前参議院議員大久保勉 公式ウェブサイト

前参議院議員大久保勉の主張や活動を伝えるBLOGです。

日経CNBC

2012年10月31日 | Weblog

 本日は、午前中に政府税制調査会が開催され、その対応に追われました。今日の政府税調では、今後の運営の方法や今年度税制改正の課題に関して議論を行いました。来週以降は、所得税、相続税、自動車関連税制、住宅関連税制等順次議論をしていくことになります。

 夜は、日経CNBCの生放送に出演しました。公債特例法や日本銀行政策決定会合で発表された新たな金融緩和措置や政府日銀との合意文章に対する質問等がありました。30分の放映時間でしたので、あっという間に放送が終了しました。コメンテーターの西川靖志さんの的確な質問やコメントに対応することで何とかこちらの主張をすることができましたが、短い言葉で分かりやすく的確に主張するにはまだまだ修行が必要であることを実感しました。


日米金融シンポジウム

2012年10月28日 | Weblog

 金曜日から週末、軽井沢で日米金融シンポジウムが開催されました。ハーバード大学ロースクールが主催し、日米の会場で毎年交互に開催されているもので、今回で15回目を迎えます。一昨年は、箱根で開催されましたが、今回箱根に続き、2回目の出席です。シンポジウムには、日米の財務省、中央銀行、他規制当局、銀行、証券、保険などの幹部が出席し、活発な議論が行われました。

 リーマンショック後、金融行政は大きく変わり、ドットフランク法やバーゼルⅢなど規制強化の方向にありますが、一方で過度な規制が金融市場の活力を削ぎ、経済の成長に悪影響を及ぼすという意見もあります。今回のシンポジウムでは、実務に沿った率直な意見交換ができ大変有意義なものでした。

 写真は、会場の軽井沢プリンスホテルの前の池の風景です。軽井沢では紅葉が見ごろを迎えており、「すべて金融の専門的な議論を英語で通訳なしで」といったシンポジウムの緊張感から、しばし解放されました。


田中久重ものがたり

2012年10月25日 | Weblog

 久留米つつじ祭り総会が、市ヶ谷で行われました。同窓会は、久留米市出身で東京在住者が年に一度集う集会ですが、楢原久留米市長や原口市議会議長を久留米市の政行財界の代表者も参加されました。

 総会の後の講演会では、久留米出身で江戸から明治にかけて活躍した田中久重氏に対する講演がありました。田中氏は、日本のエジソンといわれる発明家で、様々なからくり人形、道具を発明するのみならず、佐賀藩や久留米藩に仕えて同藩の近代化を支えました。また東芝の創業者の一人でもあります。


団体要望ヒアリング

2012年10月25日 | Weblog

 本日は、第3回目の政府税調が開催されました。前回までに各省庁の要望ヒアリングを終了し、本日は地方公共団体および経団連、商工会議所、連合、税理士会の4団体からの要望ヒアリングを聞きました。

 各団体や政府税調委員間で非常に活発な意見交換の場となりました。本日の議論は、今後の税制改正の今後の議論に十分反映されると思います。今日の議論を聞いていいると、税とは政治そのものであるという印象を強く受けました。


国政報告会

2012年10月20日 | Weblog

  福岡県自動車整備政治連盟の国政報告会にお招きいただきました。県内の自動車整備工場の経営者が博多駅前のホテルの会場に集いました。多くの会員の皆さんは、自動車整備工場のみならず、新車や中古車の販売の会社も経営されており、自動車関連の税制の今後のあり方にも大きな関心があります。また厚生年金基金の今後の方向性に関心があり、先月末に厚生労働省が打ち出した基本方針を説明しました。

 次に新幹線で久留米駅に向かいタウンミーティング形式のミニ集会を安武町の支援者宅で行いました。お年寄りを中心に参加者の十数名と年金・医療に関する問題、生活保護費支給のあり方、原発問題と震災瓦礫処理のあり方など多くの論点に関して議論を行いました。

