前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

増資インサイダー問題

2012年05月31日 | Weblog
 本日財務金融部門会議で、金融庁、東証、日証協等より、公募増資を巡るインサイダー取引事例をヒアリングしました。最近発表された3件の機関投資家によるインサイダー事件に関して、その経緯、東証や日証協の自主規制、現行金融商品取引法の改革点など議論をしました。議論の中で作業チームを設置して専門的にこの問題を検証し、党としての対策を練っていくべきだとの発言もあり、来週の財金役員会で設置に向けた議論を行うこととしました。
 公募増資に絡んだ不自然な株価の動きは、以前から指摘されておりました。例えば英国経済紙が一年以上前から、東京株式市場の不透明性として批判もしていました。海外メディアや海外投資家のこのような疑惑が東京株式市場の株価低迷に拍車をかけているとするなら、早急に是正することが必要です。欧州債務危機や円高等の影響もあり、日経平均株価は8500円前後にまで下落しておりますが、株価を長期的に上げることが景況感をよくすることにもつながります。その意味で、資本市場改革というかなり専門的で一見地道で根気がいる作業を行い、日本の市場市場の活性化につなげて行きたいと思います。

 インターネットを検索していたらFACTAの記事を見つけました。参考になります。


GNI経済推進議員連盟

2012年05月29日 | Weblog
 本日第一回設立総会が開催され、林芳正参議院議員を座長にして民主、自民、公明、みんな等による超党派の議連を作ることが決議されました。経済統計的な指標としてGDPやGNIがありますが、国家戦略として国内総生産という指標から国民所得の極大化を目指すことが必要であることを主張する議連です。GDPに海外からの移転所得を加えたものがGNI(Gross National Income)ですが、特に一人当たりの所得を引き上げることにより活力ある国と国民経済を作り出すことが目的です。日本の持つ個人資産1400兆円や日本企業の持つ技術力やブランド力を有効に活用して、海外から利息、配当、ロイヤリティー等の所得を増やすことを提唱します。
 そのためには、積極的に日本企業をグローバル企業にすることを政策的に応援したり、中小企業のアジア進出を支援したり、また海外資源や海外企業の取得を後押ししたりすべきです。日本国内の雇用の空洞化という議論が有りますが、工場の海外移転により企業の競争力が高まり、本社機能や研究開発、商品開発部門により多くの雇用が生み出される筈です。円高や国内市場の縮小により座して死を待つことより、国を上げて新興国に人、工場、金を送り出して、アジアの成長力を日本に活かしていくことが必要と考えます。
 

開院式

2012年05月26日 | Weblog
 社団法人巨樹の会、宇都宮リハビリテーション病院開院式典に来賓として出席いたしました。開院式典には、地元の国会議員、地方議員を始め多くの方々が出席されておりました。社団法人巨樹の会の医師、看護師を始めスタッフの皆さんは、九州・山口だけではなく、関東にも多くの病院があり、地域医療、特に回復期のリハビリテーションの分野で活躍されております。私もこれらの分野で学ぶところが多く、日々勉強させて頂いております。

