前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

財政金融委員会

2004年11月30日 | Weblog
 財政金融委員会で、「金融先物法の一部改正」に関する質問をしました。時間が35分ということで、準備した項目の7割くらいしか質問出来ませんでした。「貯蓄から投資」の時代ということで、政府は様々な改革を行っていますが、行政の縦割りや公務員の人員増強が急速には困難なこともあり、一般投資家の保護が十分ではありません。これまでの商品別に業者を規制し、その枠組みで一般投資家保護を計ろうとする現在の金融行政では、金融自由化の時代にマッチしていないと思います。すべての金融サービスを一元的に取り扱い、情報弱者である一般投資家を保護していくことが重要と考えます。
 西武鉄道の上場廃止決定で、西武鉄道株式は大きく値を下げ、上場廃止後は株式を自由に売ることができなくなってしまいます。庶民が政府の「貯蓄から投資」へのかけ声にのり、虎の子預金を解約し、西武鉄道株式に投資した結果がこれでは浮かばれません。証券市場の信頼を回復するためには、経営陣を外からちゃんとチェックできるようにすることが必要です。この問題を書き出したら、長くなりますのでこの辺で止めることにします。

国会質問準備

2004年11月29日 | Weblog
 今日は、一日明日の「金融先物取引法を一部改革する法案」に関する質問の準備を行いました。これまで著名な金融関係者や金融当局と議論した点を踏まえて、質問の形にまとめました。金融ビッグバン移行の金融自由化と情報弱者といえる投資家保護の両立に関して質問する予定です。

嘉穂ハーフマラソン

2004年11月28日 | Weblog
 地元で第16回嘉穂リバーサイドロードレースが本日行われました。陸連公認のロードレースです。ハーフ・マラソンに友人や後援者と一緒に参加しました。晩秋の晴天の中気持ちよい汗をかくことができました。タイムは、1時間53分と可もなく不可もない成績でしたが、マラソンを通じてランナーの絆を強くすることができました。完走後に頂いた豚汁が非常に美味でした。

国会議員の一週間

2004年11月27日 | Weblog
 国会開会中ということもあり平日は国会、週末に地元に戻り様々な催し物に参加し、また東京にとんぼ返りという生活を送っております。11月30日には、財政金融委員会での質問があり、その準備に大わらわです。実力主義と熾烈な競争で有名な投資銀行業界に比べても、国会議員は忙しさの点では引けを取らないと思います。しかしながら前者が短距離走、後者が長距離走といった違いはあります。真夜中であろうが海外との電話会議が頻繁にあり、業績達成に汲々するストレスの多い毎日とは、議員の生活はもう少し余裕があり、かつ長期的です。しかし土日祭日の境がなく、起きてる間中、政治活動し続けることも楽ではありません。ただ一生の内で両方を経験でき、両者を比較できるのも悪くはないと思います。物事にはすべて一長一短あり、それといかにつき合っていくかも生活の知恵です。

逆ゴーン・ショック

2004年11月26日 | Weblog
 トヨタ自動車が、アジア4大鉄鋼メーカーから鋼板調達をする体制を構築するということである。これは、日産のゴーン社長が部品の調達体制を大幅に見直したゴーン・ショックに触発され、鋼材メーカーが再編し、その影響でまた自動車会社の部品調達に影響を与えるというドミノ現象を日経が囲み記事にしたものです。アジア4大メーカーには、韓国や中国の大手鉄鋼メーカーが入っており、東アジア圏の経済統合を象徴するできごとです。ドルの下落で存在感を増しつつある通貨ユーロですが、その通貨の発行体EUは、元々鉄鋼を欧州諸国で共同管理することから始まりました。
 東アジア経済圏が、急成長し、日本、中国、韓国の経済上の結びつきが極めて強くなってきております。しかしながら不幸なことは、欧州に比べて政治のリーダーシップが劣っており、まだ過去の大戦の不幸を十分には乗り越えて東アジアの統合、その前提である政治的協調を実現できていないことです。靖国問題等で日中関係は良好とは言えません。政治家は、良好な経済関係に水を差さないだけの配慮は最低限すべきです。

国会での活動

2004年11月25日 | Weblog
 昨日、今日と朝から晩まで国会で大忙しでした。一週間の中でも特に毎週水曜日、木曜日は、朝8時からの勉強会を皮切りにいくつかの委員会や会合を掛け持ちで出席することが多々あります。
 今週も例に漏れず、昨日は幾つかの小さいな会合をこなしつつ、国際問題調査会、税制調査会等で一日つぶれました。今日は、朝食会、昼食会以外に財政金融委員会が終日行われました。同委員会では、信託業法改正の審議を行いました。来週金融先物の一部改正案に関する質問をする予定です。この週末質問点、問題点などをまとめる予定です。これらの質問をするに当たり「金融商品の消費者」である投資家保護の視点を忘れないようにすべきだと思います。

靖国問題

2004年11月23日 | Weblog
 小泉首相の靖国神社参拝問題が、日中関係に陰を落としています。昨日の日記の中で経済を活性化するのが良い政治家と言いましたが、対中国との経済関係の強化という点で小泉首相は失格です。靖国問題は、日中関係でのどに刺さった小骨のような存在です。日本企業の中国での経済活動にこれ以上悪影響を及ぼさないうちに、靖国問題を決着させるべきです。一握りの輸出企業が外貨を稼ぎ、そのために日本の財政赤字が大きな問題にならずファイナンスされているということを認識すべきです。
勤労感謝の日。日頃のお勤めご苦労様です!

