前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

TICAD(アフリカ開発会議)

2013年05月31日 | Weblog

 TICAD(Tokyo International Conference on African Development,アフリカ開発会議)が、横浜みなとみらい会場で今週末行われます。アフリカ各国の首脳を始め、国連、世界銀行等の国際機関関係者、各国駐日大使等が集まる5年に一度の会議です。夜に、日本政府及び横浜市主催の歓迎レセプションがあり、参議院ODA特別委員会理事として出席しました。ODA特別委員会では、月曜日にはキム世界銀行総裁をお呼びして、ODAや途上国開発の分野で日本と世界銀行の協力に関して意見交換をします。また日本は世界銀行に対してアメリカに次ぐ第二位の出資国です。出資に応じた貢献をしているかに関して議論を行う必要があります。特に人材的なコミットが弱く、どのようにしたらこの分野でも貢献できるか議論をしたいと思います。

 この他、今日は経済産業委員会、財政金融委員会、消費者特別委員会による消費税転嫁法案の連合審査会が行われました。経済産業委員会では、この法案を含め、残り4本の政府提出法案があります。これらの法案を短期間でどのように審議していくか難しい判断を強いられるところです。経済産業部門座長として、現在一番の課題であり、全力で解決に向けて努力しているところです。


 


質問準備

2013年05月29日 | Weblog

 明日の経済産業委員会での質問の準備に追われています。参議院本会議、国民生活調査会、顧客の訪問等の合間を縫って、明日の経済産業委員会での消費税転嫁円滑化法案の質問を作り、質問通告を行いました。この法案は、消費税引上げ時に消費税が適切に転嫁できるような環境を作るための法案です。比較的簡単な法案に見えますが、中小企業が消費税転嫁がなかなかできず苦しむことを考えれば法案の目的がいかに実行されるか大変重要であると思います。


海外投資家、製薬会社との会合等

2013年05月29日 | Weblog

 製薬会社との朝食会で、一日が始まりました。ワクチン接種による予防医療に関して議論を行いました。日本国内でのワクチンによる予防医療の予算化などの意見交換をしました。また日本のODAとして、東南アジアやアフリカの国に円借款を行い、ポリオ等のワクチンを接種するプログラムをNGOと協力して設置した例も紹介しました。

 午前、午後と経済産業委員会がありましたが、衆議院本会議が入り委員会は途中中断しました。その間に民主党参議院福岡第二総支部幹事会を国会事務所と地元事務所を結んで行いました。電話会議は、インターネットのスカイプで行っておりますが、最近音質も非常に良くなり、快適な環境で議事が進行しました。今日の電話会議には、国会事務所5名、地元事務所10名が参加しましたが、国政、民主党や次の参議院選挙等に関して様々な意見がでました。いいニュースとして、先週締め切りの民主党党員・サポーターの募集人数が、目標の1,300人を上回り、全員で喜びを分かち合いました。

 また米国ボストンからは、大手投資家がアベノミクスや日本の国政に関して意見交換のために国会事務所を訪れました。米国から来たファンドマネージャーも相当日本のことを勉強しており、鋭い質問が多数ありました。彼らが注目しているのは、アベノミクスの三本目の矢である成長戦略が実行されるかということです。


博多駅前街頭演説後上京

2013年05月27日 | Weblog

 博多駅前で恒例の街頭演説後に、上京しました。今日は、午後に参議院本会議が入っており、経済産業委員会で審議を予定している消費税転嫁円滑化法の代表質問がありました。今週は、消費税転嫁法案の審議が、火曜日、木曜日に入っており、金曜日には財政金融委員会と消費者特別委員会と経済産業委員会との連合審査が行われる方向で議論をしています。

 


野田くによし事務所開き、柔整総研定期大会

2013年05月26日 | Weblog

 参議院予定候補野田くによし事務所開きが、行われました。参議院選挙を7月21日に控えて、選挙準備が少しずつ整ってきました。事務所開きでは、私が選対本部長として開会の挨拶をした後、写真の高島連合会長や来賓、後援会関係者等の激励の挨拶がありました。野田予定候補の力強い決意を聞き、参加者一同参議院選挙での勝利に思いをはせました。

