前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

臨時常任幹事会

2005年07月30日 | Weblog
 郵政法案の審議がいよいよ山場を迎えて来ました。早ければ来週の金曜日にもこの法案が、参議院本会議で否決され、衆議院解散・総選挙の可能性もあります。
 急遽、民主党福岡県連臨時常任幹事会が開催され、国会報告、選挙体制の準備等を議論しました。これから頻繁にこのような会議が開催され、熱い夏になりそうです。

効率的な政府

2005年07月29日 | Weblog
 民主党税制調査会の一員として、現在マニフェストの税制関連見直し作業を進めています。税金の無駄遣いを排し「効率的な政府」の実現をめざそうとします。政府与党税制調査会の論点整理によると給与所得控除や配偶者控除の見直し等「サラリーマン増税」一色です。取りやすいところから取るというお役所論理が見え見えです。
 財政健全化のためには、歳入と歳出が均衡することが必要ですが、税金の無駄遣いをただすという歳出カットが先です。今後3年程度の集中期間を設定し、大幅に歳出を見直し、その後必要があれば歳入を増やすことを検討すべきと考えます。現在細目に関して検討作業をしております。
 この夏にも解散総選挙の可能性が出てきたので、急ピッチで作業を進める必要があります。

臨戦態勢

2005年07月27日 | Weblog
 夜、岡田民主党代表、藤井代表代行と衆参の一年生議員の懇親会が行われました。日頃の議員活動等の意見交換を行いましたが、何よりも話題の中心は郵政法案の参議院での行方とその後に予想される解散総選挙でした。永田町は、8月13日通常国会会期末に向けてボルテージが高まりつつあります。参議院郵政特別委員会は来週が大きな山場になりそうです。
 真っ黒に日焼けしている衆議院議員の顔が目立ちました。解散選挙を前にして、選挙区での街頭演説に一層力が入っていることが容易に想像できました。選挙になったら、私の場合福岡11衆議院選挙区を走り回ることになりそうです。今年の夏は、暑い夏になりそうです。


政策大学院での講義

2005年07月26日 | Weblog
 先週木曜日の夜に、政策大学院で金融サービス・市場法に関して講義を行いました。本日地元から朝一番の飛行機で国会事務所に着くと、連絡役をして頂いた下村郁夫政策研究科教授からご丁寧なお礼のメールが入っておりました。
 政策大学院には、中央官庁などから多くの優秀な役人が政策の勉強や研究のために留学しているとのことです。私は、金融の実務家並びに立法府の人間として、講義参加者と突っ込んだ議論をすることができ、非常に有意義でした。これを切っ掛けに今後とも意見交換を続けることができればと思います。

小郡駅前街頭演説

2005年07月25日 | Weblog
 週末から月曜日にかけては地元を精力的に回りました。国政報告会を兼ねたミニ集会や後援会関係者への訪問を行いました。
 写真は、月曜日早朝の街頭演説の風景です。西鉄小郡駅前で郵政民営化問題、サラリーマン増税などタイムリーな国政情勢を通勤、通学途中の有権者に報告しました。その後高校時代のクラスメートだった平安小郡市長に表敬訪問し、また小郡市職労にも立ち寄りました。

郵政特委での質問

2005年07月23日 | Weblog
 7月21日(木)の午後参議院郵政特別委員会で1時間質問しました。この一週間郵政公社の財務諸表や政府からもらった資料を徹底的に分析しました。これまでの国会質疑では、民営化される銀行や保険の経営実態に関するデューデリジェンス(実現可能性や問題点、経営上のリスクを精査することを意味するM&A用語)がほとんど行われておりませんでした。また郵政民営化準備室が発表している経営の骨格案は、実務や金融市場を知らないなというのが私の感想です。
 「小泉・竹中民営化法案」に関して、「民営化」に値する計画であるか、また「民営化」した場合の国民生活にもたらすリスクは何か、またそもそも郵政公社が今のまま「民営化」できるだけ財務内容が健全か、という基準をたてて分析し、また国会で質問しました。
 重要な点として、①定額貯金の金利リスク、②簡保の逆ざや問題、③民営化後の郵貯銀行のビジネスモデル、④職員の年金の積立不足、があります。とても1時間で議論できる問題ではありませんでしたが、政府のこれらの問題に対する認識不足、あるいは国民への説明不足が明らかになりました。いつでも解約される恐れのある定額預金を原資に、2%金利が動いたら8兆円近くも損失がでる恐れがあり、またその時別会社の郵便局会社が定額預金解約を勧め、政府保証が外れた新銀行の預金ではなく国債や投信などへ資金シフトを勧めた場合には流動性リスクも生じます。民営化することで新たなリスクが生じることを指摘しました。
 簡保は、貯蓄性の高い保険商品が主力で、資産の平均残存期間5.5年、金利1.87%に対して、負債がそれぞれ8年、3.1%となっております。資産の金利1.87%は、キャピタルゲインによるかさ上げが含まれており、実質は相当低い状況です。このような逆ざやを持ったまま民間生保になるということはかなりリスクがあるということを指摘しました。
 民営化後新銀行は、35兆の信用リスク資産を積み上げ、信用リスク調整後の純利ざや1%を確保するということです。いかにも市場をしらない役人作文では・・・・・・。
 郵政職員の年金の積立不足は、6.3兆円、これを厚生年金に移管したら大きな負担がサラリーマンに及びます。少なくともサラリーマン一人当たり1万6千円の負担です。年金の移管の問題は、国民に公開される形で決めて行くべきです。本来国が払うべき過去の恩給(職域調整金)をサラリーマンに負担しろということでは、とんでもない民営化法案です。
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郵政特別委員会 打合せ

