前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

九電ユニオンでの講演

2013年12月25日 | Weblog

 臨時国会で電気事業法改正法案が可決成立しました。電力ビッグバンと銘打たれた60年ぶりの電力システム大改革を行うための法案です。地域独占、発送配電一体経営、総括原価などの戦後の電力システムが変革され、送配電の中立化をベースに、電力料金の完全自由化、発送配電部門の法的分離が行われます。このことは電力会社の現場で働く人々にとって大きな変化となります。

 約20年ほど前、このような大改革に私も遭遇しました。金融ビッグバンと不良債権問題です。あれから20年で21行あった都銀、信託、長信銀は、3メガを中心に集約され、銀行、証券、保険の垣根が相当低くなり、持ち株会社等を通じた相互乗り入れが普通に行われています。一方不良債権問題は、解決し、また世界的にも競争力のある邦銀が登場しています。このような変化が電力業界にも起こるのでしょうか。電力会社の統廃合、発電分野では、電力、ガス、石油等の相互乗り入れ、送配電、電力小売りにおける商社、ベンチャー企業、通信会社の参入などが、起こるのでしょうか。これらのことを講演しました。

 金融ビッグバンでの経験は、銀行の仕事はなくなることはなく、むしろ専門知識を持った若手の活躍の場が広がったということです。金融機関自身も、生産性が高くなり、世界的な競争力が増加したということです。その意味では、電力の安定供給、安価で顧客にニーズにあった電力小売というキーワードを達成できれば、電力自由化は電力の職場の人にとっても恐れずに足りずと主張しました。


東京朝食会

2013年12月22日 | Weblog

 東京朝食会をホテルニューオータニにで20日午前7時半より開催しました。今回の朝食会は、記念すべき70回目となりました。いつも早朝より参加していただいている皆様に感謝申し上げます。今回の朝食会は、ちょっと趣向を変えて、ゲスト講演者の講演と私の国政報告を交えての朝食会となりました。

 ゲスト講演者は、ベストセラーの好著「日本型モノづくりの敗北 零戦・半導体・テレビ」の著者である湯之上隆氏にお願いして、日本の成長戦略のあり方を半導体技術者の経験を交えて議論しました。家電、携帯、PCなど日本の得意とする分野が、新興市場の伸びなど需要側の構造変化により韓国、台湾、中国企業に席巻されています。それでも日本のモノづくりの技術力では負けていないという主張が霞ヶ関や永田町では支配的な考え方となっていますが、安く作る技術や市場のニーズに合ったものを作る技術を軽視していたことが敗北の原因である主張は明確でした。またそれらの遠因は、技術者の人事制度や日本型企業文化に根差したものであることは、日本の金融機関や商社、他サービス業にも共通するものであることから説得的でした。

 今日の朝食会では、会社法改正の議題もありましたが、大手企業に社外取締役の義務づけを行うことにより、日本型村社会における企業統治に風穴をあけ、上記の日本型モノづくりの競争力強化ができることを期待します。日本の半導体が高コスト・低収益体質が改善が遅れたことに対して、エルピーダーやルネサス・エレクトロニクスなど公的資金で支える政策がとられてきましたが、それらの政策の有効性を必ずしも否定するものではありませんが、それより国が行うことは社外取締役義務化、企業再編法制、税制など、市場の変化に対して機動的に日本企業が対応できるインフラを提供することであると主張します。工場労働者や技術者の雇用の維持は重要な問題ですが、抜本的な改革を怠るとエルピーダーの破たんのように日本から半導体DRAMなどの一産業が消滅することにつながります。



年金基金の問題等

2013年12月19日 | Weblog

 昨日は、北九州中心に企業、団体を訪問しました。年末の挨拶のために訪問するのですが、さまざまな相談や陳情が舞い込んでくることも少なくありません。ある地元の年金基金が、海外のファンドに投資して元本償還がゼロとなることが判明しました。最近AIJ幹部の詐欺事件に対して、厳しい裁判所の判決が出ましたが、同様な年金詐欺は後を絶ちません。運用の失敗か詐欺か、捜査機関の調査によらないと分かりませんが、中小企業の厚生年金基金が多額の運用の損失を出したことをほっておくことはできません。現在金融庁や厚生労働省に相談しながら事態の解明を探っているところです。関係する中小企業の社長と意見交換をしましたが、今回の損失による基金加盟企業の負担増は、一社あたり平均2千万円以上ということです。ただでさえ経営が厳しいこの業界にとって頭痛の種ということでした。