 下の写真は、午後に行われた柔整総研の定期学習会で来賓として挨拶を行っているところです。若い会員も増えており、柔道整復師として一本立ちされている先生方に業界や個々の経営上の課題を議論する学習会とのことです。挨拶等に真剣に耳を傾ける出席者の姿が印象的でした。

 


アベノミクスの影

2013年05月25日 | Weblog

 福岡県水産会館で県漁連による漁民大会が開催されました。急激な円安により燃油高騰による漁民の生活の困窮と政府によるその救済措置を要求するための決起集会でした。約400人の漁民を前に、佐藤福岡県漁協会長が挨拶を行い、その後4名の漁師による窮状を訴える報告がありました。漁民大会には、地元選出の衆参国会議員、県議会議員が多数出席していました。私は、アベノミクスのよる円安が消費税5%引き上げと同程度のコスト負担を日本経済にもたらし、農林水産価格やその他製品価格に転嫁できない漁業者、農業者、中小企業等の手取りを減らす効果となっている点を指摘しました。早急な対策が必要です。


 下の写真は、午後に海江田民主党代表と視察した鐘崎漁港の様子です。鐘崎漁協に所属する250隻の漁船が燃油高騰のためこの日は出漁せず、港に停泊していました。地球温暖化の影響により海水温度が上昇し、より沖の方まで漁に出かけるようになり、ここの所の燃油の高騰は手取りを大きく減らしているということです。特にイカ釣り船は、夜に灯光器を灯すためにより多くの燃油を消費するため事態はより深刻です。

 組合長の案内で漁港を見て回った後に、若手の漁師たちとの意見交換会を開きました。燃油が上がる一方、魚価は市場のセリや大手小売店の買い取り価格で決まるので、コスト増を転嫁することが非常に困難であるとの指摘がありました。また漁業後継者の問題も深刻であるとのことでした。視察には、多くの報道陣が同行しました。下の写真は、組合長が漁港を案内している様子です。



朝食会、マイナンバー法成立等

2013年05月24日 | Weblog

 今週は、大変忙しくブログのアップデートが遅れています。昨日は、経済産業委員会で省エネ法に対して質問を行いました。その準備と今日の朝食会の準備が重なり、またODA特別委員会、参議院本会議などもあり、あっという間に過ぎ去った一週間という感想です。今日の参議院本会議でマイナンバー法が成立したことは私にとり大変大きな出来事です。民主党政権下で、社会保障税共通番号PT座長として議論をして法案提出となりましたが、昨年の臨時国会のゴタゴタで法案は審議されませんでしたが、この通常国会で自民、公明、民主の三党で合意して法案提出にいたり、今日この法案が無事成立しました。

 写真は、月例の朝食会の風景です。議題は、アベノミックスの国民経済への影響、厚生年金法改正、マイナンバー法と政府CIO法に関して、説明し、質疑応答をしました。昨日日経平均が大きく下げ、株式市場や国債市場の乱高下が続いていますが、金融関係者も多くアベノミクスの影響に関して関心が高くなっています。

 朝食会の進行は、司会者にお願いし、また開会と閉会の挨拶をその時々の議題にあった方にお願いしております。財界や労働界で有名な方々にその時々のコメントをいただき、大変好評です。


 


電気事業法ヒアリング

2013年05月22日 | Weblog

 経済産業部門の部門会議を5月に入り週二回ペースで開催しています。経済産業部門では、二つの重要広範議案に加えて、他国民生活にとり重要な議案が複数提出されています。そのためかなりハイペースで法案のヒアリングが法案審査、修正等の部門会議を行っています。

 今日は、電気事業法改正案の法文が明らかになり、それを受けて電気事業連合会と電力総連にヒアリングを行いました。今回の電気事業法改正案は、電力王といわれた松永安左エ門による電力改革以来60年ぶりの大改正につながるものであるので、徹底的に議論をして電力の安定供給と未来志向の国民経済という観点で必要な改革を行うべきと考えます。

