前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

安倍首相 所信表明演説の感想

2006年09月29日 | Weblog
 本日の参議院本会議で安倍首相の所信表明演説を聴きました。初回ということもあり大分緊張されていたこともあり、自分の言葉で心に訴えるというより、官僚と広報担当側近の作った和製英語や造語が散りばめられた薄っぺらな作文の棒読みという印象でした。
 内容的には、「美しい日本」ということが強調されていましたが、非常に抽象的かつ情緒的で具体性に乏しい第一印象でした。内政、外交に関して、一通りカバーはされておりましたが、それぞれの省庁が上げてきた二、三の項目を羅列していて、特段新しい安倍内閣の政策があるわけではありませんでした。「ライブトーク官邸」、「人生二毛作」、「筋肉質の政府」とか、唐突に出てきてあまり「美しい日本」語には思えませんでした。北朝鮮拉致問題、外交や防衛問題に関しては、安倍首相の率直な主張がでていましたが、経済、財政に関してはIT分野以外には特段注目するものがありませんでした。
 来週から国会論戦が開始されますが、その論戦を通じて安倍政権の具体像が明らかになっていくことでしょう。

ユーロマネー日本資本市場会議

2006年09月28日 | Weblog
  ユーロマネーの日本資本市場会議に参加し、「日本の銀行システム」という題で、パネルディスカッションを行いました。パネリストは、日経新聞滝田洋一氏、AIG東アジア副会長近藤章氏、元ゴールドマン・サックス投信社長山崎養世氏、一橋大学教授安田隆二氏と私の5人でした。日本や海外の有力金融機関やコンサル会社で活躍した人で、一言一言が説得力がありました。パネリストの私も大変勉強になりました。
 日本のクレジット市場の流動性の問題、証券化市場やシンジケートローン市場への期待、郵政民営化の資本市場へ与える影響、金融当局の果たすべき役割など、最新のトピックを交えた議論でした。バブル崩壊後、金融機関は塗炭の苦しみを経験しそれを乗り越えて、現在復活を遂げようとしています。その経験は、ビジネスモデルとして貴重なものです。時価会計、不良債権処理手法、リスクマネージメント、最新の企業統治方法等々がそれです。これらの手法は、政府部門や政治にも適応することが可能です。複式簿記と発生主義による正確な国と地方のバランスシートを作ること、そして不良債権や不稼動資産があれば早急に処理することもその一つです。その過程で外に出た資産は、証券化市場や不良債権市場で適切にプライシングされ、公的部門の効率化のみならず、日本の資本市場の活性化にも寄与するはずです。また官僚制度を支配している人事における取得時簿価制度(キャリアかノンキャリアかの区別、出身大学、年次が一生ついて回ること)を時価評価制度(能力主義、中途採用、政治任用等)に変えるだけでも霞ヶ関の生産性は急速に上がることでしょう。金融部門の不良債権処理が完了した今、公的部門や医療、大学、法曹界などの先生業界の改革が今後の日本の最大の課題であるとの意見は説得的に聞こえました。
 

臨時国会召集

2006年09月26日 | Weblog
 臨時国会が、召集され、日程は12月15日までの81日間に決定されました。今臨時国会、また次の通常国会では、参議院の財政金融委員会理事、さらに議事運営委員会、ODA特別委員会、憲法調査会のそれぞれ委員として活動することになりました。また民主党の国会対策委員会副委員長に就任することにないました。このように非常に重要な仕事を頂き、責任の重さを痛感しております。国会開催期間中は、また東京中心の生活に戻ります。

民主党臨時党大会

2006年09月25日 | Weblog
 本日午後都内のホテルにて、民主党臨時党大会が行われ、小沢一郎さんが2年間の任期で党代表に選ばれました。今年の4月に発足した小沢体制が承認され、もう2年政権交代に向けてがんばれということです。引き続き小沢代表、官代表代行、鳩山幹事長のトロイカ体制が継続することになりました。
 小沢代表の就任演説の中に、「政治とは生活を守ることである。」という一句がありました。当たり前のことでありますが、忘れてはならないことであります。この原点を忘れた政治こそが、戦争、国の財政破綻、福祉切捨て、社会不安増大等であります。過大な格差や社会の分断もそうです。政治判断をする時、大多数の国民の生活を長期的に見て守ることになるかという観点を常に持って行動したいと思います。

