前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

コーポレート・ガバナンス

2009年09月30日 | Weblog
 コーポレート・ガバナンス(企業統治)向上への関心が高まっております。公開会社法制定に向けた取り組みのみならず東京証券取引所の上場規則の改正に向けた動き、社外取締り役や監査役等の各種団体での議論がそれです。
 最近これらの問題に関して、学者、産業界、金融界、各種団体との意見交換やメディアの取材が増えてきました。これも政権与党になったという実感することの一つです。
 成長力や競争力があり、社会的責任を持った日本の上場企業を支えるための取り組みとして、コーポレート・ガバナンスの向上は不可欠です。またそのことは、上場企業の株主だけではなく、従業員、取引先、地域社会にも直接・間接に貢献するはずです。政治的には、比較的地味に見える分野ですが、極めて重要なテーマであると確信しております。政権与党の一員として、この分野でも貢献したいと思います。

金融大臣との顔合わせ

2009年09月29日 | Weblog
 金融庁の入っているビルの17階で亀井金融大臣、大塚金融副大臣以下、民主党、国民新党、社民党の貸し渋り・貸し剥し防止法案対策チームとの顔合わせを行いました。亀井金融大臣の指示もあり、早急に同法案の論点・骨子をまとめて行くことになりました。私は、一次検討チームに入り、関係団体ヒアリング、論点の抽出を行って行く予定です。
 会場やその周辺には多くの報道陣が控えており、この問題に関する関心の高さが現れていました。雇用の大多数を担っている中小企業を支えていくことは、政治の重要な使命であります。より実効力のある貸し渋り・貸し剥し対策の法案を練って行けたらと思います。

日経シンポジウム参加

2009年09月28日 | Weblog
 本日は始発の飛行機で上京して国会事務所で、留守中に溜まった仕事やテレビ朝日のインタビュー等をこなしました。与党になり、挨拶、陳情・相談、記者のインタビュー等、格段に増えました。昼食は、仕事をしながらの軽食となりました。
 午後は、東京大手町の日経ホールにおいて、日経シンポジュウム (詳しくは、ここをクリックして下さい。) が開催され、「活力と規律—市場ルールのあり方を考える—」というパネルディスカッションにパネリストの一人として参加しました。
 パネリストには、阿部泰久氏(日本経済団体連合会 経済基盤本部長)、石黒徹氏(森・濱田松本法律事務所 弁護士)、郷原信郎氏(名城大学教授)、佐々木清隆氏(金融庁 証券取引等監視委員会総務課長)、土本清幸氏(東京証券取引所自主規制法人 常任理事)と論客揃いでした。公開会社法、インサイダー規制等市場規制の在り方、金融行政の変化等、日本の資本市場のより一層の公正・透明性の拡大や発展のための議論を行いました。2時間のディスカッションでしたが、あっという間に終わったという印象でした。今後もこれらの専門家と意見交換をして、国会論戦や金融行政に生かして行きたいと思います。

衆議院選・合同選対会議・解散式

2009年09月27日 | Weblog
 民主党福岡県連・連合福岡・衆議院選挙合同選対会議が、福岡市内のホテルで開かれ、衆議院選挙の結果を総括して解散しました。福岡県内11選挙区中、10選挙区で民主党公認候補者を擁立し、7勝3敗の結果でした。3敗した3人の候補者全員が、九州ブロック比例で当選するということで、すばらしい成果となりました。合同選対では、今後の課題として民主党所属地方議員を増やし、組織拡大することの重要性を認識し、今後の首長選挙・統一地方選挙に向けて準備をすることとしました。また来年7月に行われる参議院選挙での勝利し、民主党が衆参両院で政権与党として安定した勢力を得ることを確認しました。
 来年7月は、今度は参議院候補者として戦いを挑むことになります。そのために準備を開始したいと思います。その意味ではこの選対会議の解散式は、私の意識において新たなスタートの時となりました。

前原市長選応援

2009年09月26日 | Weblog
 明日27日は、福岡市の西方に位置する前原市長選の投票日です。衆議院選挙後福岡県内で最初に行われる市長選挙です。そのこともあり本日の午後から民主党推薦の候補者の応援に入りました。候補者の事務所に行き激励をした後、候補者と一緒に選挙カーに乗り込んで応援を行いました。国で政権交代をした後は、地方においても新しい枠組みの政治を作って行くことが重要な課題です。