 これまで私は、経済産業省と頻繁に電力改革の詳細を議論してきていますが、まだまだ電力システム改革を行うには詰まっていない点が多々あるように思えます。原発再稼働の有無と電力会社の経営、資金調達、電力債の一般担保条項の扱い、法的分離が困難な場合の機能分離移行への実現可能性、送電中立化と電力自由化のタイミング等、一つ一つ改正法案の実行可能性調査(フィージビリティスタディ)を行っています。これらの論点を確り今通常国会中に詰めていきたいと思います。


懇親会

2013年05月21日 | Weblog

 トヨタ販売系列の労働組合研修会の後の懇親会に昨晩出席しました。地元福岡県からの参加者とテーブルを囲みました。また挨拶では、経済部門の座長をしており、雇用や景気対策に注力することを述べました。また民主党は、自動車取得税等消費税引上げ時に見直すとしていることも紹介しました。

 今日は、経済産業委員会が午前、午後と行われたので委員会出席と部門会議や木曜日の経済産業委員会の質問準備に追われました。


自動車整備議連、被災地視察

2013年05月20日 | Weblog

  民主党自動車整備議連幹部で、宮城県自動車整備振興会会員の整備事業所を訪問し、復興の現状と課題を把握するために視察しました。渡辺宮城県自動車振興会会長の案内の下に、仙台市、石巻市の津波による被災現場を訪問し、二つの自動車整備事業所の社長さんと意見交換を行いました。民主党政権下でいち早くグループ補助金制度とその拡充を決断し、また被災地の税制優遇を決定しました。このような支援政策に対して、復興の励みになったという社長さんたちの言葉は励みになりました。

 上の写真は、日和山公園から見た石巻市内の様子ですが、大津波の影響で更地になっている土地が多く見受けられます。下の写真は、大津波で海水に漬かり廃車になった車の廃車置場ですが、消防車などの無残な姿が目に焼きつきました。

 

 上の写真は、仙台空港近くの自動車整備事業所の社長さんによる震災当日の説明の状況です。右の建物の黄色いテープは、大津波による海水が押し寄せた高さを示すものです。従業員とお客さん思いの素晴らしい社長さんでした。
 下の写真は、石巻市の自動車整備事業所の前での集合写真せす。この事業所には、近くの材木置き場の材木が大津波により押し寄せてきて多くの被害がでたとのことです。しかしグループ補助金等の政府の支援により事業所は力強く復旧しつつあります。


立正佼成会久留米教会での講演会

2013年05月19日 | Weblog

  藤末けんぞう参議院議員と立正佼成会久留米教会で講演をしました。私が経済財政問題を、藤末さんが憲法、平和問題を説明した後質疑応答を行いました。約2時間の講演会でしたが、あっという間に終わりました。

  下の写真は、久留米市郊外の農村風景です。大善寺で行なわれた福岡県、佐賀県の県境綱引き大会の会場から立正佼成会久留米教会に向かう途中の麦畑の様子です。雨が降っており色はそれほど鮮やかではありませんでしたが、それでも麦畑が黄金色に耀き綺麗でした。


参議院本会議採決

2013年05月15日 | Weblog

 本日は、参議院本会議においてH25年度予算を採決しました。採決の結果、否決となり、その後両院議員協議会を経て衆参で意見の一致を見ず、憲法60条の規定の衆議院の議決を国会の議決とすることになり、本予算が成立することになりました。参議院本会議が終了したのは、11時前となり、長い一日でした。

 例年は、3月末近くに予算の本会議採決がありますが、ことしは1ヶ月半遅れでの予算の成立となりました。通常国会会期末まで、残り6週間となりますが、残された期間で法案審議を行うことになります。今年は参議院選挙で国会の延長が困難なこともあり、短期間での法案審議になります。これから密度の濃い委員会運営となりそうです。

 