 夜は、隔月で行っている福岡情報交流勉強会の世話人会が、財務副大臣就任のお祝いの会を開いていただきましたので出席しました。同勉強会は、すでに7年ほど続けておりますが、世話人の皆さんのお蔭で、毎回100名近くの勉強会に発展してきました。世話人には、地元の経済界・医療界の有力者や高校の先輩方、銀行の関係者など様々な立場の人がいますが、本当に熱心に支援していただき感謝しております。

 財務副大臣に就任し、国内外の出張や在京当番等があり、毎週末地元に帰ることができなくなってきました。しかし地元に帰れば、このように密度の濃い活動をすることができました。


政府税制調査会

2012年10月19日 | Weblog

 本日より政府税制調査会が開始しました。城島財務大臣が会長を務め、樽床会長代行、前原会長代行、そして各省庁から副大臣が参加する体制となります。私は、司会役です。今日の税制調査会は、参議院行政監視委員会が4時まであった影響で、午後4時半から行われ、各省の税制要望をヒアリングしました。


ASEM財務大臣会議

2012年10月15日 | Weblog

 タイのバンコックで開かれたアジア欧州(ASEM)財務大臣会議に、城島財務大臣の代理として出席しました。この会議には、アジアや欧州から46の国及び国際機関が出席しました。1997年に起こったアジア通貨危機の教訓を欧州危機に活かすことの重要性、チエンマイ・イニシアティブやESMの強化など多くの議論がなされました。

 バンコックには、昨日の夕方に到着して、歓迎レセプション等に参加し、今日は朝からずっとホテルに缶詰でASEM会議に臨みました。その後、地元新聞のインタビューや在バンコック日本商工会議所幹部との意見交換の後、深夜便で帰国しました。


IMF世銀総会レセプション

2012年10月12日 | Weblog

 今日は、一日IMF世界銀行総会の行事に忙殺されました。朝9時に同年次総会が開かれました。その後国際通貨金融委員会(IMFC)等様々な会合が開かれました。同総会への参加者は、同総会と同時に行われる様々な正式会合、非公式会合や懇談会等に出席して、効率の良い意見交換、合意形成や各当事者間の契約等を結びます。

 私も、幾つかの会合に出席し、政府を代表して発言したり、また一対一の財務相等の会合を行ったりと、朝から晩までびっしりスケジュールが詰まっていました。写真は、総理主催のレセプションの様子です。


WSJのインタビュー

2012年10月10日 | Weblog

 本日は、IMF・世界銀行年次総会関連の仕事が多く入っていました。その合間を縫って、米国ウォール・ストリート・ジャーナル紙のインタビューが入りました。

 インタビューでは、48年ぶりのIMF・世界銀行総会が、日本及び日本の金融機関のプレゼンスの向上と東京市場を中心としてアジア金融市場の活性化の契機になることを望んでいると主張しました。またIMF・世界銀行等に応分の出資をしておりますが、その出資に応じて日本人の人的な貢献ができるようにすることも日本の課題です。高学歴で競争が厳しい国際機関ではありますが、バイリンガルでこのようなタフな競争社会に適応できる若い日本人も確実に育って来ています。後は、政府としてもこれらの動きを応援していくことが重要であると考えます。

 WSJの記事にリンクしましたので、クリックしてください。


防災と開発に関する仙台会合

2012年10月09日 | Weblog

 IMF・世銀と日本政府と共同開催の「防災と開発に関する仙台会合」が行われました。同レセプションには、財務省を代表して主催者挨拶を致しました。レセプションには、同会合に出席したパネリストの皆さん、IMF・世銀の関係者の皆さんが多く出席しました。日本からは、中塚金融大臣、下地防災担当大臣も出席されました。

 この会合は、本日と明日の二日間にわたって開催され、東日本大震災・津波等の経験を踏まえた防災やインフラ開発等の議論がなされます。また明日の午前中には、インターネット等で脚光を浴びているトークイベントのTEDx(テデックス)も開催される予定です。

 今日は、IMF・世銀総会関連の行事に朝から忙殺されましたが、夜のレセプションに出席するために東京・仙台間を新幹線で往復して、深夜に東京に戻りました。今週は、様々な会合に出席する予定です。