北筑後街頭行動

2009年09月25日 | Weblog
 西鉄久留米駅前で行われた連合北筑後地域協議会の街頭行動に弁士として参加しました。「サラリーマン増税反対!」「政権交代!」をスローガンにして、毎月25日の給料日に行っている街頭演説会ですが、政権交代後最初の街頭行動になりました。夕方の帰路を急ぐ通勤、通学途上の通行人に向かい鳩山政権発足と政権公約実現への取り組みを報告しました。本日の弁士の清田県議会議員と藤田連合北筑後議長の演説は、いつも以上に力がこもっておりました。
 更に本日は、自治労など民主党として日頃からお世話になっている労働団体のみならず、福岡県JA、県生乳販売農業協同組合、県トラック協会、県タクシー協会、県法人連合会、県中小企業団体中央会など精力的に各種団体を訪問して、意見交換を致しました。それぞれの団体にマニフェストの内容を説明し、民主党の政策を説明するという地道な作業ですか、意見交換の中でより突っ込んだ政策要望等も聞くことができ有意義でした。国民生活や消費者という座標軸を堅持し、更にそれぞれの生産団体の事情を理解することがより重要だと痛感しました。

民主党連立政権、国際舞台デビュー

2009年09月22日 | Weblog
 鳩山首相、岡田外相を始め多くの閣僚が国際舞台にデビューしました。鳩山首相の国連気候変動サミットでの演説では、温室効果ガスの削減目標を2020年までに1990年比25%減を表明するとともに、政治家主導の民主党政権を大いにアピールできたと思います。テレビの画面を通じて、鳩山首相や岡田外相は勿論のこと、これまで道路対策本部や財金部門会議等で一緒に仕事をすることが多かった小沢鋭仁環境相や松野頼久官房副長官などが国連に出席している場面を見るにつけて、民主党連立政権が実現したという実感がわいてきました。
 最近日本経済新聞ニューヨーク特派員松浦記者からメールが来ましたが、「日本は『パッシング(素通り)』どころか最近は『イレレバント(問題とされない存在)』と表現されている」とのことでした。どうしてもお役人中心の外交では、アピール不足で存在感が少なく、また政治のリーダシップなしにはリーマンショック後の急激な国際環境の変化についていけていないからでしょう。政権交代で我々民主党が果たすべき責任は、政治主導の改革であります。外交においても、政治家がリーダシップと存在感を持って諸外国と対話していくべきです。

秋季彼岸会

2009年09月19日 | Weblog
 本日は、立正佼成会門司教会の秋季彼岸会に呼んでいただき、国政報告会を行いました。鎌田教会長を始め、関係者の皆様には感謝いたします。国政報告会では、マニフェストで約束した政権公約を説明するとともに、今週発足した鳩山政権の歴史的意味等をお話しました。
 昨日は、福岡市内で医療関係者と民主党の政権公約に関する勉強会を行いました。特に民主党の社会保障政策、医療政策等に関して医療の現場からの具体的な意見を多く頂くこともできました。政権与党になり、このような勉強会や国政報告会がこれまで以上に頻繁に入るようになりました。しっかり勉強して行きたいと思います。

朝食会

2009年09月17日 | Weblog
 月例の朝食勉強会を国会近くのホテルで行いました。今回で36回になりますが、政権交代が実現したこともあり通常の参加人数の4割増しで会場を大きい部屋に急きょ変えての開催となりました。
 今回は、新しく当選した網屋信介衆議院議員、木内孝胤衆議院議員、山本剛正衆議院議員をゲストとしてお呼びして、私も含めて4人の国会議員でパネルディスカッションを行いました。会場から、与党としての民主党に色々な注文や意見が多く寄せられました。

鳩山総理誕生

2009年09月16日 | Weblog
 本日の衆参本会議で首班指名が行われ、鳩山総理大臣が誕生し、名実ともに政権交代が実現しました。これから厳しい責任と忍耐強い努力が待っております。
 今日は、米国経済コンサルのリンゼーグループの幹部との朝食会に出席して、日米の経済情勢の意見交換を行いました。米国では、来年にかけて景気が二番底を打つ可能性もありますが、リーマンショック後の一番底に比べると景気後退の程度は軽微という予測です。一方日本に関して、いくつかの経済や金融における課題があることも事実であります。前政権での拡張的な財政運営は継続し、特に地方や中小企業における景気対策の必要性を大いに感じます。
 鳩山政権の課題は、山積しておりますが、先ず内需主導の景気回復を実現することもその重要な一つです。

JR連合九州地方協議会

2009年09月13日 | Weblog
JR連合九州地方協議会定期委員会が開催され、福岡県内の衆参の国会議員が来賓として招待されました。舩津議長を始め協議会の皆さんには、今回の衆議院選挙で大変お世話になっております。衆議院議員一同政権交代後の責任や政権公約実現にかける意気込みを語っておりました。
 政権政党として、今後公共交通政策を決めうる立場にあります。また温室効果ガス25%排出削減目標を達成するためには電車やバスの一層の活用が必要なことも事実です。一方で高速道路無料化の政権公約は、流通コストを引き下げ、また産業や家計に多大な恩恵を与える一方、公共交通機関に大きな打撃を与えることも事実です。これら諸問題を一挙に解決することは簡単ではありませんが、国民に開かれた議論を通じて政策の優先順位や政策の詳細を決めていくことが重要でしょう。

