前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

連合福岡の皆さん

2010年12月28日 | Weblog
 今年最もお世話になった支援団体が連合福岡です。年末の挨拶をして記念写真をとりました。
 高島連合会長とは、来年度予算で実現する雇用関連の対策を話しました。

年末の挨拶回り

2010年12月27日 | Weblog
 今週は、年末の挨拶回りを行なっております。福岡、北九州など、県内各地域毎忙しく回っております。
挨拶の第一声が、「大変ですね。」とか「民主党しっかりして欲しい。」ということで、政権交代1年が経過した今年を象徴する言葉です。税制改正PT、成長戦略PTなどで地道な活動と自民党政権では出来なかった改革を行なっていることを説明して、マスコミでは報道されることが少ないもう一つの永田町を理解してもらっています。
 それにしても、党内のゴタゴタが来年も続くことは勘弁して欲しいと思っています。

平成23年度予算閣議決定とその後

2010年12月24日 | Weblog
 本日も陳情要望対応本部の日直で、陳情案件のヒアリングを行いました。流石に本日来年度予算の閣議決定ということもあり、予算に関する陳情は相当少なくなりました。制度改革要望などが中心です。国会でも見かける議員の数は大分少なくなり、クリスマス・年末という雰囲気でした。
 午後に閣議決定されてあ平成23年度予算は、来年の通常国会で審議され、3月までに国会の承認を得て4月より施行されることが期待されます。そこで問題なのは、予算関連法案をどのようにして通すかであります。これから通常国会が開かれる1月下旬までの間に、政界再編に向けた工作が激化することが予想されます。衆議院で3分の2を確保するような連立なるのか、参議院で過半数を確保するような連立になるのか、それとも両方なのか、幾つかの組み合わせが考えられます。それとも内閣総辞職、解散総選挙と厳しい選択肢をも念頭におかなければなりません。慌しい年の瀬になりそうです。それにしても党内分裂だけは避けたいものです。

陳情対応本部日直

2010年12月22日 | Weblog
 本日は、一日民主党陳情要望対応本部の日直でした。国会が閉会して、国会議員の多くは地元で活動します。陳情対応の国会議員もできるだけ地元活動できるように休会中は、日直制を導入し、担当地域に関わらず交代制で全国の陳情を受けつけることになっております。
 私の担当している九州・沖縄のもならず、北海道、中国四国、関東など全国からの陳情を受け付けて処理しました。一日辺りの陳情の件数は、10月、11月に比べて急激に減ってきました。政府税調の税制改正大綱の閣議決定も行われ、また予算編成もほとんど最終局面となったことがその理由です。受け付けられた陳情は、予算や税制に反映することも多く、その結果は、陳情本部から都道府県連を通じて紹介議員に伝えられ、またインターネット等で一般公開するなど、効率性や透明性を向上する工夫もされております。

吉田宏選対本部解散総会

2010年12月20日 | Weblog
 昨日、今日の午前中と久留米市内を私の秘書出身で民主党公認・福岡県議会選挙予定候補中村せいじさんと挨拶回りを行いました。今の国政の状況を見ていると来年の統一自治体選挙は大変厳しいものとなることが予想されますが、その分だけ個別の支援者に丁寧な国政報告を行い、また候補者への支援を取り付けていくことの必要性を感じております。
 午後は、福岡市内に戻り先の福岡市長選挙で惜敗した吉田宏前市長選挙対策本部解散総会に出席しました。出席者全員で総括を行いました。福岡市政上の論点、選対運営上の問題等の影響もありますが、尖閣ビデオ流出問題や閣僚の相次ぐ失言による影響は、同じ時期に行われた松戸市議会議員選挙や茨城県議会議員選挙同様大変大きなものでした。
 その意味で来年4月の統一自治体選挙までには、円高・景気対策、雇用対策などをしっかり行い民主党政権に対する信頼を少しでも回復することが重要であることは言うまでもありません。

