前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

デッド・デット・スワップ(DDS)

2006年06月29日 | Weblog
 今日は一日北九州、筑豊地区を中心に支援者回りをしました。話題は、来年2月に予定されている北九州市長選の行方や日銀福井総裁の辞任の賛否でした。地元信金の理事長との会談では、地元の景気は上向いており、中小企業の業況も大分改善してきたとのことでした。また取引先支援のためにデッド・デッド・スワップ(DDS)などの手法も取り入れるなど、新しい試みにも挑戦しているとのことです。DDSは、3年ほど前に、金融庁「新しい中小企業金融の法務に関する研究会」で提唱されたものです。私も研究会の委員の一人として、議論に参加しましたが、実際に中小企業金融の現場で活用されていることを聞いて、大変喜ばしく感じました。
中小企業金融の現場に

山歩き

2006年06月28日 | Weblog
 国会も休会になり、およそ一月半振りに一日休養を取りました。久し振りに一日山歩きをしました。梅雨の中の晴れ日ということもあり、山の緑は、元気が良く輝いていました。
 山歩きをしていて、スケジュールの都合がつけばもう一度、山岳耐久レース(長谷川カップ)に参加したくなりました。奥多摩の峰々71.5キロを24時間以内に走覇するものですが、これまで3回程完走しました。たまには日常を離れて、自分の体力と気力を試すのもいいものです。

 

宗像市国政報告会

2006年06月25日 | Weblog
 民主党公認予定県議会議員候補「岸本ぜん」さんの事務所で国政報告会を行いました。通常国会での重要法案の審議や5年超の小泉政権の評価などを議題に講演しました。その中で参加者の最大の関心は、福井日銀総裁の村上ファンド投資問題でした。超低金利下で金利決定権限のある総裁自身が1400万円超の利殖に励んでいたのではないかという疑義に対する批判は、相当なものがありました。
 日本銀行の政策決定委員会は、国民より金融政策の決定権に関して委任を受けています。その受託者責任を十分に果たすためには、個人的な利益(利殖)との利益相反を回避することが必要です。今回の国民の日銀総裁への不信を払拭するためには、日銀の内規変更では不十分で、日銀法を改正することが必要です。改正すべき点として、政策決定を行う委員に資産公開のみならず、政策決定に関する内部情報を利用した「不公正取引:証取法157条」を回避するために、日銀法の中でインサイダー取引を禁止する条項および違反した場合の厳しい罰則を盛り込むことが必要です。
 日銀法改正で日銀の信頼を回復することが、福井総裁の辞任より重要だと考えます。日銀の信頼がなくなれば、お札(日銀券)はただの紙切れになります。そのようなことがないように日本銀行ならびに日銀幹部等の一層の奮起を期待します。

岩田順介さんを偲ぶ会

2006年06月24日 | Weblog
 故岩田順介元衆議院議員を偲ぶ会が開催されました。全国から岩田さんを慕う多くの参加者が、飯塚市のホテルに集い、皆在りし日の思い出を語らいあいました。
 岩田さんの早すぎた逝去を惜しむとともに、全力投球の政治姿勢と思いやり溢れた人柄に改めて敬意を表したいと思います。

福岡大学での講義

2006年06月23日 | Weblog
 福岡大学経済学部ベンチャー起業論で、講義を行いました。阿比留教授の授業の客員講師として、百数十名の大学生相手に、財政金融などのマクロ経済環境をどのように見ていくかを説明しました。投資銀行時代に経験した市場の見方や参議院財政金融委員会等での政府や日銀とのやり取りなどを具体例を交えながら説明をしました。若い学生と交流でき、有意義な時間でした。


大橋駅街頭演説

2006年06月19日 | Weblog
 三原おさむ福岡市議と一緒に、西鉄大橋駅前で朝の街頭演説を行いました。月曜日の朝、通勤、通学途上の有権者に、今通常国会の主な成果と課題や日本銀行福井総裁の村上ファンド出資問題等を報告しました。
 通常国会は閉会しましたが、今週は財政改革チームの仕事、日銀福井総裁関連の会合等多くの議員会館での予定が詰まっていますので、午後急いで上京しました。