朝食勉強会、官民格差縮小、成長ファイナンス等

2012年05月25日 | Weblog
 国会近くのホテルで57回目の朝食勉強会を行いました。早朝より多くの方々にご出席頂き感謝いたします。今日の勉強会では、成長ファイナンスの政府与党内議論を紹介し、意見交換を行いました。成長ファイナンスの議論として、公的年金の運用のあり方、休眠預金の活用、不動産投資・債券市場のい活性化、財投と政策金融の強化等多くの論点があります。これらの論点に関して金融の専門家や経営者、従業員、公共法人等様々な立場から議論を行いました。
 その後は、党知的財産制度改革推進議連にて音楽等の違法ダウンロードを防止するための決議分に対する議論を行いました。また社会保障税一体改革調査会と関係部門の合同会議において、共済年金職域部分と退職給付に関する有識者会議の『中間的な議論の整理』について総務省からヒアリングを行いました。この会議の主要な目的は、公務員と民間企業の退職金・企業年金合計の格差が現在約400万円ありますが、この官民格差をいかに解消するかです。公務員の退職金を一回で400万円減らして可及的速やかに格差を是正すべきという主張と激変緩和のために数年間で段階的に削減すべきであるという主張に二分されました。消費税引き上げに対して官民格差を縮小すべきという点では一致しておりますので、官民格差の縮小のさせ方に関しては、有識者や関係当事者間で納得が行く形で決着すべき問題であると私は考えます。
 この後成長戦略・経済対策PT役員会が開かれて、成長ファイナンスの党の取りまとめに関して議論を行いました。名目成長率3%、実質成長率2%をどのような方法で達成するか真剣な議論を行いました。十分な経済成長の達成も消費税引き上げのために必要な事項です。政府与党に加えて日本銀行が全力を上げて取り組むべきテーマの一つです。来週水曜日には、円高デフレ脱却特別チーム総会を開き、経済政策、金融政策を点検する予定です。気がかりなのは、ギリシャを含む欧州国家債務危機情勢と日本の電力問題です。どちらも日本の成長率を大きく押し下げる要因ですので、万全の対策が必要です。

石油流通問題懇談会

2012年05月24日 | Weblog
民主党石油流通問題懇談会が開催され、所属議員と全国石油商業組合連合会との間で関係する政府担当者を交えて意見交換をしました。ガソリン不正販売防止や石油流通実態調査、年金基金問題が主な議題でした。全国では、ガソリンスタンド毎日4件つぶれている実態に対して、石油製品の安定供給と供給体制の効率化に向けて具体的な政策を議論して行きたいと思います。
 懇談会には、全国から各地域の代表者も参加され、ガソリンスタンド経営の厳しい状況を訴えていました。その状況に加えて、AIJ問題による厚生年金基金の解散による加入企業の財政的な負担が発生しました。この問題の解決は、自己責任が原則であるものの年金によるガソリンスタンドの連鎖倒産だけは無視し得ない問題です。ガソリンスタンド過疎地域を作らないためにも、個別企業や業界の努力のみならず政治的な支援を考えないといけない所まで来ていると思います。
 

全国環整連懇親会

2012年05月23日 | Weblog
 全国環整連40回通常総会懇親会に来賓として出席しました。下水道改正法の早期成立に向けて、民主党、自民党、公明党の議員が党派を超えて同意していたのが印象的でした。一方国会では、二閣僚問責問題で委員会が止まっておりますが、来週あたりから各党とも必要であると認めた法案を中心に各委員会を動かし審議することができることを望みたいと思います。

街頭演説、連合講演等

2012年05月21日 | Weblog
 本日の福岡地方は、あいにく朝から雨が降っており、部分日食は残念ながら見えませんでした。気を取り直して、8時より博多駅博多口前で街頭演説を行い、今週の活動を始めました。
 その後は、北九州市内の支援者や支援団体に訪問して、国政報告や地元の陳情を聞きました。また午後には、連合福岡金属産業別労働組合で講演をさせていただきました。「欧州危機の進展と日本への影響」というテーマで1時間話をさせていただきました。週末のG8の主要議題の一つであった欧州債務危機は、貿易、為替相場、金融など幾つかのルートを通じて日本経済にも影響することが予想されます。円高デフレ脱却に向けて政府・日銀が舵を切ったところですが、慎重な金融、財政の運営が望まれます。

柔整総研定期講習会

2012年05月20日 | Weblog
 日本柔整総研の定期講習会が福岡市で開かれました。成清代表理事の代表挨拶の後、来賓挨拶をさせていただきました。
 この日の定期講習会には、パネルディスカッションがあり、辻恵衆議院議員とともに出席させていただきました。自賠責保険や交通事故任意保険にかかわる診療費支払業務の問題点を柔道整復師の代表者から聞き、どのような法律上、金融行政上の問題があり、解決策に関して議論を行いました。

