前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

地元活動

2007年09月30日 | Weblog
 本日は、支援団体の定期大会や勉強会等に参加しました。その合間をぬって福岡市議会の幹部と福岡市政に関して意見交換を行いました。福岡市の財政状況は、他のいくつかの政令指定都市と同様厳しい状況にあります。今年成立した財政健全化法や第三セクター等の財務健全化の動きなど、地方自治体を取り巻く環境は激変しています。国政と市政をつなぐような活動の重要さを認識しております。

日経CNBC番組に出演

2007年09月28日 | Weblog
 日経CNBCの「三原・生島のマーケットトーク 」という番組に出演しました。一週間の国内外の市場情報をアップデートする30分間の経済番組の中で、民主党参議院議員として日本の金融市場、金融行政及び金融関連税制のあり方を述べました。三原さんの巧みなリードに答える形で、様々な論点を展開しましたが、30分の収録時間があっという間に終わりました。新聞や雑誌のインタビューは、結構頻繁にありますが、同じメディアといってもテレビの場合には瞬間瞬間の判断が命ということもありその点の難しさもあります。楽しくかつ勉強になった30分でした。

郵貯、簡保のALM分析

2007年09月27日 | Weblog
 郵政公社が、いよいよ10月1日より民営化します。民間企業になるということは、経営に問題があれば破綻するということです。それを避けるためには、より一層の厳格な収益管理やリスク管理が必要ということです。
 先週郵政公社から現在の決算内容の報告を部門会議で受けました。その後郵貯と簡保のALMを中心にいくつかの民営化後の懸念点を指摘し、より詳しい資料の開示を求めてきました。
 これまで郵政特別委員会や財政金融委員会等で度々指摘してきましたが、郵貯の定額預金と簡保の過去の高予定利率の保険商品はバランスシート上の最大の懸念材料です。特に郵貯の場合、新しいモデルを導入して分析をしているという説明ですが、定額預金のデュレーション(平均残存期間)や金利上昇時における解約速度分析などほとんど明確な説明、対策がなされず、非常に危惧しております。
 このような状態で郵貯を民営化させることは、日本の金融システムに急激な金利上昇の場合の「システマティックリスク」をインプットするようなものです。これまでの度々の指摘もあってか、郵貯の資本金を8兆円程度まで大きく増やすということは一歩前進です。しかし金利上昇による郵貯のバランスシートのストレステストのデータなどが全く開示されないことには不満です。
 金融庁や日本銀行も郵貯、簡保の民営化後のALMリスクの存在を共有して、適切な管理をしていくことが望ましいと考えます。必要があれば、民間金融機関になるために適切な指導がなされるべきです。さもないと120兆円の定額預金(ALM用語ではanytime puttable option sold positon)があるために、金利が急上昇した場合大量の預金解約と資産(1%金利上昇で約4兆円の損失のポジション)の劣化が発生するので、郵貯の破綻を恐れ日本銀行が適切に金利を上げることができない局面が発生する恐れがあります。後の金融史の教科書に「郵政民営化により都市部不動産等の資産バブルが増長され、2010年代の日本経済に大きな爪あとを残すことになった。」という記述がなされることのないように願いたいと思います。
 ちょっと専門的ですみません!

「新酒古革袋」内閣

2007年09月26日 | Weblog
 福田康男内閣が誕生しました。閣僚名簿を見て、びっくりしました。17人の閣僚中、前の安倍内閣に対して新しい顔ぶれはわずか2名。それも15人中13人が留任。
 安倍前首相と福田首相は、思想信条は大きく違っているはず。タカ派・改革派VSハト派・保守派とまったく路線が違うはずなのに、その実務を担う閣僚は一緒ではどのような政策を行っていくのか大きな疑問です。将に「新しい酒を古い革袋に入れる」内閣ということで、余り期待できないといった印象です。もっと福田色をだして欲しかった気がします。

首班指名

2007年09月25日 | Weblog
 本日参議院本会議が開催され、安倍総理辞任による首班指名選挙が行われました。決選投票の結果、小沢一郎民主党代表が選任されました。両院協議会の結果、決着がつかず憲法の規定により、衆議院で選任された福田康夫自民党総裁が総理大臣に決定されました。9年ぶりの衆参で首班指名の内容が異なるという局面を体験することができましたが、次の首班指名では衆参とも民主党候補者を当選させたい気持ちで一杯になりました。
 その意味では、もうすでに総選挙の前哨戦が始まっていると気を引き締めたいと思います。

アジア金融フォーラム(2)

2007年09月22日 | Weblog
 アジア金融フォーラムの中で多くの講演者やパネリストが、中国やインドなどのアジアの新興国の躍進を熱っぽく語っておりました。2040年には、中国のGDPが米国を抜き世界第一に躍進するというのが金融市場のコンセンサスです。またその時には、インド、ブラジル、ロシアが経済大国を形成し、現在の先進国G8サミットなどの枠組みが大きく変化していることでしょう。
 その時日本がどのような位置にいるか大変興味があるところです。財政赤字、公的年金、少子高齢化、産業競争力など多くの点で不安要因が山積しております。その意味で、行財政改革や産業構造の変革の手を休めることはできません。一方成熟国として、中国やインドなどの急成長国にはない安定や安心を国是にすることも選択肢かもしれません。
 今回の香港出張は、アジアの中の日本のあり方を考えるよい機会になりました。

