山形の森 保守醒論

山形から発信する内外の時評ブログ!

山形・大沼百貨店に投資会社が経営支援、増資後に経営権の移譲予定。

2017-12-26 18:36:42 | Weblog
山形・大沼百貨店に投資会社が経営支援、増資後に経営権の移譲予定。
大沼百貨店(山形市)は、元禄13年(1700)創業で、318年続く老舗百貨店である。
都市部の老舗百貨店も苦境を強いられている今日の流通革命にも匹敵されよう時代の荒波が、地方都市山形にも押し寄せてきたものと感じる。
いつ頃のことか失念したが、大沼百貨店の社員が「創業大沼家」のルーツ調べに、寒河江市役所を訪れたことがあったそうだ。
このことから、「創業大沼家」は寒河江市から山形市に移住して、江戸時代に創業したものと考えられる。
寒河江西村山地域(旧寒河江荘)は、鎌倉時代に政所別当の大江廣元が源頼朝より拝領、嫡男親廣が受け継ぎ、1584年に最上氏(義光)に滅ぼされるまで、武家寒河江大江氏18代(400年余)に渡り続いた。
当時の大江氏分限帳には、安孫子姓の次に多いのが大沼姓であることが記されている。
現在の寒河江市には(ブログ子の勝手な推理として)、旧西根村の下野国(栃木)出身と旧高松村の常陸国(茨城)出身の大沼姓があろうと思われる。
果たして、「大沼百貨店創業家」が、下野国(栃木)、常陸国(茨城)のどちら系統か?、大江氏家臣に繋がるものなのかは解らないが、永らく県都の百貨店として親しまれてきた「大沼デパート」が、衰亡の危機に見舞われていることは寂しい限りである。
20年余前になるが、旧経団連会館ホールでの百貨店協会の会合(?新年会だったか)で、先代社長に挨拶したことを思いだした。
県都商店街の趨勢であろうが、再建策が功を奏してV字回復となれば新たな街づくりが期待されよう。
山形市の大沼百貨店に投資会社が経営支援、経営権移譲予定の年末報道に思う。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 素の人間性が出ただけの、小... | トップ | 専守防衛から先取防衛(敵基... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事