通常国会閉会

2006年06月16日 | Weblog
 通常国会が、本日事実上閉会しました。今国会は、4点セットでスタートし、メール問題、前原執行部の退任がありました。後半は、小沢代表選出され、反転攻勢をかけることができました。千葉7区補選での勝利、共謀罪・教育基本法等問題の多い法案の先送り、最終盤では社会保険庁の不正免除問題、福井日銀総裁の不適切な資産運用等に対する追究です。
 通常国会が閉会した後、おそらく次の臨時国会が開会するまでに3ヶ月余の時間があります。この間地元活動、海外視察・人脈作り、執筆活動を行って行く予定です。閉会中は、大分余裕がでるものの、本当の休みはあまりなさそうです。

日本柔道整復師協議会との意見交換会

2006年06月08日 | Weblog
 議員会館で、民主党団体交流局と日本柔道整復師協議会との定期交流会に参加しました。柔道整復師は、別名骨接ぎとか接骨師とよばれ、西欧医療が日本に導入されるずっと前からある日本の伝統医療です。整復師会の直面する様々な問題を勉強することができました。
 夜は、国会京都大学同窓会に出席しました。現在衆参合わせて34名の京大出身の国会議員がいるとのことです。京都大学学長も参加されるなか、多くの同窓生が参加しました。独立行政法人に移行して後の母校の現況を学長より説明をうけ、またそれぞれの参加者が学生時代の思い出や卒業後のことを歓談しあいました。

講演会の準備

2006年06月07日 | Weblog
 一週間以内に2本の講演があり、今日は準備に大わらわでした。今週の日曜日には、福岡大学で開催される応用経済学会で、日本の財政金融政策と資産格差の問題に関して発表する予定です。翌日月曜日は、東京日本橋のホテルにて、ブルンバーグ等の主催の金融セミナーで、金融機関のALMに関する国会でのやりとりや資産負債管理庁構想について講演する予定です。
 国会活動の合間をぬっての準備でなかなか捗りませんでしたが、何とか資料の提出期限に間に合うことができました。いつものことですが、講演の場合準備期間が一番大変で、プレゼン資料ができてしまえばプレッシャーは半減します。
 今回の講演を通じて、国会と学会、金融界の橋渡しになればと考えております。特に国債管理政策上、銀行や生保のファンドマネージャーやアナリストとの交流は極めて重要です。国会でも金融工学を十分に理解した上で、金融政策や財政管理が行われているということを是非ともアピールしたいと思います。


金融商品取引法 委員会討論

2006年06月06日 | Weblog
 本日、参議院財政金融委員会で金融商品取引法の採決がありました。私は、民主党を代表して以下の答弁を行いました。

 私は、民主党・新緑風会を代表致しまして、ただいま議題となりました、民主党提出の「金融商品取引監視委員会設置法案」並びに尾立源幸君等提出の「証券取引等の一部を修正する法律案に対する修正案」に賛成、政府提出の二法案の原案に反対の立場から討論を行います。

 昨日、「村上ファンド」の代表、村上世彰容疑者がインサイダー取引容疑で逮捕されました。この件は、先に起こったライブドア事件と相まって証券市場の信頼を大きく傷つけました。更に、これらの事件は、証券取引法のぬけ穴や検査体制の不備をついたものであるという指摘があるように、積年の金融行政の不作為の罪も明らかにしました。

 私ども民主党が提唱する金融商品取引監視委員会は、内閣府の外局、いわゆる三条委員会として、検査監督、課徴金の納付命令、反則事件の調査、告発など自らの権限で行うことが可能です。現行の証券取引等監視委員会の人員を増強するのみならず、独立性ならびに、権限を強化することこそが、公正、透明な証券市場を確立するために必要であります。そのためにも、同法案の早期の成立が不可欠と判断します。