アジア金融フォーラムに参加

2007年09月21日 | Weblog
 香港返還10周年記念行事の一環で行われた「アジア金融フォーラム」に参加しました。香港のコンベンションセンターで行われた会場には、世界各国から約1千名の参加者で大にぎわいでした。
 香港の中国返還、97年のアジア通貨危機、サーズ・ウイルス等数々の転機や困難を乗り越え、香港市場は世界の金融市場として力強く発展しているという印象でした。フォーラム会場では、躍進する中国を反映してか、中国本土から多くの参加者が来場し、またパネリストの発言も中国経済の成長力に対する高い信頼が多くありました。
 夜は、香港貿易発展局香港・日本経済委員会委員長ビクター・ファン氏以下香港及び日本の有識者と会食をしました。
 96年に橋本元首相がフリー、フェアー、グローバルを旗印に金融ビッグバンを提唱しましたが、必ずしも日本において実現したとは言い難いと思います。中国のゲートウェイとして躍進している香港金融市場も参考にして、東京金融市場の活性化を図って行くべきだという印象でした。

月例朝食会

2007年09月20日 | Weblog
 本日私の事務所主催の月例朝食会を行いました。国会が休会中を除いてほぼ毎月朝食会を行っておりますが、今回で18回目を数えることになりました。
 今回のテーマは、参議院選挙後の政局、財政金融部門トピック、サブ・プライムローン問題、金融商品取引法施行とその影響等で盛りだくさんでした。参議院選挙後の初めての勉強会ということで、今回は峰崎直樹参議院財政金融委員長にも参加して頂き、今後の国会動向を語って頂きました。非常に好評でした。
 政権担当能力を国民に示すためには、政策の再検証と実務能力を高めて行くことが重要だと思います。今回の参加者のご意見として、前回の参議院選挙では自民党が負けたのであって、民主党が政権政党として積極的に支持されたのではないので、これからの国会運営で民主党の実力が問われるといった指摘がありました。この言葉を重く受け止め、活発な国会運営を行うとともに、積極的に対案を国会に提出して国民に具体的な選択肢を提示していきたいと思います。

東京証券取引所、表敬訪問

2007年09月18日 | Weblog
 本日以前から交流がある東京証券取引所斉藤社長を藤末参議院議員と一緒に訪問して意見交換しました。世界的に証券取引所間の競争が激化しており、東京証券取引所の競争力強化が期待されます。東京証券取引所のみならず東京金融市場も、世界の金融市場と競争関係にあります。より魅力的な市場を作っていくことがますます重要だという点で一致しました。

柳川・山三地区勉強会

2007年09月16日 | Weblog
 連合福岡南筑後地域協議会柳川・山三地区連絡会青年委員会と座談会を行いました。同青年委員会は、地域の問題、政治的な課題等を熱心に議論し、活動に活かしています。今回は、幹部の皆さんと、参議院選挙後の政局、格差の問題、公務員制度改革等様々なテーマで議論しました。
 斉藤委員長、西原副委員長、堤事務局長には、すっかりお世話になりました。議論した内容を踏まえて、これからの国会活動に活かしていきたいと思います。

定期大会参加

2007年09月15日 | Weblog
 本日は、自治労福岡県本部定期大会とJR連合九州地方協議会定期大会に参加しました。年に一度の定期大会に出席して、組合の幹部の皆さんと貴重な意見交換をすることができました。また日頃の支援に感謝致しました。
 今年は、統一地方選挙、参議院選挙があり、共通の政策実現に向けて一緒に活動していくことができました。来る総選挙での勝利と政権交代に向けて、さらに共同歩調を強化できればと思います。


big surprise

2007年09月12日 | Weblog
 最近海外からの訪問者が頓に増えてきました。海外の政府関係者、年金基金、メディア等様々ですが、関心は一応に今後の政局と金融市場に与える影響です。財政や景気動向、年金改革、消費税、構造改革の行方等関心は様々ですが、一応に政界再編や政権交代はあるのかということに行き着きます。
 本日も昼食を取りながらの会議中に安倍総理辞任のニュースが飛び込みました。政界の緊張感は相当高まって来て、一寸先は闇になってきました。
 このことをトレーディング用語で言うと、「マーケットのボラティリティが急上昇してきて、これまで仕込んでいたdeep out of the money option のlong positionが大当たりしそうだ。」ということでしょう。端的に言うと、次の内閣を意味するNC(Next Cabinetの略)が、Not Come からNow Come に変わりつつあることです。ついつい昔の癖が出て、相場が荒れてくると血が騒ぎます。


臨時国会開催

2007年09月10日 | Weblog
 本日臨時国会が開催されました。会期は、11月10日までの62日間です。今回の臨時国会は、大波乱含みの展開が予想されており、会期が終了する頃には政局は大きく変化していることでしょう。
 テロ特措法関連で内閣が辞職、解散ということになれば、文字通り師走には、「先生」が選挙区を走り回ることになるでしょう。

次の内閣金融担当副大臣就任

2007年09月07日 | Weblog
 先日民主党の次の内閣が発表され、金融担当副大臣に就任することが決まりました。これまでは、財務副大臣でしたが、これで財務と金融の両方を経験することになりました。
 民主党の「次の内閣」とは、民主党が政権を獲った場合の内閣ということで、政権担当能力を証明するためにも現在の内閣に負けない国会論戦を行う必要があります。せっかく頂いたポストなのでこれからの一年間きっちり政策を勉強し、また党の政策立案、鋭い委員会質問、質問主意書提出等を行って行きたく思います。

西鉄大橋駅朝立ち

2007年09月06日 | Weblog
 西鉄大橋駅前で、三原おさむ福岡市議会議員と一緒に街頭演説を行いました。この場所は、昨年の福岡市長選、今年の統一地方選、参議院選挙等で多くの民主党候補者が演説するホットスポットです。この一年福岡市政において、民主党推薦の吉田市長を誕生させ、先の福岡市議会選挙では民主党会派所属議員は10名と倍増しました。国会議員と地方議員との連携を深めて、次の総選挙で政権交代を実現していきたいと思います。