福岡大学ベンチャー起業論

2010年12月19日 | Weblog
 福岡大学経済学部ベンチャー起業論ゼミで、ベンチャービジネスコンテストが昨日行われました。
 毎年このゼミの非常勤講師として、出席しております。写真は懇親会の様子です。ゼミを主催する阿比留教授によると、ベンチャー起業論ゼミでは積極的に民間企業との交流を目指し地元企業への夏季インターンなどを行っているとのことです。また民間企業の経営者など実務家による講義が毎回行われており、それらを通じて企業社会や起業の仕方を学んでいきます。ちなみに私は、政治家というよりも、元投資銀行マネージング・ディレクターという立場で金融の実務や日本の金融市場の課題等を毎年教えております。講義は、金曜日の午前中ということもあり、前回の講義は、たまたま参議院本会議で補正予算採決、また官房長官、国土交通大臣への問責決議の採決と重なったため阿比留教授に代行していただきました。来年の講義を楽しみにしています。

福岡県商工会議所連合会との懇親会

2010年12月18日 | Weblog
 本日福岡県商工会議所連合会との定例の懇親会を行いました。こちらは、民主党福岡県連に所属する国会議員と地方議員の会派の代表者でした。
 中小企業支援策、景気対策を始め福岡県下の各自治体に対応した個別の要望についても議論しました。今回の会合で3回目を迎えましたが、回数を重ねるにつれてより積極的、より具体的な意見交換ができるようになりました。安定した政権で力強い景気対策を行なって欲しいとの発言が複数回ありましたが、内部でごたごたせずに与党一丸となって安定した政権運営に徹せよとの主張は最もです。
 来年の通常国会までには、挙党一致体制を確立して、本予算と予算関連法案の早期成立のため全力を注ぎたいと思います。

法人税率の引下げと内部留保課税

2010年12月17日 | Weblog
 早朝天神で街頭演説をした後、地元で年末の挨拶回りを行ないました。
 夜は、自動車総連福岡地協年末懇親会に出席しました。直嶋前経済産業大臣も講演のために出席されていました。円高・デフレにより国内の自動車産業は非常に厳しい状況に直面しています。更にはリーマンショック以降、欧米先進国の市場が低迷し、拡大が期待される自動車市場は、より低価格が求められる新興市場に移りつつあります。そのような状況で、国内に自動車製造工場を残すことは大変な努力です。労使一体となった取り組みは当然ですが、国の支援が求められます。
 閣議決定された税制改正大綱により、法人税率の5%引下げが決まりました。これにより日本の企業は、欧州並みの法人税率での競争となりますが、韓国、シンガポールにはまだまだ及ばないのが現状です。中国、印度、東南アジア諸国の市場が一層拡大し、日本企業にとりアジア市場が最も重要な市場になりつつあります。その中で、日本企業が大きなハンディーキャップを背負わず競争できる環境を準備することがこれからの課題です。
 今回の税制改正大綱のポイントは、「金の卵を産む鶏にしっかり報いた。」ということです。この場合、企業がこの鶏で、金の卵が、雇用・報酬の改善、設備投資・資材購入等による中小企業等による波及効果、そして配当の増加です。企業が利益が上がる構造を作り、その税引き後利益を内部留保に回さず、投資、配当、そして労働分配率の改善に当てて行くことが必要です。もし法人税率引下げで、内部留保だけが溜まったということになれば、「内部留保課税」などの新税を将来導入して企業経営者に今回の法人税減税の目的を知らしめることも必要になるでしょう。

総合取引所構想

2010年12月16日 | Weblog
 本日成長戦略・経済政策PT役員会、同PT総会が行われました。その中で私が委員長を務める小委員会で、総合取引所構想を取りまとめ、PT総会で了承されました。明日の民主党政策調査会に提出予定です。
 総合取引所構想では、日本の金融市場、商品先物市場を公正で国際的に競争力があるものとするために、法制、監督、決済機関、個人投資家の損益等を一元化することを目差しております。その結果、証券、金融、工業品先物、農産物先物等のそれぞれの取引所を総合取引所として顧客の利便性を高めることを期待するものです。
 日本の場合、役所(金融庁、経済産業省、農林水産省)の縦割り等の影響もあり、改革が遅れ、欧米の主要取引所のみならず、シンガポール、香港、韓国等のアジアの金融・証券・先物市場にも劣後しているという指摘があります。このような状況を一刻も早く是正することが、日本の成長戦略に資するという問題意識に立っての提言です。

