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特例公債法等改正法の本会議代表質問等

2016年03月19日 | Weblog

 特例公債法等改正法の代表質問を行いました。今回が参議院議員としての最後の代表質問となると思われるので思いの丈を述べました。

 政府提出の本法案は、赤字国債の発行を禁じた財政法第4条の特例として2020年までの5年間に限り赤字国債発行を可能にするものです。日本国憲法では、予算の単年度主義の原則が規定されているにも関わらず今後5年間の赤字国債を野放図に許す法案であることは問題であると指摘しました。また来年4月に予定されている消費税引上げを延期するとの観測もありますが、国際公約である2020年のプライマリバランスの黒字化を本当に実現できるのかも質問しました。更に新規国債発行金額の2倍以上にあたる80兆円も日本銀行が国債を購入していますが、そのことは財政ファイナンスではないかと指摘しました。この法案は、今後5年間国会によるチェックなしに、また国債市場による規律が財政ファイナンスにより効かずに、赤字国債を垂れ流すことを認めることになります。その意味で問題が大きい法律であります。

 我々民主党は、生活の党と共同で、赤字国債の発行を来年度のみ可能とする特例公債法改正の議員立法を参議院にすでに提出しています。政府提出の法律と私が筆頭発議者であるこの議員立法を財政金融委員会で審議することを要求する予定です。

 今週は、参議院財政金融委員会で所得税法に関する質疑を行いましたが、1時間に渡り麻生財務大臣と消費税及び軽減税率に関する議論を行いました。来週も2回ほど、財政金融委員会で質問に立つ予定ですので、その準備に追われています。

 

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