学生ボランティア結団式

2012年10月06日 | Weblog

 IMF世界銀行総会が、事実上今日から始まりました。同総会で各国代表団のリエゾン(連絡係)や会場案内等の重要な役割をこなす学生ボランティアの皆さんの結団式が、メイン会場の一つである東京国際フォーラムで開かれました。この学生ボランティア結団式が、栄えあるIMF世界銀行総会のキックオフ・ミーティングとなりました。

 私は、財務省を代表して挨拶を行い、若くて優秀なボランティアの皆さんへの激励の言葉を述べました。続いて、学生代表へのユニフォームとピンバッジの授与を行いました。その後は、学生代表による決意表明が行われました。男女二名の学生による決意表明は、大変素晴らしいものであり、「日本の若い力」が日本の未来を明るく、活力あるものにする原動力の一つであるとの確信を得ました。

 今回の学生ボランティアは、1600名を越える応募者の中から選ばれた約300名で構成されており、語学力等のコミュニケーション能力やリーダシップに加えて和の「もてなしの心」も備えた俊英ぞろいです。今回のボランティア活動を通じて、更にそれらの能力に磨きがかかると確信しています。


IMF・世界銀行総会

2012年10月05日 | Weblog

 IMF・世界銀行総会が、来週の後半に東京で開かれます。同総会は、世界中から1万人を超える各国政府要人、国際機関幹部、金融機関幹部、有力投資家が訪れます。東京での開催は、48年ぶりですが、この総会はいわば国際金融のオリンピックを東京で半世紀ぶりに開催するといった大きなイベントです。元々は、エジプトでの開催が計画されていましたが、「アラブの春」による混乱もあり、昨年の6月に東京開催が急きょ決まったものです。

 今回の総会は、日本国政府、特に財務省にとり一大イベントのホストをするということで、関係者が一丸となって取り組んでいる所です。私も、多くの行事や各国首脳との個別面談等に財務大臣の代理として出席する予定です。

 昭和39年に開催された前回の東京総会では、新幹線が開通し、また東京オリンピックが開催された年ということもあり、日本の戦後の復活と高度成長を世界にアピールすることに成功しました。今回の東京総会では、東日本大震災からの復興、地域社会の強い絆による安定した社会と環境にやさしい経済社会、競争力と健全な財務内容を兼ねた日本の金融機関の復活などをアピールする絶好の機会です。また世界中から多くの人々が日本に来るこの機会に、日本食や日本文化など「Cool Japan」を観光資源や輸出産業として積極的に売り込むことができたらと思います。

 


財務副大臣を拝命しました。

2012年10月02日 | Weblog

 本日13時の閣議決定で、財務副大臣を拝命することになりました。夕方皇居で認証式を経た後に、首相官邸で内閣改造後第一回副大臣会議に出席しました。写真は、その後財務省財務副大臣室で引継ぎ書に署名をしているところです。仕事は、五十嵐前財務副大臣の仕事を引き継ぐことになります。五十嵐前財務副大臣は、大手通信社出身のベテラン議員でかつ税・財政、国際金融等の専門家でしたので、大変重要な仕事と責任を引き継ぐことになり、身が引き締まる思いです。

 下の写真は、党政策調査会としての最後の仕事になりましたが、厚生年金基金制度に関するヒアリングを議員、厚生年金基金代表者とともに、厚生労働省から行っているところです。辻前厚生労働副大臣や厚生労働省年金局幹部、金融庁担当者から、厚生年金基金廃止に向けた今後の課題を伺いました。公的年金代行部分が、1.1兆円も損失となっている現在の厚生年金制度をそのまま継続した場合には、さらに損失額が拡大します。その場合、総合型厚生年金基金の加盟中小企業の経営を圧迫し、場合によっては年金債務による中小企業の倒産が発生し、最終的な損出を厚生年金に加入しているサラリーマン全体で負担することになります。一方で、厚生年金基金制度の廃止に伴う様々な困難もあり、長期的な方向性を明らかにし、激変緩和の政策が欠かせません。これらの課題が今回のヒアリングで明らかになりました。