国会見学

2012年05月18日 | Weblog
 電機連合福岡地域協議会の皆さんが、国会見学にいらっしゃいました。その国会見学の昼の昼食時に国政報告を行いました。国会の様子や社会保障税一体改革などに触れましたが、やはりメインは、円高対策及び雇用対策の話をさせていただきました。党内の円高デフレ対策特別チームの活動や日銀の金融政策にも触れました。一方で米国アップル社のスマイルカーブに応じた商品開発と商品サービスに特化して部品製造・組立ては中国企業に外部委託するといった思い切った企業戦略に関しては雇用を守るという観点では賛否両論がありますが、新興市場の台頭とグローバルな価格競争の激化という環境変化の観点からあえて議論をさせてもらいました。日本の電機メーカーの生き残り戦略は、日本の雇用を守るためにも、また日本の外貨を稼ぐためにも民間のみならず、政府にとっても極めて重要な課題です。 
 

党内の政策議論

2012年05月18日 | Weblog
 今週の財務金融部門会議では、成長ファイナンスに関する議論を行いました。中小企業金融活性化やリスクマネーの供給、日本企業の海外での競争力強化、東京金融市場強化、財政投融資の拡充強化と政府系金融機関の機能強化など、多くの論点をまとめていく予定です。
 この他、年金積立金管理運用独立法人(GPIF)のあり方検証WT総会が開催され、厚労省等より政府内の検討状況をヒアリングしました。また改正貸金業法検討WTや政策調査会役員会等複数の会議がありました。
 現在国会の衆参常任委員会は、二閣僚問責による参議院野党の審議拒否と衆議院社会保障税一体改革特別委員会で主な閣僚が取られていることにより、動いておりません。その関係で多くの国会議員は暇そうに見えるかもしれませんが、このような時に党内の政策調査会関係の会議、各種議連・勉強会が一斉に動き出し、同時間に二つの会議を掛け持ちするということが珍しくありません。
 夜は、本日再開したパレスホテルにて自動車工業会のパーティが開かれ出席しました。自動車市場がBRICs等の新興国に急拡大し低価格車種の需要の急拡大に加えて、超円高の定着により、日本の自動車産業は曲がり角に来ております。特に自動車の国内生産のコスト競争力の低下にどのように対処するかが政治問題にもなっております。自動車産業は、裾野が広く、中小企業等の経営や日本国内の雇用にも大きく影響します。エコカー補助金等で日本国内の自動車販売市場を活性化することも一定の効果がありますが、やはり国内生産自動車の価格競争力を高めるためには行き過ぎた円高を是正することがより本質的な政治的課題です。

日本医師会役員就任パーティー、香港晩餐会等

2012年05月15日 | Weblog
 今日は、朝から被用者年金3階部分作業チーム会合や財務金融部門コア会議等多くの会議に出席しました。午後も成長ファイナンス戦略集中討議、厚労省・財務省レクなどをこなしました。火曜日は、本来であれば参議院財政金融委員会の定例日で委員会審議があるはずですが、2閣僚問責決議以来自民党が審議拒否を行っており委員会が不正常の状態が続いております。
 写真は、日本医師会役員就任パーティの様子です。横倉新医師会会長が、久留米大医学部卒業で筑後地方で開業されているという地元同士の縁もあり、以前から交流させて頂いておりました。新役員の就任をお喜び申し上げます。国民皆保険制度を基本に地域医療の充実の実現を祈念します。また本日厚労省とのレクで、3月に予算委員会で厚労省が約束した医療機器内外価格差の是正対策として、厚生労働省内に藤田一枝大臣政務官を委員長として医療材料内外価格差対策PTを設置することを確認しました。心臓ペースメーカー、カテーテル等の日米の内外価格差が大きい医療機器を大幅に下げることにより、病院経営を支援したり、将来の診療報酬改定時には診療報酬本体の充実を図ることも可能になると考えます。
 この他、日本香港友好議連の昼食会と香港政庁主催の香港晩餐会に出席しました。昨日は日本政府と香港が農産物輸出に関してMOUを結ぶことができました。既に地元九州では農産物輸出に関するMOUを昨年秋に結んでおり、九州農産物の香港を通じた中国本土への輸出が急増することを期待しています。また九州大学と香港大学等で医療連携が進んでおり、中国、香港の発展を九州経済の発展につなげようという試みが一歩、一歩進みつつあります。