福岡地区、国政報告会

2010年12月15日 | Weblog
 昨日福岡市内のホテルにて、私の福岡地区における国政報告会・懇親会を行ないました。福岡地区の情報交流勉強会会員、労働組合幹部、諸団体の皆さんに、数多くご参集頂きました。特別ゲストとして、大石尚子参議院議員も駆けつけて頂きました。大石参議院議員の講演の中で、「坂の上の雲」で有名な祖父の秋山真之元海軍中将の話にも触れて頂きました。身内から見る「坂の上の雲」の時代と政治家大石参議院議員の見る平成の激動の時代との対比による話は、非常に分かり易く興味深いものでした。
 本日は、久し振りに博多駅博多口での朝の街頭演説を皮切りに、地元での支援者訪問を行ないました。今回の臨時国会の開催中は、平日全て国会での仕事に忙殺されました。国会が閉会中の1月中旬まで、できるだけ朝の街頭演説とその後の支援者、後援者への表敬訪問を行なっていきたいと思います。

野田政府税調会長からのヒアリング

2010年12月14日 | Weblog
 税制改正PT総会も今回で最終回になりました。同PT提言を政府に伝えて、後は政府税調の決定を待つばかりです。
 本日は。野田財務大臣兼政府税調会長以下政府税調の4大臣をお呼びして、政府税調の議論の状況を聞き、また最後の税制改正PT総会出席者の意見を述べる機会を作りました。
 最初に中野民主党税制改正PT座長の挨拶にもありましたが、政府税調の平成23年度税制改正には、民主党税制下伊勢PTの要望の9割以上が実際に採用されております。その意味では、50回以上行われたPT総会、同役員会の議論が、大変有意義であったということです。


地球温暖化対策

2010年12月13日 | Weblog
 経済産業部門、環境部門、成長戦略PT合同会議を開催しました。
 週末COP16が閉幕しました。メキシコのカンクンで開かれた同会議では、米国、中国等の途上国も含む全ての主要排出国が参加する公平かつ実効的な国際枠組みの締結に向けて話し合われました。会議の概要に関して、環境省等から報告を受けました。
 この他、日本のCO2削減の3本柱である①再生可能エネルギーの固定価格買取り、②排出権取引、③地球温暖化対策税、に関してヒアリングを受けました。

 

5千億Dinara札

2010年12月12日 | Weblog


 珍しい紙幣の写真を掲載します。ギネスブック記録にもなった5千億Dinaraの紙幣です。ゼロの数が多すぎて使うには相当不便そうです。この紙幣は、セルビアで実際使われていたものです。社会主義の崩壊、戦争などを経験して、ハイパー・インフレが発生しました。その結果5千億D札が発行されたとのことです。
 ベオグラード市内のお土産店にあったので購入しました。購入する時に、誰にプレゼントするか数名頭に浮かびました。野田財務大臣、それとも白川日銀総裁、あるいはデフレ脱却議連の幹部・・・・?
 勿論、日本円がこのようなハイパー・インフレに見舞われる可能性はほとんどゼロと言ってもいいでしょう。しかし信頼を失った通貨はただの紙切れ同然になるということを財務大臣、中央銀行総裁、そして政治家は肝に銘じて置くべきでしょう。
 最近デフレ脱却・財政出動を声高に主張するある議員が、インフレ・ターゲットのことをインフラ・ターゲットと連呼していました。中央銀行のインフレーション・ターゲット政策を勘違いして、インフラ・ターゲット(建設族議員の大型公共事業誘致に聞えてなりませんが・・・・。)と言う辺り、まだまだ田中角栄流政治体質が日本に根強く残っているのでしょうか。日本でハイパー・インフレが発生するとすれば、歯止めが利かない公共インフラ事業建設と垂れ流され続ける財政赤字、その財政赤字をファイナンスする日本銀行という図式でしょうか。
 このセルビア国の旧紙幣3セットを購入しましたので、誰にプレゼントするか、後日ゆっくり考えたいと思います。ちなみに1万Dから5千億Dまで10種類のお札が入ったこの旧紙幣1セットの値段は、5ユーロでした。紙屑にしては、少し高い買い物かもしれません。しかし私も財政金融委員会の理事なので、一つ持っていた方がいいのかも知れません。健全な財政と経済成長を実現するためにお守りとして懐に忍ばせておくのも妙案です。