 次に、政府提出のいわゆる「金融商品取引法案」は、「金融資本市場を取り巻く環境の変化に対応し、投資者保護のための横断的な法整備を行い、利用者保護ルールの徹底と利用者利便の向上などを図る」としております。これは、民主党がこれまで主張してきた考えに沿うものであります。しかし、「横断の範囲」、「肝心の投資者保護の中味」については不十分であり、賛成することは出来ません。
その最大の理由は、今最も被害の大きい商品先物取引について、十分な対策が講じられていないことであります。金融庁所管の金融商品には、不招請勧誘の禁止を盛り込みながら、農林水産省、経済産業省所管の商品先物取引については、金融商品取引法の対象とはせず、かつ商品取引所法の改正でも不招請勧誘の禁止を盛り込んでいません。

 当委員会の審議において、公明党の松あきら経済産業副大臣、自民党の三浦一水農林水産副大臣からも、個人的な見解としながらも、「不招請勧誘の禁止を含めて必要な対策について適切に検討したい」という趣旨の前向きの答弁がありました。野党のみならず政府与党からも、このような意見が多数でたという事実を踏まえ、政府提出二法案の中に、「商品取引所法に係る部分に、商品取引員による不招請勧誘を禁止する規定を設ける改正を追加する」という趣旨の修正案は、至極当然であります。衆議院を通過した法案といえども、問題があれば参議院で直ちに修正することは、参議院の良識として期待されている行為であるという私の意見を表明して、私の討論を終わります。


赤間駅街頭演説

2006年06月05日 | Weblog
 今月は、JR赤間駅にて、早朝の街頭演説を行いました。宗像市議会議員福田あきひこさん、民主党公認県議会議員予定候補岸本善さん(写真左)と一緒に、民主党の教育・子育支援策、年金、福祉政策等を通勤・通学途中の有権者に訴えました。岸本さんは、32歳と若いながら、楢崎欣弥前衆議院議員の秘書として政治経験も豊富で、将来が期待される好人物です。
 街頭演説が終了後、急いで福岡市博多区の事務所に戻り、今週活動ならびに国会閉会後の営業計画を事務所のスタッフと協議しました。事務所スタッフ全員の頑張りもあり、党員・サポーターが、目標の1000人を突破し一息ついているとこです。支援者の皆さんの暖かい協力に感謝します。
 午後には、上京しました。国会の会期末を来週に迎えて、国会活動が慌ただしくなってきました。6月中に民主党の財政改革チームの報告を次の内閣に上げる必要があり、その作業チームのメンバーの一人として締切作業に追われそうです。また今週は、金融商品取引法の参議院審議が大詰めを迎えます。残りの通常国会の会期全力で取り組んでいきたいと思います。

福岡七区事務所移転の夕べ

2006年06月03日 | Weblog
 民主党福岡7区事務所移転の夕べに来賓として出席しました。大牟田市内の会場で、約130名の支援者、友好団体が集まり、今後同支部の活動の充実、来年の統一地方選、参議院選での勝利を誓いました。
 事務所を移転して、新しい城を構えた支部代表中屋大介さん、幹事長松尾哲也さんをはじめ、福岡第七区総支部の関係者の今後の躍進を期待します。

大牟田勉強会

2006年06月02日 | Weblog
 朝7時過ぎから民主党内勉強会二つをこなし、議員総会、参議院本会議、財政金融委員会等に出席。午後は、大牟田市での第四回財政金融勉強会のため大急ぎ帰福。
 大牟田勉強会の参加者は、中小企業の経営者、年金受給者が中心でした。そのこともあり、日本の財政、金融問題だけではなく、年金に対する関心の高さが印象的でした。一昨年の年金改正の時、政府は出生率1.32を前提に年金制度を設計しました。しかし今週発表された出生率は、1.25で大きく政府の予想を下回っております。度重なる社会保険庁の不祥事、すぐにばれることが分かる政府の嘘の説明など、信頼性が瓦解しております。
 今回の勉強会で、客観的に日本の財政状況を知ってもらい、何をどういう順番で行うか説明しました。政治には、事実を率直に述べ、選択肢を示し、必要であれば痛みを公平に負担するということが必要です。「母屋でおかゆをすすっているのに、離れですき焼きパーティをしている」特別会計、天下り官僚等を正すことこそ第一歩です。