2005年07月19日 | Weblog
 今日から郵政特別委員会の一般質疑に入ります。先週の金曜日は、小泉首相以下閣僚同席でかつNHKテレビ中継の郵政特別委員会でした。今日からは、法案の細目まで時間をかけて精査する一般質疑に移ります。これからは、10時から始まる委員会に先立ち、毎日朝の打合せが開催されることになりました。ここでその日の戦略や誰が次にどのような質問を行うかの打合せがなされます。私の場合、今週の木曜日か金曜日に60分の質問が回ってくることになりました。これから質問の準備で大忙しになりそうです。質問は、郵便貯金銀行や郵便保険会社のALM、ビジネスプランなど、かなり専門的なことを質疑する予定です。「池の中の鯨」といわれる郵貯・簡保のリスクマネージメントなしに、民営化は不可能ですし、また十分に管理できないのであれば民営化は日本の金融市場にとり危険極まりない存在です。

筑後市職労50周年記念

2005年07月16日 | Weblog
 筑後市職員労働組合結成50周年記念式典が開かれました。砂川福岡県自治労委員長、桑野筑後市長を始め多くの方々が来賓として参加されておりました。私も来賓の一人として挨拶をする機会を頂き、感謝しております。
 記念式典の後は、JR羽犬塚駅の近くで柔整総研の皆さんと会食をし、久留米市の実家に宿泊しました。昨日、今日と福岡県南部を中心に活動しました。

みらい久留米

2005年07月15日 | Weblog
 久留米市を中心に一日支持者回りをしました。金曜日ということもあり、企業や役所中心に回りました。通常ウィークデイは国会にいるので、日頃挨拶できない人を中心に回りました。また時間がありましたので、久留米市市役所に訪問し、助役、市議会議長、市議会議員など多くの人にお会いできました。写真は、「みらい久留米」市議団の皆さんとの一こまです。

郵政民営化特別委員会参加

2005年07月14日 | Weblog
 本日郵政特別委員会に出席しました。法案の趣旨説明だけでしたのですぐに終了しましたが、明日からいよいよ同法案の審議が開始します。明日は、江田民主党新緑風会代表、峰崎参議、大塚参議が民主党を代表して質問する予定です。私の場合、来週の後半に質問が回ってきそうです。現在そのため質問の準備を入念に行っております。

九州のまちづくり意見交換会

2005年07月12日 | Weblog
 「第1回治水事業を促進し安全で安心な九州のまちづくり意見交換会」が、永田町のホテルで開催されました。九水連会長である江藤久留米市長始め、九州から多くの市町村長、地元選出国会議員が参加しました。九州は、毎年梅雨後半の集中豪雨や台風による洪水、土砂崩れによる自然災害が発生しております。治山・治水事業により、安心して暮らせるまちづくりをめざしたいと思います。

「天下り見直し」発言、経団連後退

2005年07月11日 | Weblog
 日本経団連の奥田会長が、橋梁談合事件に絡んで会員企業に役所からの天下りを自粛すべきではないかという発言を行ったことは記憶に新しい。しかしながら昨日の発言は、「時間をかけて検討する。」と大幅に後退し、非常に残念である。天下りが官製談合の温床であることは、橋梁談合事件でも明らかである。談合問題の本質は、税金の無駄遣いの問題である。企業間の和を保つためとか、あるいはワークシェアーリングのためとか色々な理由を上げて、割高な発注をして税金の無駄遣いをしている事実を糊塗することは許し難いことである。
 この問題の背景には、キャリア公務員の再就職の問題等も絡んでいるが、そのことは公務員制度改革でじっくり議論する問題である。政府はサラリーマン増税を打ち出す前に、高級官僚の天下りやそれと関連する官製談合の問題に手をつけるべきである。

明善高校関東支部総会

2005年07月09日 | Weblog
 母校明善高校関東支部総会と懇親会が、東京霞ヶ関ビルの会場で開かれました。200名弱のOB、OGが参加し、皆母校の思い出や懐かしい校友や先輩・後輩との再開を楽しみました。私は、昭和54年卒業ですが、この会ではまだまだ若僧でした。
 来賓として大雄信英校長、冨安俊男OB会会長、泉信也参議院議員、竹間宗麿高良大社宮司等の諸先輩に混じって私も紹介していただき感謝致しております。

ロンドン同時多発テロ

2005年07月08日 | Weblog
 イギリスでのG8開催に合わせて、ロンドン市内で同時多発テロが発生しました。まだ全容は解明されておりませんが、多数の死傷者が出ております。今回のテロに強い憤りを禁じ得ません。被害に遭われた英国国民の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。目的は何であれ、暴力により自己主張をしようという行為は決して許されるべきではありません。今回のG8は、テロに屈せず、世界平和と世界の均衡ある発展めざすことを高らかに宣言してほしいと思います。
 一昨日ロンドンが、2012年のオリンピックの開催地に選ばれました。今回のテロに屈することなく、オリンピックの準備が順調にすすむことを期待します。

金融サービス法の中間報告

2005年07月06日 | Weblog
 本日民主党ネクスト内閣に金融サービス法の中間報告がなされました。財務金融部門と規制改革委員会との合同報告という形になりました。金融ビッグバンによる規制緩和に対する金融消費者の権利保障のための新たな規制強化として同法案は位置づけられます。
 この報告の作成に当たり、NIRA、証券経済学会、更には銀行証券等の実務経験者からも幅広く意見を頂きました。この場を借りて感謝申し上げます。