地元勉強会

2013年05月13日 | Weblog

   今日は、朝に久留米で、昼に福岡で情報交流勉強会を行いました。食事を交えて、それぞれ1時間半に渡って講演と質疑応答を行いました。かなり突っ込んだ質問もあり、非常にいい議論ができましたが、終了後はヘトヘトでした。

  次の勉強会は2ヶ月後ですが、早速来週位から少しずつ議題の設定と資料の準備に取り掛かりより充実したものにしたいと思います。

 

  上の写真は福岡会場、下は久留米会場の様子です。


久留米絣の工房

2013年05月12日 | Weblog

 高校の同級生が経営している久留米絣の工房を訪問しました。合資会社ロォーリングという会社で、久留米絣に現代風にアレンジして、洋服やハンチング、マフラーなどを作っているとのことです。やはり地元の伝統工芸品に新しい息吹を吹き込み、発展させている点は素晴らしいと思います。クールジャパンを世界に売り込もうとしていますが、その中にこのような久留米絣も加えることができたらと思います。

 この他、今日は久留米市やその周辺地域の支援者回りをしました。下の写真は、昼の開かれた自衛隊小郡駐屯地の南スーダン派遣施設隊の壮行会で来賓挨拶をしている場面です。小郡駐屯地の56名の精鋭が、第四次要員として南スーダンに派遣されます。これまでのPKOの中でも厳しい環境での活動になると思われますので、派遣隊員全員の無事と活躍を祈念しました。


憲法96条改正、地元活動等

2013年05月11日 | Weblog

 隔月開催している北九州地区情報交流勉強会を小倉駅近くのホテルで行いました。写真は、勉強会の参加者による自己紹介も兼ねた短い挨拶の場面です。色々な業種の企業、団体の幹部が出席されていて、自己紹介を聞いているだけで、北九州の景気動向や不動産市場動向がわかりました。私の講演に対しても、アベノミクスの短期的、中長期的な日本経済に対する影響に関する意見・質問がありました。出席者によっては、福岡地区と北九州地区の勉強会に交互に参加して、参加者同士の交流を図っています。北九州勉強会は、福岡勉強会の3分の1以下の規模ですので、継続的に催しを続けることによって規模の拡大を図っていきたいと思います。

 また今日は、月例の民主党県連常任幹事会の日に当たります。その前には、野田国義選対会議も開催され、参議院選挙に向けた取り組みの集約と活動方針の策定を行いました。参議院選挙に向けた政治的な重点課題として、アベノミクスの対する評価と国民生活への影響と憲法96条改正問題の二つがあります。前者に対しては、既に前に記述しているので繰り返しませんが、後者に関してはどのような意味を持つか確り主張していくべきです。憲法96条の条文は以下の通りです。

「第九十六条 この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。」

 96条改正の主張とは、国会での発議を両院議員の三分の二以上から、過半数に変更することによって国会の発議を容易にして、国民投票にかけやすくしようとすることが主要な論点です。憲法9条の変更をするための戦術という意図もあり、このような論点からマスコミが賛否の報道をすることも多くあります。しかし私は、憲法改正の発議を法律並みまでバーを下げることで、先人たちが苦労して獲得し、守ってきたもののを失う懸念がある点に注目します。

 例えばマスコミにとって基本中の基本である表現の自由、検閲の禁止、通信の秘密等を規定した憲法21条も時の権力によって形骸化される恐れがあるのに、そのような論点での報道はまだ少ないと思います。私は憲法改正に必ずしも反対しませんが、必要ならその条文の改正を正面から議論すべきと考えます。憲法改正を容易にする96条改正は、基本的人権などの制限などにつながる懸念を抱きます。

 「第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。」

 最後は国民投票にかけるということで、時の権力の暴走を止めることができるという主張も一定の説得力があります。しかし郵政解散選挙や政権交代選挙を経験することによってわかったことは、民意はその時代の気分やマスコミ等の報道によりぶらされるということです。政治家として、戦前、戦後の多くの教訓と歴史から学ぶことが、憲法問題に対峙する姿勢であると痛感させられるこの頃です。