前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

予算委員会での質問

2015年03月30日 | Weblog

 先週の金曜日、参議院予算委員会で質問しました。今回の質問は、NHKテレビ入りということで、NHK視聴者の関心が高そうなテーマ、この機会にことの重大さを知って貰いたいテーマや民主党国対から指示されたテーマを中心に議論しました。具体的な内容は、(1)下村文部科学大臣と「博友会」をめぐる問題(2)人口減少社会と中小企業金融のあり方(3)国のおけるIT情報管理の問題(4)アベノミクスの2年間の検証と法人税率のあり方に関して、安倍総理や関係閣僚に対して質問しました。

  ビッグデータ利用を促進するために個人情報保護法改正法が今国会に提出される予定です。パーソナルデータの利活用は、国にとり新しい産業を発展させるために大変重要な政策である一方、この分野で米国や米国企業に大きく水を開けられております。またグーグル検索やフリーメールの利用は、大変便利ですが、使い方を間違ったら国の重要な情報が第三者に漏れてしまう懸念をあります。このような観点で、先ず霞ヶ関の情報管理の実態に関して議論を深めました。政府CIOを設置していますが、政府チーフ・セキュリティー・オフィサー(CSO)を新たに登用し、また政府サイバー・セキュリティー・センターの機能、権限、予算、人員を米国や中国並みとは行かないまでも、速やかに倍増することは最低限必要と考えて質問でした。

 中小企業金融のあり方に関連しては、人口減少社会に応じて、地域金融機関の合併や提携が進んでいますが、信用保証協会のあり方も見直す時期に来ていると思います。数十年にわたって都道府県庁から脈々と天下りを受け入れるだけでは、本当に中小企業のためになっているか大いに疑問です。

 安倍政権は、国地方の法人税率を現行の35%から数年後には20%台まで引き下げることを表明して、27年度には、国税を25.5%から23.9%まで引き下げます。しかし大手企業の法人税実質負担率は、その半分以下になっている現状を国民に説明して、議論を深めるべきと主張しました。例えば、機械・電気機械製造業大手5社の法人税実質負担率は、3.3%であり、卸売業、輸送用機械製造業のそれは、4.9%と5.5%になっていることは意外にして渡っていません。このこともあり、私が筆頭発議者となり、民主党、維新の党、共産党等野党共同で、資本金100億円以上の大企業に対して所得金額の国への納税金額を開示を求める法案を国会に提出しております。

 今回の予算委員会の質問に対する報道は以下の通りです。ご参考にしてください。

県境超えた地域金融機関の経営統合、期待されている=麻生金融相

「ネット検索で傾向推定される可能性」首相が懸念

グーグルのせいで政府の政策傾向が米国に筒抜け!


議員立法を参議院提出

2015年03月20日 | Weblog

  資本金100億円以上の会社(大企業上位約1000社)に所得金額と国への納税金額の開示を求める議員立法を本日の正午に参議院事務局長に提出することになりました。私が筆頭発議者となり、民主党、維新、共産党、生活、改革等のほとんどの野党会派共同での提出までこぎつけました。この議員立法は、来週から参議院財政金融委員会で審議予定の政府提出の所得税法改正法とともに審議入りをすることを目指しています。米国等先進国でグローバル企業の租税回避行動にOECDやG20などの国際会議でも関心が高まりつつあります。この議論は、BEPSと呼ばれており、「Base Erosion and Profit Shifting」の略語であり、「税源浸食 と利益移転」と日本語に訳されています。日本の国会においてもBEPSの議論を行っていく契機になればと考えています。


ドローンに関する質問主意書

2015年03月15日 | Weblog

 小型無人飛行体(ドローン)の商業利用を促すために質問主意書を提出しました。ドローンを使った警備、配達、撮影など大きな市場になる可能性が高く、かつ日本の持つ情報技術や電池技術の活用にも役に立ちます。一方で、商業利用には航空法、道路交通法、民法、個人情報保護法、電波法など多岐にわたる既存法との調整が必要なため縦割り行政の現状において相当の後押しをしないと役所間の調整が進みません。今回の質問主意書で、ドローンの利用促進に関する政府の決意を確かめたく思います。

質問主意書の内容

 


財政金融委員会視察

2015年03月03日 | Weblog

 参議院財政金融委員会視察で、埼玉県に行きました。地元の金融機関や経済団体の意見交換を行った後、地元企業である住田光学ガラスを訪問しました。レンズや光ファイバー加工技術を使い最先端の医療機器の開発を行っている企業です。医療関連産業に日本の中小企業の技術の強みをいかす大きなチャンスを見いだしました。最後の視察地は、日本銀行戸田分館です。日銀券の流通・管理に取って必要不可欠な日本銀行本店所属の機関です。

 今回の視察及び意見交換を通じて、地域経済の動向や中小企業金融の実情に関して大変有意義な視察となりました。視察の成果を是非今後の財政金融委員会審議にいかして行きたいと思います。

 

 


地元勉強会

2015年03月02日 | Weblog

 今日は、二ヶ月に一度行う地元の勉強会です。朝食勉強会を久留米で、昼食勉強会を福岡で行いました。国会期間中ということもあり、昼食勉強会が終わって慌てて福岡空港に駆け込み上京しました。平成27年度予算・税制、地方創生、再生エネルギー接続問題等の説明と意見交換を行いました。やはり地元では、地域経済の動向や地方創生予算等に対する関心が高く、活発な議論が行われました。


民主党定期大会

2015年03月01日 | Weblog



  民主党定期大会が、東京プリンスホテルにて開催されました。1月の代表選後、岡田体制になって初めての党大会でしたが、岡田代表はあいにく網膜剥離の治療のため入院中で残りの岡田執行部全員で新体制をアピールしました。今回の党大会では、地方起点、働くもの起点の政治を行うことを打ち出しました。また改革政党を全面に掲げたのはいいことであると思います。下の写真は、統一地方選挙の候補者が登壇して地域から民主党の躍進を祈念しました。

 今日から3月となりましたが、国会では衆議院予算委員会が続いております。今年の特徴は、アベノミクスという言葉が安倍総理から発せられることは少なくなって、賞味期限切れといった印象です。むしろ急激な円安や国債市場の流動性縮小でアベノミクスの経済政策の危うさが認識されるようになってきました。また集団的自衛権容認のための法制化や憲法改正などタカ派政権を全面に押し出してきた感があります。さらには、西川農林水産大臣の辞任など、安倍政権の金銭スキャンダルが明らかになってきており、政権の体質がはっきりしてきました。3月の中旬以降は、参議院での予算審議になりますが、これらの問題を確り審議していきたいと思います。