大阪補選応援

2006年09月24日 | Weblog
 10月に衆議院神奈川16区と同大阪9区で補欠選挙があります。安倍政権が発足して最初の国政選挙ということで、小沢民主党としてどうしても負けることができない選挙です。
 本日大阪9区に入り、大谷信盛さんの応援を行いました。茨城市にある選挙事務所には民主党の議員、秘書、職員で大賑わいでした。これから選挙戦終盤に向けて大いに盛り上がり、有権者に民主党と大谷候補の政策が浸透することを強く望みます。

米国経済の動向

2006年09月23日 | Weblog
 元米大統領特別補佐官ローレンス・リンゼイ氏と経済界首脳とのディナーに同席し、米国経済の現状に関して議論する機会が先日ありました。最近商品市場で大きな損出を出したヘッジファンドの危機などが騒がれておりますが、概ね金融市場は平静に推移しております。世界の金融市場がグローバル化しており、米国、欧州、アジアの金融市場は一体化しつつあるので、米国経済動向に関して注意深く見守っていく必要があります。
 米国の景気後退のリスクに関して、気になるのが住宅・不動産市場の動向です。1991年から昨年まで好調であった米国住宅市場の過熱感がなくなり、最近は住宅価格の低下が全米各地で目立つようになりました。これを日本のバブル崩壊と同一視することはできませんが、注意が必要であるということは私も同感です。米国の場合、401k(確定拠出型)年金、不動産投資、株式・投資信託など株式、不動産市場の価格に敏感な資産構成と高い借入比率が家計部門の特徴です。不動産価格が上昇から、下降に転じた場合のインパクトは、株式市場や米国経済に波及する恐れが少なくありません。
 その場合、好調な中国、インド等のアジア経済に波及することも避けられません。米国がクシャミをしたら、新興諸国経済が風邪をひきます。またその場合、米国による一層の通貨切上げや市場開放圧力など国際政治への影響を考える必要があります。
 米国景気が、疾走するリスクは現在それほど高くはありません。しかし注意深く見守っていくことが必要であることを痛感しました。世界がグローバル化し、フラット化した現在、国内政治にも世界の経済動向が影響する度合いが急激に増してきていると実感せざるを得ません。




安部自民党総裁

2006年09月20日 | Weblog
 安部自民党総裁が誕生しました。次の国政選挙に向けて、小沢民主代表対安部自民総裁の対立軸が明確になって行くことでしょう。外交、社会保障、行財政など多くの面で、違いが見えてくるはずです。特に安部総裁は、外交・防衛におけるタカ派色が鮮明で、多くの国民に理解を得られるか疑問です。またこれまでの国会での答弁を見ている限り、財政や経済に関してはあまり強くないという印象です。ワンフレーズ答弁と強弁で中々議論が噛み合わず、攻め込みづらかった小泉首相に比べて、攻め易い相手です。安部自民党総裁を最後の自民党総理大臣にすべく、全力で国会運営を行い、また次の参議院選挙や総選挙に備えて行きたいと思います。

博多駅前街頭演説

2006年09月19日 | Weblog
 博多駅前で恒例の朝の街頭演説を行いました。今日は、田中丈太郎(34才、写真右)福岡市議会議員候補、舩津JR九州労組委員長も参加されました。田中さんは、来春に行われる福岡市議会選挙に博多区から民主党の推薦を受けて出馬予定であります。
 街頭演説では、9月26日から行われる臨時国会に対する決意や民主党の政権交代に向けた政策等を朝の通勤、通学途上の人々に訴えを致しました。田中丈太郎さんは、福岡市政や子育て政策等に関する彼の熱い思いを訴えました。写真は、マイクを持ち熱弁を奮うJR労組舩津委員長です。

