前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

本会議と決算委員会での質問

2007年04月27日 | Weblog
 本日は、本会議質問と決算委員会質問を続けて行いました。
本会議では、日本政策金融公庫法及び整備法に対する質問を渡辺行政改革担当大臣、尾身財務大臣、柳沢厚労大臣、伊吹文科大臣に質問しました。同法案は、4つの政府系金融機関を一つにまとめる法案でありますが、中小零細企業への貸出が継続されるか、国内部門と国際部門は水と油であり統合することが効率的であるか、累積欠損金の処理方法、高い随意契約率とラスパイレス指数にメスが入るか、等々質問しました。また尾身大臣は、独立法人の設立に対して12兆円の欠損金が政府出資金により穴埋めされた事実を正式に認めました。しかし責任の所在に関する答弁は、非常に曖昧であったので、次の委員会で追及するつもりです。
 決算委員会では、「国の財務書類」を使って、財務省に質問しました。「国の財務書類」は、一般企業と同じ会計ベースで、一般会計、特別会計及び独立法人を連結した財務書類です。その貸借対照表によると、国の債務超過は277兆円です。この債務超過は、すなわち次の世代への負担の先送りということで、厳しく管理していく必要があります。そこで政府出資金が減損処理されている独立法人を洗い出し、その責任の所在を厳しく追求していきました。企業の社外取締役会並に、参議院決算委員会で、国のガバナンスをチェックしていきたいと思います。



憲法特別委員会質問

2007年04月25日 | Weblog
 憲法特別委員会で質問をしました。参議院での同委員会審議時間が、二十数時間になってきており、衆参二院の権能、最低投票率、投票者の年齢やメディア規制など主な論点が大分議論されてきました。
 そこで私は、これまで議論が比較的少なかった国民投票運動の禁止規定と罰則を中心に質問しました。第百条の表現の自由、学問の自由及び政治活動の自由等が不当に侵害されないように留意すべき規定の意味や重要性の確認、公務員や教職者の国民投票運動の禁止の解釈等突っ込んだ質問を行いました。
 質問を通じて、この法案がかなり荒削りで、拙速過ぎるといった点を明らかにしていきました。例えば、罰則行為に用水や小作の利害関係を利用して投票を誘導してはいけないとの規定がありますが、戦前ならいざ知らず、そもそも地主、小作の関係を例示しているところなど、憲法改正のための重要な手続きを決める法案にしてはあまりにも不適切すぎるというのが私の感想です。

日本銀行政策決定会合室視察

2007年04月23日 | Weblog
 民主党の財務金融部門で日本銀行の政策決定会合室を視察しました。2月21日の政策決定会合の最中で実際の福井総裁の利上げ提案前に、NHK等メディアが日銀が利上げするとの観測報道をしました。一連の報道により、短期金融市場や為替市場が大混乱になりました。この問題は、参議院財政金融委員会でも数人に委員より取り上げられ、日本銀行と情報管理体制のあり方が議論になりました。
 本日の日本銀行視察は、政策決定期間中の報道規制(ブラックアウト・ルール)の確実な実行のため、どのような措置が日銀で行われているか現地視察をするものです。当初、福井総裁より説明を受け、その後政策決定会合室を視察しました。若干の改善点は見受けられましたが、概ね国民と市場の信頼に足るに十分な体制であるとの確信を得ました。東京市場が、国際的な競争力と信認を勝ち得るために今後も日銀の努力を期待します。

憲法特別委員会審議

2007年04月19日 | Weblog
 火曜日から連日憲法特別委員会が開かれております。今回の特別委員会の進行は、異例で、他の常任委員会や衆議院本会議などの日程を無視して行っているためさまざまな不都合が生じております。安倍総理の5月3日憲法記念日までには、国民投票法を成立するという意向が色濃く反映しているといえます。国権の最高の府としての国会が、行政の長である内閣総理大臣に屈して慎重で良識ある審議が行えないとすれば、憲政史上大きな汚点といえます。
 本日は、朝9時から午後5時の予定で委員会が立ちました。朝7時半から毎月行っている朝食勉強会を終えて、大至急参議院第一委員会室に駆けつけました。審議を注意深く聞いていると、この国民投票法案のさまざまな粗が見えてきます。発議者の答弁も矛盾に満ちたものも少なくありません。
 最低投票率が設けられていないこと、憲法改正の範囲、国民投票運動の規制のあり方など多くの論点があり、十分に審議していくことが必要であります。私は、来週1時間ほど時間をもらい、公務員や教員の国民運動規制、罰則、憲法改正の禁止事項の有無等を質問していく予定です。これらの分野はかなり問題点を含んだ分野の一つです。安倍総理と与党に屈して、拙速に法案を可決させることがないように十分に審議していきたいと思います。