民主党福岡県連常任幹事会

2009年09月12日 | Weblog
 衆議院選挙後初めて、民主党福岡県連常任幹事会が開催されました。今回福岡県連では、立候補した10人全員を衆議院議員に当選することができ、喜びもひとしおでした。一方で、政権与党としてのこれからの責任を実感する常任幹事会でもありました。
 国が政権交代したとしても、地方政財界ではまだまだ民主党は少数野党という立場であります。そのようなねじれ現象を早急に解消しつつ、国と地方の関係をより対等に近づけかつ地方自治体の自治権を強化していくためには、これから課題山積であります。また低迷する福岡県内の景気や制度疲労を起こしつつある補助金団体、規制団体の改革など、福岡県連として手を付けていくことの認識を新たにしました。
 早速ですが、11月には民主党国会議員団、地方議員の代表と福岡県商工会議所連合会所属の各会頭、専務等との会合をすることが決まりました。また地域キャラバンを組んで、県内の首長、各種団体との意見交換、国への陳情等をヒアリングして行くなど、積極的な意見も見られました。
 これらの県内での改革は、次の臨時国会、通常国会、さらには来年度の予算編成と同時に手を付けていくべきであります。その改革の政治的な旗色を明確にするためには、地方自治体選挙、特に次の統一地方選挙で、自公と連立民主・社民・国民新政権で争点を明らかにした選挙を行っていくべきという認識です。また来年の夏の参議院選挙で連立政権の政権運営を磐石にするために勝利することも必要不可欠です。

自治労福岡県本部定期大会等

2009年09月11日 | Weblog
 午前中国会事務所で幾つかの会議をこなして、午後福岡に戻りました。福岡空港近くで開催されていた福岡県本部第90回定期大会に顔を出して挨拶をさせていただきました。会場には、先の衆議院選挙で大変お世話になった方々も多く、政権交代が実現できたことのお礼と政権公約(マニフェスト)を実現するためにこれからが重要であることを挨拶しました。いよいよ来週から特別国会が開催されますが、首班指名で鳩山由紀夫総理大臣が誕生し、正式に政権交代がなされます。今後は、何のための政権交代であったのか、国民と国にとり何が優先課題であるか、と言った自問をしながら日々の政治活動を行っていくことになりそうです。

政権公約を実現する会

2009年09月10日 | Weblog
 「政権交代を実現する会」に出席しました。鳩山由紀夫民主党代表も参加し、衆議院選挙での勝利を喜び合いました。特に今回の選挙で復活した衆議院も多く参加し、郵政選挙以来の苦労を労いました。
 「政権交代を実現する会」は、鳩山事務所で国会期間中に毎週開催されているものですが、この度政権交代を実現することができ、名称を「政権公約を実現する会」に変更することになりました。「政実」の会もこれからが正念場になりそうです。
 

社外ネット「緊急シンポジウム」

2009年09月07日 | Weblog
 全国社外取締役ネットワークの緊急シンポジウム『総選挙後の日本経済-新政権への期待と懸念』にパネリストの一人として参加しました。他のパネリストは、小峰隆夫法政大学大学院政策創造研究科教授、鈴木淑夫元日本銀行理事・元野村総研理事長、冨山和彦元産業再生機構代表取締役専務COO、ロバート アラン フェルドマン モルガン・スタンレー証券株式会社 経済調査部長、と論客揃いでした。
 社外ネット代表の田村達也さんとは、経済同友会で一緒にお仕事をさせていただいて以来、参議院議員になっても数々のアドバイスを頂いております。特に公開会社法PTにおいては、複数回講演をしていただき、公開会社のガバナンスの向上のための様々な方策に関して意見交換をしました。
 今回の緊急シンポジウムは、経済政策、構造政策を中心に新政権のあるべき姿について、議論しました。官庁エコノミスト、マクロ経済政策、産業再生、投資銀行等、その道のプロの真摯な意見を聞くことができ、私も大変勉強になるシンポジウムでした。
 民主党のマニフェストには、成長戦略や構造改革政策がないとの誤解がありますが、子供手当てによる少子化対策は長期の成長戦略であり、政権交代による政官業癒着構造を断ち切ることが最大の規制緩和・構造改革であるとの主張はかなり賛同を得ることができました。また短期的には、麻生政権の拡張的財政を受け継ぎ、その中で国民の生活支援や経済効果が高い分野に予算の組み替えをすることで十分に景気刺激的は予算になるはずです。
 上場会社における社外取締役の必要性に関して議論をしました。特に親会社やメインバンク等から独立した社外取締役の人数を取締役会全体の一定以上にすることにより企業のガバナンスを飛躍的に向上させようという意見は相当程度説得力がありました。公開会社法やそれに関連する法令の議論は、新政権で十分に取り組みたい金融関連の課題の一つです。