山形の森 保守醒論

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金賢姫訪日で気になった「呼称」と「単独インタビュー局」との関連?

2010-08-04 20:33:06 | Weblog
7.20~23の日程で、大韓航空機爆破事件(1987.11)の犯人・金賢姫が民主党政権の手配で訪日した。
各方面で賛否渦巻く論議はあったが、ブログ子には別に気になったことがある。
主導的役割を果たした中井洽大臣が述べているものだが、韓国政府から「金賢姫に対するメディアの記者会見要請には応じないように」との強い意向があったとされている。
そのような中でインタビュー取材として、NHKと日本テレビのみが(中井大臣・政府仕切りの中で)それぞれ単独のインタビューが為されている。
この2社は他の新聞・テレビ局が(これまでの金賢姫元死刑囚から)“元工作員”に呼称変更するなかで、「元死刑囚」の呼称を継続した放送局である。
北朝鮮は金賢姫の存在も大韓航空機爆破事件も南朝鮮(韓国)の“デッチアゲ”だとして、いまだに認めていない。
NHKと日本テレビは大韓航空機爆破事件の実行犯として確定判決した元死刑囚(1990.4・盧泰愚大統領が特別赦免)を呼称としながらも、北朝鮮が認めていないからと「北の工作員」呼称までには判定していないことになる。
1年4ヶ月ほど前になる(2009.3.11の)拉致被害者の田口八重子さん親族(長男の飯塚耕一郎と兄で拉致被害者家族会代表の飯塚繁雄)と金賢姫との韓国・釜山市内の国際会議場での面会劇報道では、NHK・TBS・フジテレビ・NTV、朝日・読売・毎日・日経は総じて「元死刑囚」呼称であり、「元工作員」の呼称を採用したのは、新聞では「産経新聞と共同通信・時事通信」、テレビでは「テレビ朝日」だけが“(北朝鮮)元工作員”の呼称を取っていた(テレ朝は1995年、系列局の朝日放送・石高健次記者の取材を基に横田めぐみ拉致事件を率先スクープ報道した経緯事情からと思われる)。
それがこのたびの、金賢姫訪日での呼称は「NHK・日本テレビ・朝日新聞・毎日新聞」以外の主要メディアは“(北朝鮮)元工作員”の呼称使用に踏み切ったのである。
それだけに、「元死刑囚」の呼称を継続したNHKと日本テレビのテレビ2局のみが(中井大臣・政府仕切りの中で)単独インタビューが認められたとすれば、ある意味で北朝鮮サイド(総連)の意向にも配慮されたプロパガンダと「マッチポンプ民主党」の政治的両面仕切りと考えられるものである。
この2社は他のテレビ局が(これまでの金賢姫元死刑囚から)“元工作員”に呼称変更するなかで、(北工作員を認めない)ことが単独取材の条件にされたのか、そこが知りたいものだ?。
(政治家諸氏・メディア社内関係筋の)北朝鮮との特別な関係を疑わずにはいられない。
親朝左翼細胞が巣食う日本国破壊菌のメディア浸透汚染を見る思いだ。
2003.6、山形でも横田滋・拓也父子、救う会本部の西岡力を迎え、「北朝鮮による拉致被害者救う会」を開催(山形国際ホテル)した。
ブログ子は司会進行役を担ったものだが、拉致問題は横田家の個別問題でもなく、被害者家族会の枠内問題でもなく、日本国家としては(北朝鮮による)国家主権の侵略であることを胆に銘じなければならないことである。
“(広義の継続的)戦争”を仕掛けられて、凛として対峙しなければ外交交渉など進展はしない。
その意味では日本国の現状は国家の体を為していないほどの窮迫事態でもあろう。
覚醒までの時間的猶予は残り少ない。目覚めよ、ともに立ち上がれニッポンジン!。

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