米国双子の赤字

2004年11月22日 | Weblog
 ブッシュ大統領が再選し、2期目のブッシュ政権がどのような政策を行うかが注目されています。最近為替市場では、米国の大幅な財政赤字と貿易赤字を嫌気して急激なドル安が進行しております。週末のブッシュvs.小泉会談でブッシュ大統領は、ドル高政策を堅持すると言って、小泉首相にリップサービスをしましたが、果たしてどれほど為替市場に影響があるか疑問です。
 為替市場は、年末が近づくにつれてボラティリティ(変動率)が上昇する傾向にあります。中国人民元の切り上げ、ドル大幅下落など大きな波乱要素にこと欠きません。海外輸出好調により上昇に転じた日本の景気が、為替市場の混乱で腰折れすることがないように希望してやみません。経済は生き物です。経済を活かすのがよい政治、よい政治家です!

川崎みのる君

2004年11月21日 | Weblog
 民主党佐賀県参議院第一支部長の川崎みのる君は、私の大学以来の親友です。日銀の職を辞して先の参議院選挙に出馬し、惜敗をきしました。しかしながら今も積極的に後援会活動を行っており、有権者一人一人に彼の政策と政治に対する思いを訴え続けております。時々電話で話したり、また彼のHPを眺めたりして、彼の決意と努力を知るにつけ本当に頭が下がる思いです。ちょっと時間がある方は、川崎みのるマガジン(ここをクリック)へ。

臨時国会終盤戦

2004年11月20日 | Weblog
 臨時国会も残すところ10日余りとなってきました。今国会は、「政治と金」「三位一体改革」「イラクの自衛隊派遣の是非」「郵政問題」と多くの論点があります。そして忘れていけないのが年金問題です。年金問題を旗印に参議院選挙を戦い、多くの有権者の支持を民主党が集めたことを肝に命じて、残りの国会運営を行うべきと思います。私も一人では微力でありますが、残りの会期まで全力で頑張る決意です。

言論NPOのフォーラム

2004年11月19日 | Weblog
言論NPOのフォーラムで岡田民主党代表の講演があるというので参加しました。司会者の川本祐子さんは、旧東京銀行の同僚で道路関係四公団民営化推進委員会委員も勤められた方です。各界の著名な論客がそろう言論NPOということで聞き応えのある質疑が活発に交わされ、面白いフォーラムでした。このような討論会が多く行われることにより日本が「言論不況」から脱出し、持続可能な社会を再構築することに期待します。
言論NPO!

西武鉄道の上場廃止

2004年11月18日 | Weblog
 西武鉄道の上場廃止処分を巡って、様々な議論がなされております。経済の発展や雇用の増加のために資本市場に広くリスクマネーを呼び込むことは重要な国策です。その前提として、企業の経営内容等が適正に開示されることは当然です。今回虚偽の情報開示により、西武鉄道の株を所有していた多くの個人株主が多大な損出を被ったことに関して憤りを感じます。今回直接コクドより株式を購入した投資家への損害賠償等が報じられておりますが、同期間に市場より西武鉄道株を購入した他の投資家はどのような形で保護されるのでしょうか。一方が保証され、一方がそうでないということははなはだ不公平な気がします。また事件の張本人の西武や同様な問題を抱えた読売新聞が、プロ野球の運営に関して絶大な力を持ち、新規参入を認める、認めないと議論していたことは茶番と言えます。

秋晴れ

2004年11月17日 | Weblog
 ここのところ東京地方は秋晴れの天気が続いております。皇居や国会議事堂の周りの木々は紅葉し、青い空と銀杏の葉の黄色とのコントラストがとてもきれいです。晩秋の今頃は、一年で一番好きな季節です。

指定都市行財政問題懇談会

2004年11月15日 | Weblog
 指定都市の代表者と民主党との行財政問題懇談会がありました。13指定都市の各代表者、仙石民主党政調会長を始め多くの国会議員が参加して、三位一体改革、教育・生活保護費の国庫負担率下げ問題などが議論されました。形式上の地方分権から地方のことは地方が決める地方主権へと変革することが重要と言えます。税源、権限の移譲を本格的に行ってこそ三位一体改革です。三位一体改革が、単なる国の赤字を地方に回すリストラ策にしないためにも、地方主権理念の突っ込んだ議論が必要と思います。
 地元の指定都市代表として、栃木福岡市議会議員、清田北九州市議会議員が参加されておりました。出張ご苦労様でした。

紀宮さま婚約内定

2004年11月14日 | Weblog
 紀宮さまの婚約内定をお喜び申し上げます。お相手で東京都職員の黒田慶樹は、大学卒業後三井銀行にしばらく勤務されていたということで、直接面識はありませんが、同じ銀行経験者として親近感を感じます。お二人の末永いお幸せをお祈り申し上げます。