地元勉強会

2012年05月14日 | Weblog
 朝食と昼食時に久留米市と福岡市のホテルでそれぞれ勉強会を開催しました。2ヶ月に一度、北九州市、久留米市、福岡市でそれぞれ土曜日と月曜日に行っている地元の勉強会ですが、少しずつ参加者も増えてきました。
 今回は、①社会保障税関連法案 ②政府日銀の円高デフレ対策 ③AIJ問題と厚生年金基金 ④地元の24年度予算 をテーマに説明し、質疑応答を行いました。これらの勉強会は、政府・与党の政策や議論の様子を地元の行政、経済界等の皆さんに少しでも正確に伝えてたいとの思いで行っております。回数が進むに従い、様々な意見や質問がでるようになって来ました。
 写真は、久留米での勉強会の様子です。約30名の参加者の前で最初の挨拶を行っている場面です。

県境フェスティバル天建寺橋綱引き

2012年05月13日 | Weblog
 福岡県と佐賀県の県境となっている筑後川にかかる天建寺橋にて、第四回県境フェスティバル・綱引き大会が行われ、来賓として出席しました。第1回目から出席していますが、回数を重ねるにつれ参加者や祭りの規模も拡大しています。
 私の実家は、ここから2キロほど筑後川を上った所にあるので、子供のころはよく遊びに来た場所である。このフェスティバルを通じて、県境を越えた地域の発展を期待するものです。これから初夏にかけて、この筑後川流域ではエツという珍しい川魚がとれます。エツによる地域振興も行われていますが、このような地域の活性化に久留米南部商工会の皆さんの貢献は多大です。
 

九大100周年記念祝賀会等

2012年05月12日 | Weblog
 朝小倉駅近くのホテルで北九州地区勉強会を行い、約30名の参加者を前に国政報告を行いました。その後福岡市で開かれる福岡県連常任幹事会に出席するために新幹線に飛び乗りました。
 常任幹事会終了後は、私学団体、幼稚園、専修学校等の文部科学省関連団体との制度政策要望懇談会を行いました。私立学校や幼稚園等の就学奨励等の助成金の拡充や学校、幼稚園等の施設整備のための助成などの要望が中心となりました。民主党政権になり、子供、子育て、教育政策は、充実したものになりましたが、さらに現場の声を聞いてより良いものにして行きたいと思います。今回の制度政策要望は、党本部を通じて文部科学省政務三役等に伝えられます。
 今日の最後を締めくくったのは、九州大学100周年記念祝賀会です。九州を代表する名門大学である九州大学は、九州のもならず日本の学問、技術、行政、経済、文化等の発展に貢献する多くの人材を供給してきたのはご承知の通りです。九大設立100周年の行事は、本来であれば昨年に行われる予定であったとのことですが、昨年東日本大震災が発災したことから延期となっていたとのことです。九州大学と地域の発展を祈念したいと思います。

農政報告会等

2012年05月11日 | Weblog
 午前中は、民主党新年金作業チームでの会合等を行いました。この作業チームは、長妻厚生労働部門座長の下、数名の年金に詳しい国会議員と外部の有識者も交えて議論を進めています。
 午後には地元に戻り、JAくるめ本店にて農政連役員と意見交換会を行いました。TPP問題、戸別所得補償、農業用水資源の管理問題、農業農村基盤整備事業などに関して議論しました。特にTPP問題に対する関心が高く、政府や永田町での議論の様子を伝えました。
 例年であればゴールデンウィーク明けの今週位から国会が本格的に動き出しますが、今年は2大臣に対する問責決議の関係で自民党が参議院の常任委員会の運営を止めているので、国会の正常化にはまだ時間がかかりそうです。