小沢一郎の西松建設・献金偽装問題で民主党(小沢)の支持率が低下しているが、自民党(麻生)の支持率上昇もそれほどではない。口も頭も軽く発言がブレる麻生首相の、官僚の誘導による従官政治を国民は見透かしてしまっている。小泉元首相の支持が相変わらず高くあるのは、個別政策の是非はともかくも、官僚(族議員)と対峙する勇猛果敢さと改革への期待感を持たせたことにある。事実、怯まずにブレずに政権運営を果たした。麻生は所信表明演説で、「官僚とは活かして使うことにある」と述べた。麻生に官僚を使いこなせる器量があればそれもよかろうが、持ち合わせているとは言い難い。官僚からすれば、(麻生のような)自意識の強いバカほど、煽ててお世辞を連発すれば容易に手の内と考え、漢字に振り仮名を付けるほどの振り付けで“踊る阿呆太郎”に籠絡する。麻生首相は、高知市内で開かれたシンポジウムで大学生の質問、「首相に必要な資質とは」の問いに、(麻生は)「どす黒いまでの孤独に耐えきれるだけの体力、精神力がいる」と答えている。首相とはそれほどにミクロの点に接するほどの孤独の身になる。そんなときにこそ、政治判断として(絶えず)マクロの観点がもっとも必要となる。足らざる面(視点)を補完する識者・側近の意見を聴き、熟考して決断する。見かけの背広だ、シャツだと身に着けるものにはやたらと拘りを持つが、発言するに当たって(政治家の武器である)言葉に拘る慎重さは持ち合わせていない。アホタロとワルイチの期待無しの不毛バトル。旧い自民党(麻生太郎)と悪い自民党(民主・小沢一郎)では国民はどちらにも乗れない。そんな政治(家)不信の暗雲が覆っている。
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