前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

暫定予算審議、AIJ参考人招致

2012年03月30日 | Weblog
 本日の予算委員会では、平成24年度本予算成立までの数日間のつなぎとなる暫定予算を審議しました。予算規模は3.6兆円となります。今日の予算委員会で審議、可決した後、参議院本会議で可決することが出来ました。後は、平成24年度本予算の可決に向けて、来週2、3、4、5日と予算委員会で与野党最後の攻防を行う予定です。
 また来週は、財政金融委員会で3日にAIJ問題の参考人質疑とその後に一般質疑を行うことが決定されました。衆議院財務金融委員会に続いて参議院でもAIJ参考人質疑を行うことにより、AIJ事件の究明と厚生年金基金の構造的問題にメスを入れて行きたいと思います。財政金融委員会の筆頭理事として、AIJ参考人に対する与党の質疑者を蓮舫参議院議員にお願いしました。浅川AIJ社長に対する蓮舫参議院議員の鋭い切り込みで、事件の究明と投資家の救済につながることを期待します。

日切れ、日切れ扱い7法案採決

2012年03月29日 | Weblog
 今週は、会期末の週ということで、参議院財政金融委員会でも待ったなしの対応を迫られました。消費増税法案審議に主役を奪われてあまり報道されておりませんが、租税特別措置法案、関税定率法案、東日本復興特別会計法案、金融円滑化法延長法法案、企業再生支援法延長法案等々重要法案でどれも通常であったら相当注目される法案がこの財政金融委員会にかかっていました。
 火曜日、水曜日、木曜日の三日間、約18時間の審議で、最後には野田総理大臣が委員会に出席して総括質疑を終了して、これら7法案を本日夕刻に採決しました。すべて財政金融委員会で可決され、明日の参議院本会議で法律として成立することが決定しました。
 私は、財政金融委員会の与党筆頭理事という立場ですので、これらの審議の手順や日程を野党理事と交渉してきましたが、野党理事の皆さんの協力によりスムーズな議会運営が可能となったことを表明して感謝したいと思います。

消費増税法案審査終了

2012年03月28日 | Weblog
 社会保障税一体改革の中心法案である消費増税法案の法案審議が本日終了しました。月曜日、火曜日と連日続いた法案審査は、本日水曜日の朝2時半頃政調会長に一任を取る形で決着しました。今回の法案審議は、8日間で合計45時間と民主党の歴史に残る長時間かつ真摯な法案審議となりました。私は、合同会議の座長の一人として前原政調会長の横に座って補佐していましたが、国民に負担を強いる消費増税を決めることの大変さが骨身に染みました。
 同法案は、本日午後の成長役員会で承認され、30日の閣議決定に向けて大きく前進しました。
 

予算委員会、法案審査

2012年03月25日 | Weblog
 今週は、ブログのアップデートができませんでした。朝部門会議やWT会合があり、その後は一日予算委員会、終了後から深夜まで社会保障税関連法案の法案審査のための合同会議が深夜までという日程が続きました。
 社保税関連法案の法案審議は、これまで35時間を超えてきました。この法案審議は、今週も続く予定です。法案の逐条審査を行っており、残りの主な論点は、附則18条(景気条項)と附則28条(再見直し条項)となりました。
 今週はこの他年度末を迎えて、参議院財政金融委員会に付託、付託予定の日切れ、日切れ扱い法案が合計7法案ありますので、この法案審議があります。そのためブログのアップデートが難しくなるほど忙しくなりそうです。

社保税一体改革関連法案審議

2012年03月14日 | Weblog
 本日より社会保障税一体改革に関連する法律案の法案審議が、厚労・財金・総務・文科・社保税調査会・税調の6部門合同で開始されました。これから毎日深夜まで議論を行うことになりそうです。本日は、政府から法案内容を聞き、技術的な点を質疑しました。明日からは、論点をより明確にして行きたいと思います。

地元勉強会、予算委員会集中審議質問へ

2012年03月12日 | Weblog
 本日朝食と昼食時に、久留米市と福岡市でそれぞれ情報交流勉強会を開催しました。平成24年度予算、欧州危機と日本の財政など「社会保障と税の一体改革」に対する理解を得ていただくことも目的としました。更に地元では、AIJ問題と総合型厚生年金基金の現状に関して質問や意見がありました。この問題に対する関心の高さと中小企業への影響を改めて認識しました。写真は、久留米の朝食会の様子です。
 昼食を兼ねた福岡情報交流勉強会を終了した後、すぐに飛行場に向かい上京しました。夕刻に国会で幾つかの仕事があったからです。今週の水曜日予算委員会で質問を予定しておりましたが、金曜日の社会保障と税の集中審議に質問をして欲しいと国対より依頼がありましたので、今週の質問は水曜日から金曜日に変わりました。ちょっと時間ができたので、HNK入りの集中審議に相応しいテーマに少し内容を変えたいと思います。

福祉団体からの要望ヒアリング

2012年03月10日 | Weblog
 民主党福岡県連政策推進調整会議では、毎月一回県下の団体を対象に制度政策に関する要望事項ヒアリングを行っております。私が、同会議議長となり始めた企画ですが、本日は厚生労働省福祉関連団体が対象です。ちなみに前回は、国土交通省運輸、建設関連団体が対象で、来月は農林水産省関連団体が対象です。
 本日のヒアリングには、社会福祉士会、老人福祉施設協議会、障害者協議会の三団体、約30名の皆さんに出席していただきました。平成24年度の社会福祉関係予算、特に介護報酬改定など、福祉団体に関連することを党側から説明し、それを受ける形で三団体から約30分程度の要望事項に関してヒアリングを行いました。その後は、約一時間にわたり質疑応答を行いました。予算要望だけではなく法律事項、特に障害者制度改革推進基本法制などかなり突っ込んだやりとりをしました。
 党側からは、国会議員、県議会議員、市議会議員が多数出席しましたが、国、県、市などそれぞれに関する要望を持ち帰り、要望を実際の政策へと反映させて行く予定です。