国民投票法の参議院での審議

2007年04月16日 | Weblog
 本日参議院本会議が開催され、国民投票法の参議院本会議での趣旨説明が行われ、その後質問が行われました。私は、憲法特別委員会委員でありますので、良識の府の参議院として、それにふさわしく緻密で十分な審議を行って行きたいと思います。

市議会議員選挙出陣式

2007年04月15日 | Weblog
 政令指定都市以外の一般市の市議会選挙が本日より開始しました。福岡県下でも各市議会議員候補者の出陣式が行われました。
 本日は、早朝から各候補者の事務所に激励の挨拶をするために県内を移動しました。各候補者の健闘をお祈りします。

独日議員連盟会談

2007年04月12日 | Weblog
 本日独日議連の懇談会に出席しました。独からは、ホルスト・フリードリヒ連邦議会議員・独日議員連盟会長以下6名の議員が参加されました。
 少子高齢化の問題、年金の問題、安全保障問題及び憲法改正問題等幅広いテーマに関して意見交換を行いました。

日本政策金融公庫PT

2007年04月10日 | Weblog
 民主党「次の内閣」日本政策金融公庫PTに参加しました。国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫、国際協力銀行の4つの政府系金融公庫を統合する「日本政策金融公庫」の設置法案の対応を検討することが目的です。
 政府系金融公庫の必要な部分と民間で代替できる部分を峻別し、また国民経済にとり強化すべき機能を付加することが重要です。これからPTと法案審議過程で徹底的に問題点を洗い出して行きたいと思います。機能が違う4つの公庫をホッチキスでただ留めたような「日本政策金融公庫」が果たしてうまく行くか大変疑問です。また統合過程で繰越欠損金(要するに積み上がった赤字)が、責任関係が曖昧なまま政府出資金等と相殺され、闇に葬られることはいただけません。改革の名の下の責任逃れは、政府の得意技です。きっちり追求していきたいと思います。

決算委員会質問

2007年04月09日 | Weblog
 参議院決算委員会で質問に立ちました。今回は、政府系金融機関への質問ということで、住宅金融公庫、国民生活金融公庫、日本政策投資銀行へ質問を行いました。特に住宅金融公庫は、今年4月住宅金融支援機構へ衣替えを行いました。過去5年間で国庫補助金2兆円と財政融資特別会計からの補償金免除1兆円の合計3兆円の血税が投入された上での組織改変です。放漫経営や不適切なリスク管理がなかったか厳しくチェックをしました。これだけ税金を投入しながら、ラスパイレス指数が引き続き130と国家公務員より3割も高い職員給与が払われており、また交際費の領収書の保存期間が1年ということで会計検査院の監査もまともに受けられるか疑問がでる有様でした。また3金融機関より相手負担での職員の受入を行っており、その金融機関にそれぞれ10億円以上の引受手数料を払っている実態が明らかになりました。これらの点は早急に改善を要することを指摘しました。

統一地方選前半結果

2007年04月08日 | Weblog
 統一地方選前半の投票が行われました。福岡県知事選挙では、稲富修二さんは残念ながらあと一歩のところで及びませんでした。候補者擁立が遅れて、十分な選挙準備の時間がなかったことが悔やまれます。
 福岡県議会選挙では、民主党の公認・推薦合わせて19名が当選しました。9名の新人議員が誕生しましたが、県議会に占める割合は2割強になりました。
 また福岡市議会選挙では、公認・推薦合わせて9名の候補者全員が当選を果たしました。その内新人が5名ということで、議席数は倍増しました。
 福岡県議会議員、福岡市議会議員の皆さんの今後の活躍を期待します。

統一地方選

2007年04月03日 | Weblog
 今週は、統一地方選のため地元に張り付いております。知事候補と一緒に朝立ちから始まり、昼間は選対事務所での事務局長の仕事です。夜は、県会議員候補や福岡市議会候補の個人演説会をハシゴしています。
 4月9日には、決算委員会の質問があります。質問通告は、既に書面関係省庁に提出しましたので、後はメールでのやり取りで詳細を詰めていくことになりそうです。
 今週は、選挙期間中ということもあり、選挙応援に専念するためにブログの更新を控えさせていただきます。