福岡勉強会

2006年09月19日 | Weblog
 福岡市博多区のホテルにて、第二回福岡勉強会を開催しました。企業経営者、医師、公認会計士、行政書士、自営業者など20名弱の参加となりました。冒頭に福岡市長選民主党推薦候補の吉田宏さんが、福岡市政に関する決意表明の挨拶を行いました。その後は、財政、金融をテーマにした報告を私が行いました。特に貸金業法の改正に関する現状と問題点を報告しました。質疑応答の時間には、民主党の農業政策への質問や年金制度に関する論点整理など、かなり突っ込んだ議論を交わしました。参加者の政治に関する高い関心が分かりました。福岡での勉強会は、隔月行う予定にしています。

台風13号

2006年09月18日 | Weblog
 大型で非常に強い台風13号が、九州に甚大な被害を残して通過していきました。今朝福岡市大濠公園をジョギングしましたが、大きな木が何本も根元から倒れたり、また幹が真ん中から真っ二つに裂けるなど、昨夜の台風の威力の大きさが分かります。今回の台風で亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、家屋等の被害に対して一刻も早い復旧を期待します。また災害対策支援を含めて、国や地方公共団体の早急な対応を要請したいと思います。

きりゅう県議の県政報告会

2006年09月15日 | Weblog
 午前中東京で日程をこなして、午後は福岡市内で活動しました。夕方は、飯塚市で、きりゅう順一県会議員の県政報告会に参加しました。多くの支援者を前に、福岡県の財政の現状、社会福祉政策から地域のインフラ整備まで、熱く講演されていたのが印象的でした。統一地方選挙まで半年近くになってきました。日頃の活動の大切さを感じさせられる一場面でした。
 

朝食勉強会

2006年09月14日 | Weblog
 月一回の朝食勉強会を開催しました。今回の主なテーマは、①貸金業法改正、②民主党の財政改革の考え方、③インサイダー規制と日銀法改正、でした。特に貸金業法改正に関して、グレーゾーン廃止を巡って、健全な貸金業のあり方に関して積極的な意見交換ができました。特に優越的な地位の乱用をいかに防いで健全な貸金市場を育成するか、適切な金利のあり方や経過措置、過払い請求金額約10兆円の金融市場に与えるインパクト等、色々な観点から鋭い指摘や意見がでました。この問題に関しては、cool head & warm heart で対応することの必要性を痛感しました。
 その後は、通常の東京での日程をこなしました。企業経営者や支援者との複数の面談をすませた後、経済団体の会合に参加して日本の税制に関する勉強を行いました。国会が始まると中々まとまった時間がとれませんので、今のうちに一生懸命勉強してたっぷり充電しておきたいと思います。それにしても勉強する範囲は広く、また意見交換をする人の数はかなり多くなります。何処までやっても切りがない世界です。


小沢代表の再任決定

2006年09月12日 | Weblog
 小沢代表が、無投票で民主党の代表に選任されました。昨日、小沢代表の記者発表が衆議院会館にて行われ、私も同席しました。政権交代にかける熱意とともに、小泉政権5年半で分断された格差社会を公正で、ともに生きる普通の国に戻すという主張には同感しました。強いリーダシップと豊かな経験こそが、民主党を政権政党に押し上げる原動力になるに違いありません。


福岡市長選選対会議

2006年09月09日 | Weblog
 今日は、民主党県連常任理事会が終了後、第一回の福岡市長選選対会議が開催されました。市長候補の吉田宏さんの市長選にかける挨拶もあり、その後選対の組織が決定されました。私は、選対副委員長になりました。福岡市、北九州市の福岡県の2大都市で民主党の候補が勝利するよう全力で応援したいと思います。

ハートフル北九州

2006年09月07日 | Weblog
 9月に入り大分暑さも和らいできました。いよいよ9月26日から国会が召集されます。国会の論戦準備も大分忙しくなってきました。
 今週前半は、災害対策特別委員会や日経ビジネスの記者との会合等のため国会で活動を行いました。後半は、久留米、北九州、福岡市での会合出席や支援者との交流のため地元で過ごします。
 本日は、北橋健治衆議院議員と一緒に北九州の支援者を訪問しました。北橋代議士の北九州市政に関する熱い思いを聞くことができました。「ハード」から「ハートフル」、箱物行政から福祉、子育て等の心のこもった市政への転換がメインコンセプトです。ハートフルな市政が市民のハートをつかむことを確信した一日でした。