の不良債権問題で日本の金融当局の対応として批判された”too little, too late”の対極であるからです。
 最近、次期日銀総裁に関して様々な憶測が流れております。日銀総裁の資質として、金融市場に精通して、かつ国際的なネットワークがあり、冷静かつ速やかな決断ができることが必要です。役所の順送り人事には反対すべきでありますが、一方でただ単に現政権に媚びた御用学者や著名人を持ってくればいいとも思えません。
 参議院選挙の大勝で、民主党が事実上日銀総裁の同意人事権を持つようになりました。非常に大きな責任を持つことになったと自覚すべきであり、政争の具にすることは控えるべきでしょう。その意味では政権政党になる自覚と準備のための総裁同意人事と言えます。

世界銀行総裁懇談会

2007年08月09日 | Weblog
 世界銀行総裁ロバート・ゼーリック氏が来日し、国会議員団との懇談会がありました。同氏は、前職がゴールドマン・サックス副会長で、その経験等も踏まえて新しい時代に向けた世銀改革のリーダシップが期待されております。
 懇談会は、都内のホテルにて朝食会を兼ねたものでしたが、国会議員の質問に一つ一つ丁寧に答えて頂きました。日本は、世界銀行グループの上位出資者ということもあり、密接な意思疎通が必要であります。また世銀の国際援助と密接に連携して日本のODAを行い、より効率の良い途上国支援を行うべきであります。
 個人的にはそれに加えて、金融機関として世銀の持つ高いリスク管理能力や資金調達、資産運用能力を日本の政府部門の資産負債管理、年金運用、外為特別会計の管理等に応用できないか、強い関心があります。残念なことでありますが、日本政府の金融技術、組織運営能力は国際的に高い評価とは言い難いものです。年金管理に至っては、途上国並という批判もあながち間違いではないという状況です。「世銀に年金、資産負債管理に関してコンサルをお願いする。」ということが、ブラック・ジョークにならない悲しい現実を政府は認識すべきかもしれません。
 

国政調査権、竹光から伝家の宝刀へ

2007年08月08日 | Weblog
 参議院における与野党逆転で、国会が本来期待されている機能を復活させるべきです。これまでは、国会は国権の最高機関であるはずですが、自民党の長期政権が続く中で立法府が行政府に従属してきたことは紛れもない事実です。行政をチェックするために、国会には国政調査権が与えられておりますが、実際の行使となると与党が反対するためほとんど行われて来ませんでした。その意味では、ほとんど見かけ倒しの国政調査権は、竹光で怖くもない存在でした。
 参議院で与野党逆転して、国政調査権が「竹光」から「伝家の宝刀」に変化したと言えます。「伝家の宝刀」である以上、頻繁に国政調査権を行使する必要は必ずしもありません。前段階で行う行政へのヒアリング、委員会質問、質問主意書でも行政の実態の解明が格段に向上するはずです。
 今後国政調査権を行使して実態を把握すべきものとして「消えた年金問題」があります。その他私の属する財政金融部門としては、独立行政法人の無駄遣い、外為特会等の特別会計の透明性向上などがあります。また政府部門の資産売却、株式上場、証券取引等に関連して、官製談合、業者との癒着、利益供与、利益相反行為などがないか監視を強化していく必要があるでしょう。
 次の臨時国会に備えて、「伝家の宝刀」を使いこなす方法や技術を研究していきたいと思います。

参議院本会議開催

2007年08月07日 | Weblog
 本日参議院選挙後初の参議院本会議が開催されました。新人議員の大幅増加で、民主党の議席が大幅に増え、私の座席は本会議場のほぼ中央に位置するようになりました。この座席から見える本会議場の景色は大きく変化し、今後の責任の大きさを実感しました。
 本会議では、江田五月議長、山東昭子副議長の選任を行いました。法務部門や財金部門等の会合で一緒に仕事をさせていただいた江田さんが、参議院議長に就任されることに喜びも一入でした。
 午後は、民主党両院議員懇談会、議運委員会、日銀と財務省のレク等みっちりスケジュールが入っており、また国会でのいつも通りの一日が開始しました。