 今日は、上京して地元企業の陳情に関して関係省庁と意見交換を行いました。また明日は、月例の東京朝食勉強会を開催しますので、その準備のためにあっという間に一日が終わりました。


JA久留米農政懇談会

2013年12月17日 | Weblog

 今週は、年末の支援者へのあいさつ回りを行っています。正午から私が支部長を務める民主党福岡参議院第二総支部の常任幹事会があったためその前後は、福岡市内の企業・団体の幹部への挨拶を行いました。夜は、JA久留米の農政懇談会に来賓として出席しました。緒方JA久留米組合長、尾方農政連委員長を始め、日頃からお世話になっている方々と懇談できました。楢原久留米市長も農政懇談会に出席され、農業問題、地域の振興策について意見交換も行いました。


朝の街頭演説

2013年12月16日 | Weblog

 今週は、福岡県庁最寄りのJR吉塚駅前で街頭演説を行い活動を始めました。出勤途中の県庁職員や会社員に向かって、臨時国会での特定秘密保護法等の審議の経過や数の力に任せた与党の強引な国会運営等国政報告を行いました。今週は、地元の企業、団体への年末の挨拶を中心に活動する予定です。


総支部大会出席等

2013年12月14日 | Weblog

 北九州市八幡東区大谷会館で、民主党福岡9区総支部大会が開かれ、来賓として出席しました。9区総支部は、緒方林太郎総支部代表以下、多くの県議会議員、市議会議員を要する県下でも最も活動が活発な支部です。この日の定期大会で組織拡大、北九州市長選挙、県議会選挙の準備に向けた活動方針を決定しました。

 毎月第二土曜日は、福岡県連常任幹事会が開催されます。県連代表として、もっとも重要な会議の一つですが、今日の会議では、来年、再来年行われる地方自治体首長選挙、議会選挙に関して選対本部を作り、活動していくことを確認しました。県連代表として選対本部長を兼務することとなりそうですが、国会活動があり地元に張り付くことが難しいこともあり、福岡県議会議員、福岡市議会議員及び前衆議院議員が中心となり、日常的かつ活発な活動が行われることが期待できます。

 この他、今日は私が支部長を務める参議院福岡第二支部主催の二つのミニ集会を開催しました。二つ合計で、十数人の参加者ですが、密度の濃い議論が出来ました。年間で30回のミニ集会を行うことを今年の6月の支部定期大会で決定しましたが、今のところ順調に回数をこなしてきましたが、朝食勉強会、昼食勉強会、政治資金パーティ等の事務所主催の大きな行事の合間の集会ということで、秘書を含め大変ですが、やはり開催することにより有権者の生の声を聞くことができ大変貴重です。


もの作り現場視察

2013年12月13日 | Weblog

 アベノミクスの地域に与える影響を視察するために福岡空港近くの中堅メッキ工場を視察しました。JR九州のクルーズトレイン「七つ星」の内装も請け負っている実力のあるメッキの会社です。メッキ工場の場合には、円安等による電気料金の値上げがコスト増加につながり、一方で販売に関しては廉価品の分野では中国等の製品と競合して苦戦を強いられているとのことです。

 同社は、日本のメッキコンクールで優勝者を出すなど技術力にも定評があり、医療などの分野に進出することにより企業の発展を図ろうとしています。一般化は難しいと思いますが、アベノミクスで地域の中小企業が潤っていることは必ずしも正しくありません。一方円安等の影響が電力や輸入資材を多く使う業種には重くのしかかってきているのが現実です。企業の生き残りは、政府頼みより、各企業が得意分野を持ち、商品開発等新機軸を打ち出すことにより実現しているのが現状です。本日の視察を終えて、関係者に大変お世話になったことを感謝します。

 下の写真は、トヨタ譲りのQC、改善が行われている現場です。工場は、整理整頓され、大変きれいでした。


県連パーティー

2013年12月10日 | Weblog

 民主党福岡県連の政治資金パーティが、福岡市内のホテルにて開催され、党本部より海江田代表を迎えて昨日の夜開催しました。県連代表として、最初に主催者を代表して私が挨拶した後、小川福岡県知事、石原九経連副会長の挨拶と続きました。写真は、高島連合福岡会長の挨拶の場面です。