社会主義体制の崩壊と内戦

2010年12月11日 | Weblog
 前日に続きサラエボの特集です。写真は、1984年の冬季オリンピックと1992-1995年のセルビア軍により包囲されたサラエボの地図です。山岳地帯には、冬季オリンピック競技の開催場所と戦車のイラストが重なっています。
 内戦中、サラエボ市内は赤い線で記載されているように完全にセルビア軍に包囲されていました。右上に一箇所だけ空いている空間は、サラエボ空港です。国連軍が制圧し、人道的見地から空輸でサラエボ市民へ補給を行ないました。サラエボ空港の滑走路の下には、サラエボ市民と軍により密かにトンネルが掘られました。

 下の写真は、「トンネル」のあった建物です。銃弾の跡が残っています。このトンネルは、戦争中にサラエボ市民の生存のために必要不可欠なものでした。周囲をセルビア軍に包囲され孤立したサラエボ市民の食料、燃料等の生活必需品は、空輸による支援物資だけでは足りず、このトンネルを通って運ばれました。2年の間、毎日3000人の兵士が、50キロの荷物を担いで狭いトンネル伝いに物資を運んだとのことです。



 社会主義体制下でサラエボ冬季オリンピックを成功させた旧ユーゴスラビアは、ベルリンの壁崩壊後、社会主義体制が崩壊しました。それとともに民族問題が再燃し、内戦が発生したのです。内戦では、1万1千人以上の人が亡くなり、また同地域に住んでいたセルビア系住民を中心に難民、移民が発生しました。サラエボが首都となったボスニア・ヘルセゴビナは、内戦から15年経った現在もOHR(戦後日本のGHQと同様な組織)が戦後復興を監視している状況です。
 ユーゴスラビア時代には、かなり経済的、文化的に繁栄したこの地域も、内戦を経て厳しい状況に置かれています。戦争を行なった当時の為政者の責任は改めて重大であったと痛感させられます。

 今回の中央バルカン諸国の視察で、ヨーロッパの直面する問題が良く分かるようになりました。東欧社会主義国の民主化・資本主義化は現在も継続しています。多くの旧東欧諸国にとり、大きな目標がEU加盟です。前述したセルビアのニコラ・テスラ火力発電所が、脱硫設備を導入しようとしているのも、セルビアがEUに加盟するために環境問題でもEU基準を達成する必要があるためです。
 一方でEUでは、ギリシャ、アイスランドに続きスペイン等でも国の多重債務問題が発生しています。共通通貨EUROを導入しているので各国の経済運営がかなり難しくなっているのも事実です。このような状況で、旧東欧圏のEU加盟問題は益々複雑になってきているのも事実です。
 
 欧州では、20年以上の時間をかけて社会主義体制の崩壊に向き合い、何とか新しい体制を作りつつあります。その間大変な苦労をしているのも事実です。その点東アジアでは問題はこれからです。特に南北朝鮮問題は、これから数年が山場になるかもしれません。サラエボ、ベオグラードの悲劇を朝鮮半島で繰り返させないことが、東アジア為政者全員の課題であります。



サラエボ

2010年12月10日 | Weblog
 サラエボは、オーストラリア皇太子がセルビア人青年に暗殺され第一次世界大戦の口火を切ったサラエボ事件で有名です。上の写真は、その記念碑です。世界史の教科書に出てくるほど有名な事件ですが、注意して見ないと見逃すほど地味な表記です。地元の通訳に聞くと社会主義時代にはセルビア青年の銅像もありましたが、セルビアとの内戦後、撤去されたということです。この辺りにも、現在のボスニア・ヘルツェゴビナの状況を表しております。

 下の写真は、視察団の一人、小西参議院議員とインツコ上級代表との写真です。OHR(Office of High Representatives)は、戦後日本のGHQにあたる機関です。内戦が1995年に終結し15年も経っているのにOHRが存在することが、この国の問題を雄弁に語っております。G8+トルコが、上級代表を任命し、OHRを運営しています。OHRの運営資金の約10%が日本による拠出金です。


 鉄筋コンクリートの建物にも銃撃の跡が残っております。数百メートル離れた山の上から砲撃されたとのことです。


 サラエボ市内には、イスラム教、セルビア正教、カトリックのモスク、教会等が多数あります。他民族国家であることを物語っています。


 イスラム教のモスクの中を撮影させてもらいました。