質問準備

2012年03月09日 | Weblog
 久しぶりに予算委員会での質問が回ってきました。野党時代は頻繁に質問が回ってきましたが、与党になり激減です。特に予算委員会での質問は、久しぶりです。今回の質問は、来週の水曜日14日の9時から一番バッターとして行う予定です。この日は、総理入りなので、総理を含めて、答弁を求めたい大臣に質問可能です。その意味では、貴重な機会を有効に使いたいと思います。但し、与党でありますので、何か要望があれば直接役所に言えますので、官僚とのやり取りだけではなかなか実現しない大きなテーマである必要があります。
 本日から質問準備を始めましたが、週末に地元活動の合間を縫って質問通告書を書きたいと思います。質問としては、①会社法改正や企業統治、②公的年金積立金運用やGPIFのガバナンス ③AIJ問題と厚生年金基金制度、④診療報酬、特に医療機器の内外価格差、⑤円高デフレ対策 など次から次に思いつきますが、これから内容を絞って行きたいと思います。特に財政金融委員会で財務大臣や金融大臣、日銀総裁に質問できることであれば貴重な予算委員会の枠を使うのはもったいない気がします。この週末、じっくり考えたいと思います。

休眠預金についてのヒアリング

2012年03月08日 | Weblog
 本日の財務金融部門会議では、全銀協より休眠預金の現状をヒアリングしました。政府与党内では、成長ファイナンスや新しい公共など様々な分野で休眠預金の活用が議論されています。そこで財金部門として、当事者である全銀協から休眠預金がどのように管理されているのか、また事務コスト、かつ活用する場合の諸問題等をヒアリングしました。
 日本の場合、諸外国に比べて銀行口座が多く、一人の国民が10口座以上持っている勘定ということです。特に残高1万円未満の口座が数多く存在し、それらが休眠預金として時効を迎えつつも預金者の利益のため時効の援用が行われていることが特徴です。私がニューヨークにいた時の経験では、銀行口座管理手数料が年間数千円程度かかり、そのまま預金に低額資金をおいていたらいつの間にか預金がなくなったことを記憶しています。日本の場合預金口座管理手数料がほとんどかからないのでこのあたりも影響しているのかなと思います。
 全銀行の話では、一定の基準で休眠預金は雑益処理をして、さらに休眠預金の預金者から預金の請求があればそのまま利息を計算して払出しているとのことです。その場合銀行にとり雑損処理をすることです。毎年雑益と雑損を相殺してネットでは、約500億円程雑益、すなわち銀行の利益となるとのことです。しかし事務コスト、税金などを考えると純粋な利益は相当程度減ることになります。
 最近の成長ファイナンスや新しい公共の議論では、約500億円の雑益から口座管理に要する実質的な費用を除いた2百億円から3百億円を公共のために使うべきとの議論です。この場合の使い道の正当性、預金者の財産権、さらには時効の援用をする必要性の有無などが主な論点です。さらにマイナンバー(社会保障税共通番号)の民間利用が始まれば本人確認が格段に楽になるので、その際にそれ以前の休眠預金の取り扱いを確定させるのも一案かなと私は思っております。
 但し、メディア等で休眠預金の報道が盛んになり、最近では休眠預金の引き出しが倍増しているとのことです。引き出された金がたとえ数千円でも消費に回れば、休眠したお金が回りだすということで経済的にも一定の効果がありそうです。

AIJ問題対策WT第一回会議

2012年03月07日 | Weblog
 年金積立金運用の在り方及びAIJ問題対策WTの初会合を行いました。朝一番に厚労・財金両部門と合同で、金融庁、厚生労働省よりAIJ投資顧問による約2000億円に上る年金運用資金の消失の被害の状況および対策等をヒアリングしました。また今日は、同WTの役員会を開き今後の持ち方を議論しました。
 AIJ問題の背景には、中小企業の業界毎に作る総合型厚生年金基金が制度疲労を起こしているにも関わらず長く放置されていたことがあります。5.5%と現実離れをした運用利回り、現役より退職者が多い業界の高齢化(年金用語では、成熟化といっていますが、私は年金基金の老齢化と言っています。ある年金では、年金保険料1に対して年金支給額が2というケースもあります。)、年金基金が社保庁天下りの受け皿として機能していたこと、そして虎の子である年金積立金の運用は素人任せであったことなどが指摘されます。今回のWTでは、これらの問題も含めて抜本的な対策を練っていきたいと思います。

新日鐵労組勉強会

2012年03月02日 | Weblog
 午前中に資本市場・企業統治改革WTや年金一元化に対する合同部門会議等の会議がありました。午後は、地元に戻り幾つかの支援先を回りました。
 写真は、夜に行われた新日鉄労働組合の勉強会に講師として講演をしている様子です。鉄鋼産業にとり、円高は大変深刻な問題です。また自動車、電機産業の海外での生産やサプライチェーンの日本からの脱出は、鉄鋼業にとり大きな影響があります。雇用を守るための円高デフレ対策や新成長戦略に関して議論を行いました。更には、日本経済を取り巻く世界の経済問題、特に欧州金融危機の深刻化など、グローバル化の進展とともに日本の経済財政に直結する問題です。党としても確り状況分析をしていきたいと思います。