 この日は、師走であいにくの雨にも関わらず1,200名ほどの民主党の支援者、関係者等がパーティに訪れ、民主党国会議員、地方議員、総支部代表等と歓談をしました。一週間ほど前に民主党県連大会が開かれ、執行部の下来年の活動方針が決定されましたが、来年県内各地で行われる地方自治体首長選挙や議会選挙で党勢を立て直し、反転攻勢を目指すことを決議しました。


国会閉会中の地元活動

2013年12月09日 | Weblog

 延長した国会も昨日で閉会となり、今日から本格的に地元活動です。朝一番で博多駅博多口前の街頭演説を行い、今週の活動を開始しました。その後事務所会議、顧客訪問をこなしました。

 今日の夜は、民主党福岡県連主催の政治資金パーティが開催されます。海江田民主党代表を迎えてのパーティになります。民主党の再生と地域に根差した政党としての躍進を祈念しての素晴らしいパーティにしたいと思います。


国会内待機

2013年12月06日 | Weblog

 会期末の今週は、連日深夜までの審議が続いています。今日6日も禁足で、参議院事務所内で待機して、おそらく明日まで続くであろう参議院本会議に備えています。

 写真は、地元の自治労の皆さんが国会見学の帰りに私の事務所に立ち寄っていただき激励していただいた時の記念写真です。国会延長され、土曜日、日曜日も審議が続く可能性があります。この臨時国会の運営は、数に物言わせた数々の強行採決が目につき、安倍政権の暴政が目につきます。民意や民主主義を尊重しようとする姿勢の欠如には、憤りする感じます。私は、特定秘密保護法の必要性は必ずしも否定しませんが、独立した第三者のチェックや秘密開示の期間の短期化などを含んだ法案修正を行うなど、もっと丁寧な議論が必要と主張します。


産業競争力強化法可決、自動車小委員会

2013年12月03日 | Weblog

 本日の午前の経済産業委員会で産業競争力強化法の審議、採決を行いました。この法案は、日本の産業競争力を強化するために企業実証特例制度、グレーゾーン解消制度、事業再編促進税制、ベンチャー投資促進策等の政策を総合的に実施しようとするものです。衆議院において、実行計画の進捗及び効果への評価等の公表や報告書の国会提出を義務づける修正が行われています。採決の結果、賛成多数で経済産業委員会で可決、明日の参議院本会議に送られました。この法案は、本日の審議を含めて参議院経済産業委員会で合計14時間と長時間の審議を行い、様々な観点から議論を行いました。10時から5時まで食事休憩を除いてぶっ続けで委員会で審議するのは結構大変でした。

 午後は、民主党経済産業部門自動車小委員会に出席して、平成26年度自動車税制改正に関して議論をしました。自動車製造業の出荷額は、全製造業の約2割、47兆円に達して、就業人口は全体の約1割、548万人、貿易黒字額は全体の約半分、13兆円にも達します。家電、携帯、IT機器業界が、韓国、台湾、中国メーカーの追い上げで苦戦している状況で貴重な外貨獲得産業です。税制、制度改革等を通じて、日本の自動車産業の競争力の維持できればと思います。

 この自動車産業は、日本が得意とする摺り合わせ技術が活かせることで競争優位が続いております。但し、本格的な電気自動車の登場やモジュール化の進展などにより、日本の携帯、家電産業で起こったことが自動車産業にも起こらないとは限りません。その意味では、危機感を持って自動車産業の競争力維持策を政治が実行していくべきと考えます。


朝立ちの後、上京

2013年12月02日 | Weblog

 今日は、西鉄薬院駅前で早朝の街頭演説を行い、政治活動を開始しました。朝の福岡地方は、そろそろコートがないとつらい季節となってきました。朝立ちの後、事務所会議で今週の事務所活動を打ち合わせしました。その後は、週末の民主党福岡県連定期大会で県連代表に再任されましたが、その報告に連合福岡等に行きました。福岡地方は、濃霧で高速道路が閉鎖されるトラブルがありましたが、福岡、久留米で活動をした後上京しました。

 今週は、臨時国会の最終週ですが、参議院議事運営委員長の解任動議がでるなど、大分国会内の緊張感が高まってきました。特定秘密保護法の成立か、廃案かに向けて、与野党ぎりぎりの駆け引きが続いています。